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R-指定とDJ松永 Creepy Nuts『ぬえの鳴く夜は』を語る

R-指定とDJ松永 Creepy Nuts『ぬえの鳴く夜は』を語る サウンドクリエイターズ・ファイル
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R-指定さんとDJ松永さんが2020年9月20日放送のNHK FM『サウンドクリエイターズ・ファイル』の中でCreepy Nuts『ぬえの鳴く夜は』について話していました。

(R-指定)そんな感じでね、映画の話をこの時間はずっとしてるんですけども。

(DJ松永)Rさんは歌詞とかにさ、映画の影響がやっぱり出てるよね。

(R-指定)めっちゃ出てると思うんですよね。たぶん至るところに……ラッパーの歌詞は宇多丸さんとかもそうやし、Mummy-Dさんも。全員、映画の感じは出てくるんですけど。俺もやっぱり例に漏れず、結構Creepy Nutsの歌詞も映画の影響で……映画のタイトルとか、映画の主人公とか。

(DJ松永)そうだね。モロに映画のタイトルっていうパターンもあるもんね。

(R-指定)そうそう。モロに映画のタイトルのもあるし。新作アルバムやと『ヘルレイザー』とかもそうですしね。モロに映画のタイトルなんですけど。俺ら的に「映画に救われたな」っていう曲があるんですよ。我々Creepy Nutsで『クリープ・ショー』というフルアルバムを出す時にリード曲を作ろうってなって。それにめちゃくちゃ時間がかかって。トラックはできてたんやけど、もう締め切りが明日やってなって。

そんな時の夜中。もう朝起きたら録りに行かなアカンっていう時には「全然思い浮かべへん。どうしよう?」ってなってる時に、「気分ちょっと気分を紛らわすために1回、映画を見よう」みたいな感じになったんですよね。それで映画を選んでる時に金田一シリーズの『悪霊島』とっていう映画を見ようと思って。まず、予告編だけ見たんですよ。で、その予告編で「鵺の鳴く夜は恐ろしい」っていうキャッチフレーズが出てきたんですよ。

「鵺の鳴く夜は恐ろしい」

そこでピーンと来てできた曲がまさしく『ぬえの鳴く夜は』っていう曲なんですよ。Creepy Nutsの。これ、なにが俺、ピンと来たかっていうと元々ね、この『悪霊島』という映画はちょっとは知っていたんですよね。でも見たことはなくて。で、「鵺の鳴く夜は恐ろしい」というキャッチフレーズも昔、聞いたことはあったんですけど。なんでそこでピンと来たかっていうと、曲のコンセプトだけは決まってたんですよ。

このヒップホップっていうアートフォームを俺ら流に解釈して書きたいなと。要は俺たちは楽器も弾かれへんけど、ミュージシャンを名乗ってる。「楽器ひとつも弾けないくせに楽しむ器ならある」みたいな言い回しとかはできていて。でも、この俺らのこのヒップホップ……ラッパーでDJやねんけど、なんか他のヒップホッパーとは違う感じとか。いろんな影響を受けて出来上がってるこの雑多な感じ、雑食な感じ、ごちゃまぜの感じをどうしても一言で表現したかった時に、『ぬえの鳴く夜は』っていう。

「鵺」っていう架空の生物がまさしくCreepy Nutsのイメージとバッチリはまったんですね。鵺っていうのは顔が猿で体がタヌキ、足がトラ、羽が生えていて尻尾が蛇みたいな。いろんな動物が合わさったキメラなんですよ。でも、そのごちゃまぜ感がCreepy Nutsの音楽やなと思っていて。まさしく『ぬえの鳴く夜は』はめちゃめちゃロックサウンドなわけで。それにラップが乗って……っていうそのいろんな要素、ごちゃまぜ感が俺らやなって。

(DJ松永)まさしく鵺だと。

(R-指定)そうなんですよ。俺らの音楽自体、存在自体。そう思って。「これ、『ぬえの鳴く夜は』にしよう」ってできたんですよ。だからそのトレイラー、予告編を見てなかったら出来ていなかった曲っていう。

(DJ松永)これ、めぐり合わせとかね、あるよね。

(R-指定)あるんですよ。タイミングが。「うわっ、ここで!」みたいな。バチンと点と点が線になって。Again, Again, Againする瞬間があるんですよ。

(DJ松永)フフフ、今ね、XBSさんの名パンチラインを歌っていただきましたが(笑)。

(R-指定)フハハハハハハハハッ!

(DJ松永)最高でしたね! えっ、XBSをかける?

(R-指定)XBSさんで『All Day All Night』……。

(DJ松永)フフフ、それはフィーチャリング Tinaね(笑)。「All Day All Night♪」って(笑)。

(R-指定)最高ですからね(笑)。じゃあ、ちょっと話が脱線しましたが。俺らの曲をちゃんと聞いてもらいましょうか。Creepy Nutsで『ぬえの鳴く夜は』。

Creepy Nuts『ぬえの鳴く夜は』

(R-指定)お送りしたのはCreepy Nutsで『ぬえの鳴く夜は』でした。

(DJ松永)これはまさしくヒップホップを歌った歌ですね。

(R-指定)そうなんですよ。ヒップホップのことを歌っているんですよ。しかもロックサウンドの上で。この……。

(DJ松永)それがヒップホップなんだよね。

(R-指定)そうなんですよ。このなんでもあり、なんでもごちゃまぜの感じが俺らの考える、まさしくヒップホップなんですよ。自由やし、いびつ。そのいびつさが俺らは「かっこいいな」って思って。

(DJ松永)そうなんですよ。ヒップホップは本来、自由なものですからね。で、あらゆるものから拝借してくるっていうのもヒップホップの文化ですから。ヒップホップでないものをヒップホップにするっていうのがヒップホップですからね。

(R-指定)いいことを言う!

(DJ松永)フハハハハハハハハッ! ありがとうございます(笑)。

<書き起こしおわり>

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