DJ松永さんが2020年9月8日放送のニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』ミクチャ限定アフタートークの中で、オードリーが武道館公演で披露した漫才の素晴らしさについて話していました。
武道館の30分漫才、約1万人のリトルトゥースの前で、お互いを笑わせようとアドリブを繰り広げるオードリー最高に面白かった。
叩き合ってるとき、普段は素直に愛情表現できない熟年カップルがイチャイチャしてるみたいだったし、やっぱオードリーが1番好きだなって思った。武道館行けて本当によかった pic.twitter.com/JvcRTIC8OY— AcKKY (@lucky_yhp) March 4, 2019
(DJ松永)いやー、体、痛えわ。
(R-指定)フフフ(笑)。
(DJ松永)でも本当に……俺らも武道館やれるのは、その「オードリーが武道館の舞台に立った」っていうところを考えると、個人的には感慨深いですけど。あの時の漫才、忘れらんねえんだよ。オードリーの24分間ぐらいやったやつ。
(R-指定)ああ、はいはい。
(DJ松永)超長いけど、体感は秒のやつ。
(R-指定)いや、もう一瞬で終わったな。
オードリー 武道館公演漫才
(DJ松永)本当に終わったじゃん。でさ、オードリーの漫才って散々見てきてるわけじゃない? で、M-1でポーンと売れて。そこの漫才が世間に評価されるパーンと売れるわけじゃないですか。でも、そこからまた漫才とは違う評価基準のところで戦っているわけじゃないですか。それで、そこであの人は勝っていったじゃない? それで、そこから何年も経て、40ぐらいになった時に武道館でやった漫才が一番面白いってすごいと思ったんだよな。
(R-指定)帰り際、その話をしたよな。2人で。なんかやっぱり……なんていうの? 一番自分らの核というか、軸足みたいなところがいつまでたってもずっとかっこよくなり続けているっていうのがすごいよな。
(DJ松永)そうそう。すごい。だってあそこで、そのタイムで更新し続けられるの、すごくない? ヒップホップに置き換えたら、これは相当難しくない?
(R-指定)だいぶムズいよ。
(DJ松永)だってそれで評価を……なんなら、それが最大公約数っぽくなっちゃっているじゃない? そうじゃないとポーンと日の目を浴びないじゃないですか。で、またその当時の2人は別だったりするじゃないですか。それを上回るものを、もう完全にその漫才……たぶん漫才なくても残れる人たちじゃん。もうすでに。その漫才がなかったら、人間的に生きれるかどうかは別として、業界的には生きていける人だけど。それでなんか、あそこで叩き付けるのやっぱり……「この人、漫才がめちゃくちゃ好きじゃん!」って思ったね。
(R-指定)その話、ちょっと本編で若林さんに聞きたかったかも。さっき、聞きたかったかも(笑)。
(DJ松永)さっきね(笑)。
(R-指定)でも、あるよな。言うても、その「武道館」っていうところで行くと俺、個人的に言うともちろんそのオードリーさんもそうだし。尊敬しているラッパーの先輩たちも立ってきてるやん? で、やっぱりそういう人らは全員、最新の姿がかっこいい人らやんなっていうのはあるよな。
漫才に対する変わらぬプライド
(DJ松永)本当だよね。あと、若林さんとメシを食っていると、結構やっぱりずっと昔からあの人のラジオを聞いてる身としては、もうだいぶ達観してきてるの。あの人の価値観とか考え方とか話し方も。だけどやっぱり漫才に対しては、全く……めちゃくちゃ、全部を許せる感じではないというか。もう変わらぬプライドを持ち続けていて。そこがすごい、なんか安心もするし、かっこいいなとも思うんですよね。なんか、やっぱり超好きだなと思うんだよ。「好きこそ……」だなと思う。本当に。長くやっていけばやっていくほど、それを容易に更新し続けられるんだと思うんだけども。いや、俺らも「好き」でいようと思うわ。本当に。
(R-指定)まあな。
(DJ松永)いやー……。
(R-指定)もう完全に賢者タイムやん(笑)。
(DJ松永)賢者タイム。本当に。今、体が痛いから、帰ったらヤバいと思うんだよね。
(R-指定)お前、明日行けるか? すごいな(笑)。
<書き起こしおわり>