星野源とすしらーめん《りく》動画編集を語る

星野源とすしらーめん《りく》動画編集を語る 星野源のオールナイトニッポン

すしらーめん《りく》さんが2023年10月17日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に出演。星野源さんと動画編集について話していました。

(星野源)あれ、編集も全部1人だもんね? あれはね。

(《りく》)もちろんです。僕、編集が一番得意で。

(星野源)そうだろうね(笑)。

(《りく》)で、なんなら出るのが一番苦手なんですよ。

(星野源)ああ、そうなんだ!

(《りく》)でもやっぱりこんだけ長く、変な体を張ることに付き合える人ってもう、好き勝手できるのは自分しかいないんで。もう自分を操作しようっていうので、途中から自分が出るようになって。

(星野源)そうだよね。結構、体を張るのも多いし。だからその体を鍛えているのも、あれでしょう? 「怪我しないように」とか、そういう感じでしょう?

(《りく》)そうです(笑)。

(星野源)だから、そこらへんがすごい徹底してるし。なんか、危なそうなのはちゃんと専門家の指示をあおいでやったりしているのも安心して見れるし。

(《りく》)やっていてよかった!

(星野源)「孤高」っていう感じがして、すごい好きなんですよね。

(《りく》)本当にありがたすぎて、幸せすぎて。もう天国ですね。ここの席は。

(星野源)ああ、よかったです(笑)。本当にそれぐらい、すごいことをやってると思うので。ぜひ気持ちよくなって帰っていただけたらと(笑)。

(《りく》)嬉しい! マジで編集、頑張ります。

(星野源)僕も……「僕も」っていうか、全然違うけど。僕、編集めちゃくちゃ好きで。ミュージックビデオの編集とかも、するんですよ。

(《りく》)ああ、そうなんですね!

(星野源)僕はPremiereを使っているんですけども。何を使ってますか?

(《りく》)僕はFinal Cutですね。

(星野源)あれ、Final Cutでやってんの? すごいね!

(《りく》)いや、もうショートカットキーを全部、あれで覚えちゃっていて。

(星野源)最初からFinal Cutだったの? iMovieから?

(《りく》)ああ、iMovieです。

(星野源)やっぱり! その流れなんだ(笑)。

(《りく》)はい(笑)。

iMovie→Final Cut Proの流れ

(星野源)やっぱり本当に1人遊びっていうか。1人の延長っていうか。そこからなんだね。すげえな!

(《りく》)「記憶を凝縮できるじゃん!」って知ってから、好きすぎて。

(星野源)なるほど。じゃあ、とりあえず撮る、撮影するみたいなのも好きだったの? 記録みたいな感じで?

(《りく》)スイカを輪ゴムで爆発させるのを撮って。で、スローで見て。友達の顎に当たっているのを見て「これ、顎がこんなに伸びてんじゃん!」みたいなのを撮っていたんで。「ああ、これを動画にしちゃおうよ」みたいな。

(星野源)じゃあ、最初はそういうところから始まったんだ。

(《りく》)そうですね。

(星野源)へー! そうか。Final Cutかー! Final Cutって、難しい印象なんですよ。操作が。

(《りく》)逆に僕はPremiereが難しいイメージありますね。カチンって切った時に、右側に素材が残るじゃないですか。あれが、なんか慣れないなって思って。

(星野源)ああ、なるほどね。でもPremiereでやろうとしたこともあるんだ?

(《りく》)3分だけ……。

(星野源)フハハハハハハハハッ! 早い(笑)。「ちょっと合わねえな」ってなって?

(《りく》)操作に集中しなきゃいけないから。もう動画のこと考えられないわって思って。

(星野源)いや、それがいいんです。それがいいと思います。なんていうか、レイ・ハラカミさん感っていうか。もう本当に、だから職人の包丁ですよね。自分が扱えるものを極めていくみたいな。だってあんな変な編集、見たことないもん(笑)。いや、それが……これ、めっちゃ褒め言葉なんだけど。やっぱりなんか、セオリーってあると思うんですよ。編集とか。どうすればこう見えるか、みたいなセオリーがあると思うんだけど。たぶんそれを全部、自分で生み出してる感じがする。で、「ここで切って……」って。最後のナレーションの最後の語尾の3分の2ぐらいで切って、バッて次に行く時に曲が変わっているとか。そこらへんの勢いのつけ方とか、画面の変え方とか、飽きなくさせ方みたいな。なんかそこらへんが、もうとにかく自分でずっとやってたんだろうな、みたいな。その感じが面白いなって。

(《りく》)そこがわかっていただけたなんて……伝わっていた人がいたんだっていう。もう、言葉が出ないぐらい、嬉しいです。

(星野源)あんなところまで積み上げるのは、相当な時間だと思うわけ。

(《りく》)めっちゃかかるんですよ。

(星野源)すごいかかるよね?

(《りく》)もう、見えないところで頑張りすぎていて(笑)。でも、見えないんですよ。

(星野源)本当だよ(笑)。そりゃ、1ヶ月はかかるよっていう。それがすごいい、いと思います。

(《りく》)ありがとうございます(笑)。本当に。

(星野源)たとえば、まだ見たことないっていう人、あんまりいないと思うけど。もしいた場合、最初に見るのにおすすめみたいなのがもしあったら、聞きたいんですけど。

(《りく》)「おばあちゃんが好き」っておっしゃっていただいたじゃないですか。僕がおばあちゃんが普通とは違うんだって知ったきっかけの動画。その最初のおばあちゃんを驚かせた動画があって。それをぜひ見てほしいですね。なんか、ポテチをおばあちゃんが開けるんですけど。中にニョキッて出るヘビが入っているんですよ。で、それは僕が片手でたまたま適当に向けたカメラのスーパースローに映っていて……っていう動画なんですけど。それが僕が人生で初めて、動画上でばあばにドッキリを仕掛けた瞬間なんですよ。これはぜひ、ちょっと……おばあちゃんで申し訳ないんですけども。

(星野源)アハハハハハハハハッ! オリジンな瞬間ですね。いいですね。じゃ、あそれをぜひ見ていただきたいと。

(《りく》)はい。

おばあちゃんへの最初のドッキリ

(星野源)あと、「これは来たな!」みたいな。「これは作っていて、達成感があったな」みたいなのは?

(《りく》)それは、感染症でポップコーンが5トン余っちゃったっていうので。で、「焼却処分なっちゃうと本当にもったいないんで」ってなっていて。

(星野源)そのポップコーンの種っていうか、まだポップさせる前のポップコーンね。

(《りく》)で、「100キロでいいんで、もらってくれませんか」って言われて。僕は口が滑って「5トン、全部ください」って言っちゃって(笑)。

(星野源)フハハハハハハハハッ!

(《りく》)でも、後々で考えてみると「いや、これって食べ物だし。見せ方、めっちゃ難しいな」って思って。

(星野源)そうだよね。

(《りく》)それで、みんなが不快な気持ちにならないように……「楽しませたい」っていうのが僕の気持ちの一番最初にあるんで。ちょっとでも嫌な気持ちにさせるのは嫌なんで。「どうやったらみんなが気持ちよく、食べ物が『食べる』っていうこと以外の別の形で人々に幸せを届けられるか?」っていうのでめっちゃ、逆算して考えて。で、動物園のイノシシさんたちも1ヶ月ぐらい、協力していただいて。

(星野源)そうだよね。最終的にはそこに……。

(《りく》)そう。で、やったことはその5トンのでっかいタワーのポップコーンを先輩が寝ている部屋に倒すっていう(笑)。本当に『名探偵コナン』の世界で。やばい犯人みたいな(笑)。

(星野源)アハハハハハハハハッ! いや、これはでもね、言葉で聞いてもわかんないかもね。あれはでも、ビジュアルのインパクトも含めて。あと、本当に大変だっただろうなっていう(笑)。

(《りく》)でも先輩も、もう本当に覚悟を決めて来るんですよ。「すしに呼ばれた……絶対にドッキリだ」みたいな。

(星野源)しかもなんか移動の車中、ずっと目隠しだったじゃない?

(《りく》)そうですね。イヤホンもさせて。音もわかんなくさせて。「車ごと崖から飛び降りるんじゃないか」ってずっと思っていたみたいで。

(星野源)そんな人、いないよね(笑)。でも、リアルにそう思わせる人ってなかなか……(笑)。

(《りく》)そうですね(笑)。

5,000,000粒のポップコーンを作ってみた

(星野源)僕、結構おとしめる系ドッキリは本当に苦手なんですけど。《りく》くんのドッキリはとにかく仲間とか家族でやってるとかっていうのもあるんだけど。すごく楽しく見れるんですよね。そこらへんをすごい考えて作ってるんだろうなと思って。

(《りく》)いや、よかった。

(星野源)じゃあ、ちょっとこんな感じで。この後また、リスナーからいっぱい質問が来てるので。ちょっとそれをぶつけていきたいと思います。引き続き、よろしくお願いします。

(《りく》)わ、私でよければ……ありがとうございます。

(星野源)「ぅわたしでよければ……」。動画のね、しゃべり方ですね。

(《りく》)ナレーションの時の。

(星野源)フフフ(笑)。もう1回、言っていただいていいですか?

(《りく》)「ぅ私でよければ」。

<書き起こしおわり>

星野源『生命体』齋藤飛鳥・THE D SoraKiダンスMV編集を語る
星野源さんが2023年10月3日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『生命体』の齋藤飛鳥さん、THE D SoraKiさんのダンスバージョンミュージックビデオ編集について話していました。
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