高田文夫 モグライダーとコント55号のネタの共通点を語る

高田文夫 モグライダーとコント55号のネタの共通点を語る ラジオビバリー昼ズ

モグライダーのお二人が2022年11月28日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』に出演。高田文夫さんがモグライダーとコント55号のネタの共通点について話していました。

(高田文夫)それで、なに? 大学まで行ったの?

(ともしげ)僕は見た目的にいじられるタイプの人間だったので。昔からそうで。伊良部投手とかに似てるって言われたり。あとはマキバオーとかが流行った時にマキバオーだとか。でも、いじられても面白く返せなくて。

(高田文夫)マキバオー(笑)。比喩がすごいな(笑)。

(ともしげ)なかなか難しくて。そういうで友人が「芸人とかなった方が人生、楽しいんじゃないの?」って言われて。なかなか、女の子とかにモテたりもしなかったんで。そういうことで、芸人の道を歩むことにして。

(高田文夫)じゃあ、大学に行って、途中から芸人の道に行ったわけだ。

(ともしげ)そうですね。その友達が一緒に入ってくれるもんかと思ったら、その友達は「いや、僕は公務員になるんで」って途中でフェードアウトしちゃって。で、相方がずっとできない人生だったんですよ。10回ぐらい解散して。いろんな人と組んでは、解散して。

コンビを組んでもすぐ解散してしまう

(芝大輔)10人ぐらい、組んで。でも、やっぱりみんな「ネタになんない」っつって離れていくらしいんですよ。最初は「面白そう」と思って声をかけて組むんですけど。結局やると、台本なんてひとつも言えないですし。で、そのお笑いの学校でネタをみんなの前で見せる授業、あるじゃないですか。あれの時もネタの冒頭の何でもないセリフでクチャクチャになっちゃうから。そっちでウケちゃって。本ネタがウケないんですよ。

(高田文夫)グチャグチャになっちゃうんだ。ちゃんとネタを作ってもダメなわけだ。覚えてやったりっていうのが。

(芝大輔)そうなんですよ。で、本人はもちろんちゃんとネタでウケたい気持ちがあるから。そのみんなが自分がクチャクチャになって笑ってる時に「笑うなっ!」って怒っちゃう。だから余計に緊張感が出て……。

(ともしげ)怖い感じになって、その後にめっちゃウケないっていう。で、相方が「もうこれじゃ、無理だな」っつって離れていくみたいな。

(高田文夫)芝くんも大学に行って中退しているんだろう?

(芝大輔)僕はでも、なんていうか、斜めから入ったような大学だったんで。

(高田文夫)裏的なやつ?

(芝大輔)裏的ではないですけど(笑)。一応、ちゃんと受験して行けたんですけど。でも、元々別に行きたくて行ったっていう感じでもなかったんで。

(ともしげ)で、その時に東京に来て……。

(芝大輔)そう。そのタイミングで東京にとりあえず出てきて。

(高田文夫)それでもう、すぐに芸人に道を選んで?

(芝大輔)そこから、1年間はアルバイトをしてお笑いの学校、NSCへ行く授業料だけ貯めて。1年後に入るんですけど。

(高田文夫)そうか、そうか。それでゆくゆくは会うわけだ。2人は。

(芝大輔)そうですね。でも5年、6年ぐらいかな? 別々で……で、たまたま共通の知人が「2人とも、探してるんだったらじゃあ、一緒に飲みに行こうよ」みたいな。

(高田文夫)じゃあ、もうほとんどネタなんかはあらかじめ、作って渡さないで。もうその時のあれで、芝くんの頭の中でバーッと突っ込んでいくっていう? 流れを作っていって。

(芝大輔)まあ、だいたいそうですね。ゲームみたいな感じですね。

(高田文夫)コント55号と一緒だな。55号もそうだったよ。欽ちゃんが設定を作って。二郎さんを好きにやらせて。そこに突っ込むっていう。

(芝大輔)だからはじめてやる時が一番ウケますね。

(高田文夫)やっていても面白いだろう? 「こんなリアクションなんだ」って。

(芝大輔)はい。その代わり、時間がもう読めないんで。「持ち時間5分で」って言われても、12、3分かかっちゃったりして。

(高田文夫)熱演しちゃったらな。面白くなって、熱演して。

一番怖いパターン

(芝大輔)で、一番怖いのが、「1回も間違えずにできる」っていう時もあって。これが怖いんですよ!

(高田文夫)できちゃうんだ(笑)。

(芝大輔)できちゃう時もあるんですよ(笑)。

(高田文夫)全部、頭に入っちゃったの?

(ともしげ)でも、本気でやろうとは思ってますからね。本気でやろうと思って間違えてるからウケる時があるっていうね。でも、わざと間違えるとウケないんで。

(芝大輔)だから1回、番組の短い尺。1分ぐらいの尺のネタのオーディションみたいなのに行って。その当時、「お前、家で普通にカレー作ったりするだろう? そのカレーの作り方の手順を間違えずに言うだけ言ってみ? どうせ間違うから……」っつってやってみたら、きれいにカレーができて終わっちゃって。

(松本明子)アハハハハハハハハッ!

(高田文夫)普通にできちゃったの?(笑)。

(芝大輔)で、こっちも言うことなくなっちゃって。「カレー、完成です」「よかったじゃん」っつって。で、見ていたディレクターが「どういうつもりで来たの?」って(笑)。

(高田文夫)「なにをカレー、作っているんだ?」っていうね。そりゃそうですよ(笑)。

(松本明子)いいねー。どうなるか、わからないんですね。

(芝大輔)わからない。ドキドキですね。

(松本明子)面白いなー、ともしげさん。

<書き起こしおわり>

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