DJ YANATAKE・宇多丸 2014年上半期日本語ラップ最新事情を語り合う

DJ YANATAKE・宇多丸 2014年上半期日本語ラップ最前線を語り合う 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

DJ YANATAKEさんがTBSラジオ『タマフル』で日本語ラップを特集。2014年上半期の日本語ラップ最前線というテーマで、最新の出来事を宇多丸さんと語り合っていました。

(宇多丸)ということで、なぜ今夜、日本語ラップ特集をやろうと思ったか?

(DJ YANATAKE)そうなんですよ。そもそもですけど、さっきのミッツィーさんじゃないですけど、マスコミ。ラジオ、どうなのよ?ってずっと思っていて。

(宇多丸)と、いうと?

(DJ YANATAKE)というとですね、好きなHIPHOPミュージックがですね、なんでこんなに日本でかかんないのか?と。

(宇多丸)これは洋邦問わずですか。

(DJ YANATAKE)洋邦問わずですね。

(宇多丸)まあ、そのファレルのね、『HAPPY』とか、そんなんだったらかかってるけど・・・そんなんじゃなくて。

(DJ YANATAKE)だってアメリカのビルボード見たら、ベストテンの中に何曲、普通にHIPHOPの曲が入っているか?

(宇多丸)そうですよね。たぶん昔みたいにビルボードのトップなんとかみたいなのを包括的に聞いている人っていなくなっちゃって。少なくとも日本では。HIPHOPファンはHIPHOP。要するに自分の興味あるところしか、ピンポイントでしか聞いてないっていう感じになったっていうことなんです。だからチャート見ても、たぶんそこは飛ばしてるんじゃない?(笑)。

(DJ YANATAKE)なんですかねえ?

(宇多丸)ケンドリック・・・はいはい、それたぶんラッパー!ラマーとかいうのは、たぶんラッパーだから飛ばすって(笑)。でも、アリシア・キーズは聞いてたりするじゃない?そういう人も。だからさっきの、スパイダーマンで言えばさ。アリシア・キーズ、ラマー・・・(笑)。

(DJ YANATAKE)(笑)

(宇多丸)ごめんごめん。こういうくだりで時間を潰している場合じゃない。

(DJ YANATAKE)そう。でもそれぐらい、なんですかね?本当、言ってみたらHIPHOP差別ですよ。日本は。もうそれぐらい、かかんないのはおかしいなと思って。

(宇多丸)正直それは、僕ら世代の力不足もあったかもしれませんけどね。ちょっとね、こういうことになってしまいました。

(DJ YANATAKE)で、まあいわばね、アメリカではポップスぐらい認知があるのに、日本はなかなか盛り上がっていかないのは、そういうところにも原因があるんじゃないか?と思って。いうところで、まあインターネットラジオなんですけども、block.fmというところで僕はアメリカの情報番組として、この番組でもお世話になりました。aklo、渡辺志保、HIP HOP HYPEと『INSIDE OUT』という番組を始めてですね。

(宇多丸)あれは勉強になりますねー。

(DJ YANATAKE)ありがとうございます。まあUSのね、アメリカの最新HIPHOP情報を届けながらやっているわけなんですけども。

(宇多丸)聞きゃあいいもんね。本当、マジで。

(DJ YANATAKE)本当ですか?

(宇多丸)あれ、聞きゃあいいもん。

(DJ YANATAKE)まあ、本当に全体、全部を紹介できているとは思わないですけど、なるべく新しいことを結構・・・

(宇多丸)概観できますよ。本当、ありがとうございます。

(DJ YANATAKE)やってるんですけども。それをね、だいたい2年ぐらいやって。で、今年入ってですね・・・元々僕、日本語ラップも。僕、入りは日本語ラップですから。HIPHOPって。もちろんずーっと大好きで追いかけてきて。で、今年入ってから、リリースが凄まじくいいんですよ。日本語ラップの。なのに、なぜこんなにメディアに取り上げられないの!どうなってんだ!?と。

(宇多丸)ねー。これはどうなの?やっぱりその、前みたいにメジャーで契約している人も少なくなっちゃいましたしね。っていうのもあるのかな?うん。

(DJ YANATAKE)まあ、といったところで、同じくインターネットラジオのblock.fmで、『日本語ラップの番組、やりたいんだよね』ってご相談したら、まあ快く向こうがやらしてくれるということで、ちょっと『JPz COMIN THROUGH』という番組をですね、3月31日にやったんですね。まあ、ジャングル・ブラザーズのをパクッたんですけど。それを、この番組の放送作家の古川耕さんが、なんと聞いていてくださって。番組終わった後、いろんなところから反響があったんですけど、すぐ連絡いただきまして。『面白かった!タマフルですぐやろう!』って言っていただいて、なんと今日に至ると。

(宇多丸)つまり、企画をそのままいただいたというね、感じで。ありがたいことでございます。これは、私のパーソナリティーというか。ホスト側としては、いわゆるライド系企画です。もう、席につけばいいっていうね、やつですね(笑)。

(DJ YANATAKE)まあ、ただですね、やっぱり昔話がいいわけじゃないですけど、やっぱりラジオって本当に音楽を流行らせたり、広める力が本当にあると思っていて。たとえば、あの『DA.YO.NE』だとか。

(宇多丸)そうだよね。あれ、(FM)NORTH WAVEだよね。最初ね。

(DJ YANATAKE)北海道のね。FMの方から流行った。まあ、宇多田ヒカルさんとかもそうですけど。そういうこと、あったじゃないですか。で、いまインターネットで、バンバンバンバン、自分で情報取れちゃう時代なんですけど。やっぱりラジオだからこそ、発進できるやり方ってあるんじゃないか?と思って。そのJPz COMIN THROUGHでもやったのは、特にコンセプトにしたのは、インターネットの情報を越えてやろうと思って。

(宇多丸)おー!まあ、インターネットの方が情報が細かくて早いっていうことにになっているけども。それより早いの、行っちゃうよ!と。いいですね!

(DJ YANATAKE)それをラジオでやろうよ!と。

(宇多丸)これ、でもいいよね。前、インターネットなんかなかったけど。たとえば僕が昔、FM Brandnew Wave。いとうせいこうさんがしゃべってさ、藤原ヒロシさんとか、(高木)完ちゃんとかが情報やっていた番組。なんで聞いていたか?っていうと、どこよりも早いからだよね!

(DJ YANATAKE)そうなんですよね。そこに楽しさがあるわけじゃないですか。

(宇多丸)もう昨日起ったことの話をするから。そうなんです。

(DJ YANATAKE)で、インターネットって自分から情報を取りに行くけど、ラジオって受動的に受ける情報。で、ヤバいのが来ることが面白いわけじゃないですか。っていうのを今日、これからたっぷりと。

(宇多丸)だから今日は、すごく詳しい人も驚いちゃうし、そしてビギナーにとってもいい入り口になるという。

(DJ YANATAKE)もういま聞いている日本語ラップヘッズ。マジでびっくりするような音源を今日、用意してきたんで。

(宇多丸)わかりました。じゃあちょっと、お願いします。ということで、前後編。2パートに分けて日本語ラップのトピックを伺っていきたいと思います。まず前半はこちら!『事件は、現場だけで起きているんじゃない。インターネットでも起きてるんだ!』。これ、まあ言っちゃえば、いまインターネットが結構現場化してるっていう言い方をしてもいいかもしれない。

(DJ YANATAKE)もうぜんぜんそう思います。本当に。

(宇多丸)現場っていうのは、要は昔だったらクラブであるとか。要するに、実際にライブをやったり、フリースタイルをやったり、DJプレイがあったりというそういう場。実際に存在する場っていうのを言っていたけど、いまはもうインターネットがその現場になっていると。これ、HIPHOPシーン、アメリカのHIPHOPもどんどんそうなっているっていう話はね、前に・・・

(DJ YANATAKE)そうそう。まあ、むしろインターネットを上手く使えないと目立っていけないみたいな感じですよね。

(宇多丸)親和性は高いだろうなと元々思っていたけど。すごくHIPHOPとインターネットっていうのはくっついて。さらに盛り上がるようにアメリカでもなっていると。

(DJ YANATAKE)そうですね。他のジャンルよりも、HIPHOPの人たちが上手く浸かっていると思いますね。

(宇多丸)元々、HIPHOPのそういうヘッズがいろいろジャッジするスポーツ的側面。バトルがありました、どっちが勝ちました。そういう、ジャッジってなんだよ?っていう時に、インターネットとかの方がむしろわかりやすいじゃない。そういう場ができていく効果みたいな。は、すごく感じますね。はい、ということで、日本でもインターネット現場化状況というのが起こっているということで。さあ、その現場でどんな・・・どんな殺人事件が起ったんですか?

(DJ YANATAKE)(笑)。殺人事件、そうですね。まあいま、おっしゃっていただいたんですけども。今年を振り返ると、大きいトピックとして『#FightClubJP』というね。いま、あれですよ。twitterが『キター!』って言ってますよ。『キター!』って。『やっぱ話するんだ、宇多丸さんの前で』ってね。

(宇多丸)これ、番宣でも入っていたからね。#FightClubJP。なんだべ?なんだべ?

(DJ YANATAKE)はい。まあこの番組で一度、INSIDE OUTとしてね、来た時にも紹介させてもらったんですけど。アメリカでビッグ・ショーン(Big Sean)っていうアーティストの『Control』という曲がありまして。そこに参加していた、いまアメリカでいちばんイケているケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)というね・・・

(宇多丸)まさにこれ、今日の『アメージング・スパイダーマン2』の主題歌が、アリシア・キーズとケンドリック・ラマー。フィーチャリングというか、最初に流れるのがケンドリック・ラマーで。もう、ケンドリック・ラマーのControlってなってるけどね(笑)。人の曲だからね。

(DJ YANATAKE)そうですね。で、まあそこで彼はなにをしたか?っていうと、本当にいままで結構なんて言うんですかね?リリシスト。割と頭いい系の歌詞を書く人だったんですね。

(宇多丸)ギャングな感じじゃない。

(DJ YANATAKE)この曲も、頭いい感じなんですけど、どんどんどんどんいろんな人を、直接名指しして、攻撃するような。そういう強気の態度の曲を発表して。まあ、アメリカ西海岸の人なのに、東海岸の。『俺はニューヨークのキングだ』とか言っちゃったりとか。『お前の好きなアーティストのファンたちが俺の曲しか聞けないようにしてやるぜ』みたいなことを、すごい強気で言っちゃったりとかする曲を発表して。すごい話題になったんです。

(宇多丸)要は最初から、ハナから炎上覚悟という曲を出したんだね。

(DJ YANATAKE)それがまあ、去年話題になったトピックだったんですが。それを今年の3月に、韓国人の、在日のラッパーの方ですけども。大阪のマルチリンガルアーティスト。彼は韓国語、日本語、英語をしゃべれるのかな?MOMENTくんっていう人がいまして。彼がその方式にのっとりまして、『Fight Club JP』という曲を発表しまして。まあ日本のね、彼が認めるラッパーを名指してどんどん攻撃していくっていうのを発表して。それに対して、様々な人がね、同じトラックとか、まあ違うトラック使ってもいいんですけど。それに対してアンサーしていくのがインターネットでワーッ!と盛り上がって。

(宇多丸)これ、あのケンドリック・ラマー、Control盛り上がった時に、これはまあ日本でもこういうことをやろうという動きが当然出てくるだろうなと思ったら、実際起こったというね。

(DJ YANATAKE)まあちょっと時間があいていたのでどうなんだろうな?と思ったんですけど。これやっぱね、想像以上に盛り上がって。まあまずね、今年を代表する事件として紹介したいなということなんですけども。まあMOMENTくんがですね、今日はすごいエクスクルーシブな曲も用意してるんですけど。

(宇多丸)宇多丸いろいろなんか、準備してきてくれてるらしいじゃないですか。

(DJ YANATAKE)まあそもそも、MOMENTくんっていうのは、韓国の方で。二年ぐらい徴兵、行っていて。

(宇多丸)ああ、向こうの。韓国の徴兵システムで。

(DJ YANATAKE)帰ってきたばっかりだったんですね。これを出す時に。で、たぶんこれから日本のラップ・HIPHOPやっていくのに、また自分がシーンに戻ってきてどうしようかな?っていう時にそう考えたアイデアだったと思うんですけど。まあちょっとさっそくなんですけども。だいたい、いままとめサイトを追っかけてもらったら、だいたいわかると思うんですけども。いま、DJ souchouさんっていう人がtogetterのまとめっていうのをつぶやいているので。これ、事件をね、時間軸を追っかけてもらったらわかると思うんですけども。

[関連リンク]#FightClubJP – Togetterまとめ

(DJ YANATAKE)そうだな。さっそく新曲を聞いてみたいと思います。これ、実は・・・あ、いま曲が聞こえてますね。これが元々のFight Clubのやつなんですけども。いろいろありまして、この中からいろんなアーティストが参加して・・・あ、ごめんなさい。いま・・・

(宇多丸)歌詞を聞き入っちゃって。

(DJ YANATAKE)そうそうそう。聞き入っちゃって。ごめんなさい。なんですけども。とりあえずこの大きい事変を、一度総括する新曲を実は作ってくれたんですね。

(宇多丸)へー、なるほど。まとめサイトとかを見てもわかるけど、この曲を聞けばわかるよっていうのをMOMENTくんが新曲として作ったってことね。

(DJ YANATAKE)そうですね。しかもこれは、ちょっとリリースする予定はないみたいです。

(宇多丸)あ、そうなの?じゃあどうやって聞けばいいの?

(DJ YANATAKE)ラジオでかけるとか、現場でライブするとか。

(宇多丸)おいおいおい。じゃあ、この機会に。

(DJ YANATAKE)まさにこれ、すごいいいタイミング。で、いまからかけるんですけど。まあ、彼のラップのスキルというところも注目してもらいたいし。ここでね、初めて知る人もいると思うんですけども。彼のラップのスキルにも注目してもらいたいし、ずっとこの事変を追いかけてきた人は、これでちょっとね。彼がこの騒動の終結となるようなね、こういう曲を作ってきたので、まずちょっとこれを聞いてもらいたいなと思って。紹介したいと思います。まずMOMENTの新曲で、『They Know feat. T-ill』。

(曲がかかる)

(DJ YANATAKE)はい、どうですか?これ、MOMENTの新曲?

(宇多丸)これ、ちょっとリアルタイムで聞いているビギナーのみなさんとかだと、だいたいどういうことを言ってるのかがわからなかったりするかもしれない。ちょっと軽く説明してくれません?

(DJ YANATAKE)そうですね。まあ、いろんな、思った以上の彼は反応があって、これに対する。

(宇多丸)要はMOMENTくんが最初に出した曲に対して、反論というかアンサーでバトルし返す曲をみんな、あちこちから作ってきたというね。

(DJ YANATAKE)そうですね。で、自分がリングを建てた。このFight Clubというね、リングを建てたっていうことに対して、ここに参加してくれた人に対するリスペクトだったりとか、反応してくれた人に対するアンサーをね、ここに総括した新曲を出した。

(宇多丸)だからそのFight Clubに参加したラッパーの名前とか、パンチラインみたいなのを読みこんでいるということなんだね。ものすごい、流れをずーっと来た人は、感動的なフィナーレというか。大団円!っていう感じの。

(DJ YANATAKE)はい、そうですね。

(宇多丸)これ、でもちょっと、あれだね。ちゃんと聞きたい人も多いと思うんで。

(DJ YANATAKE)そうですね。本当にさっきも言いましたけど。タダで、フリーで聞けるので。まあ、無料のは追いかけてもらって。で、また最後にね、MOMENTくん、Podcastにもこれを残して、聞けるようにしてくれるっていうことになったんで。

(宇多丸)あ、そうですか。じゃあPodcastはフルにしましょう。放送バージョンはちょっと、キュッとできちゃう・・・

(DJ YANATAKE)そのへんで、歌詞の研究なんかもしてもらえたらなと思いますが。で、このなんか#FightClubJPの中で、いろんな若者がいろんな意見を言ってるんですけど。なにやら、宇多丸さんの名前も・・・

(宇多丸)おい!ちょっとそれ、どこで聞きゃいいんだよ!おい!オイ!ちょっとー!

(DJ YANATAKE)これ、やっぱね、今日ここに来たらこれ、入れとかないといけないのかな?ということでね。

(宇多丸)いやいやいや、知ってますよ。存じ上げておりますよ。その件。まあ、ちょっと説明してよ。

(DJ YANATAKE)そうですね。北海道のラッパーなんですけど、MC松島という男がいまして。彼が、『#PanicRoomJP』というですね、この#FightClubJPの中で発表したわけなんですけども。このヴァースの最後のところでですね、まあ宇多丸さんに対して、なんて言うんですかね?こう、暴言と言いますか(笑)。

(宇多丸)いや、あのね、僕、そうなんですよ。『オイ!ちょっと!オイ!』って。僕、この歌詞ちゃんと聞いたし。どういうこと言ってるのかもちゃんと把握したんだけど。これはでもね、DISじゃないね。あの、そのまでの流れがあって。要するに#FightClubJPでみんながやっていることに対する松島さんの意見。これはね、またね、こんだけ複雑な内容をよくラップにするな!っていうね、ことをちゃんとラップにしてて。あ、ものすごくクレバーな人だなっていうところがあるんだけど。で、なんか要は、『こういうのにいちばん引っ張りだして面白くなるのは、あいつだろ?あのハゲだろ?』っていうんで、やたらと、『おい、そこのハゲ』みたいなことを言われて。あ、聞くのね?っていうような流れ。じゃあちょっと、どのあたり聞くの?

(DJ YANATAKE)じゃあ、軽く聞いてみましょうか。

(宇多丸)(笑)。あんまり・・・士郎さん(笑)。ね、ちゃんと俺の最新の仕事もチェックしてくれてますから。リスペクトを感じますよ。すごい。

(DJ YANATAKE)そうなんですよ。この、そもそものControlもそうなんですけど、名指しされた人が、いわゆる悪口。DISをされているっていうことではなくて、本当にここで名前を出される人はプレイヤーとして逆に認められてるっていう。

(宇多丸)いや、そうなんですよ。だから逆に僕、自分のこと話題にしてるっつって、『いや、そんなことでいいの?俺なんか超関係ねーじゃん。こんなおじさん、相手にしない方がいいんじゃない?』とか思ったんだけど、こういう文脈ならわかるなと。なおかつ、前のControl紹介してもらった時にも言った、RAP GENIUSっていうさ、解説をみんなしていくやつの中で、松島さん自身が、自分で解説しているやつがあって。それも読んだ。この人まずね、文章力があるんだよ。で、文がすげー読ませてさ。だから読んでいて、『ああ、なるほどな』って。僕に関して言及しているラインとかも、なんかよくわかってやってんなっていう感じ。で、俺としては、俺が、こんな年寄りがね、低スキルのつまんねーラップで返すより、ってことはつまりこれでしょ?と。ここでこうやって紹介するってことでしょ?って。

(DJ YANATAKE)はい。

(宇多丸)ちょっと遅くなっちゃったけど、こういうことじゃねーの?っていうのがね。っていうことで、松島さん、これでーす!

(DJ YANATAKE)はーい、これでーす。まあでも、本当に彼はね、やっぱりエンターテイメントとして、こういうものがどうやって盛り上がるのか?っていうね。ちゃんと考えて。すごい頭のいい子なんで。

(宇多丸)むちゃくちゃ面白いよ。解説も含めて。あとやっぱ俺、よくこんな・・・なんかすげーよくできたコラムを読んだような気持ちになりました。この松島さんの。

(DJ YANATAKE)あ、松島くん、プチ情報なんですけど。いまtwitterのフォロワーが2790人。あと10人いったら、無料の音源集を発表するそうなので、みんなフォローしてもらったら、MC松島の新しい音源聞けるんで。


(宇多丸)(笑)。いいね。なんかあそこのラーメン屋がもうちょっといくとタダになる!みたいな。

(DJ YANATAKE)(笑)。結構アメリカ人とかもやっている手法なんですよ。というわけでですね、まあ大事なのは、こういうのの中からですね、さらに新しい才能が出てくるということで。もういまですね、私ヤナタケ、絶賛イチ押し中のアーティストがいまして。その名も、Jinmenusagi(人面兎)という子がいまして。

(宇多丸)ほー、Jinmenusagi。

(DJ YANATAKE)Jinmenusagi。これ、すごいんですよ。彼はまあ、ネットラッパーっていうのかな?というところの出身の子ではあったんですけども。まあ22才で。なんと自分でトラックも作って。ラップもして。22才でもうフルアルバム3枚リリース。でもどころじゃなくて、もうビートジャック。人の曲の上でラップをするようなのをインターネットで発表するようなのも。

(宇多丸)もう、できてできてしょうがないんだ。

(DJ YANATAKE)できてできてしょうがない。さらに、未発表音源集みたいなのも、3枚も4枚もCD-Rで手持ちで売ったりしているような、その才能。『ラップをしないと死ぬ病気』って自分で言ってますけどね。

(宇多丸)おおー、素晴らしい。

(DJ YANATAKE)まあ、それぐらいの子がいてですね。まあこの#FightclubJPのね、アンサーで出した曲があってですね。それもすっごい過激な感じの曲なんですよ。だけどもそこにはすごい感情とか、スキルフルなラップが本当に入っていて。これも是非、あとでチェックしてほしいんですが。

(宇多丸)Fight Clubのまとめサイトとか行って、見ていけば聞けるような感じになるかな?

(DJ YANATAKE)はい。でまあ、とにかくですね、まあこのイチ押しアーティストのこれまた私、新曲をゲットしてきました。

(宇多丸)人面兎さん。カタカナで書いて?新曲。

(DJ YANATAKE)カタカナ?アルファベットかな。『Jinmenusagi』がですね、今月の終わりぐらいにですね、自主制作を自分のレーベルのiTunesで発表するEPが。まだタイトルも発表されてないんで、僕もEPのタイトルすら知らないんですけど。そこに入っている曲をいち早くこの番組のために!ということで、いまネット上でも超注目されているので。

(宇多丸)最先端中の最先端ですね。たぶんね。

(DJ YANATAKE)聞いてください。Jinmenusagiで、『Give me that』。

(Jinmenusagiからメッセージ)Hey YO!TBS radio タマフル!俺がJinmenusagi。あのー、宇多丸さんに一言どうしても聞いてほしいことがあってですね。俺は最近、『心のゲットー』って言葉を開発して喜んでたんですね。その精神のすさみ具合を表すのに最適な言葉だと思って、『心のゲットー』っていうのが。でもこの間、『マニフェスト』を聞き直していたら、『H.E.E.L.』っていう曲ですでに宇多丸さんが心のゲットーっていう言葉を出されていて。やっぱり、当たり前ですけど、宇多丸さんはすごいんだなと。俺よりも、3年も先にそのワードを曲に組み込んでいたんだなって、改めてショックを受けたっていう話です。YEAH!話は変わりまして、告知です!今月の末にEPを発表しますので、楽しみに待っていてください!全曲自分でビートも作ってます。自分のライブの物販でお求めいただくと、安いですので。是非、ライブに来て買っていただければいいなっていう風に思います!今日はそのEPから1曲。エクスクルーシブとしてお届け!聞いてくれよ、『Give me that』!

(宇多丸)かっけー!jinmenくん、コメントありがとうございます。まあ、そんなあのね、単語は・・・そんなのあるよ、ぜんぜん。そんなことはどうでもよくて、すっごいスキルがわかります。これを聞くだけで。まずその三連のさ、タタタタッていうのでやるので、こんな新しいフロウできるのか!っていうのが。それもすごいし。あとやっぱ、言葉のチョイスがすごいいいのかさ、あと話のトピック。リアルタイムでバッコンバッコン言葉が入ってくるし、面白いこと歌うしさ。いいね!

(DJ YANATAKE)言葉、ワードの選び方もすごいひっかかりがいっぱいあるんで。

(宇多丸)そう。ひっかかりがある。だからすごく。すごく、いいね。すっごくいい。

(DJ YANATAKE)チェックしておいてください。jinmenusagi。

(宇多丸)はい。ということで、CMをはさんで、お話の続きを伺っていきます!

(CM明け)

(宇多丸)はい。ということで、DJ YANATAKEさんをお迎えして、日本語ラップ最前線特集をお送りしております。ということで、前半。いちばん最先端のインターネットでの若い動き。20代、10代もぜんぜんいるシーンの動きを見てまいりましたが。後半はまた、ちょっと打って変わってこんな動きもあるよ、というあたりをご紹介いただきましょう。こちらです!『メジャーへはばたく新たな才能』。はい。ということですが。

(DJ YANATAKE)これはですね、本当にインターネットで活躍している子たちも注目してもらいたいし。さらに、その子たちに夢を与えるような動きをしているラッパーたちもちゃんといまして。まずですね、さっそくご紹介したいのは、今年元旦にね、いきなりメジャー。まさかのavexとサインしたANARCHY!

(宇多丸)ANARCHYはでも、やっぱり普通に無茶苦茶売れてるし。ライブも人、集まるし。ぜんぜんなんか、もう満を持してっていう感じじゃないですか。無理して契約感はないですね。

(DJ YANATAKE)はい。でもその元旦に契約しに行ったサインとか、かっこいいんですよ。スーツ着たおじさんたちの前に、ビルにガガガッとBボーイスタイルで乗り込んでいって。そこでサインする映像をね、発表するところから。もう元旦から、ワー!とネットは沸いてですね。

(宇多丸)要はメジャーでやるぞ!っていうのを、すごく意図的に打ち出しているっていうことだよね。

(DJ YANATAKE)そうですね。で、先行シングルの『RIGHT HERE』という曲は世界遺産ともなった清水寺でビデオを撮影したりとか。すごい夢があるじゃないですか!

(宇多丸)まあ京都の人だからね。も、あるけど。京都の文脈でいちばんメジャーっていうかさ。ここで撮れんのか?っていうところで撮って。でもANARCHYは限りなくストリート感もぜんぜんそのままやっているような人だから。これでいけるんだ!と。金持ちになれるんだ!というあたり。示すということですかね。

(DJ YANATAKE)そうですね。本当にANARCHYとかを見てですね、しかも団地出身ですから。彼は。

(宇多丸)いわゆるその、『プロジェクト』。アメリカで言うプロジェクトですよね。そのまんまですよ。

(DJ YANATAKE)僕も団地出身なんですよ。なんで、やっぱりそういうところでもグッと来ちゃったりね。僕なんかもして。さらにもう1人。ANARCHYが7月2日に『NEW YANKEE』っていうのをですね、メジャーデビューアルバムを発売するんですけど。その中に入っている、今日は『Moon Child』というですね、超エクスクルーシブ。完全箱出しの曲を。

(宇多丸)おっ、ありがとう!

(DJ YANATAKE)ありがとうございます!今日、用意したんですが。これにフィーチャリングしているアーティストがKOHH。KOHHも東京の団地出身のアーティストなんですね。いま最も注目されているラッパーの1人と言ってもいいんじゃないでしょうか?で、KOHHも。KOHH、僕とほぼほぼ同じ、近くの団地出身なんですよ。で、その2人とも団地のメッセージなんかが入っていて、僕なんかもね、ちょっとグッと来ちゃう歌詞が入ってるんでですね。さっそくそのANARCHYのアルバムの中から、エクスクルーシブ。聞いてみましょうかね。ANARCHY、7月2日発売『NEW YANKEE』の中から、『Moon Child feat. KOHH』。

(宇多丸)ということで、ANARCHYのニューアルバム『NEW YANKEE』から、『Moon Child feat. KOHH』。エクスクルーシブでお送りしました。

(CM明け)

(宇多丸)ということで、引き続き日本語ラップ最前線、行ってみたいと思います。はい。まあ、さすがANARCHYというかですね。もう描写が、まざまざと情景を浮かんでくるというリリックもそうだし。やっぱさ、ANARCHYがこれだけすごい、普通に若い子に人気あんじゃん。無茶苦茶。本当俺、HIPHOP始めた時の、やれ、『日本には貧困がないからHIPHOPは根付かない』、やれ、『日本にはストリートなんてない』とかさ。どの口が言ってたんだ、この野郎!ってさ。

(DJ YANATAKE)(笑)。そうですよね。

(宇多丸)ANARCHYが生きてきた世界は、別にいま急に現出した世界じゃないですからね。はい。というような欺瞞を暴く意味でも、こういうラッパーの存在、素晴らしいんじゃないでしょうか。さあ、ということで、最後にもうひと方。

(DJ YANATAKE)はい。もう一組、メジャーでね、活躍しているアーティストを紹介させてください。もう一組は、SALU!

(宇多丸)よいしょー!SALUくん。

(DJ YANATAKE)SALUくんね。ONE YEAR WAR MUSICという、ライムスターの曲でもおなじみのBACHLOGIC。プロデューサーが立ち上げたONE YEAR WAR MUSICの第一弾アーティストとしてデビューしたSALUくん。そのね、淡麗なルックスから、もうね。

(宇多丸)すごい、いわゆるANARCHYとかはさ、お聞きのみなさん、HIPHOPにあんまり明るくない方が想像する通りの強面感はANARCHYとかはあるけど。逆にSALUくんは、見たら『えっ、この子が?そんなラッパーなの?』っていうような。本当におとなしそうな、シュッとしたね。いまはそういう感じの子、多いですよね。

(DJ YANATAKE)で、セカンドアルバムがね、来週。5月21日に『COMEDY』というタイトルで出るんですけども。まあ、ジャケットとかも結構お洒落な感じで。なんか、やっぱりね、メジャー行くとやっぱりなんか、そういうお洒落な感じもね、より打ち出していくのかな?なんて思いきや・・・まあ、ファーストシングルの『Goodtime』っていう曲があって。まあ曲調もキャッチーな曲なんですけども。でも実はね、PVとか見ると、『ゼイリブ』っていうの、あるじゃないですか。リスナーの方ならみんな知っているんじゃないでしょうかね?

(宇多丸)ゼイリブは・・・

(DJ YANATAKE)はい。オマージュされたPVなんかが。

(宇多丸)あ、メガネかけると見えちゃう。ああそう!そういう感じだ。

(DJ YANATAKE)まあ、こういうご時世なのに、割と愛だの恋だの言うわけじゃなくて。ちゃんとそういう、メッセージがあるのをやっていたり。

(宇多丸)あと、それこそちょっと内省的なリリック、SALUくんいいよね。それこそ、ケンドリック・ラマー的なものを感じますよ。すごく。

(DJ YANATAKE)はい。で、アルバム全体を聞くと、実はかなりドープでした。なんで、メジャー行ってもね、実はすごい攻めの姿勢を崩さないONE YEAR WAR MUSICね。

(宇多丸)彼なんか、真っ先に売れてもいい人だと思いますよ。ぜんぜん。はい。ということで、そのSALUくんの新曲。

(DJ YANATAKE)はい。の、中からなんですけども。今日紹介したいのは、iTunes限定の曲になります。『Studio Life』という曲なんですけれども。ここに参加している客演陣にも注目したいなということで、この曲を選んでみました。SALU以外にはですね、フィーチャリングでGoku Green。彼もね、札幌の、もう10代ですね。

(宇多丸)若いよー、本当に。

(DJ YANATAKE)18ですかね。いまは。

(宇多丸)この間、初めて会った。

(DJ YANATAKE)あとですね、この番組でも紹介したと思うんですけど。高校生ラップ選手権のMCバトルね。最初の方の覇者でT-Pablowが参加してたり。あと、同じONE YEAR WAR MUSICのAKLO。

(宇多丸)はい。おなじみAKLOくん。

(DJ YANATAKE)が、参加した新曲を今日はエクスクルーシブでかけさせていただくために持ってきました。

(宇多丸)ありがとうございまーす!

(DJ YANATAKE)メッセージ付きなんで。

(宇多丸)またついてるのね。ありがとう!

(DJ YANATAKE)チェックして聞いてください。SALUでフィーチャリングGoku Green,T-Pablow,AKLOで、『Studio Life』。

(SALUメッセージ)TBSラジオ『タマフル』をお聞きのみなさん。こんばんは。SALUです。宇多丸さん、ご無沙汰しております。福岡の時は、ゆっくりお話することができなかったので、今度はゆっくり、お酒でも飲みながら映画談義できればな、なんて思いながら。いつもラジオやテレビでのご活躍、拝見させていただいております。そんな私SALU、この度セカンドアルバム『COMEDY』をリリースさせていただきます。来週の水曜日に出るんですけど、そのアルバム『COMEDY』の特典の曲という、ちょっと紛らわしいんですけど。本編には入ってないんですけど、特典の曲がありまして。その曲を今日はかけていただけるということで、ありがとうございます。ということで、さっそくお聞きください。SALU Feat.Goku Green,T-Pablow,AKLOで、『Studio Life』。

(宇多丸)(曲の途中で遮って)あとは!あとは買って聞け!ということだね。

(DJ YANATAKE)(笑)。そうですね。ちょっと補足説明なんですけども、プロデューサーがですね、banvoxというですね、新進気鋭の。エレクトロ系のね。

(宇多丸)これ、スタジオでD.O.Iくんっていう僕らがいつも仕事している世界のD.O.Iくんがですね、もう激推ししてました!『すんげーのが出てきたんすよ!無茶苦茶、彼はもう日本は目にない、眼中にないですね』っつって。っていう人がやっているというね。

(DJ YANATAKE)はい。そういうところにも注目していただいて。

(宇多丸)彼もまた、顔写真みたら、すげーシュッとしてた好青年だったー!

(DJ YANATAKE)そうなんすよ!

(宇多丸)チクショー!

(DJ YANATAKE)(笑)

(宇多丸)はい、ということでございます。ヤナタケさんね、いろいろご紹介・・・まあ、あっという間に時間過ぎちゃいましたけど。最新事情、またあるんすよね?インターネット。

(DJ YANAKATE)またなんかね、昨日あたりから。dodoっていうですね、童貞売りのラッパーがいるんですけど。サイプレス上野に噛み付いたり・・・

(宇多丸)ああ、そう!やっぱあんな、あれだよなー。なんかすげーいい海辺で日に焼けたらそういうこともあるよなー。

(DJ YANAKATE)(笑)

(宇多丸)お前、いい塩梅に焼けてんな、この野郎(笑)。

(DJ YANAKATE)でもそれを、もう一時間半ぐらいでアンサーを返したりしてて。

(宇多丸)暇なのか?(笑)。

(DJ YANAKATE)いや、でもね、電話して聞いたんですよ。『でも、そうしたら盛り上がると思ったから』って。

(宇多丸)ああ、いいんじゃないの。はいはい。

(DJ YANAKATE)さすがね、上野くん、プロレスの仕方を知ってますよ。

(宇多丸)そりゃそうだ。プロレス。

(DJ YANAKATE)というのもね、いまインターネットを調べたらすぐね、いろんな情報出てますので。こんなところから、日本語ラップの情報をチェックするのはいかがでしょうか?という感じでした。

[関連リンク][DIS]dodo VS サイプレス上野 BEEFまとめ

(宇多丸)ということでね、上半期の動き。でもほら、上半期。言っておくけどさ、上半期はあれだよ?世間をいちばん騒がせたHIPHOPの曲。おじさんたちの曲(物騒な発想 (まだ斬る) / K DUB SHINE + 宇多丸 feat. DELI)だからね。

(DJ YANATAKE)そうですよ。だからここで紹介されたのは・・・

(宇多丸)クッソ盛り上がったからね!

(DJ YANATAKE)知ってますよ!

(宇多丸)いや、違うんだよ。俺が言いたいのはそこなんだよ。あとはもうひとつ、外側に火種を・・・中もいいけど。

(DJ YANATAKE)そのへんはK DUB SHINEさんね。上手でしたね(笑)。

(宇多丸)そこら中に火種をまいていくようになれば、もっと盛り上がるということで。

(DJ YANATAKE)僕、でもあれプロデューサーのYAKKOをK DUBさんに紹介したの、僕ですから。

(宇多丸)だからそれもフィクサーなんですよ。みなさんね、例の炎上も全部ね、この人のせいなんです!

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(DJ YANATAKE)(笑)。違います!違う違う!

(宇多丸)この人のせい。ヤナタケ。抗議はヤナタケにお願いします!さあ、ということで、お知らせ事。

(DJ YANATAKE)というわけでですね、まあ本当にこれ、一部なんですよ。ごめんなさい。総括的なことを言いましたけど。ぜんぜん足りなかったんで。

(宇多丸)そりゃそうですよ。広大なシーンありますから。

(DJ YANATAKE)足りなかったんで、引き続き、またblock.fmの方でですね、もう1回これ、番組やろうかなと。6月の30日になるんですけど、僕『JPz COMIN THROUGH』っていう番組の3回目。これを2回目とさせていただいて。

(宇多丸)ありがとうございます。

(DJ YANATAKE)3回目をやりますので、是非ともそのへんをチェックしてください。

(宇多丸)まあ詳細は、block.fmの方へ行って調べてくださいっていう感じかな?あと、INSIDE OUTもありますね。block.fmといえば。

(DJ YANATAKE)第一、第三金曜日。22時30分からAKLO、渡辺志保、HIPHOP HYPEと。そちらUSの最新情報をやってますので、そちらの方もチェックしてください。

(宇多丸)いま、今日聞いた曲とか聞けばわかると思いますけど、若い子すごいUSのあれとかもいま、すごい研究してやってますし。リンクしてるものですから、ぜひ両方ちゃんとおさえていただくと、よりわかるんじゃないかということでございます。あと、なんかあります?

(DJ YANATAKE)あと、TBSラジオさんの方で来週金曜日ですか。

(宇多丸)あ、そうそう。なんか菊地成孔さんの粋な夜電波の方でも、5月23日の放送に日本語ラップ特集をやるという。だからTBS、もう各所からボーボーと火が上がりますから。もう、ボーッ!っつって。

[関連リンク]菊地成孔 日本語ラップ特集書き起こし ゲスト:OMSB Moe

(DJ YANATAKE)これをきっかけにですね、もっともっと日本語ラップ、ラジオでかかるように。ぜひとも、お願いしますよっていう感じですね(笑)。

(宇多丸)(笑)。誰に言ってるんだよ?

(DJ YANATAKE)聞いているラジオ関係者に。

(宇多丸)まあ、頑張って行きましょうということでございます。はい、ということでヤナタケさん。本日も熱くありがとうございました。また、ぜひとも。事情通、フィクサー。そして頑張りすぎる人として(笑)。よろしくお願いいたします!

(DJ YANATAKE)よろしくお願いします。ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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