高田文夫 オンライン帰省を語る

高田文夫 オンライン帰省を語る ラジオビバリー昼ズ

高田文夫さんが2020年4月27日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』の中でオンライン帰省について話していました。

(高田文夫)しかし、考えてもみなよ。今日が4月27日だよ? たった1年前、考えてみなよ。「いよいよ令和になるね」って。あんだけハッピーで。令和元年って、たった1年前だよ? 5月1日だから。わかる? だから、今頃は平成の最後だったんだよ。

(松本明子)そうですね!

(高田文夫)だからたった1年前だよ。これ、世の中はわからないものだよ。1年でこれだもの。まさかリモートタレントとかが誕生するとは俺も思わないよ!

(松本明子)リモートタレント、リモタレが(笑)。

(高田文夫)「胃もたれが激しいんで……」って太田胃散みたいな顔をして、お前……どんな顔なんだよ(笑)。「太田胃散みたいな顔」っていうのはよ? よくわかんないよ(笑)。

(松本明子)アハハハハハハハハッ! 本当ですね!

(高田文夫)あと、ニュースを見るとほら、このゴールデンウイーク。要するにオンライン帰省って。みんな、帰らないようにって。

(松本明子)田舎に帰らないでくださいねって。

田舎のじいちゃん、ばあちゃんとオンライン帰省

(高田文夫)「オンライン帰省をしましょう」ってやたらと言っているけどもさ。帰省する田舎のじいちゃん、ばあちゃんがさ、オンラインにできるわけがねえだろ?っつーんだよな? 70、80でさ。俺なんかされたってできないからね。

(松本明子)わかんないですからね。

(高田文夫)そんなの、できないよ。あれ、都会の若者に向けて発信してるんだろ、あれ。オンライン帰省っていうのはな。それで「田舎に帰らないで。代わりにオンラインで」って。北海道、九州にいるじいちゃん、ばあちゃんはできねえだろ? そこで大事なのがお前、手紙だよ!

(松本明子)あっ!

(高田文夫)思いを込めて文章を書く。これが大事なんだよ、お前。なあ。手紙でもFAXでもいいんだけどよ。字でな。

(松本明子)そうですね。先生は手書き派だから。原稿も全て。

思いを込めて文章を書く手紙

(高田文夫)「派」もなにも、希少価値になっちまったよ。どんな大手の出版社に聞いてもさ。「だいたい今、手書きの原稿で書いてくる作家って何人ぐらいいるの?」って聞いたらさ、「1割いませんね」って。あとはもうちゃんときれいにプリントされて来るんだろう?

(松本明子)みんな、そうですね。パソコンで。

(高田文夫)だけど俺ぐらいになると貴重だから。逆に文句を言わないんだよ。「もういいです、生原稿のままで。手書きで」って。そこまでの価値になるのが大変なんだよ。普通だったらね、「手書きはやめてください」って言われちゃうよ。だからやっぱり手紙とか大事だよな。電話するとかさ、そういう方が嬉しいよね。心がこもるから。

(松本明子)本当ですね。

(高田文夫)いや、リモートはわからないねって思ったよ。

<書き起こしおわり>

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