ハライチ岩井 外出自粛期間中にDTM・打ち込み作曲を習得した話

ハライチ岩井 外出自粛期間中にDTM・打ち込み作曲を習得した話 ハライチのターン

ハライチの岩井さんが2020年6月11日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で外出自粛期間中にしていたことについてトーク。DTM、打ち込みで作曲するスキルを身に着けたことについて話していました。

(岩井勇気)緊急事態宣言が出てさ、1ヶ月半ぐらい外出自粛みたいなの、あったじゃないですか。

(澤部佑)はいはい。そんぐらいだったっけ。

(岩井勇気)で、まあ仕事もまほとんどなくなっていましたから。4月の半ばぐらいから何かヤバそうだな、みたい。で、収録がどんどん減ってきてさ。芸人なんてもうみんな、ほぼ全員に近いぐらい暇というかね。俺もそうだったし。「いや、これどうすんの?」みたいになってね。

(澤部佑)まあ、いろいろ考えるよね。

(岩井勇気)とにかく外には出ない方がいいし。家にいなきゃいけないし。「家でできることをやろうかな?」みたいな。で、俺だったらもうエッセイの連載があるから。一応、今も連載してるからね。ちょっと書き溜めよう、みたいになって。とりあえず、ある時間をエッセイと漫才を書く時間にとりあえずあてて。これは絶対ムダにならない。それで10日ぐらい、それを頑張って。そしたらもうエッセイ5本、ネタ3本、書けたんだよ。

(澤部佑)おおっ! すごいね!

(岩井勇気)これがね、エッセイ5本をね、この短期間で書くと、すごい領域まで行くというか。「えっ、なんだ、なんだ……書ける! すごい! 早い、早い、早いっ! な、なんだ、この感覚は……」ってなるのよ。「文章が、文章が思い浮かんでくる! 書ける、書けるっ!」ってなって。「書いていることがまるで当日の出来事のように思い浮かぶ!」って(笑)。「早い! 早いぞ? 周りの動きがスローモーションに見える!」ってなって。俺はだからこれ、「エッセイスタープラチナ」って呼んでいるんだけども。

(澤部佑)うわっ! うまいことを言ってる(笑)。

(岩井勇気)そう。エッセイのスタンドだよね(笑)。

(澤部佑)基本的にはいらない人が多いけどね(笑)。

エッセイのスタンド・エッセイスタープラチナ発動

(岩井勇気)エッセイを書き続けると見えるようになるスタンドだよね。だからこれ、本当にエッセイスタープラチナが出ている間はもう本当にどんな攻撃が来ても、エッセイさえ俺が書いていれば避けれるよね。その攻撃を(笑)。

(澤部佑)エッセイを書いてないとダメなの?(笑)。

(岩井勇気)そう。だからパンチとかすごい攻撃が来たとしても、本当にエッセイを書けば、周りの動きはスローモーションに見えるから。「早い、早い、早い!」ってなっているから。「あいつ、エッセイを書いている間は全部の攻撃を避けるぞ。無敵だ!」っていう。すごい状態まで俺、行ったよな。

(澤部佑)ジョジョね。

(岩井勇気)そう。『ジョジョの奇妙な冒険』ね。それをだから10日ぐらい、自粛始まってからの間にやって。ギュッとやったんだよ。それでもう「書いたな!」みたいな。「でも、この後、どうする?」みたいな感じになったわけ。バーッとこの後、だから書き続けてもいいけど。そんな書いてどうする? 連載なんて出す時間……だって書けば書くほどすぐ本を出せるわけじゃないから。まあ、一応空けなきゃいけないみたいな。で、小説新潮も月に1回しか出てないから。だからただストックするだけみたいな。

(澤部佑)ああ、そうか。月イチで5本できているんだ(笑)。

(岩井勇気)もう半年分ぐらいのをやっちゃったんだよ(笑)。

(澤部佑)すごいね! こっからなんかもうとんでもない旅行に行く予定なのか……。

(岩井勇気)それでさ、やってる間もほとんど俺、テレビとかも見ないで。なんか外からの情報とかもあんまり入れずにやっていたから。それで「これ、みんな何をしてるんだろうな?」みたいな。「何をし始めてるんだろうな?」って思ったわけ。それがだから、5月に入るか入らないかぐらいで。それでちょっと調べてみたら、だいたいもうYouTubeやり始めたりとかしてるのね。

(澤部佑)まあ、多いよね。

(岩井勇気)で、そうじゃない人はYouTubeをやる能力がないというか。そこまでの人はインスタライブ。簡単にできるから。携帯だけで。とにかくみんな不安になっちゃってさ。で、一番手を出しやすいそういうのをやっちゃうわけなんだけど。

(澤部佑)「わけなんだけど」って(笑)。

(岩井勇気)だからファンとの繋がりを保つっていうか。「活動してるんですね」っていう。「ありがとうございます」って言うことによって安心できる。やってる感、やっぱりあるよね。インスタライブとかやっておけばさ(笑)。

(澤部佑)なんだ? 急にどうした?

(岩井勇気)すごいよね。

(澤部佑)エッセイスタープラチナの頃が楽しかったな……(笑)。急にどうした?

(岩井勇気)やっている間はみんな、ちやほやしてくれるからさ。みんなさ、見るもんとかもなくて。インスタライブとかやってくれたら「ああ、ありがとうございます。楽しいです」って。そういう風にコメントをもらうことによって「大丈夫。俺、大丈夫!」って。こういう風に思うっていうね。

(澤部佑)まあまあまあ、それはいいんじゃない?

(岩井勇気)だいたいこういうことだけだね。

(澤部佑)そういう言い方、すんなよ! いいじゃん! ファンも喜ぶんだから。

(岩井勇気)あんまり残らないじゃん。あと、一番ヤバいなって思うのが、筋トレだよね(笑)。

(澤部佑)フフフ、いいじゃん。俺もやってたからね。筋トレはいいじゃん?

(岩井勇気)お前、本当にヤバいよ。

(澤部佑)運動ができないから。健康維持のためでしょう? ムキムキに……まあ、しようとしていた人もいたけどね。ダイアンの津田さん、ムキムキになっていたからね(笑)。

(岩井勇気)本当、あの人なんか……そのタイプじゃん。本当に(笑)。

(澤部佑)結構やっているらしいよ?

(岩井勇気)ねえ。なにかを……本当に自分なりにやろうっていう考えを生み出せない人って同じ方向に行くなって思って。で、そういうのを見ていてさ、俺は本当、みんなが同じ方向に向かっちゃっていうのはさ、一旦考えようって思っているの。「みんな、こういう方向に行っているから俺もやらなきゃ」はやめて、「本当にこっちで合っているのか?」っていうね。不安に駆られてジタバタするのって結構俺、ヤバいなって思うわけ。

一度、立ち止まって考えてみる

(岩井勇気)だから、ジタバタするのも1回考えてからジタバタした方がよくて。「俺的にはこっちの方が正しそうだな」って思った方向に誰も進んでいなくても、その方向が正解の可能性だってあるわけ。そう思って。「みんながやってることをやってもダメだな。ちょっと考えよう」と思って。1日、考える時間を作ったんだよ。もう丸1日。休みとかあったから。休みの1日、考えて。「じゃあ何か、俺なりにできるようになろう。この自粛期間に。習得しよう」って。で、みんなだからそういうのをやってる人もいるけど。楽器類とか、あるよね。ギターとかピアノとか。でもそういうのってできる人なんか、いるじゃん?

(澤部佑)まあ、そうね。

(岩井勇気)楽器、みんなやってます。ギターとか取得しようとしてます。1ヶ月でできるのなんて結構、そんなに限られてるっていうか。「じゃあ、何だろう?」って。それでちょっと考えた時に、少し前まで俺、『ひねくれ3』っていうテレ東のレギュラー番組をやっていて。山里さんと小宮さんと。そこにある分野で成功した人みたいなのが来るんだけど。Carlos K.っていう作曲家が1回、来たんだよ。で、ちょっと年上なんだけど。この打ち込み系の作曲をする人なわけ。

この人と俺、仲良くなって。収録に来てくれた時にアドレスを交換していて、飲んだりしてたわけ。で、「これだ!」って思って。それでカルロスに電話してさ。「ちょっと打ち込みを教えてくれ」って言って。それで「いいよ」っていうから。一応俺、マックは持っていて。パソコンはね。それで機材をそろえようっていう話になった。先行投資的にモニターとか打ち込みのソフト。あとキーボードとマウス、打ち込み用のやつを買って。それで俺、1ヶ月ずっとこれをやってたの。打ち込みをね。

(澤部佑)作曲というか。音楽。

(岩井勇気)作曲をして、編曲もできるように……みたいな。だから別にギターとかだけじゃなくて、打ち込みって全部できるから。曲を作れちゃうってことなの。で、結構だから1ヶ月でやれるようになったなっていう風になったの。でも、この成果を……1ヶ月やった。それを何かに残そうと思って。「じゃあ、1曲作ろう!」っていう話になって。「それじゃあ、何の曲を作るか?」ってなった時に「いや、ラジオでサンリオとコラボしてるじゃん!」っていう話になって。「じゃあ、けろっぴの曲でしょ!」って(笑)。

(澤部佑)「今でしょ?」みたいになっていたけど……(笑)。

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