ハライチ澤部『まっちゃんねる』大喜利警察と千原ジュニアを語る

ハライチ澤部『まっちゃんねる』大喜利警察と千原ジュニアを語る ハライチのターン

ハライチ澤部さんが2020年10月29日放送のTBSラジオ『ハライチのターン』の中で『まっちゃんねる』の大喜利警察についてトーク。さらに千原ジュニアさんの大喜利へのこだわりなどについても話していました。

(澤部佑)先日、放送されてましたけどね。『まっちゃんねる』っていう松本さんの番組、特番があってね。フジテレビで。それの1個、コーナーで。いろいろやってるんだけど1個、大喜利警察っていうのがあって。それに私、捕まりましてね。それはもう本当にドッキリというか。偽番組を言われて湾岸スタジオに行ったら、警官みたいなのに「ちょっとこっち、来てください」みたいな。

それがジュニアさんとケンコバさんと、あとはめるるちゃん。3人いて。「大喜利警察です」みたいに言われて。「うわっ、なんすか?」みたいなことを言っていたら奥から署長、松本さんが出てきて……みたいな。「いやー、なんすか、これ!」っつっていたらもう、とにかく矢継ぎ早に大喜利を出題されまくるっていう。

「はい、所属とお名前、教えてください」「ワタナベエンターテインメントのハライチ澤部です」「いや、『大喜利警察』ですよ?」みたいな(笑)。もう恐ろしいじゃん。その瞬間。「ああ、こういうことか。怖いな……」って。そこからもう、全部受け答えが大喜利みたいな。

(岩井勇気)へー!

(澤部佑)それでもう、すごいのね。ジュニアさんがその場でお題を考えて……みたいな。それでブワーッと振ってこられて。

(岩井勇気)お題を考える? どういうお題なの?

(澤部佑)もう普通に……タクシーの運転手さんに「これ、どなたですか?」「ああ、義理の父です」「口癖はなんですか?」とか。そういうのを全部やっていかなきゃいけないっていう。で、俺のブロック、オンエアーが5分ぐらいだったのかな? 「普段、大喜利をやらない芸人に」みたいなことで。宮川大輔さんとかフットの後藤さんとかが引っ掛かっていて、みたいな。

(岩井勇気)なるほどね。しないね。

(澤部佑)それで俺のところは5分ぐらいだったんだけど、実際はそれの6、7倍ぐらいやってたんだよね。大喜利を。めちゃくちゃ、つらかったんだよね。

(岩井勇気)それは大変だね。

(澤部佑)そう。で、本当に震えながらやって。最後、それはカットされてたんだけどね。最後に「澤部さん、タトゥー入ってますよね? なんでしたっけ? 背中のタトゥー、入っているのって?」って言われて俺はもうパッと「東京無線とKMタクシーの電話番号が入ってます」って。これ、結構ウケたんだけど(笑)。これ、まあ咄嗟にしては……片方だったらやっぱり普通だけども。「どっちかが混んでいた時のために両方書いているんです」っていうので。まあまあウケたんですね。ちょっとこれ、オンエアーはなかったんですけどね。まあ、何個かやっているとちょっとあったまってきて。最終的にはいいのが出たりもしたんだけども。

(岩井勇気)長い時間、やった方がいいもんね。

(澤部佑)そうそう。最初はもううんともすんともだったんだけどね。

(岩井勇気)それ、なんか大喜利じゃないね。

(澤部佑)もう瞬発力だよね。大喜利っていう感じでもたしかにないね。でも、もう帰りのタクシーで……その日の仕事はそれだけだったから。それで帰りのタクシーで久しぶりにレインボーブリッジを渡り切るぐらいまで手が震えていて(笑)。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ!

(澤部佑)なかなかないね。久しぶり。レインボーブリッジに乗るぐらいでだいたい震えは収まるんだけどね。どんなビッグビジネスでも。

(岩井勇気)まあまあ、そういうのってさ、全ホームランは絶対にないじゃない?

(澤部佑)絶対ないね。

(岩井勇気)でも、3本ホームランがあればもうめちゃくちゃいいじゃん?

(澤部佑)御の字よ。

(岩井勇気)でも、その3本が打てたとしてもなんかちょっと落ち込んで帰るよな?(笑)。

(澤部佑)そうなんだよね! どう転んでも落ち込んじゃうんだよね(笑)。

(岩井勇気)なんかダメなところで落ち込んじゃうんだよね。

ホームランを打てても落ち込む

(澤部佑)手応えなんていうのは絶対にないんだよ。ああいうのは。それで震えながら帰って。それが『けもの道』の前日とかだったんだよね。まあまあ前なんだけども。それが結構大変で……みたいな。そんな大喜利のがあって。で、数日前。これはまた別のジュニアさんと麒麟の川島さんがMCの番組の収録があって。それに出させてもらったんだけど。これはなんかVを見て。それが結構ボケたVみたいなね。それに対して見ている人が突っ込むっていう。

そのツッコミ役でバイきんぐ小峠さんとかまいたち濱家さんと俺の3人みたいな。その5人で番組をやるみたいなのがあって。まあまあ結構、そのVがめちゃくちゃだから突っ込むわけ。その3人を中心にブワーッと。でも、そのロケVから途中でクイズが出るっていうことで、その3人が答えるんだけど。それはフリップに書いて答えるわけ。で、そこからやっぱりMCがジュニアさんと川島さんだから。また大喜利みたいな流れになっちゃって。結局。

(岩井勇気)ああ、そうねー。

(澤部佑)そのVのクイズとは全然別に普通にジュニアさんがお題とか出し始めて。ちょっと脱線というか、本当に関係ないところで。これ、オンエアーはどうなっているのかわからないんですけども、大喜利ショーになっちゃって。本当にこっちのツッコミメンバーの3人は「こんな番組だったら出なかったわ……」って言いながら、なんとかやったの。ヘトヘトになりながら。で、その番組が終わってジュニアさんが「ちょっとご飯、行こうや」ってなって。小峠さん、濱家さんと俺を連れていってくれて。4人でご飯に行こうってなって。おでんBARみたいな、すごいおしゃれな……。

(岩井勇気)おでん居酒屋じゃないの?

(澤部佑)おでんBAR。

(岩井勇気)なんでBARなの?

(澤部佑)あれはおでん居酒屋じゃないね。おでんBAR(笑)。

(岩井勇気)なにを持ってしてBARとしてるんだろうな? おでんがあったら居酒屋だろう?(笑)。

(澤部佑)おでん、あったあった。で、席があって。テーブルがあってカウンターがあって。もうおでんBARだね。

(岩井勇気)いや、なんだよ(笑)。

(澤部佑)そう。行ってさ。めちゃくちゃ美味いんだよね。まず、最初に出てきたのがクラゲ。コリコリしたの、あるじゃん? 中華とかで出てくる。あのクラゲの山椒味のやつ。食べると山椒が効いていてめちゃくちゃ辛いの。もうタレとか何もついていない普通のクラゲなの。でもコリコリしてて辛くて。「めちゃくちゃ美味いな!」って。あと、ブロッコリーのおでんね。めちゃくちゃ美味いのよ。

(岩井勇気)ブロッコリーの? そういうことをするんだ。

(澤部佑)BARだろ?

(岩井勇気)BARだな。

(澤部佑)めちゃくちゃ美味くて。で、一通り食べて、濱家さんが「もうこんなダサいこと、言いたないんですけど……もう1回だけクラゲ、たのんでもいいですか?」って言うのよ(笑)。そういう言うぐらいクラゲが美味しすぎて。クラゲをまたたのんで食べて。で、お酒も進んでさ。ビール、ハイボールとか。ワインも2、3本ぐらい空けたのかな?

(岩井勇気)そんなに? ワインを?

(澤部佑)4人で……結構飲むから。それで、まあいろいろとお話しするじゃん? その日の収録の話とかも。「いやー、おもろかったな」みたいな。それとか、小峠さん、ジュニアさんは車、旧車が好きでしょう? だからその車の話から、濱家さん……濱家さんは免許を取ってないらしいのよ。それも18、19ぐらいで免許を取りに教習所に通っていたんだって。それで当時はマニュアルだっていうことで。今よりも全然マニュアルみたいな。

(岩井勇気)今もそうだけどね?

(澤部佑)今はオートマだけどね。

(岩井勇気)いや、今はマニュアル。マニュアル。

(澤部佑)今はオートマだけど。でも当時は「絶対にマニュアル」って……。

(岩井勇気)今も絶対にマニュアルよ。

(澤部佑)当時はね……あ、こんなの、やるつもりないから(笑)。

(岩井勇気)フフフ(笑)。

(澤部佑)それで、ニュアルで通っていたら、濱家さんは全然理解できなかったんだって。

(岩井勇気)理解?(笑)。理解とか、ないでしょう?

(澤部佑)「なんや? これ、なんでこの時にこの動きをするんやろう?」みたいな。それで全然理解をしてないけど、判子だけ押されてどんどん前に進んでいくんだって。なんか合格していってさ。それが途中で怖くなってきちゃったらしくて。「このまま、道に出たら……こんな理解をしていないやつが公道に出たらアカン」って思って途中で通うのをやめたんだって(笑)。

(岩井勇気)その人はやめた方がいいよ。

(澤部佑)だから俺は「オートマっていう救い、天国があるんですよ」って教えてあげて。オートマに導いたんだけどね。

(岩井勇気)ダサいな。でも、その濱家さんにはオートマが合っているだろうね(笑)。なんかあの人って。

(澤部佑)あんまり考えすぎない方がいいね。あの人はね。で、そんな話をしたりして。それから小峠さんが全然違う話で、ロングコートダディ。『キングオブコント』も出てましたね。ロングコートダディのファンになんか叩かれていたみたいな話になって。「なんでですか?」って聞いたらこの間の『キングオブコント』でバイきんぐさんがレポーターみたいなことをやったよね。出場者との中継みたいな。

で、ロングコートダディの堂前っていうネタを書いていてツッコミのひょろっとしたメガネをかけた方。そことちょっと絡んで。で、なんか受け答えして小峠さんは「西村みたいだ」って感じたんだって。それで「お前、なんか西村みたいだな!」って小峠さんが突っ込んで、ちょっと笑いになって。そしたら、その後にファンから「西村さんとは全然違います! 一緒にしないでください。あんなキャンプの人と……」みたいな感じでめちゃくちゃ言われて(笑)。

(岩井勇気)いろいろあるね(笑)。

(澤部佑)まず西村さんがかわいそうだし。

(岩井勇気)かわいそうだし(笑)。

(澤部佑)「あんなのと一緒にしないでください」みたいにめちゃくちゃ言われて。

(岩井勇気)あと、そのバイきんぐさんの方が全然先輩だし(笑)。そこにファンが言っちゃうっていうのがそのロングコートダディに対してもかわいそうだし。

(澤部佑)なんかね。でもブワーッと来て。「それがちょっと大変でさ」みたいな。でも、そこでジュニアさんも「いや、堂前はおもろいからなー」みたいになったの。「えっ、ジュニアさん? そうなんすか?」って。俺もあんまり知らないからさ。「そうなんすか?」って言っていたら、『座王』っていうジュニアさんがやっている大喜利とかモノマネとか一発ギャグとか、いろいろ即興性のある競技で対決するみたいな番組があるんだよ。その『座王』で堂前が出た時の大喜利がおもしろかったみたいな。「おもろかった。すごかったんや」みたいな話をしていて。

その瞬間にもう俺と濱家さんと小峠さん、目を合わせて。なんか、嫌な予感というかね。ザワザワッとしたのよ。なんかその瞬間。で、ジュニアさんがずっとその大喜利……「風俗店に相田みつを風の張り紙が。どんなことが書かれている? みたいなお題やったんやけど。堂前はなんていうのかな? ちょっと力が抜けるというか。シンプルにできるねん」ってジュニアさんが言っていて。そしたらどんどんと嫌な感じのゲージが上がっていくわけ。俺たちの。

(岩井勇気)なに? 嫌な感じのゲージって?

(澤部佑)「なんかザワザワするな」って。で、ジュニアさんが続く。「普通はこねくり回すやん、なんか。芸人で風俗っていうお題やし。なんかこねくり回してやろうとするんやけど、堂前はシンプルにやるねんな」って。その間も嫌な感じのゲージが上がり続けて。で、その嫌な感じが上がって上がって。嫌な感じが上がって上がって上がって……ビーン!ってマックスぐらいまで上がったらジュニアさんが「たとえば、どんなん?」って(笑)。「ああーっ!」って。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ! ああ、すごいねー。飲む時になっちゃうんだね。

(澤部佑)「あ、あたたたたた……」って。で、俺たち3人はもう目を見合わせて口は真一文字。「えっ……」ってなって。それでもう、ジュニアさんもそれにすぐ気づいてさ。「いや、なんでもエエんやで。別にその……いや、堂前の力を抜いたやつをこの後に言うだけやから。別に。なんでもエエんやで?」って。で、俺らも「いや……うーん……」って。

(岩井勇気)それはね、出されちゃっているからね。

(澤部佑)俺も頭の中で「ええと、なんだっけ? 爪切り? 爪を切ったりとか? イソジン? 待合室でのビール?」とか。なんか風俗に関するデータを頭の中でいろいろと出してさ。「なんか答えを言わなきゃ!」って思っていたんだけども、やっぱり何も浮かばないの。その場では。「ああ、ヤバい、ヤバい、ヤバい……」ってなって。濱家さんもヤバいみたいな顔をしていて。そこで小峠さんが重い口を開くのね。「僕たちは、できないです……」って。

(岩井勇気)フハハハハハハハハッ!

(澤部佑)「うわあ、小峠さーん!」って。もう、『半沢直樹』みたいな。「僕たちは、できないです……」って。そんな世界観。

(岩井勇気)『半沢直樹』か、あばれる君みたいな(笑)。

「僕たちは、できないです……」(小峠)

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 「自分はそうは思いません」みたいな?(笑)。「僕たちは、できないです……」って言って。「さっき、番組で散々やったじゃないですか……僕たちは、できないです……」って。それで俺と濱家さんも「すいません。僕たちはここではできないです」って言って。「なんやねん、お前ら。ちゃうやん」って。そしたら堂前の答えは「たのしみなんだな」っていう。これ、面白いじゃん。やっぱり。本当に抜いているというか。

(岩井勇気)そうだね。引き算ができているね。

(澤部佑)それで俺ら3人も「へー! すごいっすね、堂前!」みたいな。で、その会はお開きになって。ジュニアさんをタクシーに乗せて。俺と濱家さんで「すいません、小峠さん。ありがとうございます」って(笑)。

(岩井勇気)フフフ(笑)。

(澤部佑)もうジュニアさんも「絶対に言うなよ? やらされたみたいなことは」って言ってましたけども(笑)。

(岩井勇気)そうか(笑)。

(澤部佑)澤部大喜利ウィークっていう。

(岩井勇気)なかなかしないもんな(笑)。

<書き起こしおわり>

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