吉田豪 ゴッドプロデューサーKAZUKIを語る

吉田豪 ゴッドプロデューサーKAZUKIを語る TBSラジオ

(小西克哉)なんか先週のゴッドプロデューサーKAZUKI氏のいろいろな補足があるという?

(吉田豪)そうですね。僕の近況の代わりにそれをちょっとやりたいなと思って。まあニーズは一切ない気もするんですけどもね。まず、ゴッドプロデューサーKAZUKIは何者かというと……その説明からしなきゃいけないんですけども。小室哲哉さんが捕まった時に「俺も被害者だ」的な感じで新聞やワイドショーなどに出てきた。そして小室さんの暴露本とされる本を出したんだけども、実は小室さんと会ったことがないという謎だらけの人。「ゴッドプロデューサー」という肩書きはその神の声を聞いていろんなことをするみたいなね。で、その小室さんの本を先週、紹介して。彼が書いているのかと思ったら、「じゃあまずはSIZUKU、よろしく頼むぜ!」って言って彼がプロデュースしてる猫のコラムニストで声優の方がなぜか突然書き出したりするという不思議な本だったんですね。

(小西克哉)丸投げをしてしまうという。丸投げプロデューサー(笑)。

(吉田豪)で、途中からは神の声ではなくウィキペディアの声を聞いて書いている感じという、そういう不思議な本を紹介したんですが。その人の本を全部揃えたんですよ。

(松本ともこ)さすが!

(小西克哉)やるとなったらとことんですね!

(松本ともこ)それはまさか、いじけむし?

(吉田豪)そう。そのいじけむしというキャラクターを作っているということで。

いじけむし あーちゃんとの出会い編
日本デザインクリエータズカンパニー

(小西克哉)ああ、先週聞いた。大阪でブレイクしているの?

(吉田豪)ブレイクはしていないと思いますけども。まあ企画協力に「SIZUKU」っていう名前も入っているという。

(小西克哉)これ、形としてはハート型に丸い、そういう形の顔になっていて。上はなんですかね?

(吉田豪)自民党副幹事長の中野清さんという人がね、推薦したりとかしていて。で、ちょっといろんな新ネタが入ったんで、伝えたいと言うのがありまして。まず、SIZUKUってなんなのか?って思うじゃないですか。このKAZUKIの相方の女性歌手の方。何者かと思ったら、この3冊目。『歴史の時間 時空を超えた暴れん坊KAZUKI説3』というジーオー企画出版というところから出ている本があるんですけども。これが2008年。出たばっかりですね。

(小西克哉)『歴史の時間』ってなんですか? 歴史の授業っていうこと?

(吉田豪)まあ、そうですね。歴史の新たな説をどんどん提唱するという。

(松本ともこ)しかも装丁に自分の写真まで出ているし。すごいですね。

(吉田豪)これ、KAZUKIさんとSIZUKUさんです。

(小西克哉)真ん中のサングラスの方は?

(吉田豪)これがKAZUKIさんです。で、右の人がこれもファミリーの一員らしいんですけども。で、このファミリーっていうのはどういうものか。SIZUKUさんの紹介しているんですけど。「ファミリーの1人は僕の彼女であり、歌手・声優でもあるSIZUKU」っていう。彼女だったんですよ(笑)。

(小西克哉)フハハハハハハハハッ! ああ、身近なわかりやすい……。

(吉田豪)隠していたけど、彼女だったんだっていうことがね。まあ、公私混同なプロデューサーというか、そのへんはちょっと小室哲哉チックっていうかね(笑)。なんだ!っていう(笑)。「すぐ泣くから涙のしずくをイメージして僕がつけた芸名で、本名は内緒だ。ついでに僕の本名も内緒だ」みたいなね。

(小西克哉)でもさ、それをわざわざ本買って見つける吉田豪ってなんなの?(笑)。

(吉田豪)フフフ、いや、買いますよ、それは。

(小西克哉)それっていくらぐらいするんですか?

(吉田豪)これは1200円ですね。

(小西克哉)ハードカバーですね。へー。

(吉田豪)で、最初の本は『信長は生きていた』っていう本なんですけども。これ、どういう本かっていうと、「信長は本能寺で死んでいない」っていうことを中心に、霊界から来た信長に直接聞いた話をまとめたものなんですよ。

(小西克哉)ああ、直接聞いたんだ。それはすごいわ。

(吉田豪)で、すごいんですよ。これを見てみると信長が言っているんですよ。「ワシはあんな顔ではない」っていう風に訴えていて。

(小西克哉)ああ、歴史上で出てくるあんな顔じゃないの?

(吉田豪)それで「こんな顔だ」っていうのが表紙に書いてあるんですけれども。衣装がすごいんですよ。この、SFみたいな(笑)。

(小西克哉)すごいね。なんか北斗の拳みたいな状態になっているけども。

(吉田豪)北斗の拳よりすごいですよ。

(小西克哉)これはなに? 右肩上りの肩パットがいきなり東京タワーになったような感じ。

(吉田豪)すごいんですよ。鋭利な。で、この絵を書いたのがこのファミリーのもう1人という。元ネタはKAZUKIさんで。まあ、この当時はまだシルエットなんですけどもね。いろんなことが明らかになるんですけども。で、前回、ちょっと小西さんに突っ込まれたじゃないですか。「ゴッドプロデューサーはどんなプロデュースをしているの?」っていう。僕も知らなかったんで。「いや、ゴーストなんで知らないです」って言っていたんですけど、実はこの最初の本にはちょっと出ていたんですよ。

(小西克哉)えっ、なに?

(吉田豪)「僕は小学生の時から音楽をはじめとするエンターテインメント関係のプロデュースをいろいろやってきた」って言っていて、小学生からやっていたんですよ、実は。

(小西克哉)小学生からプロデュースを?

(吉田豪)小学生からのプロデューサーで、まあゴースト活動をやっていて。歌、漫画、映画、ゲームソフトなどを。「僕がキャスティングなど一切を決めてプロデュースした作品はいったいどれぐらいの数にのぼるのか? 『大ヒットしてお陰でビルが建った』なんて話もごろごろしている」んですよ。実は。「誰もが知ってるあの曲、この曲。あの漫画、あの映画、あのゲーム。海外作品もたくさんある。それをみんな小学生の頃からプロデュースしてた」という。

(小西克哉)はー、すごい。わかんないけども。時系列的にどっちが前後しているのか、なんかよくわかんないけどね。

(吉田豪)まあ、らしいんですよ。「こんなことを言うと誇大妄想狂だと思われるのがオチだろうが」っていうね。ただね、「それだけやってたら大ヒットして金が転がり込んでるんじゃないかと言われるんだけど、実は受け取る謝礼はひとつの作品ごとに5万円。なぜかというと最初に小学6年の時にプロデュースしたんだけども、神様との仕事だからお金をとっちゃいけない。金儲けしちゃいけないと思って。それで頭に『5』という数字が浮かんだんで、子供の中で一番大きな数字で『5万円!』っていう感じで言ったらそれから一律、5万円になってしまった」ということらしいんですよね。

(小西克哉)フフフ(笑)。

(吉田豪)だからお金はないらしいという……どうします?(笑)。

(小西克哉)わかんないよ。俺はもうまとめられないからさ。そのへん、ちょっとまとめてくれない? わけがわかんないからさ。

(吉田豪)まあ、というね、新ネタが入ったという。KAZUKIさん、そういう人でした。すいません!

(松本ともこ)ちょっと後で絵本、借りてもいいですか?

(吉田豪)ああ、いいですよ。どうぞどうぞ。

<書き起こしおわり>

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