ハライチの岩井さんが2020年2月27日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で『爆笑問題カーボーイ』の神田伯山さんゲスト生放送を見に行った際の模様を話していました。
(岩井勇気)この番組の収録の都合上、火曜の夜に録ってるじゃないですか。だからちょっと遅くなっちゃったんですけど。先週ね、爆笑問題さんのラジオ『爆笑問題カーボーイ』が生放送だったんですけど。そこに講談師の六代目・神田伯山先生が出るという。で、伯山先生もまあさ、自分のラジオでやたらめったら言う人ではあるじゃない? それをまあ太田さんだけはラジオとかでもずっと庇っているというか。そういう状態で。まあもちろん俺らは本当に伯山先生と絡んだことないし。
(澤部佑)ないね。
(岩井勇気)まあ俺は一度だけ生で講談を見させてもらったことがあったんだけど。それでその時に楽屋に行ってあいさつをさせてもらったことはあったんだけど。それで伯山先生もラジオその件に関して1回、俺の名前を出してくれた時もすごいなんか優しい感じでさ。まあその上には噛み付くけど、後輩には優しいみたいな感じなんだなってちょっと思ったことがありまして。これはでも、番組に出るということで面白いことになりそうだなと。そういう厄介そうなゲストを呼んだ時の爆笑問題さんの立ち回り、俺はすごい見たいからさ。
(澤部佑)ああ、うん。
(岩井勇気)もう爆笑問題さんが好きだから。ぜんじろうさんが来た時とかも俺、本当にブースの外で見てたりなんかして。それもすごい面白かったからさ。それで火曜、生放送じゃないですか。俺らの収録が終わって。それでこの『ハライチのターン!』も火曜に収録があったから。それで俺、スタジオに見に行かせてもらおうと思ったの。
(澤部佑)なんか、そうらしいね。
(岩井勇気)それで番組プロデューサーの宮嵜さん、JUNKのプロデューサーもやっているから。「見に来る?」って言ってくれたから、行かせてもらったんですよ。それで俺が先週の『ハライチのターン!』の後、なんかTBSで1個、打ち合わせがあって。それが結構長引いちゃって。それが終わったの1時半ぐらいかな? それで速攻さ、スタジオに向かって。それで伯山先生も番組に出てすぐぐらいかな? そのタイミングででスタジオに着いたんですよ。
(澤部佑)うんうん。
(岩井勇気)それでもうブースの中で3人で話していて。でも伯山先生もすごい淀みなく見事なリズムで話を展開していて。まあいつもの勢いで芸人のことやら何やら言ってたけど。まあそれに関してはもう放送で起こったことに水を差す感じになるから、俺は別に言うところではないから。それでやっぱり俺らもさ、爆笑問題さんのラジオに出させてもらったこととか何回かあったじゃん。でもその時とは爆笑問題さんの感じは違ったよね。なんかね。
(澤部佑)はいはい。
いつもの爆笑問題とは違う
(岩井勇気)やっぱり芸人がゲストの時って、なんていうかやり合ってもさ、お互いがもう殺さない。「殺しはしませんよ」という約束のもと、なんとなくの暗黙の了解のもと、模造刀で斬り合っているみたいなところ、あったじゃん?
(澤部佑)まあ、そうね。最終的にみんな笑ってるっていうね。
(岩井勇気)でも伯山先生は真剣を使ってくる可能性があるわけですよ。
(澤部佑)そうだね。
(岩井勇気)それを太田さんは……でも太田さんも真剣は使わない。太田さんは模造刀で、それもまた片手でさばいている感じというか。もちろん俺らなんかも全然片手でさばかれちゃっているけども。で、真剣を浸かっているゲストが来た時にね、太田さんはそんな感じですよ。田中さんはというと、ゲストにね、「お前、真剣でもいいから。太田は大丈夫だから。お前はちゃんと試合をしろよ?」っていう感じでゲストを見ているというかさ。「マジのやつはやめろよ?」っていう空気をまとっているよね。やっぱり。田中さんってね。
(澤部佑)なるほどね。
(岩井勇気)だから、変なことをしようもんなら……番組がめちゃめちゃになるようなことをこうしないように。やっぱりさ、田中さんはいつもの顔とは違うのよ。
(澤部佑)それはやっぱり番組を進行をしてかなきゃいけないからね。
(岩井勇気)うん。それですごいさ、怖いよね。田中さんのあの時の顔っていうのはね。俺は怖いと感じちゃうんだけども。それでだからその斬り合っている伯山先生の頭にずっと銃口を向けているみたいな(笑)。
(澤部佑)フハハハハハハハハッ! 2人が「キンキンキンッ!」ってやっている時に「カチャッ」って?(笑)。
(岩井勇気)そう(笑)。「いつでも殺せるんだからな」っていう感じの空気。そのモードに入っているのね。
(澤部佑)田中さん、やっぱり本当にすごいからね。
(岩井勇気)うん。田中さん、すごいから。
(澤部佑)すごいからね。
本当は怖い爆笑問題・田中
(岩井勇気)で、後からもう1回、『カーボーイ』の放送を聞いたけども。やっぱり最初の方ね、いつもより太田さんに対して優しいというか。田中さんがね。「今日はお前の味方だからな」っていう感じがちょっと出ているのよ。なんか。仲間だって。その迎え入れる感じが出ているような気がした。もう1回聞いてみたら。で、いろんな話をしててさ。伯山先生も矢継ぎ早に話しながらさ、どこまで話を盛ってきてるのかわかんないけど。太田さんはちょいちょいね、でも太田さんが模造刀を両手で構えるようなシーンもあったような気がした。
(澤部佑)おお、片手じゃなく、両手で握り。やっぱりそれは。
(岩井勇気)でもそれは太田さんが攻められてるというよりは「伯山先生が言ったことを俺だけは笑いに変えてやるんだ」という。「これはヤバいな。やってやんなきゃ!」っていう時にクッと本気になったような感じにそういうのが見えたよね。
(澤部佑)なるほど。真剣で思いっきりしているだけで、ちょっと笑いがない時に?
(岩井勇気)そう。笑えるように……というような感じの時にそう見えたかな。で、太田さんはやっぱりめちゃくちゃ優しいじゃん。
(澤部佑)優しいよね。
(岩井勇気)まあ太田さんは自分がそう言われるのはたぶん嫌いだろけど。でも後輩でも、芸をやってるやつには優しいというかね。あと、どんな嫌いなゲストを呼んだ時も……嫌いなゲストを呼ぶからさ。普通にたぶんね。それでゲストに呼んだんなら、絶対に笑ってあげているよね。なんかそれがかっこいいと思う。すごい笑ってあげて「面白かった」という印象にさせてあげているというような感じに聞こえるよね。
(澤部佑)そうね。それはだから自分の番組に呼んでそれをくさすなんていうのは、やろうと思えばできるからね。
(岩井勇気)全然、こっちのフィールドだからね。
(澤部佑)ホームだしね。でも、それはしないっていうね。
(岩井勇気)しない。ただ、本当に田中さんは「殺そう」っていう感じの雰囲気はまとっているけどね(笑)。
(澤部佑)フハハハハハハハハッ! そうね(笑)。
(岩井勇気)でも田中さんも優しいけどね。で、見ていてね、「俺らは両手を使わせたことはないな」って思いながらね、見ていたよね。まあ伯山先生もCMに入った時とかにさ、サブブースに来るんだよ。スタジオを出てバーッと。それでスタッフ全員に「これまで、どうですか? ここまではどうですか?」って聞くわけ。「大丈夫? 面白くなっています? もっとどうした方がいいですか?」みたいな。なんていうの? カマしとかパフォーマンスみたいな感じもあるんだろうけどね。でもすごいなと思って。結構仕掛けてくるんだなって思ってさ。
(澤部佑)うん。
2時13分
(岩井勇気)でもさ、俺、時間も覚えているわ。2時13分。覚えています。伯山先生がグレーのカーディガンを着ていたのね。それをすごい盛り上がってる時にスルリと肩からおろして、脱ぎかけたんだよ。
(澤部佑)おお、出た!
(岩井勇気)「うわっ!」って思って。「高座で羽織を脱ぐ……これは本題に入る。うわっ、本気を出すんだ!」って思ったら、そのまままた着たんだよね(笑)。「なに? 池乃めだか師匠みたいなやつ? めだか師匠みたいなこと?」って思ってさ(笑)。
(澤部佑)新喜劇!?(笑)。
(岩井勇気)「急に? ラジオだから見えてないけど……?」って思って(笑)。でもやり合いが続いて。それで田中さんもさ、ちょい切れの時もあり(笑)。
(澤部佑)まあまあ、そうか。すごいやり合いだから。
(岩井勇気)それでまた10分後。2時23分。
(澤部佑)フフフ、時間、覚えてますね(笑)。
(岩井勇気)そう。覚えています。伯山先生がまたさ、カーディガンを肩からスルリとおろして、ついに脱いだんだよ。そこから、確実に伯山先生のギアがひとつ上がったような感じがしたね。オンエアー上ではそのシーン、画で見れないからわからないかもしれないけども。俺はそこは「ギアが上がったんだな」みたいな感じがしましたね。
(澤部佑)2時23分?