ハライチ岩井 お昼の番組のクイズにイライラする話

ハライチ岩井 エッセイ集『僕の人生には事件が起きない』販促法を考える ハライチのターン

ハライチの岩井さんが2020年8月20日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でお昼のワイドショーなどで出されるクイズにイライラさせられる話をしていました。

(岩井勇気)俺も『どうぶつの森』、やってるからね。だいぶ前から。

(澤部佑)えっ?

(岩井勇気)どこでも言わないようにしてたけど。

(澤部佑)フフフ、まあ、そうか。みんな言っていたから?

(岩井勇気)もうやりきったから。

(澤部佑)ああ、もう終えてはいるか。一通り。

(岩井勇気)本当に、島を真っ平らにして。真っ黒なタイルを塗って。ピエロの衣装にさせて。暗黒の島にしたから。

(澤部佑)怖っ! なにそれ? なにが楽しいの、それ? いろんなのを作るんじゃないの?

(岩井勇気)で、もうゲームの電源を切った。それで。

(澤部佑)じゃあ、今でもその島ではピエロ、生きてるの? 怖っ!

(岩井勇気)そうよ。いやー、ちょっとでもね、最近、暑いからいらついてるのかな、ちょっと。

(澤部佑)あら? 良くないですね。

(岩井勇気)ムカッとするんだけどさ。もう昼のテレビとかこう見ててさ。ワイドショーとか見てて。ちょっとしたクイズを出す時、あるじゃん? ワイドショーのスタジオで。

(澤部佑)ああ、いろいろあるね。

(岩井勇気)4択ぐらいでさ。ボードみたいなのを出して。「この中で、風邪の時の対処法として間違っているのはどれでしょう?」みたいな。でさ、コメンテーターが何人かいてさ。「どれっすかね?」みたいな。「どれだと思います?」って。ちょっと語りかけて。

(澤部佑)MCとか司会の人が。

(岩井勇気)それで「2かな?」みたいな。「ああ、2?」「私は3ですかね」「ああ、3ですか」って。「4じゃないですか?」「ああ、4」「あっ、私も4です」って他の人が乗っかったりなんかして。「皆さん、よろしいですね?」ってなるじゃん。「はい」って。それで「正解は……全部ダメなんですね」って。なにそれ? ムカーッ!ってなって。

(澤部佑)フフフ(笑)。そんな、ムカッとならないでよ、それぐらいで。

(岩井勇気)「はあ? 全部ダメ? はあ? なにそれ?」って。なにこれ。なんなの、これ?

(澤部佑)古来からあるじゃない、それは。

(岩井勇気)いや、これ、最近すごい見ない? 昼のワイドショーとか。なに、あのクイズ? なんなの、あの時間? なんか本当さ、だいたい昼のワイドショーとか健康番組とかで、すごいこれを見ない?

(澤部佑)ああ、見る見る。全部パターンね、あるね。

(岩井勇気)このクイズはね、その健康番組とかワイドショーとかで出るんだよ。

(澤部佑)なんでだろうね?

(岩井勇気)だいたいさ、30代から40代ぐらいの女子アナとかがさ、このクイズをやるんだよ。

(澤部佑)ああ、このクイズだけ担当で回すみたいな?

(岩井勇気)うん。「熱中症になってしまう人はどんな人でしょう? 1、スポーツを始めた人。2、肥満の人。3、寝不足の人。4、2日酔いの人。さあ、皆さん、どれですか?」みたいな。「うーん、まあ、1ですかね?」「1」「いや、4でしょう、これは」「4」「いや、私は2かな?」「2」……って。1回、全員に聞くんだよ。あいつは。

(澤部佑)「あいつは」っていうか、まあ、いるからね。

(岩井勇気)で、その女子アナがもうしたり顔で「正解は……全部アウトなんです」「はあ?」って。ムカーッ! ふざけんなよ、お前! なんなんだよ、それ! えっ、じゃあ何? お前、どういう気持ちでみんなの回答、聞いてたの? 「えっ、何番だと思います?」「1」「1……」って。はあ? ちょっとリアクションなんかしたりして。「はー、なるほど。2ですね」なんつって。だから「全部ダメなのに……」って思っているんだろうね。

(澤部佑)まあ、答えを知っているからね。

(岩井勇気)「ぷぷぷぷぷ……」って(笑)。

(澤部佑)そんなバカにはしていないと思うよ。それは仕事でやっているだけじゃない?

(岩井勇気)一通り、時間かけて聞いてさ。「正解は、全部アウトなんですよ」って。したり顔で。もうムカッとなって。「おーい!」ってなってさ。本当にさ、あれは全部バツクイズなんだよ。

(澤部佑)まあまあ、正解は出せないわな。

全部バツクイズ、出しすぎ問題

(岩井勇気)ちょっと前ぐらいからさ、昼のワイドショーとか健康番組とか、もう全部バツクイズ、出しすぎじゃない?

(澤部佑)ああ、そんなにあるか。へー。

(岩井勇気)特に昼はだよ。俺もう本当、この全部バツクイズに関してはさ、最初の頃はよかったんだよ。本当に。最初に見た頃は「何番ですか?」「○番」「△番」って。「正解は、全部バツなんですよ」「えっ? へー!」ってなったけど。

(澤部佑)最初の頃はね。「ああ、そうなんだ!」って。

(岩井勇気)「へー! 全部か」ってなったけど。もうやられすぎて、「全部バツなんです」「もういいよ! この全部バツクイズ!」って。

(澤部佑)もう命名してるじゃん。「全部バツクイズ」って。

(岩井勇気)「もういいよ! 全部バツクイズは!」って。時間かけて、何なんだよ?

(澤部佑)でも、そういう人……まだ中には初全部バツクイズの人もいるからさ。「えっ?」っていう人もいるんじゃない?

(岩井勇気)いやいや、もう結構やられまくっちゃってるよ。全部バツクイズは。

(澤部佑)ああ、もう国民に知れ渡っちゃってる?

(岩井勇気)うん。本当に。どうするの? これ、クイズ出された時点で瞬時にテレビの前でクイズ賭博が発生してたら? 「おう、これ、何に賭ける?」みたいな。「はいはい、いくら、いくら、いくら……」みたいな。そしたらさ、「全部バツなんですよ」「なにそれ?」って。もう全員に払い戻しして。

(澤部佑)いやいや、行われてないから……。

(岩井勇気)それで、手数料だけ取られるんだよ? 「ふざけんなよ!」ってなって。

(澤部佑)大丈夫です。行われていないから。

(岩井勇気)「手数料取られちゃったよ……」ってなっちゃって。クイズを出された時点で「もしこのクイズが当たったら、俺と結婚してくれ」って男が女にプロポーズしていたとするよ? そしたらさ、「正解は、全部バツなんですね」「うーん……」って(笑)。

(澤部佑)「うーん……」ってなるのかな? わかんないけど。

(岩井勇気)「うーん……」「うん?」ってなっちゃうでしょう? 変な感じになっちゃうじゃん。これがでも、「正解は、全部バツなんです」って言って。その子女子アナがね、「なので、全員正解です!」って言ったらわかるのよ。

(澤部佑)はいはいはい。

(岩井勇気)それならいいんだよ。でもさ、あいつらは「いや、もう皆さん、『全部バツ』って言わなかったので、全員不正解なんです」の空気を出してくるわけじゃん?

(澤部佑)まあまあ、引っかけに来てるわけだからね。そもそもが。

(岩井勇気)じゃあ、「なんなの、これ?」っていう話になるからね。

(澤部佑)出演者たちも知っているけどね。全部バツクイズだっていうのは。

(岩井勇気)そうなんだよ。うん。だから途中で「ああ、うん。わかった、もう。これ、あれでしょう? 全部バツのやつでしょう? そういう風に聞いてきているけど、どうせ全部バツなんでしょう?」って言ってやってもいいんだけども。

(澤部佑)ああ、誰かが?

(岩井勇気)でも、それはそれでさ、「もう、なに? 当てないでくださいよ」的な感じをあいつら、出すでしょう?

(澤部佑)まあ、あとはスタジオも変な空気にはなるよね。それは。

(岩井勇気)変な空気になっちゃうんでしょう? 全てにおいて不利なクイズを出されているんだよ、だから。なんにも俺たちにプラスにならないクイズ、出されてるんだよ、あれは。

(澤部佑)視聴者もちょっと「なんでそんなことを言うんだろう、この人は?」って思うしね。

(岩井勇気)あの女子アナだけが楽しいだけのクイズなんだよ、あれは。

(澤部佑)女帝として(笑)。

(岩井勇気)本当に。あれに関しては「王様かよ?」って思うね。それで、今日よ。昼。テレビを見てたらさ、また女子アナがさ……。

(澤部佑)「女子アナが」って(笑)。女子アナへの思いが強くなってきているじゃん!

(岩井勇気)あの30代、40代の女子アナがさ、また「今の時期、冷蔵庫内の食材の管理で間違っている、ダメなのはどれでしょうか?」って。4つ、ボードにさ。「4つだ!」って思って。もうさ、4つ、ボードに貼られているんだよ。

(澤部佑)全部バツクイズ、だいたい4択の時が多いね。

(岩井勇気)「4つだ!」って。1個1個さ、だから剥がしになっていて。なんかタイトルが書いてあるんだよ。だから「1、中までぎっしり食材が入れられている」「2、卵など、ドアポケットに入れている」「3、調味料が液だれしたまま放置されている」「4、カレーを鍋ごとを入れている」。

(澤部佑)「よくないのはどれでしょう?」っていうことね。

(岩井勇気)そう。「冷蔵庫内の食材の管理で間違ってるのはどうでしょう?」って。でも本当にもう「全部バツクイズだろ?」って俺は思っているの(笑)。

(澤部佑)まあ、そうね。さんざん見てきてるしね。

(岩井勇気)うん。でさ、「皆さん、どれだと思います? これですか? これですか?」ってまた聞いていって。「じゃあ、1個ずつ見ていきましょう」って。「1、中までぎっしり入れている。じゃあ、剥がしてみましょう。これは……ダメなんですね」って。「こういう理由でダメなんですよ。ということで、あとの3つはCMの後です」って。「全部バツなのに? 全部バツなのに!?」って(笑)。

(澤部佑)フフフ、思うわな(笑)。

(岩井勇気)「はあ? ふざけんなよ! どうせ全部バツクイズだろ?」って。それで、CM明け。そしたら「じゃあ、2つ目を見てみましょう。ドアポケットに卵などを入れてみる。剥がしてみましょう。これも、ダメなんですね」って。そしたら、次はもう本当に全く関係ない天気のニュースとか、本当の事件のニュースとかに入っちゃって。もう、その間で。「この後も、全部バツクイズなのに?」って。

(澤部佑)ああ、間にそうか。別のニュースの時間が? ええっ? すごいな……。

(岩井勇気)「何、これ?」って思ってさ。それで待ってさ。

(澤部佑)待ってるじゃん!(笑)。

(岩井勇気)「どうせ全部バツクイズなんだろう? 見てやるよ!」って思って。で、その本当に真面目なニュースをやって。それでもう1回、CMを挟んで。それが明けて。「じゃあ、先ほどの……」って。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! なかなかひっぱるね!

ひっぱりまくる全部バツクイズ

(岩井勇気)「冷蔵庫内の食材の管理。ダメなのはあと2つです。じゃあ調味料の液だれ放置、見てみましょう。(ベリベリベリ……)ダメなんですね」「そりゃそうだろう。全部ダメクイズだから。なあ! 全部ダメクイズなんでしょう?」って。「じゃあ、最後に行きましょう。最後、冷蔵庫内にカレーを鍋ごとを入れてしまう。これ、見てみましょう。(ベリベリベリ……)ダメなんですねー!」って。「ふざけんなよーっ! ふざけんなっ!」って。

(澤部佑)なんだよ、これ……(笑)。

(岩井勇気)今日、家でなっちゃったの(笑)。全部ダメクイズ。

(澤部佑)なんだよ、この話……おい、同じ気持ちにさせるなよ! 同じ気持ちになったよ、今。全く。

(岩井勇気)もうね、全部ダメクイズは禁止します!

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! それ、今日の昼? もうめちゃくちゃ、みんなシンクロしたよ! 同じ気持ち!

(岩井勇気)本当に。もう全部ダメクイズなんてやめてほしい。

(CM明け)

(澤部佑)そういえば、最近あんまり見ていないな。その全部バツクイズ。

(岩井勇気)もう本当、昼はだいたいそうよ。

(澤部佑)昼は、そうかー。女子アナの方が?

(岩井勇気)女子アナの出す昼のクイズは全部バツクイズ。

(澤部佑)フフフ、そうか。でも全部じゃないでしょう? 中にはね……。

(岩井勇気)本当に気をつけた方がいい。3、40代の出す昼のクイズは、もう全部バツ。

(澤部佑)でも、見ちゃってるんでしょう? 岩井、最後まで。結局。

(岩井勇気)うん。

(澤部佑)そしたら、番組からしたらいいわけじゃん?

(岩井勇気)もう思うツボだよ。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! でも、そういうことだよな。

(岩井勇気)「今日は全部バツクイズじゃないんじゃないか?」って思って見ているから。

(澤部佑)ああ、もうそのゾーンに入っているのね。番組サイドも気づいているんじゃない? 「どうせ国民は『全部バツクイズなんじゃないか?』って最後まで見るだろう」って。

(岩井勇気)そういうことだよ。あれは「全部バツバカラ」だから。プレイヤーかバンカーかに賭ける。いまんところ、ずーっとバンカーに来ているんだから。

(澤部佑)じゃあ、最後に「○」が……「これは大丈夫なんですね」って来たら、どうなるの?

(岩井勇気)「うわああーっ! 今日、買っておけばよかったー!」って。

(澤部佑)ああ、それはそれで楽しいのね。

(岩井勇気)でも、それはないから。だいたい3つまでバツだったらバツだから!

(澤部佑)まあ、それで最後が「○」だったらすごいもんね。

(岩井勇気)まず「どれがバツだと思いますか?」って言っている時点で、2つ目ぐらいの時点で2つバツがあるのがおかしいから。

(澤部佑)まあまあ、そうね。なかなかちょっと怒りがね。

(岩井勇気)あれ、おかしいよ。もうやめてほしい。マジで。

(澤部佑)お納めください(笑)。

<書き起こしおわり>

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