(R-指定)あれも見ていて超思ったのよ。これまでのタバコの遍歴が元カノみたいだって大悟さんが言っていて。俺もやっぱり思い出したもん。自分の元カノを。
(DJ松永)えっ、Rの一番最初の彼女(タバコ)って誰?
(R-指定)俺、初体験は正直、そのオトンの吸ってたやつをちょっとつまんで……というか。
(DJ松永)銘柄は?
(R-指定)それはマイルドセブンなんよ。青のマイルドセブンで。そっから、自分のオリジナリティーに行きたいなと思って、最初に行ったのが赤マル。赤のマルボロ。
(DJ松永)そのさ、略称があるのも格好いいよね。R、略すのも好きじゃん?
(R-指定)そうやな。俺、略すのが好きやから。で、マイセンから赤マルに行って。で、赤マルは正直、ちょっときつかったんですよ。吸いたての俺には。で、きつくて、ちょっと下げたんですよね。赤マルのちょっとタールとかニコチンが下のやつがあって。それが金マルって言うんですよ。金色のマルボロ。ただ、これ気をつけなアカンのはヒップホップの世界ではラッパー同士はやっぱりね、タバコがかぶるのを嫌います。
(DJ松永)えっ、なんで?
(R-指定)「あの人とかぶったら……」とか。ちょっとやっぱりどうしても、オリジナルというか。周りにいる人とやっぱり差別化したい。「俺はこれ」っていうのを浮き彫りにさせたい。その時にちょうど、ヒップホップでよく近くにいた先輩の韻踏合組合のHIDADDYさんとかERONEさんとかがちょうど当時、金マルを吸っていて。もろかぶりやと。マネしたいやん? 俺が。それはダサいと思って俺はそこからセッターに行ったんですよね。
(DJ松永)なるほどね!
(R-指定)で、その実家の一番近くのタバコ自販機にセッターはいろいろあるんですけど。みんなが知っているあの黒いセッター。でも俺はいろいろ見て、その中で光り輝いているパッケージを見つけたんですよ。これ、金セッターです。
(DJ松永)えっ?
(R-指定)これ、10ミリ。本来、ここが黒なんですけど。で、14ミリとかなんですけども、この金セッターは10ミリで、ここが金なんですよ。「これ、周りに吸ってるやつ、おらん!」と思って。そっから俺はずっとこれなんですよ。でもこれ、最近売ってないんですよ。
(DJ松永)しかもさ、どんどんソフトケースのがなくなってきてるんでしょう?
(R-指定)なくなってきてる。
(DJ松永)でしょう? 大悟さんもソフトケースが好きだったけど、でも自分の吸っているアメスピでソフトケースがないからって言うことで、ボックスで吸っていたし。それで、また値段も上がるんだっけ? 540円? 520円?
(R-指定)ナンボに上がるんやったっけな? また上がるねん。560円とか?
(DJ松永)えっ、いくらぐらいになったらやめるの?
(R-指定)それ、やめる前提で話をしてんの?
(DJ松永)えっ、やめない?(笑)。
(R-指定)俺、行けるところまで行くよ? というか、なんか国が俺を試してんねん。いや、俺はマジで止まらんよ。
(DJ松永)止まらない? というか、稼ぐし?
「タバコが高くなっても、それ以上に稼げばいい」(R-指定)
(R-指定)稼ぐし。だってタバコが高くなるやん? じゃあ、それを余裕で買えるぐらい稼げばいい話よ?
(DJ松永)たしかに! だって、吸って書いているんだから。ラップをタバコで回しているようなもんだ。
(R-指定)そうそう。必需品やから。だから、上げれるもんなら上げてみろと。俺、もうそれ以上に稼ぐよ。もう国との喧嘩や。やってみろって。かかってこい!
(DJ松永)そんなもん、もう経費だね?
(R-指定)せやな。すいません。ちょっとソニー、タバコを買った領収書を……「これ、なに?」「タバコ代です」って。
(DJ松永)フフフ、今、タバコなしで書ける?
(R-指定)正直、書かれへん。あと、ライブ前も吸わないとやってられへん。
(DJ松永)でもRは本当にそうだよね。でも俺さ、タバコを吸うのもムズいわ、あれ。
(R-指定)なあ。松永さん、あれを見て……平子さんがホンマに歯で挟んでタバコを吸い出した時、初心者やのにホンマに吸っている人みたいに。
(DJ松永)平子さん、やっぱり「タバコは格好いいから」って言っている動機にすげえマッチしていたもんね。平子さん、超格好よかったもん。俳優さんみたいだったよ。
(R-指定)なあ。松永さんなんか、ポテトみたいな……ダサい(笑)。じゃがりこみたいに(笑)。
(DJ松永)ポテロング食っているみたいな(笑)。
(R-指定)ポテロングを唇で挟んで火を付けてるみたいな(笑)。
(DJ松永)もうジッポーの使い方もよくわかんねえしさ。火をつけたら、その消し方がわかんないから。「熱い、熱い!」って思って。地面に置いたんだよ(笑)。
(R-指定)地面に置いたらアカンやろ、あのライター。
(DJ松永)あれ、アルピー酒井さんのライターだったんだけども、平子さんからの誕生日プレゼントらしくて。「あっ、うわっ、ヤバッ!」って(笑)。
(R-指定)「なんで置くんだよ!」って(笑)。
(DJ松永)本当に……難しいよ。でも大悟さん、めちゃめちゃ優しくて。タバコを吸うじゃん? で、収録が終わって「ありがとうございました!」って言ったら「ああ、もうそれ、捨て。最初はもう具合が悪くなるから吸わん方がええ」って。消してくれてさ。すげえ優しい。すげえいい人だと思って。
(R-指定)格好いい。タバコ吸う人って全員いい人やから。
(DJ松永)全員いい人! タバコを吸う人って、全員いい人。
(R-指定)フフフ、みんなあの大悟さんを見て「格好いい、いい人、懐が深い、余裕があるな」って思ったやん? 吸っている人、全員そうやで?
(DJ松永)うらやましい……(笑)。俺、どうりでカリカリしているなって思ったよ。余裕がなくてエゴサしてカリカリして。ちなみに2本目の収録の時、俺はヤニクラしていました(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハハッ! ヤニクラ(笑)。
(DJ松永)それ、明日放送ですからね。「女の本音を歌で伝えるグランプリ」っていう。
(R-指定)その時、松永さんはずっとヤニクラ?
(DJ松永)ヤニクラ中でした(笑)。明日の『チャンスの時間』も見てください(笑)。
(R-指定)時代と真逆のラジオやな(笑)。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! いや、『チャンスの時間』が頭がおかしいのよ(笑)。
(R-指定)なあ?(笑)。
『チャンスの時間』「吸いまくり先生」
#103:大悟がたばこのカッコよさを伝授!吸いまくり先生! @ABEMA で無料配信中 https://t.co/Fe74YNh0P5
— みやーんZZ (@miyearnzz) August 12, 2020
(中略)
(DJ松永)メールです。「松永さん、僕も同じ気持ちです。僕もタバコ吸って、タバコを吸おうとしている人にちょっと笑いながら『やめた方がいいよ』と言いたいです! もう、やめさせられる側になるは嫌なんだっ!」。
(R-指定)フハハハハハハハハッ!(笑)。
(DJ松永)「やめといた方がいいよ」って言う側……めちゃめちゃかっこいい!
(R-指定)でもまあホンマに、あんまり別にやらんでいいですから。
(DJ松永)かっこいい……。
(R-指定)いやいや、マジでさ。だってこいつは言うたら、「やめさせられる側が嫌だから」っていう動機でやろうとしてるんやろ? 続かん、続かん。やめとけ、やめとけ。
(DJ松永)かっこいい……!
(R-指定)フハハハハハハハハッ!
(DJ松永)みんな、聞いた? こいつ、めちゃくちゃかっこよくない? これ、俺の相方!(笑)。かっこいい!
(R-指定)いや、おかしいって。価値観がアップデートされずに来ているから(笑)。
(DJ松永)めちゃめちゃかっこいいよね(笑)。
<書き起こしおわり>