赤江珠緒とカンニング竹山『久米宏ラジオなんですけど』最終回を語る

赤江珠緒とカンニング竹山『久米宏ラジオなんですけど』最終回を語る たまむすび

赤江珠緒さんとカンニング竹山さんが2020年6月29日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で2日前に最終回を迎えた『久米宏ラジオなんですけど』について話していました。

(カンニング竹山)上半期……今、ちょうど本番前に話してましたけども。今年の『たまむすび』の上半期、いろいろあったね。まあ、「いろいろあった」というか、あなたが休んだだけだけどね(笑)。

(赤江珠緒)ああ、主に赤江が(笑)。だけど今週で言うと久米さんのラジオが終わってしまいまして。

(カンニング竹山)ああ、聞きましたよ。

(赤江珠緒)だからちょうど私がコロナにかかって「復帰します」って言って。「さあ、この月曜日から復帰しよう」って言ってる前の土曜日に「終わる」っていうのをお聞きして。「ガクーン!」みたいな。

(カンニング竹山)ねえ。「ええっ!」って驚きましたもんね。

復帰直前に番組終了を発表

(赤江珠緒)「久米さんが去るところに私が戻ってどうするの?」って。さらに心がガクッみたいになったんですよ。この番組にも3回ぐらいかな? ゲストに出ていただいたこともあるぐらいのご縁の人間がああだこうだと申し上げるのはちょっとはばかられるなと思って何も申し上げておりませんでしたが。残念ですよ、本当に。

(カンニング竹山)本当に残念ですよね。一番最後にね、伊集院さんに「TBSラジオを頼むぞ」っていうあの言い方もよかったですよね。「頼むよ」っていう。なんか「ああっ」って思いましたね。

(赤江珠緒)ねえ。やっぱり全然ね、本当に設定はほとんどない人間ですけれども。このTBSラジオという同じ……なんというか、土俵というか。そういうところで同じ職場にいるっていうだけでもう何て言うかな? どんなにおバカな放送していても「いえいえ、久米さんがやっているラインナップだもんね!」みたいな。

(カンニング竹山)そうですね。箔がつくというかね。

(赤江珠緒)そこがね。「ブランド力」って言うと失礼ですけども。その、それは同じパーソナリティーとしてすごく心強いものを勝手に思わせていただいてたんで。残念です。

(カンニング竹山)でも、それはそれえで素敵な生き方ですよね。お元気なうちに「もう先にやめます」っていうような感じとか。あと、ずーっとやられる方もいるし。いろんなパターンがあるじゃないですか。

(赤江珠緒)なんか軽妙洒脱な久米さんらしいと言えばらしいので。ねえ。お止めをする術もないんですけども(笑)。

(カンニング竹山)俺たちじゃあ止められないけどね。TBSの地下で何回かしか実は会ったことがないんですけど。まあ、ちょっとしゃべったことはありますけど。俺、いくつか久米さんの真似してる技があるんですよ。

(赤江珠緒)どこが? どのへんが? ちょっと待って? 気づかなかったですよ(笑)。

(カンニング竹山)気づかなかったでしょう? もうこれね、俺しか知らないんだけど。昔、『ニュースステーション』をやったりとか、テレビをやった時の久米さんの技で。偉い人とか難しい人とかに対談とかインタビューするじゃないですか。その時、聞きにくいことを聞くですよ。久米さんって意外と。その時、聞いた後とかにちょっとね、笑うんですよ。

(赤江珠緒)はにかむみたいな?

(カンニング竹山)はにかむっていうか。「こんなこと言われてますけども。これって、フフフ。どうなんですか?」みたいなこと、やるでしょう?

(赤江珠緒)ああ、ちょっと笑いを?

(カンニング竹山)ちょっと笑いでグッと聞くじゃない? それによって和むじゃない? 俺、結構前からそのやり方、パクっているのよ。

(赤江珠緒)ええええー! それは気づきませんでした!

(カンニング竹山)俺、だからこの間も小沢一郎さんとツーショットで対談した時も、意外とああいう人たちと対談する時はその技を結構入れていくのよ。そうすると、和むのよ。和みやすくなる。

(赤江珠緒)へー! でもね、なんかちょっとそういう大物っていうかね、聞きにくいことをぶつけなきゃいけないっていう時って、こっちもなんか真剣勝負みたいになっているから。そこで笑うって、できそうでなかなかできないですよね。

(カンニング竹山)そうする利根、質問が結構聞けたりするんですよ。聞きにくいことを。それで俺、昔『ニュースステーション』を見てる時から「ああ、そうだな」って思って。

(赤江珠緒)すごい観察力ですね、竹山さん!

久米宏から学んだ技

(カンニング竹山)そうなんですよ。だからその技を初めて取り入れたのは、このTBSラジオでやらせてもらった『Dig』の時に偉い人がいっぱい来るから。難しい偉い人が来るから、それを取り入れ出して。もうもはや今、俺のものになっているよ(笑)。

(赤江珠緒)アハハハハハハハハッ! そうだったんですか。ああ、知らなかった!

(カンニング竹山)それはね、頭の中で幼い時に見ていたテレビで久米さんがインタビューをしているのを思い出しながら……。

(赤江珠緒)だからすごいいろんな、もうトークもそういう全てが技巧派の部分ね。だっても演出もね、テレビに関しては持つペンとかもちゃんと考えてる。コーディネートもされてるなんて。隅々まで考えられているその技巧的な部分と、それとその物事に向かう時のストレートさみたいなね。そのバランスが素晴らしい方ですもんね。

(カンニング竹山)そうですね。2、3週前にやっていたラジオの中継の声の出し方とか、マイクの使い方みたいなのをやっていたんですけども。見事ですよ。本当に家で聞いていて「あっ、音が変わった!」っていうような。「ああ、遠くを感じる!」とか「あっ、景色を感じる!」とか。「今、荒川の土手で……」みたいなことをやるんですけども。「ああ、仕事をするってこういうことなのね」って思いました。

(赤江珠緒)なるほど! じゃあちょっとね、心密かに学んで……(笑)。

(カンニング竹山)でもまあ、時は進んでいきますから。時代は進んでいくから。また新たな番組とかね、いろいろ始まってね。またTBSラジオもどんどんどんどんと。

(赤江珠緒)また気が向いたらね、『たまむすび』とかも……まあ、他にもたくさん出られる番組があるから難しいでしょうけども(笑)。

(カンニング竹山)『Session』に出た方がいいかな?(笑)。

(赤江珠緒)そうですね。万が一、気が向いたら出ていただきたいなと思いますね。まあ、でもね、『たまむすび』は何も、大してそういう意味では心に残らないというかね。日々、残らない放送をしてしまっておりますけども。

(カンニング竹山)そうですか(笑)。

(赤江珠緒)今日はちょっと嬉しいお便りをいただいたんで、これをちょっと紹介しようかなと……。

<書き起こしおわり>

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