なんか『MIU404』って刑事ドラマでね、日々事件が起きるのを解決するというのが大筋ですけど。やっぱりこの間のを見てもエンタメだなと思ったし。でもエンタメでドラマを描く、ドラマでエンタメをやるっていうことはなんていうか、「社会を描くっていうことはやっぱり基本中の基本なんだよな」って思いました。刑事ドラマは特に犯罪っていうものがあって、それを取り締まる警察がいて……っていう話なんで。
その犯罪っていうのはもちろん、人間の感情から起きるものではあるけど。その人間の感情っていうのは社会の仕組みから生まれてきたりするものだったりするので。刑事ドラマで犯罪を描くっていうことはイコール、その社会を描くってことだと思うので。
犯罪を描くことはその社会を描くこと
で、人間ドラマを描くってことはその人間がいる社会を描くということは基本中の基本だと思うので。それをドラマとして『MIU404』は……もちろんエンタメとしてもそうだし、ドラマを描くっていうことに当たり前ですけど、ものすごくものすごく熱量を持って作られているなっていうのが自分で出ていても感じますね。
編集へのこだわりとか……何日も何日も編集してるんですよ。だから「いやー、もう4日目です」みたいな。だから撮っている時点でOKカットとかっていうのは決まっていくので。もちろん「これでOK」っていうのがあるんだけど、それでも編集していく上で「もっとこっちの方がいいんじゃないか?」っていうことで今までの素材を全部見直したりとか。そういうのもされてるんですよね。そういうのを個人的にもすごい好きな作業なんで。音楽とかでも。だからそういうのをされてる人たちと一緒に仕事ができるというのは幸福だな、なんて思ったりします。
「……ところで、ドラマの中で志摩さんが『あの、ひとつ聞いてもいいですか?』というセリフを言うのですが、その言い方と仕草を見た瞬間、『刑事コロンボみたいだ』と思いました。以前、コロンボのBlu-rayボックスを買われたというお話をされていましたが、あのセリフは元々あったものですか? コロンボを意識した部分があったりしますか? 次週はいよいよ志摩さんの過去が明らかになるんですね。4機捜の皆さんとの絡みが緊迫したストーリーの中で癒しにもなっています。暑い中、撮影大変だと思いますがお体に気を付けて頑張ってください」という。ありがとうございます。
そうですね。そうなんですよ。ちょうどコロンボをね、見たりした後だったっていうのもあって。Blu-rayボックスを買って。
で、台本を読んだ時に、渡辺大知くん演じる水森という役から自供を引き出すようなシーンだったんですけれども。それの話しの進め方がちょっとコロンボみたいだなとは思ったんです。あと、着ている服装がその日、たまたまコロンボっぽいっていうか。ちょっとロングコートで、ちょっとよれよれしてるっていう。でも、コロンボのモノマネをしちゃうと全然ダメなので。ただ、そもそも台本の中にその「ひとつ聞いてもいいですか?」っていうセリフももちろんあったし。だから、何かちょっとコロンボみたいだなと思ったぐらいですね。コロンボみたいに演じようとはしてないんですけども。
志摩さんはだから、何て言うか、社交性だったりとか、そういうものがすごくあるっていう設定でもあったりするので。あと、刑事としてすごく優秀なので、ハッパをかけたりとか、急に怖くなったりとか、何かそういう発言を引き出したり……「この人犯人だな、犯人じゃないな」っていうことを判断するためにいろんな言い方になったりとか、しゃべり方になったりとかするんですよね。だからそういうのが演じててもすごい楽しいですし。『MIU404』、ぜひ今週金曜日、夜10時から見てください。僕が演じる志摩の過去のお話が出てきますのでね。元相棒が村上虹郎くんっていうことで。嬉しかったね。会えて。
結構共通の友達とかがいてですね。そうなんですよ。あの僕のディレクターがUAさんのディレクターだったりとかもするので。結構共通の知り合いが何人もいて、そういう意味でもすごく撮影してても盛り上がって楽しかったですし。すごく真っすぐなお芝居をされる方なんで、演じていて本当にすごく楽しかったし。ぜひ皆さんに見ていただきたいのでよろしくお願いします。
『MIU404』第6話・予告
NEXT SPOT❣️
『MIU404』第6話《リフレイン》
7月31日(金)よる10時放送✨ついに明かされる志摩の過去…
伊吹は相棒を救えるのか?!ゲストは村上虹郎さん?#MIU404 #tbs #金曜ドラマ#綾野剛 #星野源 #岡田健史 #橋本じゅん #麻生久美子 #村上虹郎#第6話は7月31日よる10時 pic.twitter.com/BRUtazCYnM
— 【公式】『MIU404』第6話 7月31日(金)夜10時放送! (@miu404_tbs) July 24, 2020
<書き起こしおわり>