宇多丸 宇内梨沙の自宅ゲーム動画を語る

宇多丸 宇内梨沙の自宅ゲーム動画を語る アフター6ジャンクション

(宇多丸)ああ、メールが来てるってさ。紹介しましょう。「めんとり」さん。「『TBS春の大改編プレゼン祭』、見ました。ついに小学5年生、宇内梨沙が世に解き放たれる時をテレビの前で正座してみていました。いざ、VTRが始まると新番組そっちのけで自己紹介に終始。リスナーとしては平常運転でもアナウンサー・宇内梨沙しか知らない視聴者にとっては狂気の片鱗を見せつけられ、あるいはスタッフのやらせを疑わざるを得ない衝撃のゲームシーン。

『撃つぞ、コノヤロウ』『ハッ!』『食らうがいい』などのパワーワードの乱れ打ちに腹筋は崩壊。でも、私が一番好きなのは被写体とカメラの間に食べ終わったUberEatsで頼んだどんぶりがそのまま放置され、そこに映るうなぽんはすでにメイクも落ちて顔がテカっているという微笑ましいシーンです。うなポン、最高!」ということでございました。ねえ。

(宇内梨沙)フフフ、でもなんか割とポジティブな意見をくださる方が多くて。よかったです。安心しました。

(宇多丸)それはそうですよ。間違いないですよ、それは。あれでそんなね、嫌な思いをする人は……「ああ、人間らしくていいな」って思ったと思いますよ。

(宇内梨沙)そうですか。でもアナウンサーはやっぱり言葉の使い方とか、なんですかね? 過ごし方みたいなものが求められる……。

(宇多丸)「過ごし方」は知らねえよって話ですよね?

(宇内梨沙)でも、やっぱり求めるの、あるじゃないですか?

(宇多丸)なになに? アナウンサーはどういう過ごし方をするの?

(宇内梨沙)なんだろう? もちろん「食らえ」とか「クソッ!」とか言わないし(笑)。

(宇多丸)まあ、言葉遣いはね(笑)。

(宇内梨沙)まあ、放送では私ももちろん言わないですよ? でも私生活でどういう生活をしていても……。

(宇多丸)びっくりしますよね。『ひるおび!』とかで解説している時に「クソ食らえっていうことですよね」とかね、「撃つぞ、コノヤロウ」とかね(笑)。「アサルトショットガンの威力を」とか言わないですよ(笑)。

(宇内梨沙)そう。でも、私生活はどうあろうが自由じゃないですか。

(宇多丸)そりゃそうですよ。

(宇内梨沙)罪を犯したりしなければ。だから、まあ受け入れてっていう風に思いました。

(宇多丸)いや、全然。むしろ、なんなら健全なね。「ああ、こんな風にキャッキャキャッキャとゲームで遊んでいていいな」って。だってそんなね、「IT長者と合コンしまーす!」なんてね、そんな映像を見せられたらどうするんだよ?

(宇内梨沙)アハハハハハハハハッ! そのイメージも嫌ですからね(笑)。じゃあ、それを打ち破れた。

典型的な女子アナイメージを打ち破る

(宇多丸)そうそう。「女子アナってどうせ野球選手かIT長者と合コンしてるんでしょう?」みたいな。

(宇内梨沙)「休みの日はずっと合コンしてるんでしょう?」って思われるかもしれないですけども、そうじゃない。人間だから。本当に、ただの。

(宇多丸)「UberEatsをたのんで1日中ゲームをやってるんだ、コノヤロウ!」っていう。

(宇内梨沙)そうです。アナウンサーにだってコミュ障はいて。表には出るけど、あんまり人と接するのが好きじゃない人も実はいるんですよ。

(宇多丸)宇内さん、本当はね、人見知りなんだからね。だから普段は「撃つぞ、コノヤロウ」精神でね(笑)。「撃つぞ、コノヤロウ」って誰もが思っているという(笑)。

(宇内梨沙)あっ! 「撃つぞ、コロナ野郎!」かもしれないですよ?

(宇多丸)ああっ! アハハハハハハハハッ! う、うま……上手い!

(宇内梨沙)フハハハハハハハハッ! やったー!

(宇多丸)上手い! ありがとうございます。

(宇内梨沙)「撃つぞ、コロナ野郎!」。

(宇多丸)「撃つぞ、コロナ野郎!」(笑)。

「撃つぞ、コロナ野郎!」

(宇内梨沙)「撃つぞ!」って。フハハハハハハハハッ!

(宇多丸)現実になんのエフェクトもないっていう。このね。いいと思いますよ。ぜひこれをね、首相も取り入れていただいて。

(宇内梨沙)みんなでね、「撃つぞ、コロナ野郎!」ってね(笑)。

<書き起こしおわり>

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