ハライチ岩井「推しの死」と推し活バッドエンドパターンを語る

ハライチ岩井「推しの死」と推し活バッドエンドパターンを語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2023年10月5日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でとある漫画・アニメの人気キャラクターの死から考えた「推しの死」と推し活のバッドエンドパターンについて話していました。

(岩井勇気)今ね、言ってたようにやっぱり「推し」っていう言葉、あるじゃないですか。まあ、自分の好きなアイドルとか、今あったら二次元アイドルですけども。まあ、芸能人とか、推しとか言うじゃないですか。

(澤部佑)なんでもね。

(岩井勇気)まあ「応援する」みたいなことを「推す」なんて言ってるよね。で、その活動を「推し活」っていって。その言葉をよく聞くじゃないですか。で、推し活ブームが到来してますよね。世の中は。

(澤部佑)そうですよね。

(岩井勇気)で、みんなが「推し推し」言ってますけど。やっぱり、いいことだと思うんですよ。楽しいですし。やっぱり好きな対象がいるっていうだけで幸せじゃないですか。でもこの間ね、ある漫画・アニメのキャラクターが、死んだんですよね。耳にしているか、わかんないんですけど。

(澤部佑)ああ、トレンドに入っているのを、見たな。

(岩井勇気)入ってましたね。まあ、ちょっとネタバレになるんで言わないですけども。その時、やっぱりかなり人気のキャラだったんでね。その作品の中でも一番人気ぐらいのキャラだったんで。ちょっとアニメ・漫画界隈はザワザワッてなったんですよね。で、やっぱり推しが死んだっていうことで。Twitterでも「推しの死」なんていうのがやっぱりトレンド入りしていて。「ああ、今はそうなるんだ」って。ねえ。その作品の中でキャラクターが死ぬだけで、とんでもないことになるんだっていう風に思ったんですよ。で、やっぱり推し活が今、ブームになって。みんな、推しがいる中で、やっぱり一方でこういうことって起こるよなって。推しがいればいるほど。やっぱりバッドエンドというかね。推していた人がもう、推せなくなるんだっていうことで。

(澤部佑)そうなったらね。

(岩井勇気)をたとえば推し活のゲーム、シミュレーションゲームみたいなのがあった場合ね、ゲームの中で推しを決めて。自分が誰を推すかを決めて。推すことでそのアイドルとかが売れていったりとか、いいい仕事が決まったり。あと潤って儲かったりとかいうことができるゲームがあるとするじゃないですか。そんなゲームがあった場合ね。そのゲームの、バッドエンドの中にやっぱり「推しの死」っていうのは入ってくるんだろうなって。

(澤部佑)まあね。究極のだもんね。バッドエンドとしては。

(岩井勇気)そう。推しが死ぬなんていうことはあるんだなっていう風にちょっと、しみじみ思ったんですよ。じゃあ、推し活のバッドエンドって他に何か、あるんじゃないかなと思った。

(澤部佑)死の他に。

(岩井勇気)やっぱり、あらゆる理由で、推し活をしてても推すことができなくなってしまうエンドがあるわけじゃないですか。あと、推したくなくなっちゃうとか。

(澤部佑)推したくなくなっちゃうのも、つらいね。

(岩井勇気)そういうことがあるわけじゃないですか。やっぱりいろんなバッドエンドがあるなって考えた中で、その基本のバッドエンドは、やっぱり推しが死ぬ。

(澤部佑)それはやっぱり、そうなんだよね。

(岩井勇気)これはもう、デスエンドですよね。

(澤部佑)アニメとか、そういうストーリーだもんね。

推しの死=デスエンド

(岩井勇気)そう。あと、推しがアイドルとかの場合、推しが結婚するっていう。

(澤部佑)ああ、なるほど。そっちもあるのか。

(岩井勇気)これは、人によっては許せるけど。もう、これがバッドエンドの人はやっぱりいますよね。

(澤部佑)恋愛対象としちゃってる人は。

(岩井勇気)だからこれ、バッドウェディングだよね。バッドウェディングエンドだね。

(澤部佑)っていう風に言うんですか?

(岩井勇気)グッドウェディングエンドは、わかんないけど。推し活の内容にもよるけど。それは「自分と結婚する」っていうことかなと。で、バッドウェディングエンドは、推しが他の誰かと結婚してしまうっていう。

(澤部佑)ああ、つらいのか。

(岩井勇気)あと、現実的にはやっぱりもっと、あるんですよ。バッドエンド的なものは。

(澤部佑)「現実的なもの」って?

(岩井勇気)現実で起こりうるバッドエンドは。ゲームの中とかじゃなくて。特殊なバッドエンドっていうのが、やっぱり存在するんですよね。

(澤部佑)ええっ? ある?

(岩井勇気)最近、ありがちなのが、推しが筋トレにハマってしまって、ムキムキになっちゃうっていう、マッスルエンドっていうのがあって(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! マッスルエンドは別にバッドエンドじゃないでしょう? マッスルエンドなだけで、バッドじゃないでしょう?

(岩井勇気)いやいや、あんなシュッとしてて、ちょっとなんか影のあるところがかっこよかったのに……なんか筋トレを始めちゃって、ハツラツとしちゃった。

(澤部佑)ああ、まあ好きなタイプじゃなくなっちゃったんだ。

(岩井勇気)だからちょっと推せなくなっちゃったなっていう、マッスルエンドがあるわけじゃないですか。

(澤部佑)別名ホテイソンエンドね(笑)。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ! ショーゴエンド? ショーゴエンド、あるわけじゃないですか。それでバッドエンドを迎えた人、やっぱり俺、いると思うの。だってショーゴなんて、細かったじゃん?

(澤部佑)そうね。それが好きだった人は。

(岩井勇気)で、ちょっとなんかさ、キレッキレのちょっととがったような感じの見た目だったじゃん? でも今、もう筋肉ムキムキになって、上半身裸とかになるキャラになっちゃったじゃないですか。これはもう、マッスルエンドなんですよね。

(澤部佑)そうだね。たしかにそうか。あいつ、マッスルエンドだったんだな。

東京ホテイソン・ショーゴはマッスルエンド

(岩井勇気)あとは推しが、なんか起業して会社を作っちゃって。で、なんか酒で顔がむくみだして、金の匂いがプンプンする見た目になっちゃうっていう、社長エンドもあります(笑)。

(澤部佑)それ、幸せなんじゃないの?

(岩井勇気)いや、幸せだけどね。

(澤部佑)ハッピーな方じゃない?

(岩井勇気)でも、推せなくなっちゃうよね。やっぱりね。「なんかちょっと違うな」みたいな。

(澤部佑)いやいや、「成し遂げたじゃん!」ってならない?

(岩井勇気)で、歯が白くなっていっちゃって。

(澤部佑)ホワイトニングの異様な白さに?

(岩井勇気)なんか、なんていうの? 色が黒くなるんじゃなくて、浅黒くなる感じ。酒とかで。これはやっぱり、社長エンドですよ。

(澤部佑)社長エンド……名前だけ聞くと、いいけどね。

(岩井勇気)あと、なんか推しがどんどん女性的に、中性的になっていっちゃって。とうとうカミングアウトしちゃうっていう女体化エンドっていうのもありますね。

(澤部佑)それは別にいいんじゃないの?

(岩井勇気)いやいや、それはいいことだよ。推しの幸せだし。ただ、その「頭ではわかっていても」っていうこと、あるじゃないですか。これはね、全部頭ではわかっていたの。「推しの幸せだ」っていうことは頭ではわかるんだよ。でも、なんか推せないわっていうパターンはあるよね?

(澤部佑)だから要は、結婚とかと一緒だもんね。「頭ではわかってるけど……」って。

(岩井勇気)そう。推しの幸せが私の幸せなはずなんだが……頭では「こういうことだ」っていうのは理解はできるんだけど。なんか、涙が出てきちゃうっていうの、あるじゃないですか。

(澤部佑)そこがちょっと、ついていけてないみたいな。

(岩井勇気)心がやっぱりついてかないっていうことは、ありますね。

(澤部佑)難しい話だな。それは。

(岩井勇気)あと、推しが事務所を辞めて、なんかタトゥーを入れて、葉っぱとか吸っちゃって、とにかく悪くなっちゃうっていうバッドボーイエンドもありますね。

(澤部佑)バッドボーイエンド、あるね! あれはもう、最悪だよね(笑)。結局、犯罪しちゃっているっていうのはちょっと……。

(岩井勇気)あと、推しがなんか顔をいじりすぎちゃって、もう元の人じゃなくなってるっていうサイボーグエンドもありますね。

(澤部佑)いじっても別にサイボーグではないから。

(岩井勇気)「なんか全然好きな顔じゃなくなっちゃった……」っていう。「顔が好きだったのに」っていうパターン、あるじゃん?

(澤部佑)ああ、なるほどね。でも、そうね。本人はその顔が好きじゃなくて、みたいなことで。

(岩井勇気)なんか、射ちすぎちゃってない?っていう。

(澤部佑)注射ね。そこのズレだよね。

(岩井勇気)そう。目指している方向が自分の好きなやつじゃなくなっちゃってるっていうね。

(澤部佑)それだもんね。全ては。推し、その、ちょっとズレがっていうね。

(岩井勇気)そうそう。あと、最近聞いたんだけど。なにやら、レディー・ガガみたいになっちゃうっていうガガエンドってのもあるみたい(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! えっ、なにそれ?

(岩井勇気)レディー・ガガに憧れちゃって。レディー・ガガみたいに、ファッションとかメイクとか、そっちになっちゃって。

(澤部佑)それ、実際にあんの? ガガエンド?

(岩井勇気)あります。なんか仲里依紗さんが……(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! ああーっ、なるほどね! まあ、結局自分が好きな方向をね、追求していってね。

(岩井勇気)元がやっぱりその、自分の好きな方法と外れちゃうっていうか。

(澤部佑)外れちゃうとね。いや、ガガエンドをやった方はそっちがね、ガガが好きで向かうけど……っていうね。

(岩井勇気)あと、これもあるんだけど。推しの思想が強くなっちゃって、政治に物申すようになって、ついに政治家になっちゃうっていう出馬エンドね(笑)。

(澤部佑)出馬エンドね! なるほどね。

(岩井勇気)なんか、いいんだけど。日本のためを思ってやっていることだし。でもどんどん、何を言っているのか、わかんなくなってきちゃうっていう。これが出馬エンドですね。こういう風に、現実にはこんなバッドエンドが待っているんで。

(澤部佑)ヘビーだね。

(岩井勇気)推し活してる人は、やっぱり心構えをしといてくださいね。

(澤部佑)たしかに。結構ヘビーだよな。

(岩井勇気)でも俺、一番ヘビーだなっていうか、一番きついんじゃないかなっていうのは、やっぱり出馬エンドだね。

(澤部佑)ああ、一番厳しい? 出馬エンドが? その中で?

(岩井勇気)何を言っているのか、わからなくなっちゃうから。

(澤部佑)それが一番寂しいのか。まあ、そうか。

(岩井勇気)そうよ。違う次元に行っちゃうんだから。

出馬エンドが一番ヘビー

(澤部佑)ああ、そうか。世界が違っちゃってね。でも全部、レアパターンだよね?

(岩井勇気)まあ、あるんだけどね。

(澤部佑)基本、推し活をしている分には、たぶん大丈夫だと思うんだけどね。

(岩井勇気)いや、ちょっとこれは心構えをしていてください。

(澤部佑)多少は……そうか。

(中略)

(澤部佑)岩井さん、ないんですか? 岩井さん、推しと別れたことはないんですか?

(岩井勇気)推しと? いや、俺はないね。やっぱり二次元だからね、裏切らないからね。だから、死ぬぐらいじゃない?

(澤部佑)死ぬっていう経験は?

(岩井勇気)ああ、ないね。

(澤部佑)ない? 俺はわかんないな。あったのかな? 俺が結婚した時も。たぶん、あったよね?

(岩井勇気)なにがですか?

(澤部佑)「推し(の澤部)が結婚です」っていうパターンは。

(岩井勇気)いや、「エンド」があったかどうかじゃなくて、澤部さんの場合はまず「スタート」がないんで(笑)。

(澤部佑)スタートがないっていうこと?

(岩井勇気)澤部さんのゲーム、スタートした人がいないんで。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! ああ、ゲームをスタートした人がいないのか。ホコリをかぶって置いてあるんですね。

(岩井勇気)そう。澤部さん、積みゲーなんで。

(澤部佑)ああ、悲しいですね……(笑)。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました