星野源『POP VIRUS』横浜&台北公演を振り返る

星野源『POP VIRUS』横浜&台北公演を振り返る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『星野源 “POP VIRUS” World Tour』の横浜公演と台北公演について話していました。

(星野源)本日は『星野源“POP VIRUS”World Tour』、先日千秋楽というか、ツアーファイナルを迎えてからの初めてのラジオでございます。なのでもうその感想メールとかもいただいているので。もうちょっと読んじゃおうかなと。話すことがいっぱいあるんで。もうね話そうよ。そういう話を。ねえ。埼玉県の方。「今日、12月10日に行われた星野源、マーク・ロンソンのライブ・イン・ジャパン2019の2日目に行かせていただきました。

冒頭のマーク・ロンソンのパフォーマンスで会場ぶち上がり、続いて源さんの歌声に会場がダンスフロアと化していました。また源さんの曲のアレンジが加えられ、聞いていてとても楽しかったです。僕はスタンド席での参加だったのですが、上から見たアリーナはそれぞれでみんなが手を叩いたり踊ったり、素敵な空間でした。また源さんのライブで踊れることを楽しみにしてます」という。ありがとうございます!

そうですね。『星野源“POP VIRUS”World Tour』、まず最初が上海でその後、ニューヨークで。その後にラジオが1回ありまして、松重豊さんに来ていただいて。で、今日はちょっと横浜公演と、その後の台北公演の話をできたらなと思っておりますけど。横浜も面白かったね。みんな、見に来てくれてありがとう。この番組のスタッフのみんなが来てくれてありがとうございました。

まず、ゲストというかマーク・ロンソンのステージがあって。すごかったね。いや、何ていうか1年前のマークとのライブもそうだったけど、あんなに一生懸命あおってくれる人ってなかなかいないと思うんですよ。で、今回は特にそのマークの気合がすごくて。で、あの日本でライブをやるっていう時に、前回はDJセットだったんだけど、今回はDJセットにプラス、生ピアノと生マギターを置いて自分で生演奏をしながらパフォーマンスするという。

で、後は10何人のストリングスを……日本人のストリングスの人たちを集めて。それも生でやるっていう。で、マークのステージで1曲、ダニエルというあのボーカリストの……もう最高に素敵なナイスガイなダニエル。もう友達になりましたけども。ダニエルが歌を歌って、スペシャルゲストで。で、そのダニエルの歌、『Shallow』という『アリー/スター誕生』という映画でレディ・ガガが歌っていた、もう大ヒットした曲ですけども。

その『アリー』のサウンドトラックというか、楽曲を全部マークがプロデュースしていて。で、その『Shallow』という楽曲で僕がギターで参加させていただいて、コラボレーションするという。で、その後に僕のステージでマークにゲストに出てもらって。一緒に『Week End』をやるという。あのね、ちょっとすごかったね。横浜アリーナが完全にダンスフロアと化すという素晴らしい……本当に素晴らしい瞬間でした。

大阪、19歳の方。「『POP VIRUS』ワールドツアー、お疲れさまでした。私は横浜公演の2日目に参加させていただきました。初めての遠征。初めての横浜。楽しかったです。マーク・ロンソンとのヘッドライナーショーということでしたが、『Uptown Funk』しか知らず、一緒に盛り上がれるか不安だったのですが、マークさんが会場を最高に盛り上げてくださって、その波に乗り楽しむことができました。続いて源さんの登場で『Pop Virus』から始まり、予想していなかった『湯気』。そしてお楽しみの『プリン』……」。

フフフ、「お楽しみの『プリン』」っていいね(笑)。なんか、おやつを取っておいたみたいな。あっ! ちょっと……フフフ(笑)。待ってましたよ!

(木梨憲武)ああ、どうも! 源ちゃん!

(星野源)ノリさん、待ってましたよ! フハハハハハハハハッ!

(木梨憲武)あ、どうも生放送中に……ちょっとお邪魔しますね!

(星野源)ノリさんでーす!

(木梨憲武)あ、ライブ中?

(星野源)インスタライブ中です!

(木梨憲武)やっべー。いま、起きたから(笑)。

(星野源)フハハハハハハハハッ! すいません(笑)。

飛び入りゲスト・木梨憲武

(中略)

(木梨憲武)ちょっとさ、源ちゃん。それだけ読んで。

(星野源)ええと、どこまで話したっけ? あ、そうだ。『プリン』の話をしてたね。『プリン』っていう曲があるんですよね。「……お楽しみの『プリン』。そしてとても最高の時間でこの時間がいつまでも続けばいいのになと思いました。源さんのライブは私の中の過去最高を更新してくれます。これからも体調に気をつけながら私たちの過去最高を更新してください。素敵な時間をありがとうございました」という。ありがとうございます! そう。あの横浜アリーナで2日間やったんですけど。マーク・ロンソンという友達が来てくれて、2人でやったんですよ。で、めちゃくちゃ盛り上がりましたね。

(木梨憲武)それはワイドショーというか、テレビでちょろっと見た……。

(星野源)そうですね。

(木梨憲武)ああ、そうなんだ。外人さん。

(星野源)そうですね。

(木梨憲武)何人さん? アメリカ?

(星野源)ええとね、どこ生まれだっけ? なんかロンドンだった気がする。でもね、今はアメリカに住んでいますよ。住んでいるのはアメリカです。

(木梨憲武)それはさ、どういうことでそういう人と知り合いになって「音楽を一緒にやろう」とかって形になるの?

(星野源)一番最初は1年前に同じ2人でイベントをやったんですよ。それが一番最初だったんです。で、そのイベントをやらないか?っていうお話をいただいて、「やります」って。それでそこから友達になって。それで1年後の今回、「もう1回、やりたいんだけど」っていう風にマークから言ってくれて。「じゃあやろうよ!」って。

(木梨憲武)ちゃんとそうやって決まっていくんだね。

(星野源)そうですね。

(木梨憲武さんのゲストトーク終了)

(星野源)この後、時間がある限り、ツアーのお話をしていきたいと思いますけども。そのね、ワールドツアーでも演奏して。イントロが始まるだけでものすごい歓声をいただいて。本当に僕は嬉しかったです。星野源の10月にリリースしましたEP『Same Thing』の中から星野源で『Ain’t Nobody Know』

星野源『Ain’t Nobody Know』

(中略)

(星野源)さあ、そんな感じで……横浜、本当にすごかったですね。マークとのあれもそうでしたし。その僕のライブでも、上海、ニューヨークと回って来て、横浜が本当に楽しみで。予想をしてたけども、それ以上にものすごい盛り上がりで。会場がぶち上がったって感じがすごくあって。ちょっとこう……楽しかったですね。なんて言えばいいんでしょう? シャウトをしましたね(笑)。シャウトをしてしまいましたね。「ウワーッ!」みたいな。なんかもう、本当にぐちゃぐちゃだったんで。なんかその景色も良かったし。で、それをマークに見せられたっていうのもすごく僕は嬉しかったです。本当にありございました。

台湾公演

で、それを経て、台北公演に行きまして。台北公演はレガシーマックスっていうところで。2000人くらいのところだったんですよ。すごい面白くて。三越かな? 三越の上にあって。で、壁を隔てて三越のフロアなんですよ(笑)。入り口のドアを隔ててフロアなんですけども。すごい面白いところで。ライブハウスで。台北では結構大きいところなんですよ。で、そこにもうギッチギチに入ってくれて。歓声……もらった歓声がですね、いわゆるチケットも即完だったんですよ。

で、僕は8年前に台北に行って、台湾でライブを。弾き語りライブを本当にちょっとだけしたことがあって。海辺のカフカっていう名前のカフェで。で、そこもライブの次の日に行ったりとかできたんで嬉しかったですけど。その時ですら、もう「サインください!」って紙をバーン!って顔にくっつけられるみたいな(笑)。「サインください!(バババババッ!)」みたいな。すごい熱量がその時に既にあっ!たんですけど。

で、今回だからどうかなと思ったら、即完してくれて嬉しいなと思って。だから、台湾、台北で待っててくれた人がいっぱいいて。その熱量がすごかったんですよ。もうドカーン! みたいな。最終的に、みんなが帰らなくて(笑)。帰らないっていうか、アンコールをやって、「ありがとうね!」って言った後もなんか熱気がすごくて。客出しで『Pop Virus』をかけたらみんな歌い出しちゃって。

で、最終的には僕もそこで歌うみたいな。それで「うわーっ!」みたいになって。で、その時の歓声の量が2000人なんだけど、その量というかバーンと来るその圧がドームツアーの東京ドームの最後の曲の『Hello Song』が終わった時の声量と同じだったのよ。それぐらい、ドカーン!って大きくて、耳が痛いみたいな。もうあの……笑っちゃうっていうか、すごすぎて。あれは、何て言えばいいんだろうな? 面白かった(笑)。すごかったんですよ。いや、なんか本当にその……まあ、最終公演っていうのもあって。最初の上海でもうすでにとんでもなくすごかったのに、さらにそれをどんどんどんどん、さらに面白いことがいっぱいあるみたいな、本当に幸せなツアーで。

東京ドーム並の歓声

やっぱり各地に待ってくれている人たちがいて。なんかその、改めてライブっていうものが楽しいなって思ったし、MCでも言いましたけど「音楽に国境はない」という、まあちょっと言葉としてありふれているけども、でもそれを本当に心の底から感じられるって、そこまでは思ってなかったんですよね。「楽しくなったらいいな」とか「盛り上がってくれたらいいな」とは思ったけど。でも、「ああ、こんなに通じるんだ!」っていうのは改めて感じることができて。それは横浜でももちろん感じたことだったんですよね。マークと一緒に演奏したりとかすることによって。

だから何か本当にボーダーはもうないのだという。だからその僕の音楽においてはね。だから、もうないのだということをすごく感じることができて幸せだったし。あと、単純に音楽ってめちゃくちゃ面白いなっていうのを、エネルギーをめちゃくちゃもらって帰ってきました。なんで、もう今やりたいことがいろいろあってですね(笑)。ちょっと楽しみ。来年。そうそう、今年はだからドームツアーが終わって、一旦やりたいことがパーンってなくなったけど、いろんな未知の部分に踏み出して本当に良かったなっていう。

だからやったことがないことをやるっていうのは本当に面白いことなんだなっていうか。自分にとってはすごく、そういうことが大事で。やっぱり道のないところに行くっていう。で、やっぱりこういうテンションでね、世界を回れるんだなっていうことがすごく分かったので、もうこれからはどこでも行けるなっていう感じがしました。なんで来年……今ちょっとやりたいことがいっぱいあるんで、いろいろとやっていこうと思いますんで。来年もよろしくお願いします。

ちょっとぎりぎりまで、感想メールを読めたらと思います。台湾の方。「『POP VIRUS』ワールドツアー、大成功おめでとうございます」。いや、本当に日本語うまいよね! 上海でももう台北でも思ったけども。あと、ニューヨークでも思ったけども。みんな日本語をしっかり理解してくれて。「台湾在住、台湾のファンのリンです。ライブ後2日間もたって、それでも余韻がすごくて。まさに夢の中に出ても出られなかった。出たくない。ワールドツアー発表した時、なんと台北も入っていて。しかもファイナル公演ですって。あまりにも予想外でびっくりしても不安がいっぱいありました。チッケト取れるのかな?」。これ、かわいいですね。

「……チッケト取れるのかな? メディア、どうなるのかな? 源さんに不愉快をさせないように祈りしかないとか」。フフフ、なんかすごく素敵(笑)。「……でも心配無用。みんなこの数年間でたまった源さんへの愛が一気に爆発するようにあの空間の中にみんなの心が通じ合って、思いがただひとつに。踊って歌って笑って叫んで。ただただ音楽を楽しんで。源さんに目を離れないぐらい集中して、最高の時間でした。あの頃、あの空間がみんなにとって唯一の世界。たとえクソみたいな世の中にも、あれだけでみんなが救われる。台湾に来てくれて本当にありがとうございます。音楽には国境がない。源さんのファンにも。これからもずっと応援します」という。ありがとうございます! 素晴らしいですね。ああ、もう時間だ。いや、本当にありがとうございました。またちょっと、次の放送でも感想メールとかも読めたらと思いますんで。みなさんもぜひまたメールください。
<書き起こしおわり>

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