オードリー テレビ番組リモート収録の難しさを語る

オードリー テレビ番組リモート収録の難しさを語る オードリーのオールナイトニッポン

オードリーの若林さんが2020年4月25日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中でテレビ番組のリモート収録で感じた難しさについて話していました。

(若林正恭)最近もう、リモート、リモートで。

(春日俊彰)そうっすな。収録なんか。

(若林正恭)そうっすね。いろんな人のラジオをよく聞くんですけど。それで今、こういう期間中で、あれですけども。リモートの放送も多くなってきましたね。

(春日俊彰)まあ、そうね。

(若林正恭)それでテレビのリモート収録が2本みたいな日がこの間、あってね。

(春日俊彰)そうね。まあ、その形でしかなかなか難しいんでしょうな。

(若林正恭)そうだよな。それでNFLのドラフトをみんなでZOOMみたいなやつで。with Bの……まあ、いまは解散したからコージ・トクダになっているのか。コージ・トクダと俺と春日とね、もう1人、NFLのインタビューをしてくれる方とやったりとかして。それであれ、リモートでやっていたんですけども。

なんかもう最初の方は「ドラフトで誰がこうだ」ってなるけども。やっぱり事務所の一室で撮ってたりすると、スタジオじゃないから。「これ、放送されてるのかな?」みたいな気になって。最初、ドラフトの話をしていたけども、だんだん「ドラゴンボールだったらクォーターバックは誰だ?」みたいな話になって、後半はもう全然ドラフトの話をしてなかったよな。

(春日俊彰)そうね。うん。なんか……実感がないんだよね。「収録」じゃないけどね。それで、やらなきゃいけないこともないし。スタッフさんも別に、佐野さんとかも「いやいやいやいや、ドラフトの!」とかっていう人もいないしね。直す人もいないからさ、だんだんとそんな話にはなるよ。

(若林正恭)なんかよくわからないけど。それで1回、リモートでZOOMみたいなのでしゃべっていて、日テレG+の方の生放送に「電話で話す」ってなったら1回、ZOOMから出るんだよね?

(春日俊彰)そうそうそうそう。

(若林正恭)それで春日が1回、出て。帰ってきた時に裸になってたんですよ。

(春日俊彰)そうね。

(若林正恭)それでなんか「また『リモート芸人、ここにあり』をやってるな」と思いながら。ただ、なんか「その丸見えの罠に引っかかりたくないな」って思って。丸見えの……山を歩いていたら、鎖に繋がった鉄の歯型のが落ちてるからもう足でチョンってやって。

(春日俊彰)いやいや、そこはあえてはまるっていう面白さもあるんじゃないのかい? 「イテテテテテテッ!」っていうのも?(笑)。

(若林正恭)「なんで裸なんだよ!」って言われたくて脱いだやつに「なんで裸なんだよ!」とは言いたくないなって思いながら。でも、俺も退出して帰ってきたら俺も裸になっていてさ。それで、コージ・トクダに「脱がないでよ?」って言っていたら、またG+から帰ってきたら……だから4人中3人が裸になっていたんだよね。後半。

(春日俊彰)そうだね。

リモート収録だからやってしまうこと

(若林正恭)だからさ、やっぱりリモートで裸になってやるって……やっぱりG+の生放送で4人中3人が裸で放送したらやっぱりダメなわけじゃない?

(春日俊彰)そりゃダメですよ。

(若林正恭)でも、リモートだといいわけじゃない?

(春日俊彰)そうだね。

(若林正恭)だから春日は後半、もうバドワイザー飲んでたもんな。

(春日俊彰)飲んでた。

(若林正恭)その後に『どうぶつピース!!』の収録なのに、バドワイザー飲みながら裸で「マイアミ」って書いてある帽子をかぶって。それで春日が「ドラゴンボールだったらフリーザはどこのポジションだな」なんて話をしていて(笑)。

(春日俊彰)うん。「ランニングバックだろうな」なんつって。だから『どうぶつピース!!』もリモート収録でよかったよ。本当にさ。スタジオ収録だったらヤバかったよ。

(若林正恭)「リモートは飲んでいい」とかないからな?(笑)。

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! わかんないでしょ? カメラから離れればさ。

(若林正恭)だから春日ってさ、たぶん裸になったりビール飲んだりするっていう面白さだから。だから、ひょうきん族とかの時代が合ったんだろうな?

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ! いや、そんな簡単な時代じゃないよ。あの時代だって。「裸でビールを飲んだらウケる」なんていう、そんな……あそこも戦場でしょうよ。

『どうぶつピース!!』リモート収録

(若林正恭)その後にさ、『どうぶつピース!!』に行ったんですよ。それで『どうぶつピース!!』も完全リモート収録で。それで俺、「すごいな」と思ったのが、パソコンが2台あって。それで大政ちゃんと春日が別の部屋にいて。それで正面のパソコンは3人が繋がっていて、もう1個のパソコンはVを見る時のパソコンで。部屋に1人でいなきゃいけないから。他の人がいちゃいけないから、自分で再生ボタンを押すのよ。だからイヤホンに「じゃあ皆さん、再生ボタンをしてください。5、4、3……」みたいな。それでみんなと同時に再生ボタンを押して、右側のパソコンでそのVを見て……っていうね。

(春日俊彰)そう。あれ、あんなこと、できるんだね。すごい……まあ、スタッフさんがやり方を考えたんだろうね。

(若林正恭)ZOOMで収録するっていうやり方を。

(春日俊彰)あれ、すごいやり方だよね。

(若林正恭)それでだからだだっ広い会議室にパソコン2台を置いて、人は誰もいないのよ。人が誰もいない中、パソコンに向かって再生ボタンを押して、かわいい動物のVに「いやー、かわいいなあ」とか。檻の外に出られない子犬に向かって「出てみたら意外と大丈夫なもんだから、頑張れ!」とか言ってるんだよ。誰もいない会議室で。1人でパソコンの再生ボタンを押して。

(春日俊彰)そうね。

(若林正恭)それでやっぱりそう考えると、ワイプってイカれてるよな。やっぱり家で1人でスマホで動物のかわいい映像を見ながら「頑張れ! 頑張れ!」って言っていたら、もう完全にイカれてるじゃん? でもやっぱりテレビの収録となるとなんか「これは……これはもう寝たまま起きないぞ?」とか言うもんだね。

(春日俊彰)いやー、そうだね。不思議だよね。当たり前にそういうもんだと思ってやっているけどね。

「ワイプ」というイカれたシステム

(若林正恭)そうですね。でもそれってなんでか?っていうと、無言は無言で怒るじゃん? なんか「つまんなそう」とか言って。だから「無言」と「しゃべりすぎてあざとい」の間を常に生きてるんだよね。

(春日俊彰)まあ、そうだね。いいところで出していかないと……。

(若林正恭)「ワイプがあざとい」とか言うくせに、黙っていたら黙っていたで「つまんなそう。嫌なら出なきゃいいのに」みたいなさ。

(春日俊彰)さじ加減だよなー。うん。そりゃそうだよね。ワイプってそもそもなんであるんだろうな?

(若林正恭)俺もそれを考えたのよ。1人で会議室で「かわいいな」とか言ってたらもうそれを考え始めちゃって。で、考えたらでも俺、結構それを言われるのは嫌なんだけど。打ち合わせでさ、たまにこういうことない? 「この人、Vで見ると髪の毛長くて女性に見えるんですけど、実は男性なんで。『ああ、男性なんだ!』って驚いていただけると嬉しいんですけど」っていう。

(春日俊彰)ああ、はいはいはいはいはい。うんうん。

(若林正恭)いや、そんなのさ……感情を指定されているわけじゃない? でも、ということはそれがワイプで「えっ、この人、男なんだ!」って言ってたとして……まあ俺は言わないけど。言っていたとしたら、そういう風に視聴者の人の感情を誘導するっていうか。先導するわけじゃない? ワイプって。

(春日俊彰)まあ、そうだね。

(若林正恭)「えっ、辛そう!」とかって言うのって、みんな「辛そう」って思うようになるわけじゃん?

(春日俊彰)という風に思わせるという演出ですよね。

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