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星野源と松重豊 編曲とイントロの重要性を語る

星野源と松重豊 食事と演技のコンディション作りを語る 星野源のオールナイトニッポン
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松重豊さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に出演。星野源さんと編曲やイントロの重要性について話していました。

(星野源)じゃあ、ちょっと質問をさせていただきます。愛知県の方。「お二人が音楽を聞く時のお供はありますか?」。

(松重豊)お供?

(星野源)食べるとか飲むっていうことですか? 「お酒飲みながら聞きますか?」とかってことですかね。

(松重豊)お供……。

(星野源)僕はないな。

(松重豊)ないなー。ただ、いろんな状態で聞くから。まあ車を運転しながらとか。家で料理作りながらとかも聞くし。なんだろう? とにかく、うん。映画を見たり本を読んだりは何かしながらっていうことはできないけど、音楽は常に浴びることができるから。だから、うん。常に音がなってる状態でいるっていうぐらいかな。

(星野源)うんうん。いいですね僕は結構掃除をしてる時に聞くと楽しいですね。

(松重豊)ああー!

(星野源)なんかちょっと、割と無心にはなるじゃないですか。掃除してる時って。そこに音楽をガンガンに鳴らしながら。耳の中でっていうか、イヤホンで音楽を鳴らしながら掃除機をかけたり。

(松重豊)掃除好きなんだ。

(星野源)いや、好きじゃないです(笑)。ものすごいだらしないんで。なるべくしたくないんです。「したくない」っていうか、面倒くさくなっちゃうんですけれど。汚いのは嫌なんで。

(松重豊)汚いのは嫌だよね。

(星野源)そうなんです。だから潔癖まで行かないけど、ちゃんとしなきゃっていう気持ちにはなるんで。なんかもう「やらなきゃ……やるぞ!」ってなるとガッとやるんです。

(松重豊)ふーん。でも音楽を作る人だけだったら結構、「そんなに音楽を聞かない」っていう人がいままで僕、番組のゲストで来た人たちの中でも割と多かった。「そんなに浴びるほど聞かない」っていう。星野くんってさ、役者でもあるしさ、エッセイストとか、いろんなものをやっていて。音楽もひとつのジャンルだから。でも、やっぱり聞く量とか見る量とかで行くと、映画を見る量とかの絶対量、本を読む量の絶対量とかからすると、やっぱり比重としてはまんべんなく多いの? それとも、やっぱ音楽の方が多いの?

(星野源)音楽の方が多いかもしれないです。音楽は単純にその松重さんがさっきおっしゃったみたいに移動しながら聞けるじゃないですか。だからそれが……でも逆に移動じゃない時はそんな聞かないぐらいの感じはありますけど。移動の時はよく聞いてますね。

(松重豊)あのさ、聞きたいんだけど。初見っていうかさ、初めて聞いた曲で「これいいな!」って思う感覚っていうのは、やっぱりそういう時でもこうビッと来るの?

(星野源)ビッと来ます。イントロです。イントロでピッと来ますね。イントロでビッと来て、その後につまんなかったことはないですよね。

(松重豊)本当? へー!

(星野源)昔、SHINCOさんともそんな話をした覚えがあるんですけど。レコードに針を乗せてイントロが鳴った瞬間に良い曲がどういうわかるっていう。なんかそれはありますね。でも、どうしても歳を取るにつれて、若い時はそういう曲も知らないですし。そういう感受性が豊かだから。そういう機会っていっぱいあったんですけれども、やっぱりだんだん減ってはきますね。「うわっ!」みたいなのって。

(松重豊)じゃあ、たとえば星野くんが曲を作る時にイントロにそそぐ情熱ってそれだけ……?

(星野源)めちゃくちゃあります。超注ぎます。イントロには。

(松重豊)そういうのを他人任せにする人は、ちょっとどうなんだろうなと思うのね?

(星野源)フフフ、いや、まあまあ……なんて言えばいいんでしょう? うーん、なんとも言えないけども(笑)。

(松重豊)まあまあ、放送だから言えないことはあるよ、そりゃあ。俺は時々、そういうことを振っちゃって困らせるかもしれないけどさ。

(星野源)大丈夫、大丈夫。だからその、いろんな音楽のあり方はあると思うけど。僕はそこまでやりたいので。

(松重豊)イントロ第一主義だからね。

編曲までがその人の音楽

(星野源)編曲もやっぱり好きだっていうか。その編曲までがその人の音楽だと俺は思うので。で、イントロって特にやっぱり編曲家の腕の見せ所だと思うので。だから、いわゆるシンガーソングライターって言ってても、編曲家の人が入ってるとだいたいイントロはその編曲家の人が考えることが多いわけですよね。で、曲の全体の雰囲気とかも編曲家の人がやっぱり決めるから。でもそれって、なんか「シンガーソングライター」っていうイメージの印象と実際に流れている音の編曲家さんが担っている割合のイメージと全然違う気がするんですよね。編曲ってその曲の半分ぐらいを占めてる気がするので。やっぱり。

星野源 編曲の重要性を語る
星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で編曲についてトーク。アレンジ違いの2曲を聞き比べながら、編曲の重要性について話していました。 (星野源)メールが来ておりますので、読みます。(メールを読む)「源さん...

(松重豊)はー!

(星野源)だから僕はシンガーソングライターと名乗るなら、そこまではやりたいっていうのはずっとやってきたんですけどね。で、その中でいままでやってなかった違う人と一緒にやるとか……「自分のフィルターを通す」っていうことをものすごくがんばってやってきましたけど、いままでやってなかったから誰かのフィルターに飛び込むとか、自分以外の世界を知ったり、自分以外の世界を勉強するっていうのを初めてちゃんとやりたいと思って作ったのがこの間の『Same Thing』っていうEPだったんですよ。だからSuperorganismのみんなの胸に飛び込む。トム・ミッシュの胸に飛び込む。PUNPEEくんの胸に飛び込むっていう。

(松重豊)いい流れですね!

(星野源)フハハハハハハハハッ!

(松重豊)そういう、飛び込む者側の度量が必要なんですよね。それはね。

(星野源)やっぱりそういうことになったことがないから、そういう気持ちも知りたいじゃないですか。じゃあ、ちょっとこの流れで『Ain’t Nobody Know』を聞いてもいいですか?

(松重豊)行きましょうか。

(星野源)松重さんにリリックビデオに出ていただいた曲で。本当にありがとうございました。

(松重豊)もう恥ずかしくてね、ああいうのね。なんかね、本当に恥ずかしいんで。

(星野源)この曲はトム・ミッシュと一緒に作ったんですけど。このラジオに松重さん出ていただいた時、僕がトム・ミッシュをかけた時に。たしかレコードをかけたんですよね。

(松重豊)レコードを持ってきてくれたんだよ。「あ、トム・ミッシュだ!」って。

(星野源)それで「ロンドンの星野源だ!」って。

(松重豊)「ロンドンの星野源だ!」って言っちゃったもんだからね。

(星野源)松重さんの名言があって。で、たしかその後にトム・ミッシュと対談する機会があって。

(松重豊)そうそう。その前に僕のラジオにトム・ミッシュが来てくれたり。そういう流れの中だったんで。

(星野源)そう。ちょうどトムと僕が対談する前日かなんかに松重さんのラジオにも出ていて。そこで僕が友達となって。それがきっかけで『Ain’t Nobody Know』になったんですよね。

(松重豊)びっくりですね。

(星野源)だから僕がいままでやってきた音楽性とトムの音楽性の重なる部分みたいなのがすごくあるじゃないですか。それが『Ain’t Nobody Know』はちょうど、割と五分五分ぐらいになったなっていうのは曲を作って……まあ、胸に飛び込んだ部分はあるけど、こっちで担ったこともすごいいろいろあるので。これに関しては構成とかも自分とかでやったので。だからなんか、すごく面白いなっていう体験でしたね。

(松重豊)トムくんもいろいろなことができる人だからね。マルチな人だから。やっぱりいろんなことができる外国のそういう面白いミュージシャン。若いけどね。そういうのと共作っていうのは本当にうらやましいですね。

(星野源)楽しかったです。じゃあ、聞いてみましょう。星野で『Ain’t Nobody Know』。

星野源『Ain’t Nobody Know』

(松重豊)やっぱりこういうさ、いい出会いと、そのいい出会いに伴う作品というのはどんどんやってほしいですし、やっぱりそういう流れを引っ張っていってもらいたいですね。星野さんにはね。ぜひとも。

(星野源)わかりました。ありがとうございます(笑)。

(松重豊)もうどんどんやって。なんか面白そうなミュージシャンどんどん、僕ももし知ってる限りのことがあれば、あれしますし。

(星野源)ありがとうございます。

(松重豊)僕もそんなに大したあれじゃないですけど。ただの音楽ファンとしてね、どんどんとやってほしい。また、ほら。いろいろといるでしょう? 「この人とやりたい」「あの人とやりたい」って。

(星野源)そうですね。ありますね。

(松重豊)やってよ! ここでは言えないけども(笑)。

(星野源)フフフ、もしやる際には松重さんにかならず連絡をさせていただきます。

(松重豊)プロモーションで日本に来た際にはFM横浜にも来てもらってね。ぜひぜひやっていただきたいと思います。

(星野源)曲中でちょっと話しちゃったので、あれなんですけど。「どういう風に作ってるの?」って松重さんから質問されて。

(松重豊)そうそう。やっぱりこうイントロを全てって言ってたその流れから行くと……。

トム・ミッシュとの『Ain’t Nobody Know』制作の流れ

(星野源)だからトムからもらったのは基本的にイントロの部分しかなくて。だからコードとイントロのフレーズとビートとベースだけがあったんで。それをそれぞれで分解して、増やして。AメロとBメロを僕がメロディー……だから、基本的に全部同じそのイントロのループだけなんです。この曲って。

(松重豊)そこから、要するにインスパイアされて。メロディーが「♪♪♪♪」って始まる、ああいうところも自分で考えるわけ?

(星野源)それは僕が考えて。AメロとBメロを作って。で、その構成で作る。なので、その中でギターを入れる・入れないとかコードを出す・出さない、ベースだけとビートだけにするっていう。そういうのも構成を一応作って、それでトムに「こういう構成にしたいんだけど。メロディーにしたよ」って送って「わかった、OK」って。で、その中でずっとワンループなんで。

(松重豊)ワンループね。同じものがグルグル回っていく感じ。

(星野源)メロディー以外でも、サビになるとメロディーが変わるわけじゃないですか。そこで、「ワンループで別このコードでもいいんだけど、このサビのところでここにこのコードじゃないコードに行ったらいいな」という風に思っている箇所があったんですよ。「奪えないさ」の「さ」のコード。そしたら、見事にそこをトムが変えて返ってきたんですよ。「来たっ! 最高!」って思いました。

(松重豊)変態の波長が日英をつないだんだね。変態のその変調具合っていうのがね。

(星野源)ガッツポーズしましたよ! 「来たっ、トム、ありがとうっ!」って。それは言わなかったんで。時間も全然なかったから。なので、そうですね。

(松重豊)そういうのが合うってなんか気持ちいいんだよね。だから、言葉が通じ合うとかよりも、「いや、このセンスは絶対わかってもらえるし、わかってもらえたし。ここでちゃんとこういう答えを出してくるんだな」っていう。それが、もう言語を超えた音楽変態のつながりっていうのが、うらやましいな!

(星野源)楽しかったですね。

(松重豊)本当に、ますます共作を続けていただきたいと思います。

(星野源)やっていこうと思います。松重さんに向けて(笑)。

(松重豊)来て。カモン!

(星野源)松重さんに向けてやっていこうと思います。

(松重豊)カモン、カモン。私はもう本当に星野源ファンとしてもね、一音楽ファンとしてもね、ずっと聞き続けたいと。見守っていきたいと思っておりますので。お時間がどんどんどんどんと……私の退出時間というものがどんどんどんどん迫ってるんですね。これはね。

(星野源)そうなんです。じゃあ、最後に松重さんの選曲を。

(松重豊)俺のの選曲で行く? もうこれで最後となると、何にしようか迷っちゃうよね。

(星野源)今日もいっぱいしてくれましたからね。だから、あれですよ。本当は4時間やった方がいいですよね。

(松重豊)そうだね。ぶち抜きでね。

(星野源)Creepy Nutsじゃなくてね。

(松重豊)ぶち抜きで。それこそニコ生とかでね、ずっとダラダラと。あり得るかもな……みたいなのもありますよね。どれに行こうかな? ニュージーランドに行こうかな。アンノウン・モータル・オーケストラ。ニュージーランド出身。サイケポップです。アンノウン・モータル・オーケストラ『Hunnybee』です。

Unknown Mortal Orchestra『Hunnybee』

(星野源)アンノウン・モータル・オーケストラで『Hunnybee』でした。最高でしたね!

(松重豊)面白いでしょう?

(星野源)面白い!

(松重豊)なんかね、変なバンドなんですよ。なんかね、今年もだから豊作でしたね。いい曲をいっぱい聞きました。

(星野源)たくさん新しい曲を教えていただき、ありがとうございました。

(松重豊)いやいや、お恥ずかしい。

(星野源)残念ながらお別れの時間でございます。早い! 今日は本当にありがとうございました。

(松重豊)とんでもない。本当にね、こうやってお呼びいただいて。こうやって星野くんとね、まあ楽しい音楽の話をね、こういうマニアックな、誰が聞いてくれるのかわからないような話をね、聞いてるだけでありがたい。ありがとうございました。また呼んでくれる日を楽しみに、これから1年がんばっていきたいと思います。

(星野源)フフフ、来年もよろしくお願いします。ぜひまた。またすぐ来てください。

(松重豊)ツアー、がんばってください!

(星野源)がんばります。ありがとうございます! 今日のゲストは、本当にありがとうございます。松重豊さんでした!

(松重豊)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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星野源のオールナイトニッポン
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