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赤江珠緒 家族の新型コロナウイルス感染で考えたことを伝える

赤江珠緒 家族の新型コロナウイルス感染で考えたことを伝える たまむすび
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赤江珠緒さんが2020年4月16日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中でリスナーに向けてご家族の新型コロナウイルス感染と現在の状況、考えたことなどをメッセージで伝えていました。

(外山惠理)それでね、皆さんが心配なさっている赤江さん。ご主人がね、新型コロナウイルス感染の疑いがあるってことで今週、ずっと大丈夫をとって自宅待機中だったんですけれども。赤江さんからメッセージをいただきました。それでね、最初に言っておきますけど長いです。長いんですけども、赤江さんからもらったまま、読ませていただきますので。皆さん、ここからは赤江珠緒さんからの言葉だと思って聞いてください。

(土屋礼央)A4の紙5枚ですからね。結構長いですよ。

(外山惠理)長いです。1枚目終わったら「終わりました」とか言います? 「次、2枚目です」とか(笑)。あ、それはいいね? はい。じゃあ、続けて読みますからね。いきます。

赤江珠緒からリスナーへのメッセージ

<メッセージ朗読スタート>

『たまむすび』リスナーの皆様へ。こんにちは。いかがおすごしですか? 赤江珠緒です。今週月曜日から出社できず、ご心配をおかけしております。その間、たくさんのメッセージをありがとうございました。心から御礼申し上げます。PCR検査の結果が出ましたので、ご報告させていただきます。我が家の状況は夫が陽性で感染していました。11日土曜日から発症し、現在は熱が上がったり下がったりという状態です。夫の症状が出てからも検査結果を待つ間、しばらく自宅で過ごしておりましたので私と娘も検査してもらえるよう、現在も自宅で待機しております。

そんな慌ただしい数日間でしたが、私なりに考えたことがありましたので、それもお伝えしますね。未知の病ということで、この病気に関しては周囲の目が他の病よりも気になりますよね。私の場合は実名で報じられますので、選択の余地はないのですが、いまだに「かかったことを周囲に知られたくない」という方も少なくないと聞きます。そして実際に私のように現実に迫ってくると、その心理も分からなくもないです。たとえば、防護服姿も日常生活では見慣れていなくて、「保健所から家の前に迎えが来るという状況になったら誰かの迷惑にならないか?」とか余計なことを考えてしまいました。

でも、そういう思いが強まりすぎて状況をひた隠しにすればするほど、この病の実態が世の中に見えてこない気もしています。できるだけ他人に伝染さないように細心の注意は払うべきですが、それでもかかってしまうのが世界の状況です。感染ルートをたどる意義も当然あるでしょう。ただ「誰が誰に伝染した? この人の前のその前は誰?」という過剰な犯人探しは今、この時点において必要でしょうか? もちろん、かからないことがベストですが、その一番の目標のもとに、かかった場合なるべく体力的にも精神的にも軽めに直すという二番目の目標を掲げる時期のように感じています。

そのために「うちの場合はこうです」ということ。その中でお役に立てることが少しでもあればと思い、以下感じたことをまとめました。この病気は症状にかなり個人差もありますし、それぞれの家族構成、生活状況、お住まいの地域、体質などによって問題点はそれぞれ変わってくると思います。参考にならないこともあるでしょうが、全ての経験者が「自分はこうだった」と正々堂々と発信して、この病の輪郭がもっとたしかなものになればいいなと願っています。ですので、あくまでその一例として、我が家の今日までの状況で気づいたことをお伝えします。

これまでの状況下で気づいたこと

我が家は夫(40代)、私(40代)、娘(2歳)の3人家族です。夫がPCR検査を受けてから、結果は3日後に分かりました。その前に肺のレントゲンで肺炎の症状がありましたので、「おそらく陽性」とみて自宅で待機。家族で社会生活を止めることにしました。このように家族1人がかかっても、全員家を出られないケースが誰の身にも突然やってくるかもしれません。事前にできる準備としては……。

その1。2週間分の隔離生活の用意をスーツケースなどにある程度まとめておく。発熱してからだと慌てます。その中で意外と忘れがちな入院グッズはサンダル、シャンプー、リンス、洗顔料、ドライヤー、冷却できるものなどもあればおすすめとのことです。夫は上記のものを全て忘れていたので、Amazonで取り寄せたそうです。

その2。もっと事前にできることとしては、家を少しでも片付けて、できるだけスペースを作っておくこともお勧めします。自宅での対応には限界がありますが、家庭内の導線が分かりやすくなりますし、消毒していく箇所も多少、片付いているとやりやすいです。あと何より、体調に異変がない家族の運動スペースにもなるかと思います。

その3。玄関前に食品など、必要なものを届けてくれる存在の確認。ネットを駆使して出前できるお店のチェックをしたり、友人、近所付き合いの声かけも必要かと思います。私も実際、全く出られないのでマネージャーや友人にドアノブの前に置いていってもらう、ありがたい笠地蔵方式を取っています。

その4。と、同時に……他のケガや病気になっても簡単に出られないので、置き薬。もうされているかもしれませんが、持病のある方は処方箋を事前に発行してもらって、他の人に頼める状態にするのも必要だなと思いました。それでも万が一のケガの時の専用救急車なども拡充されているのだろうか? なんてことを考えました。

その5。そして我が家の場合は、親が共倒れになった場合の子供の面倒は誰が見るのかという問題があります。共に陽性だった場合、母子ともに同室で……40度近い熱の上がり下がりの中でおむつを替えたり、具合が悪くなく遊びまわりたい、まだ病気のことなど理解できない子供と同室で果たして療養できるのだろうか? これに関しては情報もなく、まだ解決策も思いついていません。夫と私の発症のピークがせめてずれることを願うばかりです。

その6。そして病と闘う上でもう一点、気になっているのはPCR検査で陰性、回復の状況がしっかり確認されれば、今度はその人が社会に戻って社会を回していけるというような世間の理解がどの程度あるのだろうかという点です。ウイルスを警戒して、きちんと恐れて、感染者を増やさないことと同時に、このウイルスとある程度共存していく社会の理性が育まれなければ、この病との闘いはますます厳しくなってしまう気がしてなりません。コロナを忌み嫌うあまり、この病の本来の致死力以上の怖さをこの病に与えてしまってはいけないのでは? そんなことを考えました。

長々とつづってしまいました。これが今、4月15日深夜時点での私なりに感じたり、考えたことです。私の体調はと言いますと、連日の激変の生活に多少、疲れはあって、残念ながら万全とは言えませんが、今のところ子供を寝かしつけてから、この手紙を書くぐらいの余力はあります。これ以降は保健所の方と相談しながら進めてまいります。当面、通常の放送はかないませんが、そこは超強力なパートナーといつも本当に気持ちよく代理を引き受けてくれるえりつぃんがいるので心配はしていません。えりつぃん、いつも本当にありがとう。はっきり正直に物を言うあなたが「ラジオは好きな仕事だからいいの」と言ってくれるので、「ああ、本当に好きなんだろうな」と思って甘えてしまっています。ごめんね。

しばらくの間、番組はお休み

しばらく、基本的には番組をお休みして家族のことを優先させていただきます。手紙という形でのご報告、せめて直筆でと思ったら今日も例によってファックスになってしまいました。スタッフ、ごめんよ。少数精鋭が信条のラジオですので、私が言うのも何ですが、みんなもどうぞ体調に気をつけて。あとは月並みなことしか言えませんが、踏ん張ってまいります。『たまむすび』なのに明るい内容じゃなくて、面白いことのひとつも言えず、すみません。あ、そうそう。入院用に用意するサンダルですが、RAG FAIR・土屋礼央氏も愛用の「たまむすビーチサンダル」がおすすめです。では、リスナーの皆様、どうぞご自愛ください。ではまた。赤江珠緒。

P.S. 個人的にもたくさんのメッセージやお品、いただいております。返信などお礼がなかなかままなりませんが、本当にありがたく、励みとさせていただいています。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

<メッセージ朗読おわり>

(外山惠理)以上、赤江珠緒さんからのメッセージでございました。

(土屋礼央)いや、でも本当にかかった方が身近にいる方のリアルな言葉で。やっぱり想像だけでは気づけなかった点がいっぱいあったね。

(外山惠理)いや、本当本当。

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