渡辺志保さんが2020年6月15日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中で6月14日に行われた渋谷・代々木公園のBlack Lives Matter行進に参加した際の模様を話していました。
(渡辺志保)私も先週の日曜日。渋谷の代々木公園で行われたBlack Lives Matterのマーチ、デモ行進があったので、それに参加してきまして。本当ね、本当にいろんな人がいました。ちょうどその日の夕方、テレビ朝日のニュースで早速、「こんなデモが行われました」というニュースが報じられておりまして。
私も沿道でTV朝日のカメラを見ましたが、夕方のニュースで早速報じています。 #BLMTokyoMarch pic.twitter.com/GFdq2Ahqzl
— Shiho Watanabe Kurokawa (@shiho_wk) June 14, 2020
そこでは「1000人以上の人々が……」っていう風に報じられていたんですけど。Black Lives Matter Tokyoという今回の行進を主催した方々のTwitterによると「約3500人の方が行進に参加した」という風に伝えられていて。でも、ただで私がざっと見た感じだと絶対4、5000人ぐらいはいたような気もするという感じでした。
で、本当に肌の色、髪の色、しゃべる言葉とか、様々な方……もう「多様性」という言葉でまとめちゃうとちょっとあれですけど。本当にさまざまな方が参加していらっしゃいましたし。私は第一陣。「始めますよ」っていう時間通りに出発した第一陣のグループで歩き始めたんですけど。だいたい50分ぐらいをかけて代々木公園からぐるっと、渋谷、原宿を回ってまた代々木公園に戻るというルートだったんですが。
戻った時にまだ、出発してない方々がたくさん、長い長蛇の列を作っていたんですね。恐らくたぶん全部で3つ、4つぐらいの塊の行進があの日、何時間かな? たぶん2、3時間かけてこのBlack Lives Matterの行進をしていたってことになるかと思うんですけど。
なんかね、すごく圧巻でしたし。私も歩きながら「No Justice No Peace」とか「Black Lives Matter」というそのスローガンをチャントしながら、口に出しながらみんなで歩いていって。それも繰り返す通り、すごくピースフルだったし。当たり前だけど誰もフィジカルに戦ってやろうとか、心の中ではね戦いモードだとは思いますけど。でも間違っても暴力を伴うような、そんな戦いを望んでるなんて誰ひとりいませんでしたから。非常に平和で美しいマーチだなっていう風に感じたし。
非常に平和で美しい行進
でも改めてここ、日本。東京にいて。かつ、日本で生まれたアジア人として、Black Lives Matterの運動。ひいてはその今、アメリカで起こっていることなんかを感じて今、私がここで何ができるのかとか、その意義。何のためにこういうことをするのかとか、ちょっとそういうことを非常に考えさせられたえところでもありまして。まだこれについては自分の中でも整理がついていないと言うか。答えなんてずっと出ないことかもしれないですけれども。いろんなことを見つめ直したり、考え直しするのに非常にいい機会でした。
あと、結構見知った顔に出会うこともちょこちょこあって。私もお世話になってるメディアの方であるとか、あとはご本人もストーリーズに載せていましたけども。Awichさんに実際に現場でもお会いしまして。Awichtさんも「こういった若い子たちも一緒に来てくれたんですよ」とか言って私にも紹介してくれて。「何か一緒にやれたらいいですね」みたいなことも話してですね。
なので、本当にこのラジオ『INSIDE OUT』を聞いていらっしゃる方。もしくはblock.fmを聞いていらっしゃる方って絶対にヒップホップとかダンスミュージックとか、そういった文化にいい意味でやられてる方ばっかりだと思うんですけど。その根底にはですね、そのアメリカ黒人の文化がある。
そして彼らが流してきた血と涙と汗があるみたいなことを本当にね、これを機会に……繰り返し、私とヤナタケさんもここ2週間ぐらい、ずっと同じ話をしてますけれども。多少、知る機会、学ぶ機会になればいいなっていうのをね、本当に本当に実際に行進をしてみて思ったところでございます。
『INSIDE OUT』とBlack Lives Matter
<書き起こしおわり>