宇多丸さんが2020年5月5日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でNetflixで配信中の『タイラー・レイク -命の奪還-』を紹介していました。
(宇多丸)そんな宇垣さんにもおすすめをしたい家で見れるコンテンツとして、またぞろNetflix作品なんですけども。結構最近の4月24日に全世界的に公開になった日本語タイトルは『タイラー・レイク -命の奪還-』という……元のタイトルは『Extraction』というんですけども。あの『マイティ・ソー』でおなじみのクリス・ヘムズワースさん。宇垣さんはコミコンでお会いしたこと、ありますもんね?
(宇垣美里)あります。すごいかっこよかった!
(宇多丸)もう今やイケてる男の代表格みたいな感じですけども。彼の主演でなおかつ、MCUの一連のシリーズを手掛けたルッソ兄弟の制作。なおかつ、弟さんのジョー・ルッソさんのグラフィックノベルが原作になっているという、アクション物なんですね。で、監督はサム・ハーグレイブさんというスタントマン出身の方で。一連のルッソ兄弟作品のスタントとかを手掛けてらっしゃる方が長編映画監督としてデビューされたという。
まあ、すごくストーリーはシンプルで。主人公のクリス・ヘムズワースさん演じるタイラー・レイクというプロの傭兵がいて。裏社会で暗躍する傭兵が麻薬王の息子さんがとある敵対組織に誘拐されたということで、その息子さんを助けに行って……という。そういう非常にシンプルな話なんだけども。その間に途中、ちょっとした想定外の事態が起きたりして。で、まあとにかくクリス・ヘムズワースさん演じるタイラー・レイク、無双っぷりで言うとついにジョン・ウィックを超えたなと。
(宇垣美里)ええっ!
(宇多丸)はい。もう映画史上で一番強いんじゃないか、この人はっていう。もうすごい強いんですよ。なおかつ、これの見どころとしては途中、サム・ハーグレイブさんはスタントマン出身の監督としていろいろとアイデアが豊富にあったんでしょうね。途中、詳しく説明をしなくても見ていればわかるところなんですけども。結構長く続く一連の脱出シークエンスがあるんです。子供を連れながら、追手が次々に来る。警察も軍もグルだったりするんです。舞台はバングラデシュなんですけども。そういうところで、もう次から次へと、敵の組織は来るわ、警察は来るわ、軍隊は来るわ……っていうところで次から次へとどんどん襲ってくるのをなぎ倒して行く。
(宇垣美里)大変(笑)。
監督のドヤ顔が目に浮かぶアクションシーン
(宇多丸)その次から次へと……っていうのはその次から次へと連鎖する違うアイデアのアクションシーンの連続なんですが。これがね、もうぜひ見てください。まさに今の技術ならではのアクションシーンの連続になっていて。もう監督のドヤ顔がね。「どうですか! どうですか、皆さん!」っていう。
(宇垣美里)ええっ、見たい!
(宇多丸)「しかも、普通だったらここでこのぐらいで終わるところが……終わらないんですねー! 普通だったらこのぐらいですよね? でも、終わらない!」って。もうドヤが続く、続く。圧倒的ドヤ。もう監督のドヤ顔……しかもそれも納得のすごさっていうか。もうアクション、すごいです。ちょっと度肝を抜かれるアクションシーンでしたね。ということで、これはおすすめ。
(宇垣美里)Netflixで。
(宇多丸)結構Netflixの視聴の記録を更新したみたいな人気作になっているみたいなのでぜひ、おすすめです。まあ、MCUとかに比べるとかなりリアル志向っていうか、ハードなバイオレンスが展開されるあれでもあるんですけども。そういうのが大丈夫な方は……宇垣さんもね、クリス・ヘムズワースさんは。
タイラー・レイクがスゴイことになっています。
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『タイラー・レイク -命の奪還-』が、公開後の4週間で、9千万世帯が視聴することが見込まれており、これまでに配信したネットフリックス映画の中でも最大のヒット作となる勢いです。
観てくれたみなさま、ありがとうございます〜! pic.twitter.com/W6Eq6oU9r8
— Netflix Japan (@NetflixJP) May 3, 2020
(宇垣美里)大好きですし。全然、そういうスプラッター……「スプラッター」というわけではないのか。
(宇多丸)スプラッターではないですけど、でもかなりエグみのあるのは出てきますね。基本、銃撃とあとね、ナイフがすごい出てくるんですけどね。
(宇垣美里)ああー、大丈夫です。見ます!
(宇多丸)あと、そのバングラデシュの麻薬カルテルの話なんですけども。ちょっとね、『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』とかを思わせるような、その麻薬カルテル内部の抗争。それで子供がさらわれて。子供自身は無邪気なもんなんだけど……っていうところで。その内部でそのちびっこギャングを麻薬カルテルが使うわけですよ。
(宇垣美里)ああ、若い子たちを?
(宇多丸)そう。まあ『シティ・オブ・ゴッド』とかにも出てきましたけども、ギャングが本当に年端も行かぬ子たちをタマとして使うっていう。ここが本当にね、かなりキツいところでもあったりするんですけどもね。非常におすすめ作品でございます。
(宇垣美里)見させていただきます。
『タイラー・レイク -命の奪還-』予告編
<書き起こしおわり>
アフター6ジャンクション(1)【カルチャートーク】など | TBSラジオ | 2020/05/05/火 18:00-19:00 https://t.co/1ySAsnB9uW #radiko
— みやーんZZ (@miyearnzz) May 5, 2020