ハライチの岩井さんがTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で自身が住むメゾネットタイプの部屋についてトーク。どんどん増える洋服をしまう収納を拡張した話をしていました。
(岩井勇気)まあ、メゾネットタイプの家に住んでいるんですけどね。1階と2階があるおしゃれな庭付きの家ね。メゾネットタイプの。それで1階にいることもできるし、2階にいることもできる。それが階段でつながっているっていうね、そういうおしゃれな家に住んでいまして。まあ、寝室が上にあって、1階がリビングみたいなね。逆でもいいんですけどね。メゾネットっていうのはだいぶおしゃれな……普通は平面に2部屋ありますけど、上・下に2部屋あるという、そのメゾネットタイプの家ね。
(澤部佑)うんうん。いいよ、もう。知っているから。説明。
(岩井勇気)でもまあ、おしゃれな家に住んでいるんですよ。家の横が墓場のね。それで最近、墓場を挟んで向かいの家に外国人が引っ越してきたんで。窓を開けてガンガンにしゃべっているからそれがなんかうっすら家で聞こえてきて。「うわっ、墓場から声がする」って思っちゃうあの家ね(笑)。
(澤部佑)フフフ、墓場越しに奥から聞こえてきちゃうから(笑)。
(岩井勇気)「ああ、墓場から声がする」って思っちゃうあの家ね。
(澤部佑)それは知らないよ。それは初耳だけど(笑)。
(岩井勇気)これがまあ、このメゾネットタイプの家がすっごい収納が多くてさ。1階に2ツ、2階にも2つクローゼットがあって。で、2階のクローゼットは完全に服用というか。ハンガーをかける棒みたいなのがあってさ、そこに服をかけられるようになっているんだけど。でも、2階のクローゼットだけじゃあ正直、服が入んないから。いっぱいあってさ。それで1階のクローゼットにも服を入れようって。でも、ちょっとハンガーをかけるその棒みたいなのがないから。そもそも服用のクローゼットじゃないから。一応押入れ? 納戸? そういう感じのやつなのよ。物置みたいな。
(澤部佑)ああ、なるほどね。
(岩井勇気)だからクローゼットの中の横の壁に太めのつっぱり棒をつけて。伸び縮みして突っ張るようになっているやつなんだけども。
(澤部佑)それでちょうどいい感じにして。
クローゼットにつっぱり棒をつける
(岩井勇気)そう。そこにハンガーで服をかけていくっていうね。で、つっぱり棒って棒の端をクルクル回すと伸びたり縮んだりするんだけど。当然、服をかけるからピンと張らないといけないわけ。重さで落ちちゃうから。
(澤部佑)もうギンギンにね。
(岩井勇気)そう。ギンギンに張れば……だから横の壁にね。だからクローゼットの横の壁のところにピーンと張って。それでもまだ、クルクルと回して伸ばして、ギチギチに限界まで突っ張らせて。そこに服をかけていたんですけど。でも1、2ヶ月ぐらいすると、ちょっとだけ緩くなっているのね。「あれっ?」って。
(澤部佑)はいはい。あるね。
(岩井勇気)「あれっ?」って。で、またつっぱり棒をクルクルやって伸ばしてさ、ビンビンに張って。で、またしばらくするとゆるくなっているのよ。でも、つっぱり棒自体は伸ばしているから、短くはなっていないんだよね。
(澤部佑)うん。どんどんと伸ばしていってるから。
(岩井勇気)で、それが何回か続いて。「あれ? これ以上つっぱり棒、伸びないな?」ってなったのよ。「あれっ?」って。
(澤部佑)フフフ、えっ? 伸びの限界?
(岩井勇気)伸びの限界がきたのよ。その時に気づいたんだよね。「棒を突っ張らせることによって壁が外側に広がって、クローゼットがデカくなっているな!」って。
(澤部佑)いや、違うよ。
(岩井勇気)いや、本当、本当。本当なのよ、これ。
(澤部佑)そんなことないから、絶対に(笑)。
(岩井勇気)いや、本当に。そうなんだよ。壁がズズズズズッて。つっぱり棒によって(笑)。
(澤部佑)いや、つっぱり棒にはそんな力、ないよ(笑)。
(岩井勇気)「あれっ? 大きくなってねえか?」って。実際にでもそれしか考えられない。つっぱり棒自体は限界まで伸びているんだから。じゃあ、どうやって説明をつけるんだよ?
(澤部佑)つっぱり棒がイカれているだけだろ?
(岩井勇気)違うんだよ。いや、本当に伸びているの。どう考えても。
(澤部佑)測った?
(岩井勇気)いや、測らなくても見てわかるんだよ? 伸びているんだよ。どんどんクローゼットが広がっているなって思って。だからつっぱり棒ってじわじわクローゼットを広げられるんだって思ったの。俺。
(澤部佑)広げられないよ!
(岩井勇気)すげえなって思って。「時間をかけてどんどんどんどん突っ張らせて壁を広げていくのを繰り返せば、これ家の間取りよりも広くなるな。とんでもない広さになるぞ。すげえこと気づいちゃったな!」って思ったの。これ、だからみなさんもやってほしいんですけども。クローゼットを無限の空間にできるっていうこと。
(澤部佑)無限の空間にはできないでしょう?
(岩井勇気)これ、つっぱり棒でじわじわとずっと縦も横も広げていくことによって、これはサッカーコートぐらいにもなりうるからね。うん。
(澤部佑)いや、意味ないでしょう。そうすると、他の部屋がなくなっちゃうよ?
(岩井勇気)えっ? いや、でも他の部屋を圧迫している感じもないんだよね。すごいんだよ。
(澤部佑)でも、でかくなっているっていうことはどこかが狭くなっている可能性、あるでしょう?
(岩井勇気)いや、違うんだよね。つっぱり棒って。空間を広げちゃっているんだよ、もう。異空間にしちゃっているんだよ。
(澤部佑)いや、「異空棒」じゃないから。つっぱり棒は。
(岩井勇気)つっぱり棒、やってみ? すごいんだよ。
(澤部佑)いや、俺もやってるよ。
空間を広げるつっぱり棒
(岩井勇気)これ、すごいんだよ。人間の……この世界の摂理をぶち壊しているというか、たぶんその摂理の外側に行っちゃっているんだよ。クルクルやって広げることによって。壁を。
(澤部佑)もう突き抜けているの?
(岩井勇気)壁が広がっちゃって。縦・横に広げていけば家よりも広くなるな!って。みんな、だからクローゼットがとんでもない空間になるなって思ったね。ということで、みなさんにも試していただきたいんですけどもね。
(澤部佑)いや、やりませんよ。
(岩井勇気)それでも俺、服が入り切らないぐらいパンパンになっちゃって。
(澤部佑)じゃあ、無限に広げろよ! 服、そんなにあるんだったら。その理論があるなら!
(岩井勇気)すごいよね。それを超える服の増え量なの(笑)。
(澤部佑)フフフ、なんでだよ! ええっ?
(岩井勇気)すごいんだよね。
(澤部佑)服も? 不思議な……。
(岩井勇気)それで、どうしよう?って思ってさ。もう家の中にかけておく場所がないわけ。これ、どうしよう?って思って。それで家の中で唯一の使っていない無駄な空間が1個だけあって。メゾネットタイプの階段があるんだけど、その階段の上の空間があいているんだよね。まあ、コの字状の階段になっているんだけど。下の方から上に来る、その上の方はあいているわけ。で、そこを使えばいけるなって。
で、どうするか調べていたら、なんかワイヤーをはわせられるみたいなのが通販で売っているのがあったのね。ワイヤーをピンと張って。そこにハンガーをかければまあ、階段の上の空間だし、邪魔にもならないし。これは行けるな!って。で、通販で買ったのよ。それでいざ、はわせようと階段の上のところ、両方の壁に釘でワイヤーを打ちつけて。ピーンと張りたい。
(澤部佑)うん。
階段の上の空間を活用したい
(岩井勇気)でも、手が届くようなところにワイヤーを張ったら服をかけた時に邪魔になっちゃうから。もっと上に張らなきゃいけないわけ。で、「ああ、壁の上の方だ」って思って、脚立みたいなのを持ってきて。ちょっとそこに立ってみたんだけども。階段の上の踊り場みたいなところがちょっとあるんだけども。そこに置いて。でも、天井までまだ手が届かないの。「ああ、もうちょっと上だな」みたいな。ただ、それ以上乗るものがないから。「これ、どうしようかな?」って思ったんだけど、一応階段に手すりがあるのね。そこに乗っかれば、天井まで手が届くみたいな。
(澤部佑)なるほどね。唯一それが。
(岩井勇気)そう。それぐらいの高さなの。ただ、手すりの階段を登っていっていちばん上のところっていうのが足1個分ぐらいのこの……地面と平行になっているところが足1個分ぐらいの大きさしかないのよ。で、それ以降は全部階段に沿って斜めになっちゃっているから。で、そこしかないなって思って、1回片足を平面のところに乗っけてみたんだよ。それで「片足では行けないな」ってなったの。片足で立って、壁に釘を打ち付けるみたいなことは、とてもじゃないけど無理だって。
(澤部佑)危ない?
(岩井勇気)うん。で、斜めのところに右足を乗せてやってみようと思ったんだけど、ツルツルツル……って滑って無理なわけ。で、一応なんか滑り止めみたいなのを置いて乗ってみたんだけども、それもズルズル……ってなっちゃって。無理で。「どうするかな?」って思ったんだけども。いろいろと工具とかを見ていて「これだ!」って思ったのが平面のところには足を置いて、斜めになっているところには両面テープをビャービャーに貼って。で、靴下を抜いで裸足で乗れば一応くっつくから……。
(澤部佑)なるほど。そこに足を貼っつけちゃうっていう?
(岩井勇気)そのやり方で行こうと。それでビャーッて貼って乗ってみたら、どうにか踏ん張れるっていうことになって。それで乗ってさ、釘を打ち付けて。
(澤部佑)ああ、行けたんだね。
(岩井勇気)どうにか乗れるぐらいなんだけども、右足を斜めに体重を乗せているから、途中で限界になって。「うーん、うーん……」って。釘を打ち付けている時に「うわーっ!」って。途中で限界が来て降りちゃうの。で、それを何回か繰り返して。とにかく釘を打ち付けてね。そうしているうち、途中で斜めの場所のボーダー状に貼っていた両面テープが乗っている重さでクルクルクルッ!ってなってきちゃって。「ヤバい!」ってなって。バランスが取れなくなって。「うわーっ!」って落ちそうになって。もう本当、はじめてだよ。壁に爪を突き刺して……。
(澤部佑)フハハハハハハハッ! ええっ?
(岩井勇気)壁に突き刺して、ギャーッ!って止まったの(笑)。本当、死ぬから。2階から1階に落ちちゃうっていうことだから。
(澤部佑)そういうことだね。落ちたらヤバい。
(岩井勇気)マジで爪がはがれそうになるぐらい、ガッて止めて。ううっ!って。
(澤部佑)ウルヴァリンの止め方ね(笑)。
(岩井勇気)そう。爪、出たもんね。指と指との間から、シャーッ!って。
(澤部佑)もうウルヴァリンだよ。メゾネットウルヴァリン(笑)。
メゾネットウルヴァリン岩井
(岩井勇気)フフフ(笑)。「俺、X-MENだったんだ!」って思ったもん。で、また貼り直して……みたいな。
(澤部佑)爪は? 爪は出しっぱなし?
(岩井勇気)爪は……爪は痛いよ。出る時に。出る時に「ううっ!」ってなるけども(笑)。
(澤部佑)肉を破って出てきちゃって。
(岩井勇気)そう。で、またさ、両面テープを貼って。でも限界が来て……みたいな。なかなか釘って打ち付けられないから。
(澤部佑)それをじゃあ、繰り返して? 両面テープを。
(岩井勇気)でさ、やっていたらまたクルクルクルッ!って。右足のところがなってきて。「うわっ!」ってなって。ジャッ!って爪を出して。ガッ!って。
(澤部佑)また出た!(笑)。
(岩井勇気)壁にさ、爪を突き刺して、止まって(笑)。
(澤部佑)壁、ボロボロじゃない?(笑)。
(岩井勇気)そうしたらさ、「ピンポーン」って客が来て。「誰だ?」って思ったら、「X-MENに入らないか?」って言われてさ。
(澤部佑)岩井……岩井さん……。
(岩井勇気)なんかさ、目をさ、つながったサングラスみたいなので隠したやつがきて。
(澤部佑)サイクロップス?
(岩井勇気)「入らないか?」って言われたんだけども、「やめときます」って言ったの(笑)。
(澤部佑)岩井さん……なんですか、この話?
(岩井勇気)でも、危なかった。X-MENに入らされるところだったんだけどね。うん。1回、ちょっと勧誘を断ったんだけども。なんか追われている気がするんだよね。
(澤部佑)いまも?
(岩井勇気)うん。そう。
(澤部佑)なに、これ? だから……そのワイヤーは?
(岩井勇気)ワイヤーは、張ったの。
(澤部佑)ワイヤーは、張れたのね。うん。
(岩井勇気)で、「張れた!」って思って。クローゼットの上着類。ジャケットとかライダースとか。全部ブワーッとかけたわけよ。で、「ああ、階段の上に……なんか逆におしゃれだな」みたいな。
(澤部佑)展示されているみたいな?
(岩井勇気)「服屋みたいだな」ってなったの。で、この間さ、家に帰ったら、階段の下に服がブワーッと散乱していて。よく見たらワイヤーがさ、服の重さに耐えきれなくなってさ。釘を打ち付けているところが丸くボコ―ン!って。壁ごと抜けちゃって。
(澤部佑)それ、だから打ったらダメなところなんだよ……。
ワイヤー張り、失敗
(岩井勇気)「うわっ、あんなに頑張ったのに!」って。で、グチャグチャになってさ。で、服が落ちていて。壁は穴があいている。ワイヤーはヘナヘナになって下に落ちてるのを見て……爪を出してブワーッと。もう全部切り刻んでさ(笑)。
(澤部佑)フフフ、いやいや、ダメダメ。(CMに行く音楽を聞いて)「ツッタタッタタッ……♪」じゃないよ。ダメダメ(笑)。
(岩井勇気)全部切り刻んでやった!(笑)。
(澤部佑)なに? もうじゃあ、意のままに出せるの?
(岩井勇気)そうよ。
(澤部佑)X-MEN、入るの?
(岩井勇気)だからもう本当、その後に勧誘が来たんだけど。「入ります!」って。
(澤部佑)ええっ? 相方、X-MENになりましたわ!(笑)。
(CM明け)
(澤部佑)やめてくださいね?
(岩井勇気)なんですか?
(澤部佑)嘘。
(岩井勇気)はあ?
(澤部佑)ほぼ全編……つっぱり棒でクローゼットがデカくなるとか、X-MENとか。ほぼ嘘ですから。
(岩井勇気)はあ? なにいってんの、こいつ? 串刺しにすんぞ? 爪を出して。痛いからやんないけど(笑)。
(澤部佑)フハハハハハハハッ! やんないんだ。皮膚を大事にして。自分の手の甲の。
(岩井勇気)うん。痛いんだから。あれ(笑)。
(澤部佑)ちょっと、やめてくださいね。爪を出すのもやめてくださいね(笑)。
<書き起こしおわり>