星野源とバナナマン『Same Thing』と日村47歳バースデーソングを語る

星野源とバナナマン『Same Thing』と日村47歳バースデーソングを語る バナナマンのバナナムーンGOLD

星野源さんがTBSラジオ『バナナマンのバナナムーンGOLD』に出演。『Same Thing』EPと日村さん47歳バースデーソングの関係について話していました。

(設楽統)それで源くん、今年来てくれるのは2回目になんだね。

(星野源)そうですね。

(設楽統)毎年恒例でもう10年ぐらいね、日村さんの誕生日ソングを歌ってくれるっていう流れでずっとやって来ました。で、最新のやつなんかは僕なんかもがっつり入って。一緒に歌わせてもらってね。

(星野源)そうですね。日村さんに向けて。事前にちょっとだけ打ち合わせをさせていただいて。

(日村勇紀)そう! 突然歌い出したから俺、びっくりしたんだよね。

(星野源)あれはよかったですね。

(設楽統)で、毎回ここ近年、バースデーソングの中の一部がね、新しいシングルのどこかに入るとか。ノンストップ!の曲の元曲になったりとか。

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(星野源)うんうん。

(設楽統)今回、今年のバースデーソング、まんま……ほぼまんま出ているっていう。

(日村勇紀)あのメロディがよ。

(星野源)そうですね。サビがほぼまんまっていう感じですね。

(設楽統)いや……ものすごいよね。

(日村勇紀)びっくりしたよ。「おめでとうは♪」のところ。

(星野源)そうですね。

(設楽統)曲名は「セーム・シュルト」だっけ?

(星野源)いや、違います!

(日村勇紀)なんで格闘家なのよ?

(星野源)それは……格闘家なんですね。セーム・シュルト?

(設楽統)デカい、2メートルぐらいの。

(日村勇紀)2メートルいくつある格闘家。セーム・シュルト。

「セーム・シュルト」ではない

(設楽統)『Same Thing』……これ、「セイム」って読むんだよね。

(星野源)そうです。

(日村勇紀)「Something」じゃないんだよね。『Same Thing』。

(星野源)「同じこと」っていう意味です。『Same Thing』。

(設楽統)これ、もうさ、英語だよね。

(星野源)そうなんです。全部英語詞でやってみたいなと思って。

(設楽統)すごいいいよね。

(星野源)ありがとうございます。かけていただいて、ありがとうございます。

(設楽統)もちろんよ。で、はじめて聞いた時にね、やっぱりはじめて聞いた感じがしないわけ。

(星野源)フハハハハハハハッ! 歌っちゃってますからね(笑)。

(日村勇紀)せっかくグルメの楽屋で設楽さん、閉じこもってなんかブツブツやっているなって思ったら、その日の夜がラジオで。歌を歌うっていうあれだったの。

(設楽統)日村さんに内緒でやるっていうね。

(日村勇紀)だから人よりも早めにいっぱい聞いていたから。

(星野源)そうですね。

(設楽統)ちょっと楽屋がなんか縦長のところだったから奥に入ってやっていたんだけども。バレてたんだね。

(星野源)フフフ(笑)。

(設楽統)これ、今日まずだからバースデーソングバージョンをかけていいんでしょう? ちょっと、だからその元の方ですよ。その元の方の録り直したバージョンです。本番の後に録ったバージョンです。

(日村勇紀)俺も入っているっていうことですか。

(星野源)たしかに。最後にちょっとだけ入っていますね。

(設楽統)日村さん、いたっけ?

(日村勇紀)いやいや、「日村のバースデーソング」よ?

(設楽統)歌の中に入っていたっけ?

(日村勇紀)あれ、最後俺も歌ったんだよ。「おーめでとうはー♪」のところを。

(星野源)一緒にやってもらった気がします。たしか。

(設楽統)じゃあそっちバージョンを。だから日村さんの58歳の……。

(日村勇紀)47歳ね。

(星野源)フフフ(笑)。

(設楽統)あ、47歳のバースデーソングですね。

日村勇紀47歳バースデーソング

(一同)(拍手)

(設楽統)ちょっとマイク生かしたまんまだったから。うっすら歌っててニューバージョンみたいになっちゃって。

(星野源)フフフ、いや、嬉しいです。

(設楽統)これが47歳のバースデーソング。でもさ、こうやって改めて……で、源くんが日村さんのバースデーソングをいかに本気で作っているかっていうことだよね。

(星野源)そうですね。うんうん。

(設楽統)だって新しい曲の……ということは、1回この10年みたいなのの区切りで、もう源くんは忙しいしね。バースデーソングはこれで区切ってやめようみたいな感じの流れになったじゃない? でも、やめない方がいいんじゃない?(笑)。

(星野源)フハハハハハハハッ! ああ、たしかに。

(設楽統)曲ができるっていうことだから。ほら、誕生日ソングだったら別に曲にしないでもいいぐらいの気持ちでも作れるから。

(日村勇紀)いよっ、いいぞ! それだ!

(設楽統)でも「ああ、あったな」っていう感じで使えるっていうことはもしかしたら……。

(星野源)設楽さん、実はちょっと違うんですよ。あの、実はこの曲、日村さんの47歳のバースデーソングのサビの部分……これ、前からあったんですよ。取っておいたやつなですよ。

(設楽統)えっ?

(日村勇紀)「テーテーテテテテー♪」のところ?

(星野源)そうです。

(設楽統)それをここに使っちゃったっていうこと?

(星野源)そう。それぐらい本気なんですよ。だからいまは、とっても後悔しています(笑)。

(日村勇紀)おいっ!

(星野源)先に使っちゃったのをとても後悔しています。

(日村勇紀)「後悔」ってどういうことよ!

(設楽統)そうなんだ。あったんだ。

(星野源)そうなんです。なので、何かで使おうって結構、数年思っていたんですよ。

(日村勇紀)あっためたね。「満を持して」でしょう? だから。

(星野源)で、この曲を作っていったら、このあっためておいたのがちょうどハマるなと思って。で、日村さんのバースデーソングを歌って、設楽さんにも協力をしてもらって。最高だったなって。で、ちょっと落ち着いてから、「もったいなかったな……」って。

(日村勇紀)待てーい!

とっておきを使ってしまってもったいない

(星野源)だからもう1回ちゃんと、本当の作品にしないと……って(笑)。

(日村勇紀)「本当の作品」って……こっちもなんだよ! これもありきで……なんだよ!

(設楽統)なんで日村さんにあげちゃったんだろう?っていう(笑)。

(日村勇紀)いや、いいんだよ。こういう流れで星野源なんだから。

(設楽統)だからこの47歳のバースデーソングが俺と一緒に歌っているところがSuperorganismになっているわけだから、ほぼこっちで1回形ができたっていうことだよね?

(星野源)フハハハハハハハッ!

(設楽統)と言っても過言ではないよね?

(星野源)そうですね。「数人で歌う」っていうそのイメージはたしかに。もうすでにできていたかもしれないですね。

(設楽統)そういうことなのかな?って思ったけどね。

(星野源)そうなんですよ。この『Same Thing』っていう曲はSuperorganismっていう、基本はロンドンで活動をしているんですけども。

(設楽統)あの人たちって何人いるの?

(星野源)8人。映像を担当している人っていうのも本当はいて。多国籍バンドで。日本人もいるし。オーストラリア出身の人もいるしっていう8人組で。

(設楽統)いろんな国の人で構成されているんだ。

(星野源)で、そのうちのオロノっていう日本人のボーカルの女の子と友達になって。今年の始まってすぐぐらいだったんですけども。で、「なんか一緒にやろうよ」みたいなことを言っていて。

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(星野源)で、ドームツアーを終えて、すごく達成感があって。なんかしばらく音楽は落ち着いて、いろいろと吸収して。なんか取り入れたりとか、いろいろと見に行ったりとか、休憩をしてからまた元気を養ってからやろうと思っていたんですけども。「なんか一緒にやろうよ」ってなって。「ああ、ちょっと楽しそうだな」って思ってきちゃって。いままでコラボレーションって全然したことがなかったんで。やらないようにしていたんで。ここでやるのは面白いかも……って思って。でも、最初は「売らないでやってみたいな」って思っていたんですよ。

(設楽統)「売らないで」?

(星野源)あの、「ミックステープ」っていう文化があって。主にヒップホップの世界にあるんですけども。音源を売らないで無料ダウンロードとか、CDを配ったりとかして。お金を取らないメディアっていうのがあるんですけども。それを結構いろんな人がやっていて。

(星野源)それをいま、やったら面白いかもなって思って。趣味でコラボレーションのシングルっていうか4曲入りのEPみたいなのを作ってみようって。自費で制作費を出して。それをいちばん最初にやろうと思って。売るつもりじゃなくて、「じゃあ一緒に曲をつくろうよ」って。だから本当になんか、ビジネスを関係なく作った曲なんですよ。この『Same Thing』は。

(設楽統)へー!

(星野源)で、なんか発表するかもわからないし、発表したとしてもお金を取らないで発表したら面白いかななんて思って。でも、4曲全部あるんですけども、どんどんといい感じに面白いのがいっぱいできてきて。なんか「売らない」っていうのも……「お金を払いたい」みたいなのもあるじゃないですか。なにかを買う時に。それで、ミックステープって手に入れられないので。お金を払えないので。なんか「お金を払う、買う」っていうところがないのももったいないなと思って。それじゃあ普通に売るけども、CDを作るぐらいの時間はなかったので。普通にダウンロードとサブスクリプション……AppleMusicとかSpotifyとかそういうところで公開しようっていう。そういうことになったんですよね。

(設楽統)CDを売らないんでしょう? その物自体が。

(星野源)そうなんですよ。で、やってみてすごい楽しくて。

(設楽統)だから、なんかいろんな4曲の中でもいままではコラボとか、いろんな人となんかをやるっていうのをいろいろとチャレンジしたっていうことだよね?

(星野源)そうですね。いままではやっていなかったんで。

(設楽統)ラップもあるでしょう?

(星野源)そうなんです。PUNPEEくんっていう……。

星野源『さらしもの feat. PUNPEE』

(設楽統)ラップもさ、前に日村さんのバースデーソングの時にはじめてチャレンジするっていうさ。だからここで1回さ、全部やっているのをまとめたのが……。

(星野源)フフフ(笑)。

(日村勇紀)いよっ、いいぞ!

(設楽統)まとめているんだよ。

(日村勇紀)好きだね、源くん!

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(星野源)そうなんですよ。だからそれもすごい後悔をしていて。

(日村勇紀)待てーいっ!

(星野源)フハハハハハハハッ!

(日村勇紀)全部活かされているじゃないか!

(星野源)そうなんですよ。活かされていて。だからなんか、あの時はなんていうか、日村さんの場所ってなんでもできるんですよね。ある意味……やっぱり「日村さん」っていう看板があると、どんなことでも挑戦できるんですよね。だから本当に大事な場所なんですけど……来年は本当にすいません。

(日村勇紀)言うんじゃない、言うんじゃない。いま、ヤバいと思ったから止めてやったわ。

(星野源)本当にすいません。フハハハハハハハッ! だって、もう10年ですよ?

(日村勇紀)それはすごい!

(星野源)10年ってすごいですよね?

(日村勇紀)いや、もういいじゃない? その話は終わったんだよ。誕生日の時に。蒸し返す必要ないよ! 「10年ですよ」はいいじゃない。10年ってすごいんだから。あなた。

(星野源)だから本気でやっているんで。本当に疲れちゃうんですよ(笑)。

(設楽統)この人って水曜日のダウンタウンの曲とかをやっている人なんでしょう?

(星野源)そうです。水曜日のダウンタウンのテーマ曲とかも作っていて。

(設楽統)「すいよーうびのダウンタウン♪」っていう。

(星野源)それを言っているのがPUNPEEくんですね。

(日村勇紀)ああ、あれがPUNPEEさんなの? 「すいよーうびのダウンタウン♪」って。そうなんだ。

『水曜日のダウンタウン』オープニング

(星野源)そうなんです。あと今回、トム・ミッシュっていうアーティストも1回、友達になって。それで「なんかやろうよ」っていう話になって進んだっていう感じなんですよね。だからコラボはコラボなんですけど……なんて言うんだろう? 「コラボレーション」ってなんとなくビジネスっぽい匂いがするじゃないですか。有名な人とやるとか有名なプロデューサーとやるとか。

そういうのももちろんいいし、いつかやってみたいなって思うんですけども。それよりも本当に友達と「なんかやろうぜ」みたいな。部活感っていうかね。そういうのをやりたいなと思って。それが……むしろその感じ、国境とか関係ないんじゃないの?って。で、実際にやってみたら本当に関係なくて。「いいね!」みたいなので作って終わっちゃって。すげえいいのがどんどんとできて。なんかすげー楽しくて。で、またそれも日村さんのメロディが入っているっていうのも面白くて。自分の中で。

(日村勇紀)ああー!

(星野源)で、それを英語で歌っているっていうのもすごい面白くて。なんかすごい痛快で(笑)。

(日村勇紀)なるほどね(笑)。

(設楽統)なんか3曲目も日村さんに関係があるんだよね?

(日村勇紀)3曲目も?

(設楽統)3曲目はね、日村さんの大好きな『孤独のグルメ』のね、松重豊さんが……。

(星野源)「関係が」って(笑)。

(日村勇紀)『孤独のグルメ』はめちゃくちゃ好きで。

(星野源)いいですよね。最高ですよね。ゴローさん。

(設楽統)その松重豊さんとリリックビデオを。松重さんと仲がいいの? なんかいろいろと最近……。

(星野源)映画『引っ越し大名!』という僕の映画で出会って。それでめちゃくちゃ音楽が詳しいんですよ。本当に。もうとんでもない知識量で。音楽ファンなんですよ。もともとバンドがやりたかったっていう。なので、すごい話が合って。すごい……おこがましいですけども、親友みたいな感じになりまして。

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(設楽統)へー!

(星野源)それでお話をしていて。このトム・ミッシュというアーティストと共同プロデュースで作った曲が3曲目の『Ain’t Nobody Know』っていう曲なんですけども。それが僕もトム・ミッシュが好きだったし、松重さんもトム・ミッシュが大好きで。松重さんのラジオ番組にトムがゲストで出ていたりもしていて。すごい共通点があるから、リリックビデオ……まあミュージックビデオみたいなものなんですけども。歌詞がしっかりと見れるビデオっていうのがあって。

(設楽統)ああ、そういうのを「リリックビデオ」っていうんだ。

星野源『Ain’t Nobody Know』

(星野源)「リリック」って「歌詞」っていう意味なんで。で、いま結構そういうリリックビデオって増えていて。それを作って。今日ちょうど公開したんで。よかったらみなさん、ぜひ。

(設楽統)ああ、ご飯を食べたり?

(日村勇紀)いやいや、食べてなかったよ(笑)。なんか飲んでいた。

(星野源)一緒にコーヒーは飲んでいて。

(設楽統)「すいません、あれもください」とか?

(星野源)フハハハハハハハッ! 途中でね、「あのメニューが気になる」ってたのんだり(笑)。

(日村勇紀)他のお客さんのが気になったり(笑)。

(設楽統)それが今日から見れるの?

(星野源)はい。今日から。YouTubeで見れますのでぜひ。

(設楽統)ちょっと曲を行っても大丈夫? じゃあ、さっきの日村さんの47歳のバースデーソング……実はそれよりも先にあったっていう『Same Thing』ね。

(星野源)フフフ、でも日村さんからの。

(設楽統)じゃあ、『Same Thing』です。

星野源『Same Thing feat. Superorganism』

(設楽統)いやー、かっこいいよね!

(星野源)ありがとうございます。

(設楽統)「ワービーサービー♪」って。あの感じが……いまもちょっと言っていたんだけども。外国のバンドの人が日本語の歌を作る雰囲気、そういう感じを。源くんがここも作ったんでしょう?

(星野源)そうですね。歌詞をまず日本語で書いて。で、それをメンバーのオロノとかエミリーっていうキーボードを弾いている彼が英語にしてくれて。で、その場で歌いながらその場で録音したんですけども。「侘び寂び」のところとかはなかったんですけども。「ちょっとCメロ作りたいから作るわ」ってやって。「ワービーサービー♪」とかって急に言いたくなって。

(設楽統)あの感じとかがなんかすごいなと思って。あの歌を知っているだけにさ。メロディとかを。

(日村勇紀)これさ、すげえ単純なことを聞くけどさ。歌詞とか、今後もライブとかで歌っていく時にはさ、全部覚えるんだよね?

(星野源)これは英語で歌っていますね。『おげんさんといっしょ』の時も英語で歌っていましたし。

(日村勇紀)ああ、そうか。大変だよね!

(設楽統)ドラマでも英語で。

(星野源)そうなんですよ。『いだてん』で英語を話す役なんで。

(設楽統)英語をできる人だもんね。

(星野源)そうなんです。全然できないんですけど……(笑)。でも、『いだてん』きっかけで英語を話して。『いだてん』で演説する役で。目の前にいるの、当たり前なんですけどもみんな英語を話す人なんですよ。外国からきた人が役者として出ていて。で、英語でいわゆるスピーチのシーンを撮った時に終わった後で「うわーっ!」って拍手をしてくれたんですよ。それでもう「ああ、伝わった!」って思って。すごい嬉しくて。そこからちょっとずつ勉強していったっていう感じですね。

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(設楽統)すごいね。

(星野源)楽しいですね。

(設楽統)さあ、まだまだお付き合いいただきますんで。お知らせに行きます。

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