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町山智浩 2020年民主党予備選バーニー・サンダースの躍進を語る

町山智浩 2020年民主党予備選バーニー・サンダースの躍進を語る たまむすび
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町山智浩さんが2020年3月3日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で2020年のアメリカ大統領選挙の民主党候補を決定する予備選でバーニー・サンダースさんが躍進している件について話していました。

(町山智浩)今日はちょっとですね、アメリカが大変な日なんで。ちょっと映画の話じゃなくて、大統領選挙の話をさせてください。

(赤江珠緒)はい。アメリカの状況を聞きましょう。

(町山智浩)日本では今日が3月3日ですよね。アメリカは明日なんですよ。で、明日ね、スーパーチューズデーという日なんですね。これは「すごい火曜日」っていう、またすごい名前なんですけども。これは大統領の候補になる人を決める予備選挙というのがあるんですけども。それの一番大きい予備選挙が行われるんですよ。だからスーパーチューズデー、すごいスーパーな火曜日っていうんですね。

(赤江珠緒)いつも火曜日にやるんですね。

(町山智浩)アメリカはね、投票日が火曜日なんですよ。いつも。大統領選とか全部。で、明日はどうしてそんなに大きいかと言うと、予備選というのはずっと……今年に入ってから、2月からずっと7月まで行われるんですよ。半年ぐらい。それで各州ごとに少しずつやっていくんですね。でも3月3日だけはいっぺんにいくつもの州が……10個以上の州がいっぺんに投票が行われて。その中でも僕のいるカルフォルニアとかテキサスとか、非常に人口の多い巨大な州の投票があるんですよ。普段はこれでかなり大勢が決まるんですね。

(赤江珠緒)もう見えてくるんですね。これで結構。

大勢が決まるスーパーチューズデー

(町山智浩)だから全体の4割ぐらいの投票がこれで一気に終わる感じなんですけども。ただ今年は今、トランプさんが共和党の大統領ですから。対抗してトランプ打倒を目指す民主党の候補を今、決めている状態なんですけれども。すごく大変なことになってるんですよ。というのはですね、トランプ大統領っていうのは共和党の人じゃなくて、いきなり出てきて共和党の今までいた議員とかを罵倒しまくって、その予備選の中で勝ち抜いていって全員を倒して。それで大統領に選ばれましたよね。

(赤江珠緒)そうですね。4年前に。

(町山智浩)同じことが今、民主党でも起こりつつあるんですよ。バーニー・サンダースさんという人が今、トップなんです。今のところ人気とか世論調査でも。ところがこのバーニー・サンダースという人は民主党の人ではないんですよ。元々、民主党よりもさらに過激な、いわゆる左翼の社会主義者なんですね。彼は。

(山里亮太)大学の無償化とかを言っているんですよね?

(町山智浩)そうです、そうです。公立大学の学費を全部タダにするとかですね、そういったことを公約に挙げていて。あともうひとつは医療保険ですね。アメリカはオバマケアというオバマさんが改革をしたことによって、すべての人は健康保険に入ることができるようになったんです。それまでは保険会社が「この人は入れたくない」とか言って病気がちの人とか断ったりしていたんですけども。「それは法律違反である」ということになったんで、一応誰でも入れることになったんですけども。ただ、全てが民間保険なので、お金がかかりますから。まだ入れてない人がいっぱいいるんですよ。

(赤江珠緒)日本みたいに皆保険じゃないですもんね。みんなが同じように入りましょうっていうんじゃないですもんね。

(町山智浩)そう。日本の場合には公的保険なんで一応、国がやってるんですよね。健康保険をね。で、アメリカはそれをやろうとしたら共和党に「それは社会主義的だからよくない」って言われて拒否されたんで、民間保険会社が全ての人を保険に入れるという形になったんですよ。オバマ大統領の時に。でも、それでもやっぱり入れない人がいっぱいいるわけですね。お金がないから。

(赤江珠緒)そうか。

(町山智浩)で、インフルエンザでね、毎年アメリカでは何万人も死ぬんですよ。病院に行けないから。で、インフルエンザってたいてい寝ていれば治るじゃないですか。それで寝ていれば治ると思って病院に行かないで我慢してるうちに死んじゃうんですよ。

(赤江珠緒)だって私もね、以前オバマさんの大統領選の時にアメリカを取材して、やっぱり現地の人がね、「保険がないから歯医者さんにも行けない。歯医者さんに行ったら100万ぐらいかかっちゃう」なんてね。

(町山智浩)保険がない人はね。

(赤江珠緒)はい。そういう人が結構いるんだって言ってましたから。保険がないと大変ですよね。

(町山智浩)あのね、年間に払う保険の金額が100万円を超えてるんです。毎月12万円とか払うんですよ、みんな。すごい額でしょう?

(赤江珠緒)そうなんだ。そんな民間の保険……。

(町山智浩)そう。だからもうみんな入れないんで、それを国が肩代わりして。税金みたいにして、全ての人から全部取って運営すれば……まあ、それが普通の国ですよね。日本とヨーロッパの国みたいにしようって言っているのがバーニー・サンダースさんなんですよ。それで今、すごい人気なんですね。それで、特にコロナのせいですね。

(赤江珠緒)ああーっ!

コロナウィルスのせいでバーニー・サンダース人気が高まる

(町山智浩)はい。インフルエンザでもみんな病院に行けないんですから、コロナウィルスでも病院に行けないわけですよ。で、こんな不安なことはないですよね。それで金額も高いから、職がなければ行けないわけですけど。で、もうひとつは今、ホームレスの人がアメリカは非常に急激に増えてるんですよ。人手不足で仕事はあるんですけども、仕事をしながらホームレスの人たち……ワーキングホームレスの人たちが増えていて。

(赤江珠緒)おっしゃってましたね。あまりにも景気がよすぎて家賃が上がってそれが払えないっていう。

(町山智浩)家賃が上がりすぎて。仕事はあるけど、住む家がないという人たちが非常に増えているんですが……ホームレスの人たちはこういう疫病が広まると一気に感染しますよ。

(赤江珠緒)そうか……。

(町山智浩)非常に不健康な状態で。あとホームレスシェルターとかで密集した形で暮らしてたりするので、一気に大変なことになりますけれども。だからアメリカは健康的に非常に危険な状態にあるので、そのバーニー・サンダースさんの掲げてる「国民すべてが国家の管理する保険に入れる」というその公約が急激に人気を得てきているんですよ。

(赤江珠緒)まあ、それはわかりますね。状況を考えると。

(町山智浩)はい。ただそれだと困るのは民主党なんですね。

(赤江珠緒)なんで?

(山里亮太)なんかね、よさそうな話ですよね。

(町山智浩)だってサンダースさんは民主党の人じゃないんだもん。

(赤江珠緒)ああ、そうなってくると民主党も民主党じゃない人。共和党も共和党じゃない人。「党ってなんだ?」っていう風になりますね。

(町山智浩)共和党も共和党じゃないトランプが結局全部勝ち抜いていって乗っ取っちゃって。それで共和党側はもう諦めて降参して。要するにトランプに降伏して共和党は完全に乗っ取られたんですよ。それで、下手すると民主党もそうなっちゃうんですよ。サンダースさんに乗っ取られる形になっちゃうんですよ。だから「それは阻止しなければ……」っていうことで民主党の主流派のバイデンさんという人がサンダースさんに対抗してるんですね。

(赤江珠緒)はい。

中道穏健派のバイデン

(町山智浩)で、バイデンさんという人はオバマ大統領の時の副大統領の人なんですよ。それでこの人は中道穏健派と言われていて、その国民健康保険にしても国家管理じゃなくて、今やっている民間のものをなんとか良くしようと改善することで保険料を安くしようと言ってる人なんですね。

(赤江珠緒)ほうほう。

(町山智浩)それから学費にしても、全部をタダにするということは無理だから、最初の2年間だけタダにするとかね、そういう案を出していて。折衷案的なものでひどい状況を改善しようと言っているのがバイデンさんなんですけども。この人が勝たないと、要するに民主党がサンダースさんに乗っ取られるっていうことで。今、その他の民主党から立候補していた人たちが次々と降りて、バイデンさんを推薦する形でバイデンさんに一本化してるんですよ。

(赤江珠緒)なるほどね。ブティジェッジ氏も降りちゃいましたもんね。

(山里亮太)ああ、あの若い、最年少候補の。

(町山智浩)はい。ブティジェッジさんも降りまして。あのゲイをカミングアウトしていた市長さん。彼の降りまして。そしてエイミー・クロブシャーさんという50代の女性の人。彼女も今日、降りました。で、どんどんどんどんその中道の民主党員の人たちが降りていってバイデンさんに自分の支持を寄せ集めて、何とかサンダースさんに対抗しようとしてるんですよ。

(赤江珠緒)あ、そうなるとバイデンさん有利ですか?

(町山智浩)いや、まだ全然足りないんです。で、サンダースさんがこんな人気があるのはどういう状況なのか?っていうことで僕は昨日、日曜日にロサンゼルスのコンベンションホールというすごいデカい会場で行われたバーニー・サンダースさんの応援集会に行ってきたんですよ。で、とにかく行って驚いたのがね、普通は政治集会って、やっぱり来ているのは中年以上の夫婦とかが多いですよ。特にトランプさんの政治集会なんかに行くと本当に白髪率が非常に高いんですね。

(赤江珠緒)ああ、そうなんだ。うん。

(町山智浩)結構お年寄りが多いんですよ。バーニー・サンダースさん自身は78歳ですけども、集会会場の白髪率がすごく低くて、僕がめちゃくちゃ目立つぐらいだったですよ。

(赤江珠緒)はー! じゃあ、若者が支持?

(町山智浩)めっちゃ若かったですね。

(山里亮太)そうか。大学の無償化もあるし。

若者が集まるサンダースの政治集会

(町山智浩)そう。あのね、演説の時にサンダースさんが次々と自分の公約を言っていくわけですね。それで「公立大学の4年間の学費をタダにする!」って言ったら会場がブワーッと盛り上がって。「ああ、この人たちはみんな学生なんだ」っていうことが分かるんですよ。で、その次に「学費ローンを抱えている人たち。ローンを全部帳消しにする!」って言ったらまたブワーッてすごかったですよ。

(赤江珠緒)うんうん!

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