加藤千恵 アルピー平子の妻・真由美のコミュ力のすごさを語る

加藤千恵 アルピー平子の妻・真由美のコミュ力のすごさを語る オールナイトニッポン

加藤千恵さんが2023年9月2日放送のニッポン放送『朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0』の中でアルコ&ピース平子さんの妻、真由美さんにはじめて会ったことについてトーク。そこで目にした真由美さんのコミュ力のすさまじさについて、話していました。

(加藤千恵)西加奈子さん宅でのお花見が毎年、結構やってたんだけど。加奈子ちゃんがカナダに行ってたのもあって、数年開催されていなくて。

(朝井リョウ)そうだね。コロナもあったしっていうことで。

(加藤千恵)ですが、今年久しぶりに開催されて。そこに私がアルコ&ピースの平子さんを呼んでいて。そしたら平子さんが連れ合いの真由美さんを連れてきてくださって。

(朝井リョウ)そうなんです。

(加藤千恵)アルピーリスナーの皆さんはご存知の。

(朝井リョウ)だからリトルトゥースもひ巻き込んで。TBSラジオの方々も……(笑)。

(加藤千恵)いや、もう無理だよ。27分だもん(笑)。

(朝井リョウ)Radiko、Radiko!(笑)。そう。で、ピンポンって鳴って。「あ、平子さんかも?」ってなって私がドアを開けたんですよ。その時に、平子さんと真由美さんがドアの前にいらっしゃって。で、私は平子さんに会うの、めちゃくちゃ久しぶりで。

(加藤千恵)そうですよね。

(朝井リョウ)それこそ本当に西さんの家の花見でお会いしたのがめちゃくちゃ前で。本当にそれぶりとかだったので。「覚えてますか?」みたいな話をしてて。でも、すごい平子節で返してくれて、みたいな。ちょっと一言、二言、お話できたんですけど。私、その時にすごい、なんか自分の人生で長い間……もう実家を出てからずっと、父性に触れてなかったんだなってめちゃくちゃ思ったの!

(加藤千恵)父親の不在(笑)。

(朝井リョウ)そう。なんか、平子さんってやっぱり体もでかいし、声も低いし。

(加藤千恵)わかる。なんだろうね? 年齢とかはそんなに離れてないのに。

(朝井リョウ)そう。なんかめちゃくちゃ甘えたくなっちゃったのね。本当に! だから、やばかったんですよ。なんか。

(加藤千恵)抱きつきそうになった?(笑)。

アルピー平子のあふれ出る父性

(朝井リョウ)そう。サーッて全身を預けそうに……本当になんか、自分が子供に戻っちゃって。その低い声で話しかけてくれた時に、本当に全身全霊を預けそうになって。その時、自分がめっちゃ怖かった。

(加藤千恵)催眠のようにね(笑)。

(朝井リョウ)でも父性ってこの今の生活の中で最も触れてないかも。

(加藤千恵)たしかに。なんなら母性って、なにかしらのサービスとかでも……たとえば飲食店だったりとか、そういうところでもあるかもしれないけど。

(朝井リョウ)父性って今、足りてない。日本に(笑)。

(加藤千恵)日本に平子っちが足りない?(笑)。

(朝井リョウ)はい。私は日本の父性、足りてないなと思いました。で、私はその時間に出なきゃいけなかったんで。

(加藤千恵)そうね。ちょうど予定があって。

(朝井リョウ)だからほぼ入れ替わりで出なきゃいけなかったから、そのご夫妻と話をちゃんとはできなかったんですけど。終わった後に加藤さんが「とにかく感動した!」と。

(加藤千恵)そう。私は真由美さんとお会いするのは初めてで。もちろん、お話は聞いていたし、すごい素敵な方だろうなと思ってたんですけど……まあ、なんだろう? コミュ力でしかない! コミュ力の塊!

(朝井リョウ)気になってたのよ。私、そこまでしか聞いてなかったからさ。

(加藤千恵)本当にあの花見で一番印象に残った。

(朝井リョウ)まずさ、その真由美さんからしたら、めちゃくちゃアウェイなわけじゃん?

(加藤千恵)そうなの。っていうか本当に一番アウェイなのよ。作家と、あと平子っちとか、あとはちょっと芸能関係の人も来てたけど。でもたぶん、真由美さんは全員初対面だし。全員知らないし。

(朝井リョウ)その仕事のこともよく知らないし。私だったら行かないもんね。絶対。

(加藤千恵)そうそうそう。本当に。でもそこで、もう誰よりも楽しそうにニコニコとお話をして。

(朝井リョウ)それがまず、すごい!

(加藤千恵)そう! しかも、なんて言うんだろう? なんかさ、気を遣わせないんだよ。絶対に。

(朝井リョウ)それ、どうやってんのかね?

(加藤千恵)本人がやっぱり楽しそうに話してくれるし。実際に楽しんでる感じだから。

(朝井リョウ)作家と……作家と話してても、楽しいある?

(加藤千恵)ないよ。ない! 皆無よ!(笑)。

(朝井リョウ)作家外、業界外の方で、作家が下を向いて目も合わせないのに……楽しいかね?

(加藤千恵)そうだよ(笑)。

(朝井リョウ)「私、アウェイだし。しゃべりかけてくれる人もいないし。つまんないな……」みたいなこととか、一切しないってことでしょう?

(加藤千恵)そう。しかも押し付けがましくもなくて。本当に自然に話してくれて。もうなんか、真由美さんも笑顔だし、話してる相手も笑顔だし、みたいな。

(朝井リョウ)そんなこと、どうやったらできるのかね?

(加藤千恵)もう本当にね、妖怪の類だと思った。マジで。

(朝井リョウ)逆にね。いや、でもわかる。すごすぎる人って、妖怪の域に行きますから。

(加藤千恵)超越していた。なんか私さ、自分で言うのもあれだけど、作家界の中では話せる方だとは思ったの。

(朝井リョウ)そうです。作家界の中は妖怪ですよ。

(加藤千恵)そう。でもそれは作家界がちょっと偏りすぎなんだけど。雑談できない人たちの集まりだから(笑)。

(朝井リョウ)加藤さん、本当にちょっと静かな空気になったなっていうことを私が察する0.1秒前ぐらいに察して。「えっ、なんかバスで来たんですか?」とか、聞くもんね?

(加藤千恵)それ?(笑)。「バスで来たんですか?」ってダメな例だと思うけど(笑)。

(朝井リョウ)でも、すごいなって思う。あと1秒、遅かったらみんな沈黙に気づいちゃうその直前に、加藤さんは「バスですか?」ってやるじゃん? 本当にすごいって思っているけど。

(加藤千恵)結構話せる方だと思ってたけど、もう全く! だって私、まずママ友が1人もいないもん。真由美さんはたぶん全員、ママ友だと思う!

(朝井リョウ)加藤さんとママ友のお話、面白いんだー(笑)。どこまでお話できるかは、ちょっとわかんないですけど。

(加藤千恵)まあ、そうですね。ちょっと思いついたら言いますが。まあ、でもママ友がいないんですけど。でもそう。でも真由美さんは本当になんかもう「全員ママ友」っていうキャプションをつけて映画のポスターを撮れる(笑)。

(朝井リョウ)一番面白いじゃない(笑)。一番見たい映画。

(加藤千恵)本当にすごかった!

(朝井リョウ)私はそれをを聞いてやっぱり……なんか私も、もう34なわけ。

(加藤千恵)朝井くんが34って、びっくりする。

(朝井リョウ)そう。マロンクリームの4個下だから、もう34なわけよ。

(加藤千恵)マロンクリーム38だから。

(朝井リョウ)だからなんかさ、うまくしゃべれないとか、そういう場合じゃないじゃない?

(加藤千恵)そうなの。もうね、人見知りとか言ってられないもんね。30代でね。

(朝井リョウ)本当に言ってられないと思うし。編集さんとかも自分より年下の人の方が多くなってきてるし。という中で、でも編集さんとかは結局、私たちのことを尊重してくれるわけじゃない? 作家っていうことで。

(加藤千恵)そうだね。あと、知ってくれてるから。

(朝井リョウ)そうそう。「こういう話だと盛り上がるな」とか。なんとなくある中だと思うから。そこでうまくできてもしょうがないなって思って。

(加藤千恵)だって本当に真由美さんはさ、誰の情報もたぶん別に得てきてないっていうか。平子っちが「あの人のあの話」とか、ないと思うんだよ。本当にすごかった。でもみんな、真由美さんを好きになってたの。

(朝井リョウ)それを後から聞いてさ。

(加藤千恵)だってその後のグループLINEの感想も、ずっと真由美さんの話だったもん! 「真由美さん、すごい!」って。

みんなが真由美さんを好きになる

<書き起こしおわり>

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