ハライチ岩井 爆笑問題 vs 神田伯山 ラジオ生放送の現場を語る

ハライチ岩井 爆笑問題 vs 神田伯山 ラジオ生放送の現場を語る ハライチのターン

(岩井勇気)そうそう。で、ちょっと太田さんもそれでまた本気な目になった感じでさ。「嫌われないようにしてやろう」っていう感じで。伯山先生もまた額に汗がにじんでいてさ。なかなかの斬り合いでしたよね。でも太田さん、本当にさ、伯山先生のことを、その芸をさ、「すごいわ。見事だわ」って言うし、そう思っているだろうけどもさ。それも俺はさ、昔に『ENGEIグランドスラム』っていうフジテレビの生放送で芸をやる番組。

今は生放送で前は収録だったけども。それに出た時に、爆笑問題さんは毎回出てるよね。で、俺らも出てさ。その時……まだ神田松之丞さんの時にね、出ていたんですよ。それで講談をね、10分ぐらいかな? 短いけど、やったんだよ。それを太田さんは廊下でモニターで見てたの。で、俺はその太田さんを見かけて。「どんな反応をするのかな?」って見たくて。俺、もう隣にビタ付けして一緒に見ていたの。

(澤部佑)おおっ!

神田松之丞を爆笑問題・太田と一緒に見る

(岩井勇気)そしたらすげえ真剣な顔をしててさ。太田さんにさ、いつも太田さんにあいさつをしたら「おおっ!」とか。帰りにあいさつをしたら「またな!」とか、すごい元気よくあいさつをしてくれるじゃん? そこで俺とさ、太田さんが見ていて。それで芸人さんがネタを終わって帰るので横を通った時に「お疲れ様でした」って太田さんにあいさつをしたのよ。そしたらさ、太田さんがモニターを見ながらさ、手だけを上げてさ。そっちも見ずに、「おおっ!」とも言わずに。「はい」みたいな感じ。めちゃくちゃ集中しているの。それを見た時に「うわっ、神田松之丞さんってすごいんだ」って俺は思ったのね。

(澤部佑)まあ、やっぱり太田さん、岩井はすごい好きだしね。そこの太田光というフィルターを通してさらにすごさを感じるという。

(岩井勇気)そうそう。俺は本当に初めてそこで神田松之丞さんの芸を見たけども。でも講談なんかわからないの。だから太田さんを通して「ああ、すごいんだな」という風に思って。それで終わった時に「どうでした?」って太田さんに聞いたら、「いやー、これでまだ二ツ目か……」みたいな感じで言っていたね。

(澤部佑)すげえな、うん。

(岩井勇気)で、あの人たちもネタ、好きじゃん? で、タイタンライブとかに出た時もさ、絶対に田中さんは俺らのネタが終わった後にネタの感想みたいなのを言ってくれるんだよ。

(澤部佑)うん、言ってくれる! 別に適当にしゃべって終わらすこともできるけどね。ネタのことをちゃんとね。

(岩井勇気)そう。見てくれているんだって思ってさ。自分らの出番も後にあるのにさ、見てくれていてさ。で、そのラジオ『爆笑問題カーボーイ』でその後もさ、、ボケが10個入った手紙みたいな企画があるんですよ。それをやって終わったんだけど。それで終わって。生放送終了しました。ブースにスタッフが入っていって、ちょっとなんか談笑したりしてるの。それで俺はさ、そのサブブースで見ていたんだけど。いや、まあブースに入れなかったね。なんて言うんだろう? まあ芸人の端くれとして、なんかこの戦っていたリングに、戦ってもいねえのに上がることはできないみたいな。

(澤部佑)まあ、なんかあるよね。

(岩井勇気)そういう感じがすごいあったね。スタッフは全然別に行ってもいいと思いますけど。それで帰っていく神田伯山先生にさ、「お疲れさまでした」ってあいさつをして。それで、その出た後で俺はブースに入って。

(澤部佑)あいさつね。

放送後の爆笑問題

(岩井勇気)うん。それで爆笑問題さんにあいさつをしたんだけど。これがさ、パッと見た時に太田さんはやっぱこう汗ひとつかいていなかったね。まあ、ネタで太田さん、汗だくになっている時もあるけどさ。まああれは動くっていうのもあるけど。「汗、かいてないんだな」ってちょっと思ってさ。それでちょっとさ、2人と話していて。「すごかったですね」って。で、太田さんがまたさ、「でもあいつの芸が見事だからな」みたいな。「でもまあ、談志師匠の方がすごいけどな」とかってまた言うんだよね。

(澤部佑)なるほど(笑)。

(岩井勇気)「あの歳の頃の談志師匠はすごかった。音源とかを聞いてみると全然、もう次元が違うわ」みたいな。「本当、談志師匠のことが好きなんだな」と思って。それで太田さんって芸人の前では絶対に明るく振る舞うじゃん。なんか。それで俺がさ、こう入った時も「おお、来てたのか!」みたいな感じで言ってくれるんだけど。もちろんさ、まあその時も明るくしてくれているよ。そうやって。でもふとさ、俺が田中さんとね、しゃべったりなんかしてた時にパッと横目で太田さんの顔を見たら、やっぱりちょっと気を抜くと顔はこわばっているというか。まあ、ちょっと抜けないんだよね。

(澤部佑)やり合った直後だから。

(岩井勇気)「ああ、抜けないんだ」と思って。まあ絶対に俺たちに見せないようにしてはいるけど、ちょっとやっぱりふとした時に「ああ、抜けてないな」みたいな感じがすごいあって。

(澤部佑)若手には見せない顔。

(岩井勇気)そうそう。「ああ、すごかったんだな」って。帰り、俺も興奮冷めやぬままね。

(澤部佑)まあそんなのを見たらね。

(岩井勇気)そう。それで帰って。もう本当、寝れなかったりしたね。

(澤部佑)おお、一芸人として?

(岩井勇気)うん。「すごかったな!」って。ただ、本当にこれはもう皆さん、放送を聞いていた方はわからなかったかもしれないですけど、放送中にね、太田さんがテンションが上がって。放送的に本当に生放送で言っちゃいけないようなことを2回連続で言ったところがあったのね。で、その時に田中さんがもう本当に、もうすっごい怖い顔で「それ、言えないやつだろ?」って(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 本当に怖い時の?

(岩井勇気)そう。本当に怖い時の。「それ、言えないやつだろ?」って言いながら伯山先生に向けていた銃口を太田さんに向けていたからね(笑)。

(澤部佑)フフフ(笑)。「カチャッ」って?

(岩井勇気)うん(笑)。その後、太田さんはもう確実にショボンとしていた(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハハハッ! それはやっぱりそうなんだね。太田さんも田中さんにガッて本気で言われると「う、うん……」って(笑)。

(岩井勇気)そうなって、確実にショボンとして。それで5分ぐらいずーっとメールに目を落としていた時があったということはお伝えしておきたいですね(笑)。

(澤部佑)それは現場にいた岩井しか見れない映像だね。

「やっぱり一番怖いのは田中さん」(岩井)

(岩井勇気)やっぱり一番怖いのは田中さんだということがわかりましたね(笑)。

(澤部佑)本当にあの人はすごいからな!

(岩井勇気)すごいね。

<書き起こしおわり>

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