(R-指定)そうなんです。で、次に聞いてほしいのが、これはさっき、だんじりの友達とカラオケに行くって言ったじゃないですか。で、カラオケにだんじりの友達と行くと、僕もやっぱり当然、ラップとか歌ったりするわけですよ。そして、毎回やるのがそのだんじりの友達がヤンキーの後輩カップルを連れてくるんですよ。で、ヤンキー彼氏とヤンキー彼女。まあ言ったらプージャーとか着ているような彼女が来て。で、2人とも、僕のことは知ってくれてたりするんですよね。YouTubeとか見て。「ああ、R-指定さん!」って。
で、「じゃあ俺、これ歌うわ」みたいな感じでヤンキーの彼氏が入れる曲があるんですよ。で、それがヒップホップの名曲でAK-69さん。名古屋のラッパーの方。昨日、僕らのオールナイトニッポン0にもゲストで来てくれた方。このAK-69さんの『And I Love You So』というラブソングがありまして。これ、ちょっとかけてもらってもいいですか? イントロのところもしゃべりますんで。
(イントロが流れる)
で、このきれいなメロディーでしょう? これ、ラブソングなんですよ。で、AK-69さん流の『関白宣言』というか。だから俺はいつも、後輩のヤンキーカップルになぜこれを歌わせるかってういと、ヤンキーの彼氏に「これを彼女に言え! この歌詞を歌ってくれ!」っていう。で、その彼氏はやっぱり拙いながらも歌って。そこで俺、プロが歌っちゃダメなんですよ。彼氏が拙いながらもこのラップのこの『関白宣言』を彼女にするわけですよ。で、この曲はサビが掛け合いになってるんですよね。男の掛け合いになっていて、その掛け合いの部分を俺が手助けするっていう。まずはちょっと聞いてみてください。
AK-69『And I Love You So』
(R-指定)この掛け合い、あるじゃないですか。「明日の、保証♪」みたいな。これ、いつもヤンキーの子がラップの部分を歌って、サビに入ってきたところで俺が頭の「明日の、保証♪」って俺がサポートに入るんですよ。で、その下ハモとかして彼氏がかっこよくなるように俺が黒衣に回って立てていくっていうね。これをいつもやるんですよね(笑)。
(幸坂理加)へー! なんか震える!
(R-指定)で、もうひとつ。これをやって。ホンマにちょっと前なんですけども。実際にレゲエシンガーとして活動している友達がいて。それは後輩なんですけども。そいつと、カラオケにみんなで行っている時にそいつが歌った曲があるんですよ。それがCHEHONさんの『Baby Don’t Cry』っていう曲なんですよ。これはレゲエなんですけども。じゃあ、ちょっと聞いてみましょうか。
(幸坂理加)なんか結婚っぽい感じですね。
(R-指定)カノンですよね。これ、いいんです。
(R-指定)プーローッ!
(幸坂理加)えっ?
(曲が止まる)
(R-指定)ああ、プーローしましたね。
(幸坂理加)なんですか?
(R-指定)「プーロー(Pull Up)」っていうのはレゲエの用語で。ライブとかでレゲエアーティストが曲をかけて盛り上がりそうなところで「プーロー!」って言って。今みたいに「キュルルッ!」って曲をもう1回、戻すんですよ。で、「コマゲン(Come Again)」って言ったら頭から流れるんですよ。「プーロー」「コマゲン」っていう。そういうのがあって。その、さっき言ったレゲエの歌を歌っている後輩。そいつがこのCHEHONさんの『Baby Don’t Cry』を歌っていたんですよね。俺らの前で。
で、ちょっとしたら「すいません。彼女、呼んでいいですか?」「ああ、いいよ、いいよ。呼びや、呼びや」って。で、彼女が来て。その彼女、めっちゃかわいかって。で、「お前、幸せにしたれよ」ってみんなで言ってたんですよね。で、その彼氏は別の歌を歌っているんですよ。「いやいやいや……彼女が来てからこの『Baby Don’t Cry』を歌わんかい!」っていうことで。
それで俺とその友達で後輩のレゲエシンガーの子に「いやいや、『Baby Don’t Cry』を歌いや。今、彼女がおんねんから、彼女の前で歌いや」って意地悪をけしかけて。「コマゲン、あるんちゃう? あるんちゃう?」っつったらその彼女が彼氏の耳元でめっちゃかわいい声で「プーロー!」っつったんですよ(笑)。そしたらその彼氏がはにかみながら「コマゲン」っつってこれを歌い出したんですよね(笑)。っていうことで、コマゲン!(笑)。
CHEHON『Baby Don’t Cry』
<書き起こしおわり>