杉作J太郎さんと吉田豪さんがDOMMUNE『JGO』の中で、『テレ東音楽祭』で久しぶりにテレビ出演を果たした後藤真希さんのパフォーマンスについて語りました。
(吉田豪)Jさん、楽曲派ですもんね。
(杉作J太郎)本来は楽曲派なんですけど。ある時期からビジュアル派に転向したんです。やはりね・・・誰かが僕をビジュアル派に変えてしまったんですね。そんなことないの?
(吉田豪)誰ですか?
(杉作J太郎)でもね、曲がやっぱりいいっていうのはありますよ。僕はこの間、モーニング娘。が久々にね、後藤真希さんが・・・
(吉田豪)まあ、旧モーニング娘。が。
(杉作J太郎)後藤真希さんが戻ってまいりまして。
(吉田豪)むちゃくちゃよかったですね。後藤さん。
(杉作J太郎)いやー・・・あれがね、僕はよく『ブレない』なんて言いますけど。あれがブレないってことなんだなと思いましたよ。
(吉田豪)なんか1人だけやっぱり別格感っていうか。スターのなにかを持ってますよね。
(杉作J太郎)で、彼女が戻ってくることによって、全員がね、昔の雰囲気に戻るんですよ。なっちが確実に昔のなっちに戻ってましたよ!あの、微妙な笑顔のね。本当、あのモーニング娘。、人間関係が当時の、アニメのCGみたいにね、サーッて広がるような。後藤真希のブレなさ、ブレない力をものすごい持った人ですね。だから、そういう人が1人入っていたら、日本のサッカーももうちょっと行ったんじゃないか?って。
(吉田豪)(笑)
(杉作J太郎)あのね、絶対にブレないっていう人が1人いると、全体がやっぱりいいんですよ。女子はそこでね、澤さんっていう人がいるんですよ。
(吉田豪)掟ポルシェが似てるとよく言われる。
(杉作J太郎)澤がいるからね。ただ、男のサッカーチームに澤がいなかったのは間違いない。だからね、全体の空気感とか雰囲気をね。いやー、後藤真希は驚きましたよ。あのブレない感じ。たぶんね、澤もそうかもしれないですけど。たぶん、なにがあっても、どんなことがあってもね、あんまり雰囲気が変わられないと思うんですよ。ただ、逆に言いますと、変わることもあると思うんですけど。変わっている状況の時には、人前には出てきたくない人なんでしょうね。だからお母様がお亡くなりになって。
(吉田豪)いろいろ大変なことがあってね。弟さんもね。
(杉作J太郎)弟さん、大変なことがあって。しばらくお休みしてましたけど。
(吉田豪)でも、枯れないですね。
(杉作J太郎)いやー、すごい。全く変わってなかった。いま思い出してもね、ちょっと年とったせいかもしれないですけどね、思い出すとね。この間、アパッチが見てなかったんでね、説明してたんですよ。トラックの中で。思い出すとね、涙が出そうになるぐらい感激しました。
(吉田豪)後藤さんの復活劇は話すだけで泣けてくる。
(杉作J太郎)特に『恋愛レボリューション21』のね、あの猫まんまみたいなダンス、あるじゃないですか。
(吉田豪)猫まんまみたいなダンスってなんでしたっけ?
(杉作J太郎)こうして。猫が洗濯してるみたいな。
(吉田豪)(笑)。猫まんまじゃないじゃないですか。
(杉作J太郎)猫の洗濯みたいなね。後藤真希さんがあれをやっている時にね、『うわー、全く変わっていない』。あとね、これだったんだよな。だからいま、楽曲の話で来ましたけど。僕はやっぱり『恋愛レボリューション21』、そして『乙女 パスタに感動』。
(吉田豪)はい。最高。
(杉作J太郎)あのあたりでね、僕は完全にモーニング娘。に持っていかれちゃったんですよ。だから完全にグループとか、そこに虜になる瞬間っていうのは・・・
(吉田豪)やっぱり、曲は重要ですよね。
(杉作J太郎)やっぱり曲なんですよね。それはなぜなら、彼女たちは歌手だから。いやー、だから本当に感激しました。人間関係が昔のまま、表情が昔のままの表情にね、みんながこう・・・だから人間って年齢じゃないって思いました。もう年齢じゃないんだよ。昔のままっていうかね。その時のままの人間でいられる。これがやっぱり貴重なことじゃないですか。だからね、男女でもそうだと思うんですよ。本当に素敵な相手と巡り合って恋愛をすれば、そのままの感じでいける。子どもができても。
(吉田豪)うん。
(杉作J太郎)でもやっぱりね、本当に素晴らしかった。特に最後!曲の最後。僕ね、感激したのがね、スピーチっていうかトークの時から思ってましたけど。後藤真希が1人いると、石川梨華さんがやっぱりね・・・
(吉田豪)全体が変わるわけですね。
(杉作J太郎)そう!石川梨華がね、完全に石川梨華になるんですよ。一言もしゃべんなくても、いい。そして、後ろの方で笑っているだけでいい。それが、石川さんはやっぱりね、いちばん美しい感じの立ち位置なんですよ。だからやっぱり僕は『石川梨華は、ハロープロジェクトの渡瀬恒彦である!』って言ってたんですね。
(吉田豪)(笑)。言ってましたね。だいぶ前から。
(杉作J太郎)やっぱりね、渡瀬恒彦って、これしゃべらない石川梨華さんをバカにしてるわけじゃなくてね。渡瀬恒彦が実は東映なんですよ。で、モーニング娘。はね、やっぱり後藤真希は後藤真希だけど。あのやっぱりしゃべらなかった石川梨華がね、やっぱり僕はモーニング。で、最後にね、『ラブレボリューション21♪』って言ったらね、石川梨華がね、『ホイ』って言ったんですよ。その瞬間ね、涙腺が決壊しました!
(吉田豪)(笑)。『ホイ』で。
(杉作J太郎)『ホイ』で。『ホイッ!』って言った瞬間ね、『うわー!これだ!』と思ってね。うわー!と思ったその瞬間、エンドロール出てたと思います。これ、連続ドラマだったらね。いやー、驚きましたね。
(吉田豪)どうでした?その流れで見た新生モーニング娘。14は?
(杉作J太郎)だから、もちろん別の人たちだし。別のグループだけど。やはりこういう同じステージでやっている以上ね、僕もね、いままでどんなことを言われても、なかなか興味がわかなかったんですけど。やはりあの、後藤さんが『見てもいいよ』って言ってくれるんであれば、僕は見ますよ。
(吉田豪)見てもいいよ(笑)。
(杉作J太郎)いや、本当ね、後藤さんと加護さんにね、操を立てているだけなので。とにかく、くどいほど言ってますけど、その人たちがいなくなったのにそのキャバクラには通いたくないってことなんですよ。
(吉田豪)なるほど。指名替えを気軽にやるのは男じゃないよっていう。
(杉作J太郎)そうです。だから後藤さんと加護さんが『いいよ』って言うんだったら、まあ覗いてみるかな?ぐらい。だから、もちろんいろんな店、覗いてね。はしご酒っていうんですか?はしご酒してみたいですね。アイドルのはしご酒。『よってらっしゃい、よってらっしゃい、おにーさーんー♪』なんていってね。去年、亡くなってしまいましたけど。
(吉田豪)誰ですか?
(杉作J太郎)藤圭子さん。新宿十二社のね、マンションから飛び降りてしまいましたけど。
(吉田豪)次、行きますか?
(杉作J太郎)じゃあ、そんなこんなを含めまして、和田アキ子さんのね、『孤独』っていう曲を聞いてみたいと思います。
<書き起こしおわり>