ハライチ澤部 2020年NBAファイナルを語る

ハライチ澤部 2020年NBAファイナルを語る ハライチのターン

ハライチの澤部さんが2020年10月15日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で2020年のNBAファイナルを振り返っていました。

(澤部佑)今年もまあ無事にというかね、NBA、シーズン終了しました。アメリカのバスケットボールリーグね。私は毎年楽しく見させてもらってるんですけども。

(岩井勇気)関係ないの? コロナは。

(澤部佑)それがもう関係大ありよ。やっぱり。今年は本来だったら11月ぐらいに始まって6月ぐらいに終わるんだけど。結局、終わったのがこの間、数日前ですから。だから1回、コロナで中断になって。その後、8月頭ぐらいから再開ってなったんだけども。その再開というのもアメリカ、NBA。フロリダのディズニーワールドのところの中を貸し切ってというか。150億円ぐらいかけて……。

(岩井勇気)めちゃくちゃかけているじゃん!

(澤部佑)もう広い、東京ドーム何十個分ぐらいの敷地で。サッカー場とか野球場とかがあるところを貸し切って。ホテルのでっかい広い部屋にコートとかゴールを持ち込んで入れて。練習場をいっぱい作ったりとかして。で、もちろんコロナの検査も毎日、選手たちはやって。だからそこの敷地内にも22チームかな? 参加して。全選手、チームスタッフとかもそこに隔離みたいな。もうそこから出れないみたいな。

(岩井勇気)誰もコロナにならないようにしているんだ。

(澤部佑)そうそうそうそう。全選手がそこで生活するみたいな。「バブル」って呼ばれていたんだけど。その隔離されている中で。そこで全選手が生活して。練習したりして、オフの日とかはディズニーの敷地内、ゴルフ場とかもあったりするから。ゴルフをやる選手がいたり、釣りとかもできるの。でっかい湖みたいなのがあって、バス釣りみたいなのもできたりとか。で、たまにそこから抜け出して、ストリップに行っちゃう選手とかもいたんだけど。

(岩井勇気)うわうわっ! ええっ?

(澤部佑)それはもう、マジで罰則(笑)。

(岩井勇気)えっ、そういう施設もあるの? アリエルとかが?(笑)。

(澤部佑)いやいや、そこから抜け出して……だよ。中にあるわけないだろ!

(岩井勇気)ああ、ないんだ? ラプンツェルとかが……?(笑)。

(澤部佑)ないよ! あるわけないじゃん。そういう悪いことするやつもいて。で、せっかく隔離をしているのにそこから出ちゃっているから。

(岩井勇気)それはもうダメでしょう?

(澤部佑)そう。罰則だし、ちゃんとまた10日ぐらい隔離して検査、検査……みたいな。そういう選手はもう結局、出場停止みたいになっちゃうからね。罰はそうやって与えられて。あと、コーヒーを2000円で売り出す選手とかね。

(岩井勇気)どういうこと?

(澤部佑)コーヒーをすごい大好きな選手がいて。「これ、自分で出すわ」っつって。コーヒー、大きさがあるでしょう? S、M、L的な。大きさはあるんだけど、どれでも2000円で売り出す選手がいて。

(岩井勇気)フフフ、なにそれ?(笑)。

(澤部佑)いや、俺も意味がわかんないけども。将来、コーヒー屋さんをやりたいんだって。その選手は。全部2000円で(笑)。

(岩井勇気)コーヒーはそいつにたのまないと飲めないっていうこと?(笑)。

(澤部佑)いや、もちろんあるけども……。

(岩井勇気)『カイジ』の地下みたいになっていること?(笑)。「悪魔的なコーヒーだぞ!」みたいな(笑)。

(澤部佑)あるんだけども、「美味しいのを俺が作るんだ」みたいなことなんだろうけどね。

(岩井勇気)そいつの行動はなんなの?(笑)。

(澤部佑)将来、コーヒー屋をやりたいから、その礎としてやっているんじゃない? わかんないけども。

(岩井勇気)まだ性欲面の方がわかるわ。そいつの行動はなんなの?(笑)。

(澤部佑)「コーヒー!」って(笑)。で、まあプレイオフみたいな。トーナメントを進んでいって。最終的にロサンゼルス・レイカーズ。そしてマイアミ・ヒートという2チームが決勝に残ったわけですよ。で、レイカーズっていうチーム。岩井さん、コービー・ブライアントっていうのは知ってますか?

(岩井勇気)全くわかんない。

(澤部佑)わからないですか?} コービー・ブライアントっていうレジェンド。スーパースターがいたんですけど、その人が今年、亡くなったんです。ヘリコプターの事故で。

(岩井勇気)ヘリコプター事故で?

(澤部佑)だからレイカーズの選手は「その人のために……」みたいな。もう気持ちの面でとんでもないの。「よーし!」みたいな。で、対するヒートは下馬評がめちゃくちゃ低いみたいな。こんな決勝に来るなんて専門家たちも誰も思っていなかったみたいな。そんな2チームの対決で始まるんだけど。で、その決勝は4勝した方が勝ち。4戦先取で。第1戦はレイカーズという有力視されてる、勝つだろうと思われているチームが完勝するわけ。結構な差をつけて。

(岩井勇気)強いんだ。

レイカーズVSヒートのファイナル

(澤部佑)で、ヒートっていう対戦チームの方の主力選手人が2人、ケガをしちゃうの。第1戦でいきなり。で、「ヒート、ヤバいな。大丈夫か?」みたいな空気になっちゃうわけよ。1戦目で。それで第2戦で俺はNBA Rakutenの中継のゲストに呼んでもらってさ。副音声みたいなのをやらせてもらったの。スチャダラパーのBOSEさんとかサンキュータツオさんとかと。で、みんなでやったんだけど、やっぱり「ヒート、大丈夫か?」の気持ちが強すぎて。もうみんな、ヒート贔屓なの。副音声が。もうレイカーズがシュートを外したら「よっしゃ!」「よしよしよし……」みたいな(笑)。

中立じゃないのよ。本当にマイアミ・ヒートっていうチームの応援ばっかりしちゃって。マイアミのケーブルテレビの放送みたいな感じで。応援しちゃって。でも、その日もヒートは負けちゃって。レイカーズが連勝。ただ、その後の3戦目でヒートが1個、返して。2勝1敗。「どうなるか、どうなるか?」って。その後、レイカーズが勝って3勝1敗。で、さらにその後にヒートが1個勝って、3勝2敗。ここで、さっきのコーヒーを売っていた選手、マイアミ・ヒートにいるからね。その選手が大活躍をするんだよ。とんでもない選手なんだよ!

(岩井勇気)とんでもないコーヒーを出すの?(笑)。

(澤部佑)とんでもないコーヒーも出すし、とんでもない活躍をする選手なのよ。ジミー・バトラーっていう選手。

(澤部佑)それで3勝2敗まで行って、全世界が注目の第6戦。レイカーズが勝ったらもちろん優勝。ヒートが勝ったら3勝3敗で並んで最後……みたいな。

(岩井勇気)そこで持ってくるコーヒーってのはどういうコーヒーなんだろう……。

(澤部佑)試合には持っていかないよ?

(岩井勇気)コーヒー対決じゃないの?(笑)。

(澤部佑)コーヒー対決ではないのよ。

(岩井勇気)あ、違うの? バリスタ決定戦じゃなかったっけ?(笑)。

(澤部佑)違うのよ。バリスタ編じゃないから。バスケで戦うのよ。

(岩井勇気)へー!

(澤部佑)それで、第6戦を迎えるわけ。で、ここで毎年私は……去年も話しましたけど。その結果を知りたくないの。俺はね。生中継で見れればいいんだけど、なかなかその時間に見れないから。結局後で録画されてるやつを見るんだけどね。その結果を知らないで見たい澤部っていう。でも、ここ近年、自分で本当に何も忘れてネットで普通に結果を見ちゃうとか。あと去年はマネージャーさんに「ファイル、見た? ファイナル、見た?」とか。

あと大原マネージャーに「結果、ご存知……ですよね?」みたいに言われて。それで「いや、それってもう、『勝負ついちゃった』っていうことだよね?」って。それで知らされるみたいな。で、モヤモヤしたっていう話を去年とかもしてるんですけど。今年も結果を先に言うと、先に知ってしまうんですね。これ、だから今年はなぜ、先に知ってしまったのか? ちょっと考えながら聞いていただきたいんですけども。皆さん、それぞれにね。

(岩井勇気)考えながら?

(澤部佑)まあ、クイズみたいなもんです。考えてください。で、その第6戦の当日。NBA Rakutenの番組の収録があったの。俺は。サンシャイン池崎とか四千頭身・後藤とか日向坂の渡邉ちゃんっていう子とか。

(岩井勇気)渡邉ちゃんが言ってきちゃった?

(澤部佑)えっ? 渡邉ちゃんが……違う! 違う、違う(笑)。ああ、すごく積極的に参加してくれている(笑)。

(岩井勇気)渡邉ちゃんとか、言いそうじゃん?

(澤部佑)でも、その収録は第6戦が始まる前に収録をしているから。その番組、朝イチで。でもその収録している最中に試合が始まるのよ。だからスタッフさんとか、逐一情報を入れながら収録をしているの。だから俺はまずスタッフさんに「言わないでくださいね!」って言って。で、ちょっとスタッフさんに面倒くさがられて(笑)。

(岩井勇気)そういう、見てないやつに気を遣わなくちゃいけないの、一番面倒くさいんだからね。お前が悪いんだから。

(澤部佑)でも、仕事だからさ。

(岩井勇気)だとしても。見てないやつに気を遣わなくちゃいけないのって意味がわからないからね。そっち側で切れるのって意味がわからない行為だから。

(澤部佑)でもスタッフさんも仕事中に試合をちょっと見ちゃっているから。それはそれであれだけどね……って思いながら。で、その仕事が終わって、次の仕事までに結構空き時間があったから、その間で俺はもう個室ビデオで携帯で見ようと思っていたの。で、「よし!」って。その現場、乗り越えたの。誰も言わずに。それで……。

(岩井勇気)はい! はいっ! タクシーの後ろの画面に出ちゃった。

(澤部佑)ああ、違う! さすがにまあ、そんな速報は出ない。日本ではNBAの速報はそんなに出ません。私、まず個室ビデオまで行きます。

(岩井勇気)ああ、行けちゃう?

(澤部佑)で、個室ビデオで試合を見ます! で、前半まで見終わります。1クウォーター、2クウォーター、見終わります。そこで私、ウトウトしてしまいます。お昼寝をしちゃうんですね。で、「いかん、いかん……どんぐらい寝たかな?」って起きて。そこから後半。第3クウォーターを見始めます。で、それを見始めたぐらいでマネージャーの大原からLINEが来て。「ああ、なんだ、これ? 仕事の連絡かな?」って思って開いたら、「ロサンゼルス・レイカーズがファイナルを制し、2019-2020シーズン、終了いたしました」みたいな。報告のLINEが来て。「終了しました。来シーズンは1月の予定です」みたいな。「えっ、なにこれ?」って。

(岩井勇気)えっ、どういう……? なんでそんなことするの?

(澤部佑)「えっ、俺、NBA選手だったっけかな? これ、NBA選手への一斉送信メール?」みたいな(笑)。NBA選手にNBAの一番えらいコミッショナーみたいな人が一斉送信するメールみたいな。

(岩井勇気)「来シーズンも頑張りましょう」みたいな(笑)。

コミッショナーからの一斉送信メール

(澤部佑)「今シーズン、コロナもあって大変だったと思いますけども。レイカーズが優勝して終了しました。来シーズンは1月から。皆さん、体に気をつけて頑張ってください!」みたいな(笑)。そんなメールが大原から送られてきて。俺は「うわあ……」ってなっちゃって。「なんなの?」ってなったら、第7戦に行った時に俺がゲストで呼ばれていたのよ。もし第7戦まで行ったらね。だから「第6戦で終わったんで、第7戦のそこの仕事はなくなりましたよ」ってことなんだけど。その知らせを大原は「もう、早く伝えなきゃ!」ってことなんだけど、その知らせ方がさ。「去年も、言ったじゃん?」っていう。だし、なんかコミッショナーみたいな伝え方だし(笑)。「なんだよ!」って思ったというね。ということで、正解は「大原コミッショナーから選手への一斉送信メールで知った」でした(笑)。

(岩井勇気)ちょっと当てられなかったなー!

(澤部佑)私もびっくりしましたね。

(岩井勇気)思いつきそうだけどな。それって。

(澤部佑)そうだな(笑)。

<書き起こしおわり>

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