オードリー若林 東野幸治・山里亮太との食事会を語る

東野幸治と佐久間宣行『あちこちオードリー』を語る オードリーのオールナイトニッポン

(若林正恭)で、パターンがいろんなパターンある。「俺が1人で先に着いている」。これはよし。それで「山ちゃんと俺が2人で時間前に先に着いている」。これも全然いい。で、「まあ、ないだろうが山里さんと東野さんが先に着いてる」っていう。まあ、これも約束の時間の前だったらいいかなって。まあ、そんなパターンを頭に描きながら店に入っていったんですよ。個室ね。そしたら、下座に東野さんが1人で座っていたんですよね(笑)。

(春日俊彰)ええっ? 1人で?

(若林正恭)下座にだよ?(笑)。

(春日俊彰)ええっ? 一番先輩が?

(若林正恭)それで、時間の10分前よ?(笑)。なんかたぶんもう頼んでいたな(笑)。

(春日俊彰)ああ、もう始めていた? 10分どころじゃないんじゃない?

東野さんが1人、個室の下座で待っている

(若林正恭)かもしれない。で、なんか「ああ、お疲れさまです。お時間、ありがとうございます」って。「これ、山里、お前な……この感じの飲み会だったらまず先に来ておけや!」って思って。で、こういうのをラジオで言うと「若ちゃん、あの時ごめんね」ってLINEが来ちゃうようになったんだよ、あいつ。まあ、気にしないでほしいんだけど。

(春日俊彰)ああ、そう。「そんなこと言っても……」っていうんじゃないんだ。

(若林正恭)そうそう。それで、やっぱりああいう時って後輩力だけどさ。3パターンぐらいあって。「いやいや、東野さん、下座じゃ申し訳ないんで」っていう風に言う方がいいのか……でも、東野さん優しいから、それを気にしないタイプっていうのもあるじゃん?

(春日俊彰)はいはいはい。そういう堅苦しいのは……っていうイメージね。「いいのよ、いいのよ」みたいな。

(若林正恭)それで一応、形式上言うとか。ああいうのが本当にダメだね。41にもなって。

(春日俊彰)そうね。でもまあ言わないのもなんかね。気づいてないやつっていうのも。

(若林正恭)言わないでズカズカと上座に座るのも……っていう。でも、なんか聞いても「全然ええで!」って明るく言ってくれるイメージがあったから……結局何も言わなかったのよ(笑)。

(春日俊彰)フフフ、言わなかった?(笑)。

(若林正恭)やっぱり春日だったら言う?

(春日俊彰)言う……ああ、でも難しいね。人によるかもしれないけどね。でも、一応言っておかないとさ。「そういうのもわからない失礼なやつ」みたいな印象になるのも怖いじゃない?

(若林正恭)そうそう。

(春日俊彰)うーん……でも、私もヘラヘラして座っちゃうかもね? 「早くないっすか?」とか言って。フハハハハハハハハッ! うん。座っちゃうね。言えないな(笑)。

(若林正恭)フハハハハハハハハッ! いや、そうだよなー。それでなんかさ、その『あちこちオードリー』の話から。出ていただいたから。それでなんか「若林くん、あれ、なんかごめんな」みたいな。東野さんが言ってくれて。「なんか俺、お昼の番組やし。誰も見いひんと思ったんや」って思って(笑)。「結構だからざっくばらんにしゃべれるから。こういう場、ここだけでお昼で……っていう番組だと思ったらなんかネットニュースになってたな。なんか、ごめんな」みたいな。

「いやいや、こちらこそすいません。ありがとうございます」みたいな話になって。「あれ、他のスタッフさんに言われたりしました?」って聞いたら「なんか結構『見た、見た』っていう話で。いや、マズいなとは思いつつ、別になんか本気では言ってないっていうことはわかってくれてるから……」みたいな話もあったりしながら。それでしゃべっていただいたから、全然なんか間が空くみたいなことはなかったんだけど。なんかそしたらちょっと遅れて山ちゃん、来たわ。「ああ、すいません!」みたいな。

(春日俊彰)フフフ、ちょっと遅れたんだ(笑)。

山ちゃんが遅れて登場

(若林正恭)うん。なんか慣れてない感じ、出していたわ。自分で店を取っておいて。「ちょっとしずちゃんに聞いて……」みたいな。それで東野さんも「えらいおしゃれな店、知ってんな」「いや、これはもうしずちゃんが……しずちゃん、美味しいお魚の店、いっぱい知ってるんで。個室の」って。それでなんか、「中野で飲んでる」って思われたいからさ(笑)。

(春日俊彰)そこでも?(笑)。そこでは別にもういいじゃん。

(若林正恭)で、なんかブランドブランドはしてないけども、いいものなんだろうなっていう黒のニット着てたわ。フハハハハハハハハッ!

(春日俊彰)まあ、いいやつだろうね。

(若林正恭)でも、思われたくないと思うよ。そういうの。無頓着な……っていうね。

(春日俊彰)うん。それをいじったら「いや、しずちゃんが……」って言うんじゃないの? そのニットも(笑)。

(若林正恭)「しずちゃんが買ってくれた」はおかしいだろ?(笑)。

(春日俊彰)「しずちゃんが急にくれて」みたいな(笑)。

(若林正恭)でさ、俺はああいう時にさ、何だろうな? 先輩たちと飲んでても思うけど、なんか西村(瑞樹)さんとか春日ってレジェンド級の先輩のガードを下げるキャラクターじゃん? なんならしゃべってないでも、なんか「全然しゃべんないじゃん」って言ってもらえる……。

(春日俊彰)ああ、もうそれは多いね。

(若林正恭)多いよな。だからまあ俺はもう20代から一切やってこなかったけど、後輩力が41にもなってないよ。どのぐらい開けていいかが……でもやっぱり歳も歳だから、やっぱり心って開かないと開きあえないっていうのも知ってるじゃん? で、そのちょうど良さっていうか。

(春日俊彰)うん。まあ開き切ってもね、若林さんのキャラクター的にちょっとびっくりされる可能性もあるしね。「無理しなくていい」とかね、言われる可能性もあるし。難しいよね。

後輩力が足りない

(若林正恭)だよな。俺の一番の理想は……東野さんと飲めるっていうことで。東野さんが考えていらっしゃることとかをとにかく知りたい。これはまあ、ある。で、その先に、やっぱり俺がもし『行列のできる法律相談所』にゲストで行った時に東野さんにいじり倒されるっていうのがゴールだよね。

(春日俊彰)フフフ、なるほどね(笑)。

(若林正恭)で、その手前に一緒にゴルフに連れていってもらうっていうのがあるわ。で、そのもう1個手前にLINEを聞くっていうのがあって。LINE、ゴルフ、行列よ(笑)。

(春日俊彰)結構道のりは長いな(笑)。

(若林正恭)もう、「自分が損するぐらいに『行列』でいじられる」がゴールよ(笑)。「あの時にああいうことを言っていた」みたいな。でも、結論から先に言うわ。それは無理だったね!

(春日俊彰)フハハハハハハハハッ!

(若林正恭)俺はなんでこう、後輩力がないかな。なんなんだろう? 心を開くって……。

(春日俊彰)フフフ、無理?

(若林正恭)無理だったなー。で、後輩力がないから、「心を開くとは誰かの悪口を言うとかだ」と思ってるんだよ(笑)。

(春日俊彰)フフフ、なるほどね(笑)。「わかる、わかる!』みたいな感じで?(笑)。

(若林正恭)だからまあ、たとえばよ。「あの人のこういうところがちょっと引っかかる、モヤモヤする」みたいなことを言うと、なんか「えらい言うな!」みたいな感じになってこう、現場にエンジンがかかっていくっていう。優しいから。なんかそういう空気じゃなかったから、思い切って言ってみたわけよ。いや、本当によくないよ。俺、性格が。「あの人はモヤモヤする」みたいな。まあ、なんか受けるかな?って思って。

(春日俊彰)なるほどね。うん。

(若林正恭)そしたらなんか結構山ちゃんが「シュッ!」って。もう顔のパーツが真ん中にシュッ!って集まって。うん。何か聞こえた。やっぱり山ちゃんとは漫才やってるから。「若ちゃん、ストップ」っていうのはなんか顔に書いてあったから。ギュッとなって。で、その方を仮に「Aさん」とするなら「東野さん、Aさんとはよく食事に行かれますよね?」「おお、行くで」みたいな。それが、やっぱり山ちゃんって頭がいいから。「若ちゃん、その人はアカンで」っていうことなのよ(笑)。で、その「食事に行く」っていうことを山ちゃんは知っていたから「若ちゃん、それは……」っていうことを暗に言ってきて。俺はそれで心が完全に折れて。「下手だな、俺は……」って思って。

(春日俊彰)フフフ、それはでも、難しそうだな。難しいところだよね。それを知らなかったわけだからね。

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