R-指定さんが2020年6月9日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中で自身が審査員を務めた『ONLINE HIGH SCHOOL RAP 選手権』について話していました。
6/6(土)18時から #ニコ生 で開催の #ONLINEHIGHSCHOOLRAP選手権 ??
出演は #HIDADDY,R-指定, #重盛さと美 ?そして残り2枠にDumbpersonとfluteの出場が決定???
沢山のご応募ありがとうございました??
⏬公式HPで視聴チケット販売中?https://t.co/L7BexTO5To#オンラインMCバトル #R指定 #HSR pic.twitter.com/syb04AlKJk
— ONLINE HIGH SCHOOL RAP 選手権 (@ONLINE_HSRAP) June 3, 2020
(R-指定)でもホンマ、あれよ。先週のラジオではなんていうか、あらぬ方向のバイブスの向け方というか。
(DJ松永)バッドバイブスね。
(R-指定)いいバイブスと悪いバイブス。ちょっと先週はバッドバイブスやったな!
(DJ松永)バイブスにもグッドバイブスとバッドバイブスがあるから。
(R-指定)先週ね、『IPPONグランプリ』の観覧ゲストで呼ばれてるんで。大喜利を振られて散々滑ってしまって。その結果、俺の中に満ちるそのバッドバイブスがちょっとあらぬ方向に向かってしまって。なんやったらそのフジテレビの帰りに、「高校生のサイファーしてるところに乱入してボコボコにしたのか?」みたいなことを言ったりして……。
(DJ松永)ちょっとね。「ラップならできんねんけどな」ってなっていたよな。
R-指定『IPPONグランプリ』写真で一言で大滑りした話 https://t.co/1yZvs7pkjt
(R-指定)で、もうやり方を間違えてると思うけど、俺はそのフジテレビから家に帰る車中、ずっと外を見渡しててん。「サイファー、やってないかな?」って。(DJ松永)あ、よくない! これはよくない!
— みやーんZZ (@miyearnzz) June 10, 2020
(R-指定)ムシャクシャしてそういうこと言ってしまったけども。その高校生を痛めつける……ラップ始めたての高校生をなんか自分の持ってる武力でね、痛めつけて。地面に頭を押さえつけて「ナメんな、オラーッ!」ってやろうとしてたんですけども。
(DJ松永)フフフ、そうね。あの『IPPONグランプリ』で素人がもう大喜利でうまくいかなくて。けど、俺のプロの分野なら「ナメるなよ、オラーッ!」って。
(R-指定)そんなことをやろうとしていたんやけども。そんな俺が今週ね、『ONLINE HIGH SCHOOL RAP 選手権』という、まさしく高校生のラップの大会の審査員みたいなのを……(笑)。
(DJ松永)ちょっ、ちょっと待って? R……お前、今一番やっちゃダメじゃん? お前が今、一番関わっちゃいけないのは高校生ラッパーだから。お前、マジで指1本触れさせないからな? 高校生ラッパーに……お前、先週なんて言っていたか、わかる? 「高校生ラッパーの頭を踏みつけて『俺をナメるな!』」って……お前、言ってただろ?
(R-指定)だからもし、先週のバッドバイブスのままは審査なんかしてたなら、高校生が一生懸命ラップしてくれたのを、オンラインやから。モニター越し、家やから。家でリモート画面で高校生が一生懸命ラップしたのを見て、「下手!」って。
(DJ松永)ああ、よくない。よくないね、最悪!
(R-指定)「うーん……っていうか、下手?」みたいなことを言いかねなかったんよ(笑)。先週のバッドバイブスなら。
(DJ松永)最悪(笑)。仮に、上手くなかったとしても「下手」っていう言葉は使わずに……お前はそういう言葉を使わずに優しい言葉で高校生ラップ選手権の審査員までずっと今までやってきて。見たよ、お前の審査。今まですごい良かったよ。優しい、すごい高校生たちに寄り添った丁寧な、あたたかくてかつ的確なアドバイスをお前はずっとしてたよ?
(R-指定)でも、先週のバイブスのままやったら一生懸命やっているのを聞いて、あごひげを触りながら「うーん……まあ、普通に下手?」って(笑)。
(DJ松永)お前、本当よくないよ!(笑)。
(R-指定)とか、言いかねへん。やってないよ?
(DJ松永)本当にやっていない? それはヤバいよ?
(R-指定)やってない、やってない(笑)。
(DJ松永)えっ、その『ONLINE HIGH SCHOOL RAP 選手権』っていつやったの?
(R-指定)それはね、ええとね、日曜かな? 6日とかかな?
(DJ松永)『IPPONグランプリ』が1日だったよね? じゃあ、5日ぐらい開いていたの?
(R-指定)5日ぐらい開いたから……。
(DJ松永)もう大丈夫? 落ち着いた?
(R-指定)俺ももう落ち着いたよ。
(DJ松永)ちゃんとなんか自尊心も回復した?
『IPPONグランプリ』のダメージから回復
(R-指定)回復したし、ちゃんとまともな状態に戻ってたから。さすがにそんなひどいことは……。
(DJ松永)あぶねー! お前、翌日とかだったらマジで……。
(R-指定)『IPPON』の翌日やったらもう聞く前に「ダメ! 下手!」って。「下手そう。その感じ、大成しない。下手そう」とか言いかねへんかったけども、ちゃんと自分の至らなさと向き合って、ちゃんと取り戻したから。しっかり……「審査」っていうのもおこがましいんですけど、ちゃんとその高校生たちの熱いラップを見守ることができたんですよね。でもホンマ、オンラインなんで。家におりながらリモートでやるんですよ。で、MCをしていたのが韻踏合組合のHIDADDYさん。それと僕、R-指定と重盛さと美さん。
(DJ松永)重盛さと美さん?
(R-指定)そう。『TOKYO DRIFT FREESTYLE』がちょっとバズって。ラップも好きやったみたいで。
(DJ松永)ああ、なるほど。へー、すごい!
(R-指定)それで加わってくれて。で、実際にジャッジみたいあのは俺とヒダさんがやるんですけど。あとは見てたお客さんが投票するみたいな。ニコ生のやつでやっていたから、みんなこのコメントとかで書き込めるわけですよ。で、いろんな高校生たちがみんな自宅。全出場者の高校生たち、全員自宅で中継をしてバトルをしてもらうんやけども。それでなんか、みんなのプロフィールみたいのが最初に画面にパッと出てくるんですよね。たとえば「MC リトル 北海道 16歳」とか出てきて。それでラップを始めたきっかけとか、ラップ始めて何年とかみたいなのを書いていたり。
好きな女優さんとか……それで「石原さとみ」とか書いていたり。その流れでなんか好きなYouTuberとかも書いてあって。「おお、めっちゃ現代っぽいプロフィールやな」って。「でもホンマ、実際にそうか。今は当然そうやな」って思って。それをみんな、書いていて。で、全員がやっぱり「高校生」っていう言葉ではひとくくりにできへんぐらい、やっぱりみんなキャラとかがしっかりやっていて。みんなやっぱり1人ひとりが個性的で良かったですね。出場者が全員。
(DJ松永)画面でも伝わるんだ。リモートでも。
(R-指定)伝わる、伝わる。画面やからこそ、家やからこそできる自分の人となりっていうのを出してきている子もおったな。
(DJ松永)えっ、たとえば?
(R-指定)ええとね、Zor0 ZHE WRLDくんっていう子はなんかサッカーの県選抜かなんかに選ばれたとかで。その時のユニホームを後ろに飾ってたりとか。「ああ、サッカー好きなんやな」とか。
(DJ松永)ああ、でもそれはあれだね。当日、会場でやるやつだとも出せないもんね。
(R-指定)出せない、出せない。だからなんていうかその状態が視覚的にも入ってきて。で、ZERO-COREくんっていうやつなんかはボクシングとかをやっているのかな? ホンマに格闘家っぽい見た目やったし。あと良かったのがね、FORCE PAINっていう。こいつはね、自分で世界観を作っていて。そもそもそのパソコンの画角に自分全体が収まり切ってない状態みたいな。
(DJ松永)えっ?
(R-指定)しかもその子の目標が「世界進出」みたいな。なんか小さなところに収まらないみたいな。
(DJ松永)「小さい画面に収まるわけねえだろ?」っていう。
(R-指定)小さい画角に顔の上半分が収まってない状態で。で、ちょっとふてぶてしい態度で座ってて。で、なんか部屋も真っ暗やねん。真っ暗な状態で夕方ぐらいやったからちょっと後ろにある窓から西日が差して。なんか独房みたいな……。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ!
(R-指定)独房で顔が収まってない感じのFORCE PAIN、めっちゃ良かった。
(DJ松永)いいね!
(R-指定)あとはKiichiroってやつ。その子は何かね、ホンマに実家の部屋って感じ。マイク立ててあんねんけど、後ろになんかたたみっぱなしにした布団みたいなのが映っていたりして。ザ・実家みたいな見た目の、なんも取り繕ってない感じが逆にその子のキャラみたいな。で、そいつなんかはめっちゃラジオリスナーらしくて。爆笑問題さんをめっちゃ聞いていたりとか。で、将来の夢が「ラッパーでもあり、番組の司会やったり、コメンテーターとかマルチにやりたいです」みたいな。それがKiichiro。
(DJ松永)ええっ、なんか今な感じっていうか次世代感……あんまり今まで、そういう目標を言うラッパーっていなかったよね?
(R-指定)おらんかったやん? でも、そのKiichiroとかはそういうキャラに合ったような、すごいまくし立てる、なんかちょっと語り口調に近いようなラップしてたりとか。あと、普通に全員、さっきはあんなこと言ったけど、全員めっちゃ上手かった。Dumbpersonっていう子なんかはもうとにかく、どんなビートでも完璧に乗りこなすし。全部聞き取れるし。ラップの歌い方がうまいだけじゃなくて、リリック。その言ってる内容とかもおもしろかったし。
(DJ松永)へー!
(R-指定)あとね、1人ね、どうしても気になったやつがいて。バーッて画面が映ったら「あれ? それ、お前、部屋じゃないよな?」「ああ、俺は自分の家じゃないっす」「ホテルやんな!」みたいな。なんかホテルの一室からリモートで中継していて。それがfluteってやつで。それで「なんでホテルなん?」「いや、ちょっと今、家出してて」って。
(DJ松永)フハハハハハハハハッ! いいねえ! ちょっと待って? 家出して、ホテルに泊まれるの? 財力?
(R-指定)そう思うやん? 「何してるの? お金とかは?」って言ったら「投資やってますね」って。「えっ、高校生で?!」って。投資……。
(DJ松永)ちょっと待ってよ。大人なのか、子供なのか、わからん! 家出してて投資って何よ?
(R-指定)家出して、投資して、ホテルの一室からラップを……。
(DJ松永)ちょっ、ヤバッ!
投資したお金でホテルの一室から参加
(R-指定)すごかったよ。なんか「こいつ……大物になるかもな?」みたい。謎のオーラみたいなのが出ていて。flute。ホテルの一室から。で、「投資で稼いだ金で音楽やろうと思ってます」みたいな。待ってくれよ……。
(DJ松永)マジで? 俺らが10代の頃と全然違うな!
(R-指定)「投資」なんか頭の片隅にもなかったやん? 10代の頃なんて。
(DJ松永)今もねえよ。
(R-指定)今もないやんな?
(DJ松永)よくわかんねえよ……。
(R-指定)ムズい。やめてくれ!
(DJ松永)難しい。やめてほしい。