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町山智浩 2020年民主党予備選バーニー・サンダースの躍進を語る

町山智浩 2020年民主党予備選バーニー・サンダースの躍進を語る たまむすび

(町山智浩)もう「うおーっ!」って。今、アメリカの大学……たとえばUCLAなんかはカリフォルニアの州立大学。公立大学なんですけども、4年間行くと学費だけでね、600万円ぐらいかかるんですよ。だから今、アメリカの学生が抱えている学費ローンの借金は平均で300万ぐらいなんですよね。これ、結構デカいんですよ。これから社会に出ていくという時に300万の借金を抱えてるっていうのは結構ちょっと想像がつかいないですよね。

(赤江珠緒)大変ですよね。うん。

(町山智浩)だから「それを帳消しにする!」って言ったんですね。

(山里亮太)ただ、どこからその予算を……。

(赤江珠緒)うん。夢のような政策だ。

(町山智浩)その予算はね、全ての株式取引に関して……「1ドル動かしたら◯%という形で全ての取引に税金をかける」っていうことを言っているんですよ。

(山里亮太)ああ、じゃあ富裕層の方々が……。

(町山智浩)そうです。お金を動かした分だけ税金をかける。だから富裕層の人たちは普段、何億円も動かしてますから、それに税金をかけて学費を清算すると言ってるんですね。で、もうひとつお客さんがものすごく盛り上がったのが……あ、お客さんは1万人ぐらい来てましたよ。それで、どうしてそんなに来たか?っていうと、セレブがいっぱい集まったんですよ。そのポスターがね、「Bernie Sanders + Public Enemy」って書いてあるんですよ。

「Bernie Sanders + Public Enemy」

(赤江珠緒)ふんふん。

(町山智浩)で、このパブリック・エネミー(Public Enemy)っていうのは80年代に一世を風靡したラップグループですよね。ちょっと今、曲をかけてほしいんですけども。『Fight The Power』という曲があるんですけども。

(町山智浩)これね、1989年に『ドゥ・ザ・ライト・シング』っていう映画のテーマに使われたりしてすごく人気の、非常に政治的なラップグループがそのパブリック・エネミーだったんですけども。今回は政治集会じゃなくて、バーニー・サンダースとパブリック・エネミーのジョイントコンサートみたいな感じだったんですよ。

バーニー・サンダースとパブリック・エネミーのジョイントライブ

(赤江珠緒)へー!

(町山智浩)でね、それ以外にもラテン系のヒスパニックのラップの女性も出てきて。その人はAna Tijouxっていう人なんですけども。ずっとスペイン語でしゃべり続けるんですよ。それで歌も全部スペイン語なんですけども、お客さんはいちいちそのギャグに反応してて。だからメキシコ系とかのスペイン語をしゃべるヒスパニックの人たちもすごくいっぱいいるのがよく分かって面白かったですね。

(赤江珠緒)はー!

(町山智浩)というのは、バーニーさんは前の2016年の選挙でヒラリーさんと戦った時、カルフォルニアで負けてるんですよ。バーニーさんはね、ヒスパニックとか黒人が多い南の州で全部負けてるんですよ。2016年の時は。それで今回は、そのパブリック・エネミーは黒人のアフリカ系のラッパーですよね。で、そのヒスパニックのラッパーも呼んだりしてですね、黒人とかヒスパニックの間での支持をこの3年間ですごい増やしてるんですね。

(山里亮太)ああ、前回の負けを踏まえて。

(町山智浩)そうなんですよ。というのは、アフリカ系の人とかヒスパニックの人っていうのは教会の意向に動かされるんですよ。彼らは教会に結構行くんですよね。マメにね。で、宗教家の人たちがその指導者になってる場合が多いんですよ。で、その人たちは民主党の主流派と昔からずっと結束が固いんですね。だからオバマさんの後、ヒラリーさんが来て。それで今はバイデンさんという風に、その民主党の主流派の人たちはそのヒスパニックや黒人の宗教家とかリーダーとがっちり組んでるから、それがなかなか動かせないところだったんですよ。

(赤江珠緒)そうですね、うん。

(町山智浩)だからバイデンさんが黒人の多い地域では結構勝ったりしているんですね。サウスカロライナとか。でも、それをサンダースさんは切り崩してるんですよ。で、非常に過激に切り崩していてですね、その後にもうひとつ、公約を言ってものすごく盛り上がった時があって。それは「私が大統領になったらすぐ、アメリカ全土でマリファナを完全に解禁する!」って言ったんですよ。

(赤江珠緒)ええっ?

(町山智浩)もうブワーッとなりましたよ。お客さん。もう「バーニー、バーニー!」って。すごかったですよ。で、それよりももっと盛り上がったのがね、「マリファナで今まで逮捕されたりして犯罪歴がある人たち、全てその犯罪歴を帳消しにする!」って言ったんですよ。

(赤江珠緒)逮捕歴を?

(町山智浩)マリファナに関する逮捕歴、犯罪歴を全部、完全に消去するって言ったんですよ。

(赤江珠緒)おおーっ!

「大麻を全米で完全解禁。大麻関連の犯罪歴も全て消す」

(町山智浩)客はもう大熱狂ですよ。みんな。

(山里亮太)ということは、それだけそこにいたっていうことですよね? 逮捕歴がある人が。
(町山智浩)そうですね(笑)。これね、すごいんですけども。なぜサンダースさんはそんなことを言ったのか?っていうと、アメリカって世界で一番刑務所に入ってる人が多くて。刑務所に入ったことのある人の率が世界で一番高いんですよ。で、現在でも200万人ぐらいが刑務所の中に入ってるんですよ。で、そのうちの40%がアフリカ系なんですよね。黒人の人なんですよ。で、その半分ぐらいが単に「マリファナの所持」で捕まっているんですよ。

(赤江珠緒)うんうん。

(町山智浩)で、マリファナ所持の場合、彼らほとんど道端で職務質問で捕まってるんですよ。それで黒人が職務質問をされる率というのは白人の4倍なんですよ。つまり、黒人が歩いてると何でもいいから警察官に声をかけられて。それでポケットを探られるとマリファナが入っていたっていう場合がすごく多いということですね。だから、そういうことをなくすんだっていうことなんですよ。それは意味がないから。

で、そういう人たちがそうやってマリファナ所持とかで犯罪歴がつくことによって、仕事とかもできなくなるし、学校とかも行けなくなるし。それでその人の人生が犯罪者ということで潰されちゃうわけなので。それはもう本当にムダだし、それでさらに刑務所に入れることで司法的な予算、お金もいっぱい使うわけですよね。そういうことはムダだから、一切全部やめるって言ったんですよ。

(赤江珠緒)うわー、そうか。でもまあ、ねえ。今まで日の当たらなかったところに完全に日を当てるっていう政策なんですね。

(町山智浩)だからそれでものすごい若い人たちや今までヒラリーさんとかバイデンさんを支持していた黒人とかヒスパニックの人もサンダースさんへの支持を急激に高めてるんですね。

(赤江珠緒)はー! じゃあこれ、相当勢いがありますね?

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