吉田豪とukka水春 アイドルとファンの距離感を語る

吉田豪とukka水春 アイドルとファンの距離感を語る SHOWROOM

ukkaの水春さんが2020年1月31日放送の『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとアイドルとファンの距離感について話していました。

(吉田豪)(コメントを見て)「1時間、あっという間だな」だそうですよ。

(水春)あ、本当だ。

(吉田豪)やっぱりちゃんとしゃべれますね。

(水春)おお、よかった。楽しいです!

(吉田豪)そしてやっぱりね、暗い時期の話とかみんな大好きだ(笑)。

(水春)フフフ(笑)。

(吉田豪)「そういう話を聞きたい」みたいな意見がものすごいあって(笑)。「わかる!」みたいな人たちがものすごいいましたよ。

(水春)全然離しますよ(笑)。

(吉田豪)たぶん病み期の話はたぶんそんなにね、深くする機会もないだろうし。

(水春)ないです、ないです。しかも今は結構、なんか「ハッピー水春」みたいな……いや、ないけど。「ハッピー水春」って捉えられているかもしれないから。まあ、ハッピーだけど、でもそのハッピーの文字は黒いよっていう。赤い字のハッピーではないよ、みたいな(笑)。

(吉田豪)フフフ、ピンクとかではなく、黒を引きずりながら、ちょっとずつ変わっていってるぐらいであって……っていう。病みは引きずってはいるんですか?

(水春)うーん。まあ、時々は出てきてしまうっていうのはありますよね。うん、何か思い出しちゃう。フラッシュバックしちゃう。

(吉田豪)当時のことが。

(水春)そう。あります。でもこれ、僕は話したいけど、話していいんですか? あ、「話していいんですか?」みたいなことを話す番組ですもんね。

(吉田豪)そうです。途中、ちょっと話してダメだったらマネージャーさんがバツを出すと思います(笑)。

(水春)わかりました。でもそんな、大丈夫よ。なんか、僕がね、結構ある時期からちょっと不安になってしまったことがあって。それはまあ……。

(吉田豪)ちょっと活動を休んだ時?

ある時期からちょっと不安になってしまった

(水春)それもあったし、ちょっとその前からだったんですけど。まずそのukkaのイベントに来てくださる方はもちろん、ukkaが好きで来てくださるじゃないですか。で、「◯◯ちゃん推し」とかはもちろんあると思いますけど、たぶん皆さん、僕が思うには「グループが好き」という前提で来てくださっているんじゃないかなと思ってたんですよ。でもそこで、やっぱりソロの仕事とか、僕が1人だけちょっと目立てあった時期とかがあって。

(吉田豪)役者仕事とか。

(水春)そうです。そういう時とか、僕はちょっと早く皆さんに伝えたいから。「皆さん、どう言ってくれるんだろう?」とかっていう感じで結構わくわく感があって、その近辺の握手会とかは普通に楽しみな気持ちで参加してたんですけど。まあもちろん「おめでとう」とか「楽しみだよ」とかって言ってくださる方もいる反面、「なんで水春なの?」みたいな方がちょっといらっしゃったんですよ。まあ、そんな多くはないですけど。

(吉田豪)おおう。直で言う人がいた?

(水春)そうなんですよ。それで「なんで◯◯ちゃんじゃなくて?」みたいな。

(吉田豪)「俺の推しじゃないんだ?」って。

(水春)そうそう。「◯◯ちゃんに仕事を回せ!」って。

(吉田豪)フフフ(笑)。そんなの、言われても困るっていう……。

(水春)本当、そうなんですよ。「なんで僕に言ってくるの?」っていう。

(吉田豪)それって(水春さんの中学時代の)弓道部の時の話と一緒じゃないですか(笑)。「先輩に試合のレギュラーを回せよ!」みたいな(笑)。

(水春)「そんなの、僕に言われても僕はどうでもできない」って思ったんですよ。

(吉田豪)そりゃそうですよ。

(水春)で、もちろん僕だって一応その仕事はオーディションとかで自分で取っている仕事のため、何も言えないじゃないですか。そういうことが結構その時期は毎回のように……まあ、そんなに多い方ではないですけど、何名かに結構定期的に言われたんですよ。「水春ばっかり……」みたいな感じがあったから。なんかそれを言われてしまうと、今後のソロ仕事がちょっとしたくなくなっちゃうんですよ。

(吉田豪)そうですよね。行ってまたソロ仕事が決まったところで、発表しても喜ばない人もいるし……みたいな。

(水春)それでなんかちょっと1人の仕事をするのが怖くなっちゃって。それでグループ内でもあんまり目立つことがちょっと怖くなっちゃったんですよ。そこで一旦、まあ皆さんだったら分からなかったと思うんですけど、ライブとかでもあんまりしゃべらなくなった時期があったんです。MCとかで前は水春はちょっとMCを回したりとか、みんなのサポートをする感じだったんですけど、その時期にやっぱり僕がしゃべることによって何か言われたら怖いから……。

(吉田豪)「なんで◯◯ちゃんにMCをさせてあげないんですか!」みたいな?

(水春)そう。なんかあったんですよ。SHOWROOMであったんですよ。

(吉田豪)あったんだ。えええーっ!

(水春)そう。ちょっと言いたかったことなんですけども。このukka、当時は桜エビ~ずのSHOWROOM中に、僕たちってMCを回してるんですよ。「ずっとこの子で……」って回している時期があって。それで結構、初期です。めっちゃ初期で、初めてその子がMCをやるぐらいの時期で。僕はたぶん、その子の隣に座っていたので、その子がちょっと足りない部分とかを補っていろいろしゃべってたんですよ。まあその時は僕がしゃべれるっていうのもあったんで。

(吉田豪)はいはい。サポートをね。裏回し的な感じで。

(水春)サポートをしつつ、回せるように……っていう感じでやっていたら、コメントで「水春、黙れ」って書かれて。「なんでよ!」みたいになって。「ちょっと!」みたいな。それで「水春、しゃべるな」みたいなコメントが来ちゃったから「あ……」みたいな。そう。だから、なんかしゃべるのがちょっと怖くなっちゃったから。それで結構ライブとかでもあんまりしゃべんなくなって。パフォーマンスとかも何か……。

(吉田豪)ねえ。歌もダンスもできる人という認識ですけど。

(水春)なんかだからちょっと控えめにしてた時期が正直、ありました。悪目立ちじゃないけど、目立ちたくなくなっちゃって。でもそうしてたら、まあ言われることはもちろん減りますけど、自分で楽しくなくなっちゃったんで。

(吉田豪)ですね、うん。

(水春)だからそれで、まあいろいろそのスタッフの方とかにも相談したり。ボイトレの先生とかにもいろいろ相談して。でもそうしたら、「それは水春が楽しくなきゃ意味がないんじゃない?」ってなってから、だんだん徐々に、めちゃめちゃゆっくりのスピードだったけど、徐々にちょっと直してきて、復活してきて……っていう感じです。でも、その一時期ちょっとお休みしたのは、まあその理由としても。あと、たぶんこれ、気になってる方も多いと思うんですけど。でもこれ、自分から話す話じゃないかもしれないんですけど。なぜ僕がブログを更新しないか?っていう話で。

(吉田豪)前はものすごい更新してましたね?

ブログの更新頻度が減った理由

(水春)そう。昔は結構頻繁にしてたんですけど。なぜ僕がブログをあんまり更新しなくなってしまったかっていう理由も込みなんですけど。まあ、それがちょっとお休みした時期にかぶるんですけど。いろいろ重なって重なって、ちょっと自分のプライベートの部分を見せるのが嫌になってしまったんですよ。で、ブログってそれが醍醐味じゃないですか。その普段のアイドルの「今日は◯◯に行ってきました」とか。学校行ってる子だったら「今日は学校で◯◯をやりました」みたいなのが楽しみのひとつだから。なんかそれを皆さんにお見せするのをちょっと、そう。怖くなっちゃったっていう時期があって。そこから、やっぱりコメントとかを見るのが嫌になっちゃったんです。もちろんありがたい言葉の方が多いけれども。

(吉田豪)9割以上はそうなはずだけど。

(水春)だけど、まあそれが嫌で。「だったら更新しなかったらコメントも来ないな」っていう風になっちゃったんですよ。

(吉田豪)うわあ。ああー。本当に、なんだろう? 不登校の人の発想ですね。完全に(笑)。

(水春)フフフ、本当に皆さんにはごめんなさいって感じなんですけど。まあでもその分、あんまりブログよりはダメージの少ないInstagramを頻繁に更新するようにとかしているんですけど。それで、まあブログは今の目標ではね、月末にはちょっとちゃんと更新しようっていう風に思っているので。皆さん、1月はあと3日なので、更新すると思います。はい。

(吉田豪)でもね、無理はしないでいいですよ。本当に。楽しくやれる状況を作ってくれればそれでいいんで。ブログはそれは見たいですけども、それで心が削られるのであれば、うん。

(水春)皆さんは悪くないですよ、本当に。

(吉田豪)「しんどいのであれば保健室登校でいいです」みたいな話ですよ(笑)。「来てくれるだけでいいです!」みたいなものなんで。うん。

(水春)なんか、うん。それは自分でもずっと、なんか戦っているあれではあります。

(吉田豪)たぶんだから、それぞれにそういうようなものを抱えてるんだと思うんですよね。みんな出さなかったりしてるだけで。うん。

(水春)そう。だから、まあそうなんです。なんか、これは僕に限らず他のアイドルさんにも、たとえばグループに1人だけずっと写真で真顔な子がいたりとか、もしブログやSNSをあんまり更新しない子とか。それから「この子、ライブでいつもちょっとやる気がないんじゃないか?」とかいう子がいるかもしれないですけど、それもその子の理由があって、ちゃんとその子の道でやってるから。それにとやかく言うのは、あなたたちがすることじゃないっていう。

(吉田豪)ついね、単純に「なんかブログ、サボり気味じゃない?」みたいな感じでいじりをしちゃうんだろうけど、それには理由があるんですよっていうことですよね?

(水春)そう。だから皆さんはそう思っても……思うのはいいんですよ。自由なので。発信しなければいいんです。思って、消化すれば……もしTwitterとかに書きたくなったら、その指はスマホじゃなくて自分の手の甲を叩けばいいの。

(吉田豪)「これで我慢して!」っていう(笑)。

(水春)そう。手の甲に文字を打てばいい。それか、ノートに書いて捨てればいいんですよ。

(吉田豪)まあね、なかなかね、そこまでの想像が回らないと思うんですよね。「しんどい思いをしている結果、何かをしていない」みたいな風には考えない。「ただサボっている」とか、「ただ手を抜いてる」みたいに思っちゃう。「昔、あんなにちゃんと踊っていたのに、最近は踊りで手を抜いているね」みたいになっちゃうわけじゃないですか。違うんですよ。

(水春)そう。違うんですよ。

(吉田豪)かならず何かあるっていう。

どんな時でもファンはアイドルの味方でいてほしい

(水春)そう。だからただ単に「こいつ、サボってるな」とかは決して思わないでほしい。これはもう本当、みんないろんなアイドルさんがね、もしかしたら同じことを思ってる方がいるかもしれない。だから、そう。その子の味方でいることがたぶんファンの方のできることだと思うので。だからもしね、水春のファンの方だったら、僕が今後どんなお仕事をしても、ブログの更新をしなくても、ましてやめっちゃ更新しても、どんな時もやっぱり普通に味方でいてくださるのがこちらとしても嬉しいし。それはめちゃめちゃ安心するし。たぶん他のアイドルさんもそうだと思います。ファンの方って、そういう存在だから。

(吉田豪)ファンだけは味方であってほしいですね。

(水春)そうなんですよ。だって、こんな自分のこと好きな人っていないじゃないですか。世の中に。ファンじゃないと。たぶん。だから、そう。そういう方には僕もちょっと安心したい部分もあるから。アイドルさんが好きな方はね、それはそれでちょっと大変だと思うんですけど。まあ、ラフにその子のことを「これも個性なんだな。そういうところもいいな!」って思って見ていることがいいと思います。

(吉田豪)すごくいいことを言ってると思いますよ。何かね、本当によくあるんですよ。オタあるあるですけど。なんか「キツく注意できるのは俺ぐらいだ!」みたいな感じになりがちなんですよね。「俺は関係が近いから、これぐらい言えるんだ。ダメだぞ!」みたいなこと。

(水春)そうですね。

(吉田豪)いや、そういう単純な話じゃない可能性があるよ?っていう。

(水春)そう。まあね、それもその方の個性と言ってしまえばあれなのかもしれないですけども。まあちゃんと指導して下さるのは「親」という存在があります!

(吉田豪)そう。「運営」とかね、いろいろいるんですよっていう。はい。

(水春)はい。皆さん、いろいろとすいません(笑)。

(吉田豪)いや、素晴らしいです。素晴らしいです。いいことを言っています。うん。(コメントを見て)「説教をするオタクにまともな人はいない」。そう思いますよ、本当に。

(水春)そうなんですか?

(吉田豪)運営ゲストの回っていうのがよくあって。でんぱ組のもふくちゃんとかもかなり言っていましたよ。

(水春)ええっ?

(吉田豪)「説教は私たちがやるから! あなたたちじゃなくていいの!」っていうね。そういうことです。(コメントを読む)「いい感じに吐露する場になっていていいですね」だそうです。

「アイドルに説教はしないでほしい」(もふくちゃん)

(水春)フフフ(笑)。

(吉田豪)そうなんですよ。そういうたぶんね、そんなにできない話とかもしながら、コメントも拾いながらができるのかちょうどいいなと思っております!

<書き起こしおわり>

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