高橋みなみさんがニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』の中で篠田麻里子さんの結婚披露宴の模様について話していました。
(高橋みなみ)でも最近ね、篠田麻里子様の披露宴にお招きいただきまして。
(朝井リョウ)出ました。ネットニュースで写真だけ見ている状態ではございますが……。
(高橋みなみ)ちょっとね、プチ同窓会みたいな感じになって。
(朝井リョウ)いやー、あの写真はちょっと素敵だったね。
(高橋みなみ)でもね、すごい楽しくて。二期生は大島優子ちゃん、宮澤佐江ちゃん、秋元才加ちゃん。
(朝井リョウ)ああ、もうその3人組ですね。
(高橋みなみ)そうですね。親友トリオって言われてますけども。で、こちら一期生側は前田敦子ちゃん、小嶋陽菜ちゃん、峯岸みなみちゃん、板野友美ちゃん、私かな? で、その8人のテーブル。
(朝井リョウ)すごいよね。1個のテーブルがそれっていうこと?
(高橋みなみ)1個のテーブルがそれだったの。
(朝井リョウ)はあ! 生涯年収をみんなで計算してみよう!(笑)。
(高橋みなみ)なんでよ! そんなのは別にいらないでしょう? ハッピーな空間でしたよ! で、ありがたいことにいちばんお二人に近い席に座らせていただいて。
(朝井リョウ)ああ、まあそうなるよね。たしかに。
AKB48のプチ同窓会的なテーブル
(高橋みなみ)で、みんな歳も重ねていてさ。メンバーが結婚してこうやって招かれているっていう状況がすごく楽しくて。ヒャッヒャヒャッヒャしていたりさ。みんなで写真を撮っていたりしてたんだけど。あることに気づいて。私の隣の席が敦子だったの。左隣が。
(朝井リョウ)すごい。「もしあつ」だ。リアル版。
(高橋みなみ)もしあつ(笑)。でね、お子さんの話とかもお伺いして。「ママなんだね!」なんて言っていたけども。どんどんとさ、式が進むにつれて出し物とかあったりするじゃないですか。
(朝井リョウ)ああ、ドキドキする!
(高橋みなみ)それが、麻里子様側の学校の同級生の方々が……。
(朝井リョウ)学校? 学生時代のっていうこと?
(高橋みなみ)学生時代のね。福岡の学生時代のご友人方が『大声ダイヤモンド』を踊るっていう。
(朝井リョウ)えっ、ちょっとそれ高橋さんは足を組んだでしょう?
(高橋みなみ)フフフ、組まないよ!
(朝井リョウ)足と手を組んで。
(高橋みなみ)組まないよ!
(朝井リョウ)で、片方だけイヤホンをして。
(高橋みなみ)音チェック? そんなことしない、しない!
(朝井リョウ)でもちょっとそれ、結構私は一般の素人……ドキドキします。
(高橋みなみ)いや、なんか私たちも自分たちの曲をやっていただけるんだっていう喜びと、「どういう感じで?」って思ったんだけども。聞いたら今年の3月ぐらいから半年間かけてずーっと練習されていて。
(朝井リョウ)あらあら……。
(高橋みなみ)で、麻里子様ってじゃんけん大会で1位になったことがあって『上からマリコ』っていう曲が出ているんだけども。そのじゃんけん大会みたいなのを地元でみんなでやって、選抜メンバーを決めて……。
(朝井リョウ)ああ、楽しかっただろうね。本人たちが。
(高橋みなみ)それで、踊ってくれたの。ワンハーフね。
(朝井リョウ)衣装とかも真似をして、みたいな?
(高橋みなみ)そうそう。真似して踊ってくれて。変な話、男性もさ、そういう制服を着て踊ってくれていたんだけども。
(朝井リョウ)ああ、じゃあ女装をして、みたいな?
(高橋みなみ)そうそう。でも結構本当にちゃんと踊れていて。うちらも見ていてびっくりして。「うちらよりも踊れるんじゃない?」とかってみんな言っていて。「すごいね」って。でも敦子がポロッとね……すごい感動的なシーンがあって。新郎新婦を囲んでさ、「踊ったよ!」みたいなこと、あるじゃん? それを見ていて「ヤバいね。これ、うちら結婚式やっても地元の友達誰もいねえぞ?」って(笑)。
(朝井リョウ)もしあつの正解がでました!(拍手)。
高橋みなみや前田敦子が直面している問題
(高橋みなみ)でもこれ、本当に私とか敦子とかともちんが直面している問題で。14歳からAKBだから。
(朝井リョウ)いや、そう。だからびっくりした。篠田さんが学生時代のお友達を呼んでいることが。
(高橋みなみ)めっちゃ仲がいいのよ。素敵よ!
(朝井リョウ)本当にじゃあ、あれなんだ。自分を使い分けずにこれまでの人生、途中で大スターになったけれども、同じ自分のまま……?
(高橋みなみ)そう!
(朝井リョウ)ちゃんとさ、各世代の友達を呼んで結婚式ができる人っていうのはね……すごいっ!
(高橋みなみ)大きな声で(笑)。
(朝井リョウ)大した言葉じゃなかったよ。
(高橋みなみ)フハハハハハハハッ! 正解!
(朝井リョウ)ためたんですけども、大した言葉ではない。でも、久しぶりにアッパレだよ。アッパレを出しましょう(笑)。
(高橋みなみ)フフフ、アッパレなんてあったっけ?
(朝井リョウ)やっぱりさ、使い分けるじゃない?
(高橋みなみ)そうだよね。普通、そうだよね。自分の状況も変わったり、お互いに大人になるにつれて、なにか関係性が変わってきたりするのもかかわらず、麻里子様はちょっとしたお休みがあった時に地元の友達に会いに帰られたりとか。
(朝井リョウ)すごいな……。
(高橋みなみ)もうそういうのが私はなかったから……。
(朝井リョウ)でもなんかね、途中で芸能人になっていなかったとしても、結婚式を普通に全世代の友達を呼んで。かつ、自分のいいところだけを抽出したプロフィールムービーを作り、それを恥ずかしげもなく放映することができる人というのはそのまま生きてそのまま死ぬ人生で、いいよね。本当にすごいこと。
(高橋みなみ)でも本当にまっすぐな、なんだろう? 青春時代を共にした友達がこうやって同じ時を重ねて大人になったんだなって……すごい感動と自分にはそれがいないという切なさで。
(朝井リョウ)返ってくるよね。自分に全部。そういうのを見た時、自分に返ってくる。本当にみなさん、いま村田沙耶香さんが『生命式』という本を出していて。そのいちばん最後の小説がまさにそういう話で。全部の世代で自分を使い分けてきた人が結婚式をどうするか?っていう話なんですよ。で、結論が最後に1個、出るんですけど。面白いんで!
(高橋みなみ)なに?
(朝井リョウ)みんなもそれをやってみよう! たぶんとてもすごいことになるけども……っていう話が最後に。12編の最後に入っているので。めちゃくちゃ面白かったです。
(高橋みなみ)めちゃめちゃ気になるじゃん……。ちょっと待って。「その結果、テッカテカの顔になった」というこの差し紙はなんですか?
(朝井リョウ)ああ、すごい。素敵。なんだろう? 感激で……。
(高橋みなみ)いや、本当にね、近くで麻里子様のご家族へお手紙とかを読まれた時に……。
(朝井リョウ)すごいね。それもすごいんだよねー。
(高橋みなみ)いや、そこは感動のシーンだから! 私は麻里子様が我慢をしている顔を見て、お手紙の内容も含めて号泣をしてしまって。気づいたらもう顔がテッカテカになって。それをすかさず優子に写真を撮られるっていう。
(朝井リョウ)ああ、そういうことね。ちなみに前田敦子さんはそのお手紙を読まれている時にはどういう感じだったんですか?
(高橋みなみ)いや、なんかすごく感動をしてた。で、ともちんもピュアだからウルウル泣いていて。で、私はテカテカになっていた。
顔がテカテカ問題
(朝井リョウ)はー、なんかすごい……久しく、最近ちょっと結婚式というものに出ていなかったんですけども。また思い出して落ち込んできたわ。その自分に返ってくる感じ。
(高橋みなみ)えっ、次にお招きされたら行くんですか?
(朝井リョウ)ああ、でもまた増えてきたんですよ。結構近場でいくつか……それこそこのニッポン放送でお世話になったディレクターさんの式に当時の番組のメンバーで行くとかっていうのがあってさ……。
(高橋みなみ)なんでちょっと渋い顔をするの?(笑)。
(朝井リョウ)どうしよう? だからすっごいエネルギーが溜まっていないと結婚式って行けないんだよね。まず。
(高橋みなみ)でも私は男性の時点でスーツを着ていけばいいじゃんっていうのが……。
(朝井リョウ)ああ、それは本当にそう!
(高橋みなみ)女性の難しさ!
(朝井リョウ)それは本当にそう思う!
(高橋みなみ)私、もうそうそうたるメンツだったからさ。これは1人で変な服を着ていったら……。
(朝井リョウ)それ、いつもの特攻服とかじゃちょっと浮くもんね。
(高橋みなみ)いやいや、いつも特攻服を着ているわけじゃないですよ。ただ1人、「おっ!」って思ったのは秋元才加さんがお着物をお召になられていて。
(朝井リョウ)ああ、でも似合うわ!
(高橋みなみ)それがすごい似合っていてね。かっこよかったです。
(朝井リョウ)ああ、さすが。ああ、似合いますね! 大変に似合っていらっしゃいます。
秋元才加の着物姿
(高橋みなみ)でも才加がなぜ1人、着物だったのかっていのは優子と佐江ちゃんと3人で「着物を着ていこうぜ!」っていう風に言っていたんだけども、結果着てきたのが才加だけだったっていう……(笑)。
(朝井リョウ)いやー、すごい。表しているなー。関係性を表してるエピソードで。
(高橋みなみ)とってもいいのよ。似合っていた。
(朝井リョウ)やっぱり才加の後輩として。ありがとうございます。
(高橋みなみ)出たよ。その設定、崩れないんだよなー。
(朝井リョウ)その話は覚えておこうと思います。そうかー。じゃあ楽しみだね。高橋さんの式も。
(高橋みなみ)来てくれるのかな?
(朝井リョウ)だから、もうなんでもやりますよ!
(高橋みなみ)フハハハハハハハッ!
(CM明け)
(高橋みなみ)いや、本当になにもしなくて大丈夫です。
(朝井リョウ)フフフ(笑)。
(高橋みなみ)最後、「なんでもやる」みたいなテンションでしたけども。
(朝井リョウ)ちょっといまからピアノ教室に行かなくちゃいけないかな?って思ったり。
(高橋みなみ)いや、本当に大丈夫です。あの、申し訳ないですけど、朝井さんに自由は与えないです。
(朝井リョウ)あと、剣……殺陣の練習ですね。『愛しさのアクセル』のことを考えるとやっぱり殺陣の練習を……。
『愛しさのアクセル』
(高橋みなみ)怖くない? 突然さ、「出し物です」って朝井さんがさ、私の曲を剣を振り回して……めちゃくちゃ怖いよ!
(朝井リョウ)しかも笑いを取りに行くとかじゃなくて、ちゃんと本気の『愛しさのアクセル』を最後までやるっていう。意味のわからない時間。全員、意味がわからない時間。
(高橋みなみ)怖いよ……震えるよ……。
(朝井リョウ)高橋さんも途中でトイレに行ったりするっていう。
(高橋みなみ)フフフ、「ちょっとじゃあ衣装を替えてきます」って。
(朝井リョウ)そのぐらいの時間なんです。
<書き起こしおわり>