朝井リョウ DJ松永のDMC世界大会優勝のお祝い会を語る

朝井リョウ DJ松永のDMC世界大会優勝のお祝い会を語る 高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと

朝井リョウさんがニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』の中でDMC世界大会で優勝したDJ松永さんのお祝いを西加奈子さん、オードリー若林さんとした話をしていました。

(朝井リョウ)まあ高橋さんもね、その篠田麻里子さんという友人をお祝いされて。

(高橋みなみ)ねえ。朝井さんもお祝いが……?

(朝井リョウ)そうなんですよ。私も……でも、これを話すと前回さ、DJ松永の話をした時にはじめて、Radikoの公式アカウントが「タイムフリーでよく聞かれている番組」っていうことで。はじめて……100何十回放送していてそこではじめて私たち、取り上げていただいたんですが。

(高橋みなみ)そう。びっくりしたよ。

(朝井リョウ)いま、とても数字を持っている男だということが世の中でもわかっていることだし、Radikoさんもわかっているから話すという。有名な人と会ってすぐにインスタに上げる人とかいるじゃないですか。ブロガーさんかな?

(高橋みなみ)ブロガーとか。

(朝井リョウ)だからいまからブロガーみたいなことします。

(高橋みなみ)なによ!(笑)。

(朝井リョウ)数字取るぞー! DJ松永の話をして!

(高橋みなみ)よしよし! 数字取るぞー!

(朝井リョウ)いっぱい名前をね!

(高橋みなみ)そうそう。連呼していこう!(笑)。

数字を持っている男、DJ松永

(朝井リョウ)それで、一体240万円の銅像を作ろうかなと思ったっていう話をチラッとしましたけども。だって世界一の人を祝ったことがないからさ。で、チラッとその時に「3人で割っても1人あたり80万だからやめた」って言いましたけども。西加奈子とオードリー若林さんなんですよ。で、その3人で話し合っていたわけ。「どうします?」って。「80万はちょっとキツいですね」ってなったから。で、そうなっていたら、西さんって私、ラジオでも話したことありましたけども、絵で個展をやられるぐらい絵を描いたりとか。アートですよね。物を作るという才能もある方なんで。「自分たちで銅像、作れるんじゃないか?」って。

(高橋みなみ)えっ、マジ!?

(朝井リョウ)そういう話になったんです。でも、銅は無理だから。なので石膏像みたいな。白いやつ。それだったら作れるんじゃないか?っていう話になったんですよ。その3人のLINEグループで(笑)。

(高橋みなみ)なんでそうなるのよ?(笑)。

(朝井リョウ)でも「そうだよね!」みたいな話になって。「私たち、天才だから作れるよね!」みたいなテンションになったんですよ。「私たち、できるよね!」みたいな。

(高橋みなみ)その際は誰がどの部分を担当して、どうするの?

(朝井リョウ)っていう感じで盛り上がって。で、作ることはもう決定で。「慣れないけど、ちょっとサプライズとかやってみる?」みたいな話になって。全員慣れていないくせに(笑)。

(高橋みなみ)楽しそうだなー(笑)。

(朝井リョウ)「サプライズ、やってみようか?」って。で、「DJ松永もいるLINEグループで私が日程を投げますので、西さんと若林さん、断ってください。『ああ、この日はちょっと無理なんだよね』って断ってください。それをまず1回、やってください」って言ったらさ、西さんはすぐに「ああ、ウチはその日、無理やねん!」みたいな感じで断りを入れてくれて。若林さんは謎で。すごいリアリティーを出してきたの。「1回、ちょっと確認するね」みたいな。で、2日ぐらい置いて……。

(高橋みなみ)演じとる!

(朝井リョウ)「えっ、OKするんじゃないの?」って。その2日間の間に。若林さん、忘れていてOKするんじゃないのかな?って思ったんだけども、若林さんもちゃんと断ってくれて。で、結局その像を世界堂っていうお店、知ってますか? 新宿に絵とか描く人が一度は行ったことがあるようなお店で……。

(高橋みなみ)部品っていうか、画材屋さんだ。

(朝井リョウ)そう。画材屋さん。いろんなものを売っている世界堂っていうところがあって。そこで石膏像を作るための材料を買ってからそのサプライズのお祝いをしましょうってことになったんですよ。ゼロから作るのはちょっと無理そうだから。その世界堂っていろんな、ミケランジェロとか有名な像、いろいろとあるじゃないですか。その像の胸から上のやつをやっていて。たぶんデッサン用だと思うんだけども。それを1回、まっさらな状態にして、その上からDJ松永になるように作ろうっていう話をしていて。だから私、人生ではじめてFaceTimeを使ったんですけども。そのFaceTimeに像がバーッと並んでいてさ(笑)。西さんが「どれがイケると思う?」って言っていて(笑)。

(高橋みなみ)フフフ(笑)。

(朝井リョウ)「どれがお松のベースとしていちばんイケると思う?」とかって言っていてさ。いちばん大きさとか顔の向き的にベートーベンの像がちょうどよかったの。サイズ的にね。でも、ベートーベンってさ、髪の毛がモジャモジャだからさ。その1回ゼロにする作業がたぶん他の人の像に比べて大変だったんだけど。でも西さんが「よーく考えたらお松、ベートーベンみたいなもんやんな? 音楽で世界一取ったって、お松ベートーベンみたいなもんやから。ベートーベンでエエやん?」って(笑)。

(高橋みなみ)発想ヤバい!(笑)。

(朝井リョウ)そうそう(笑)。「えっ、待って!」って思ったんだけども。でも、サイズはそれがいちばんいいので……っていうことで結局ベートーベンにして。西さんが店員さんに「あのー、友達の像を作るために、この上に1回塗って全部球にしたいんですけども。その素材を探していて……」って。店員さんは「えっ? お友達を作られる……?」って(笑)。

(高橋みなみ)フフフ、その理解をするまでに時間がかかるよね?(笑)。

(朝井リョウ)「お友達? ベートーベンの像じゃなくて……ああ、じゃあ、柔らかいのがいろいろとありますので……」っていう感じでさ(笑)。

(高橋みなみ)それ、全部中継されているの?(笑)。

(朝井リョウ)そう(笑)。で、西さんが材料を買ってきてくれて。それでお昼の間に西さんと一緒に像を作って。それで夜にみんなで集合しようっていうことになったんですよ。で、結構思ったよりも上手くいったの。昼にやっていて、若林さんはその時にはいなかったからさ。若林さん、たぶん不安だったと思うの。昼になんか「大丈夫?」みたいなLINEが来て。

(高橋みなみ)どうなるかわかんないもんね。

(朝井リョウ)それで私と西さんはその時にもう自信に満ちていたから「ああ、もう天才です、私たち。たぶん銅像づくりの天才です!」って言って。とりあえずいまお二人にだけ写真を……根本さんと高橋さんにだけ写真を見せますけども。こういうものができあがったんですよ。

(高橋みなみ)フハハハハハハハッ!

実は銅像づくりの天才だった

(朝井リョウ)えっ、でもさ、めっちゃ似ていない?

(高橋みなみ)ちょっと待って、えっ?(笑)。

(朝井リョウ)もうびっくりしたの。超上手いじゃん!って思って。

(高橋みなみ)えっ、天才じゃない?

(朝井リョウ)天才ですよね。やっぱり。

(高橋みなみ)えっ、なにこれ?

(朝井リョウ)私たち、たぶん石膏像を作る天才なんですよ。

(高橋みなみ)特徴捉えてるけど……(笑)。

(朝井リョウ)知らなかったの。めっちゃ似ていない? で、これを若林さんに送ってさ、「若林さん、安心してください。私たち、どうやら天才でした」とかって言って送ってさ、安心をさせて。そういうのをお昼にやっていてさ。でもなんか、お松がいま本当に忙しくてさ。はじめの集合時間に遅れちゃったの。「仕事でちょっと遅れそうだから」って。結構集合が夜遅くになっちゃったの。

(高橋みなみ)そうなんだ。

(朝井リョウ)そうなって、時間がちょっとあったから「どうする?」って。でも、お店は予約していて、そこに先に行って待っているということをしたいけど、それをするにもちょっと時間が空いちゃったから。で、2人とも像づくりの天才っていうことも発覚してさ、テンションが上がってさ。「『ジョーカー』を見に行こうか!」って言ってさ(笑)。

(高橋みなみ)フハハハハハハハッ!

(朝井リョウ)で、『ジョーカー』を見に行ったのね。で、『ジョーカー』を見に行って、西さんはそのシリーズを全部見ているの。あれってシリーズがあるんですよね。で、私は見ていなかったから、見終わった後に西さん、すごい興奮していて。見終わった後に「1回、ちょっとカフェ入ろう」って。西さんが「これがああで、あのキャラクターがああなんやで」みたいなことを全部説明してくれて。「ああ、そうなんですね!」っていうことをやっていたら、10分前とかになっていたの(笑)。

(高橋みなみ)えっ? 話し込みすぎや!

(朝井リョウ)もうすっごい時間があったのに。10分前とかになっていて。で、DJ松永に連絡したら「ああ、もういま向かっているよ」って来ちゃったの。で、「ヤバい!」って思って。でも、後から全員で行けば、まあびっくりにはなるかなって思って。「ああ、じゃあ先に待っていて。いま1人で向かっているから」っていう感じでやり取りをしようとしたらDJ松永から「4人席に通されたけど、大丈夫?」って来て……すっごい盲点だったんですよね。それが。

(高橋みなみ)あ、久しぶりの盲点!

(朝井リョウ)そう。盲点だった。個室を取っていたからさ。一応。

(高橋みなみ)ああ、だからね、お皿とかもね。

(朝井リョウ)そう。「4人席で大丈夫?」ってなった時にもう私、はじめてLINEで「サプライズでーす!」って明かして……(笑)。

(高橋みなみ)明かしたの?

(朝井リョウ)「サプライズでーす! いまからみんなで行きまーす!」って明かして、まあ渡したっていう……。

(高橋みなみ)なんでそこをグッと耐えなかったのよ!

(朝井リョウ)そういうのがあったんですけども。で、もう1個だけちょっと細かく気になっているところがあってさ。で、若林さんも来てくれて4人で楽しくお祝いをしたんですけども。像をあげてね、みんなで笑ったりしたっていうのがあったりしたんですけども。若林さんさ、個別にプレゼントを買ってきていてさ。でもなんか、昼に送った写真を見て、「足りない」って思ったのかな?って……(笑)。

ちょっとしたモヤモヤ

(高橋みなみ)でも、それはあれなんじゃないですか? 2人が主に作ってくれたから、自分もなにか必要だって思ったんじゃないの?

(朝井リョウ)その時に、結構ちゃんとした素敵なものをあげていて。すごいバカみたいになったんだよね。なんか……。

(高橋みなみ)いいじゃん。だって納得いく作品はできたんでしょう?

(朝井リョウ)できましたけど! でも、写真を見て「あ、足りない」って思ったのであれば、ちょっと銅像作家としては不服です!っていう(笑)。そう思ったという話です。

(高橋みなみ)えっ、あれは白のままなんですか? 着色はせずに?

(朝井リョウ)ああ、そうです、そうです。

(高橋みなみ)服とかは特に?

(朝井リョウ)あれ、服はベートーベンが着ている服だから。胸から下はベートーベンのまま。でも、奇跡的にベートーベンと私服かぶりしていたの。その……スーツ系だから(笑)。

(高橋みなみ)スーツ系だね(笑)。

(朝井リョウ)「ああ、ちょうどいい」って思って。

(高橋みなみ)そうか、ベートーベンなんだね。

(朝井リョウ)よかったね。友達のことを祝えたことも。大成功でした!

(高橋みなみ)よかった!

<書き起こしおわり>

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