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吉田豪 須藤元気『幸福論』を語る

吉田豪 須藤元気『幸福論』を語る TBSラジオ
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吉田豪さんが2005年12月19日放送のTBSラジオ『ストリーム』に出演。小西克哉さん、松本ともこさんと須藤元気さんについて、著書『幸福論』をベースに話していました。

(吉田豪)大晦日のイベントということで、せっかくTBSなので『Dynamite!!』の話を。こちら、メインで山本KID選手と対戦する須藤元気選手のお話をしようと思っています。お二人、須藤元気選手はご存知ですか?

(小西克哉)須藤選手、俺、見た見たと思うんだけど。名前と顔が一致しない。だけどナスカの地上絵のタトゥーは……。

(吉田豪)はいはい。こんな感じで入れている人ですね。で、窪塚洋介さんと仲が良くて。『狂気の桜』という映画で共演している人なんですけども。

(小西克哉)ああ、共演をしてるんだ。

(吉田豪)そうです。まあ、この『狂気の桜』っていうのが渋谷を舞台にしたナショナリストを描いた映画で。窪塚さんのそういう思想が入った感じの映画なんですね。その映画を受けた時のきっかけというか理由というのが「革命的なことが好きで。そういうことなら俺も一緒にやりたい」ということで受けたんですけど。「でも思想的には僕は暴力反対で。平和主義者。尊敬しているのは非暴力のマハトマ・ガンジーです」っていう、そういう人なんですよね。基本的には。あんまり格闘家らしくないっていう。

(小西克哉)格闘家らしくないですよね。格闘技のあれと暴力はまた別なんですね?

(吉田豪)・そういうことなんですよね。で、そんな彼が最近、本を出しまして。『幸福論』というね。ネコパブリッシングから出た本なんですが。

(松本ともこ)なんかその装丁の写真……(笑)。

須藤元気『幸福論』

(小西克哉)これ、すごいですね。白装束に……お遍路さんですね?

(吉田豪)まあ、そういうことですね。要は、格闘家の方とかプロレスラーの方とかが本を出す場合っていうのはだいたい自伝だったりとか、誰かが書いた評伝であったりとか、そういうものが多いんですけど、全く新しいパターンなんですよ。

(小西克哉)体の筋肉が全然見えないっていう。

(吉田豪)そういうのも出さないという。で、どういうことかっていうと、この須藤元気選手が四国の88ヶ所巡礼をやったんですけど、それを自分でレポートするという……(笑)。

(小西克哉)いきなり……菅直人でもそんな本、出していないのにさ。すごいね。

(吉田豪)画期的な本ですよ?(笑)。

(小西克哉)これ、須藤さんはいつやられたんですか?

(吉田豪)今年の夏ですかね。

(小西克哉)夏にやられるのは大変よね。菅直人も汗かいてやっていたけどね(笑)。

(吉田豪)せっかくやったならね(笑)。で、さすがにそれだけではまずいと思ったのか、最後に10ページぐらいは他のライターの人が書いた格闘技の話とか自伝的なことも出ているんですけども(笑)。

(松本ともこ)ああ、他の方がつけてくれた?

(吉田豪)そうです。もう全編、四国のお話をしかも自分で書くという。

(小西克哉)お遍路さん……日記みたいなもんなの?

(吉田豪)日記っていうか、もう完全なエッセイに近いもので。

(小西克哉)エッセイなんだ。じゃあ、写真入りで、なかなか……。

(吉田豪)実際にこういう選手本人が書くというのはまずあり得ないわけですよ。またそれも。

(小西克哉)そうですよね。まあ、数限りなくタレント本をチェックしている豪ちゃんならね。

(吉田豪)ましてや格闘家となると……1回、ブル中野さんっていう女子プロレスラーの方が「本人が書いた」っていう売りで。原稿用紙まで載せての自伝を出されたんですけども。その漢字の少なさとかがすごいリアルだったんですね(笑)。

(小西克哉)フハハハハハハハハッ!

(吉田豪)「これは伝わるな」と思ったんですけど、裏で聞いたらどうやらそれも多少書いただけで、あとはそれっぽく作っただけらしいっていう説もあったりして。

(小西克哉)だって今、ワープロでね、変換ができちゃうからね。

(吉田豪)「手書きだと……」っていうことでしょうね。

(小西克哉)で、この須藤元気さんのはもろに自分で?

(吉田豪)もろに自分ですね。で、自分で書いているからこそ、すごいものがいろいろ出てくるわけですね。そのメッセージというか……。

(小西克哉)ああ、そうか。これは豪ちゃんとしては、とっておきのあれデスね?

(吉田豪)とっておきですよ。見ればわかりますけど、これだけ本を折っていますからね!

(小西克哉)すんごい折っているな。折りまくっているなー!

(松本ともこ)厚さ、変わってますよ?(笑)。

(吉田豪)新刊でこれだけ折ることってなかなかないですからね。でも面白いです。すごいいい本。で、どういうことかっていうと、その旅の途中で何の話をするかというので。突然、アインシュタインの相対性理論の話が始まるんですよ。

(小西克哉)フフフ、ああ、そう?(笑)。よくわかりませんが。

(吉田豪)「言霊という言葉があるように、言葉には力があり、言葉というのはエネルギー体である。そしてアインシュタインの物理法則である『E=mc2』。エネルギー=物質×光の速さの自乗という公式を考えると、エネルギーと物質はイコールの関係にあるし、言葉がエネルギー体であるならば言葉を声にして出すことで、それが物質化するのではないか。『私はついている』と言い続けることによって本当についている状態が形になって現われる」っていう。

(小西克哉)恐らく1回聞いてラジオで「ほう」とわかった人はね、同じ仲間だと思いますよ(笑)。私は……。

言葉を声にして出すことで物質化する

(吉田豪)まあ、きょとんとしますよね、普通ね(笑)。まあ「言葉には力があり」まではわかるんですけど、「言葉っていうのがエネルギー体である」とか、このへんからだんだん「あれ?」っていうか。僕には伝わらない感じになってるんですけど。とにかくまあ言葉を口にすることによって、それが現実になるということを主張されているわけですね。

(小西克哉)それはでも、アインシュタインを出すまでもなく「言霊信仰」じゃないの? 言葉が実体を持っているみたいな。

(吉田豪)まあ、ある意味自己暗示的な部分があるかもしれないですけど。それがまあね、アインシュタインの言葉を出して……。

(小西克哉)そういうのが一発目に書いてあるのね。

(吉田豪)どういうことか?っていうと、要はこの四国を巡る時に彼は何をしたのか?っていうことで。「何か役に立つ言葉を口にしながら巡礼をしてみよう」っていうことで。

(小西克哉)「役に立つ」っていうのは「巡礼の役に立つ」っていうこと?

(吉田豪)巡礼というか、プラスになるような言葉が現実になるならば……っていうことで。最初は巡礼中に「ホイミ」っていう……要はドラクエの回復系の呪文ですね。まあ、ちょっと歩きながらだんだん回復をしていくんじゃないのかっていうね。

(小西克哉)それってどういう風に言うの?

(吉田豪)「ホイミ、ホイミ、ホイミ……」って言い続けるんじゃないですか? そう思ったんですけども、でも冷静に考えてみたら別にドラクエの戦士みたいにダメージを受けたわけでもないから、それはよくない。次にどうするか考えたら、代わりに「最高」と連呼しようっていう。「最高、最高、最高!」って。

(小西克哉)それはちょっと……(笑)。

(吉田豪)で、本人も言ってたんですけども。「それじゃあまるでどこかの宗教団体みたいだ」っていう(笑)。「これはよくない」って(笑)。

(小西克哉)まぎらわしいですよね(笑)。

(吉田豪)「最高ですかー?」っていう、あれみたいになってしまうということで。そんな彼が「これだ!」と思ったのが交通量調査に使うカウンターを片手に「ありがとう」を連呼するんですよ。

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