えのきどいちろう 東京五輪マラソン・札幌開催への札幌市民の反応を語る

えのきどいちろう 東京五輪マラソン・札幌開催への札幌市民の反応を語る ナイツのちゃきちゃき大放送

えのきどいちろうさんがTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で2020年東京オリンピックのマラソン開催地が札幌に変更になった件についてトーク。札幌市民の方々の反応を紹介していました。

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(えのきどいちろう)僕、ファイターズファンなんで。札幌に知り合いがすごく多いんですけども。みんな、本当に怒っています。

(土屋伸之)札幌にいらっしゃる方たちが怒っている?

(塙宣之)なにに怒っているんですか?

(えのきどいちろう)あのね、「札幌に決まった」って昨日、報道が出たじゃないですか。その後、ワイドショーの方々、何人かいろんな局の方が「本当に景色も代わり映えしないし、言うほど涼しくないし……」ってもうディスる、ディスる。

(土屋伸之)ええーっ?

(えのきどいちろう)ものすごいディスる。で、「俺たち、1回も手を上げてねえよ!」っていう。「文句を言うならIOCに言ってくれ! 全然手も上げてねえのに……」って。ねえ。「金はどうするんだ?」とか。「新川通りは景色が代わり映えしないから。東京なら『雷門が見えてきました』とか言えるのに……」みたいな。

(塙宣之)札幌の人が反対していたらね、わけがわかんないですよね。

「俺たち、1回も手を上げてねえよ!」

(土屋伸之)「反対」とまではいかなくても、でもたしかにそうやって言われて札幌がディスられるのは嫌ですよね。なんなら、むしろ東京開催の中で懸念材料だったところを札幌が救ったみたいなことですよね。言ったら。

(えのきどいちろう)「なんで札幌なのか?」って言っているわけですよ。たとえば仙台とかだって涼しいわけでしょう? 青森だって涼しいわけでしょう? 「札幌はただ、いただけです」っていう。「俺たちは札幌としていただけです」っていう。

(塙宣之)別にアピールしていないしね。

(土屋伸之)緯度の高いところにいただけだと(笑)。

(えのきどいちろう)そう。いただけなのに、急にディスられ始めたわけ。「これ、どういう意味?」っていう。みんな本当にね、心を痛めていて。

(出水麻衣)札幌のみなさんにちょっと配慮が足りなかったですかね。報道の仕方がね。

(えのきどいちろう)たとえばいま、ここの手元にあるのは日刊スポーツですけども。「東京から失われる五輪の景色」っていう。荻島弘一さんのコラムが載っていたりするんです。長嶋茂雄さんでもビートたけしさんでも、前の64年の東京大会のいちばんの思いでは?っていうと「アベベだよ。マラソンだ」っていう。で、それが失われるということで。まあ、嘆いてらっしゃる。まあ、その気持ちはわかるんですけど……だからとて! 札幌は、いただけです!

(土屋伸之)フハハハハハハハッ! ねえ。呼んだわけじゃないっていう(笑)。

(えのきどいちろう)呼んだわけじゃない。「僕ら、ずっと暮らしていただけなんすよ」っていうことなんですね。

(出水麻衣)じゃあ、えのきど調べでは「イエス!」って言っている人はあまりいないんですね? 「よかった!」って。

(えのきどいちろう)うーん……「まあ、じゃあ見に行くか」っていうのもあるんだけども。でも、「どこでやるの?」とか。「北海道マラソンのコースで」っていう風には言われているんですけども。「そんな急に、大丈夫かな?」とか。あと「宿があるのかな?」っていうのもみんな心配していますよね。

(塙宣之)あとこのマラソンの2時間半ぐらい、ずっと東京のいろんな街が放送をされることが東京の良さのアピールになるっていうことだったじゃないですか。だからもうCGかなんかで。札幌の場所だけはお借りしますけども、CGで東京の景色を……。

(出水麻衣)それはひどい! 札幌に!

(土屋伸之)さらに屈辱よ、それ。

(塙宣之)札幌、気候だけはいいんだから!

(えのきどいちろう)またディスられた!(笑)。

(塙宣之)あとはもう全部CGで東京にして……(笑)。

(えのきどいちろう)僕の知り合いのライターの下井草さんっていう人がいるんですけど。その人が主張しているのは恵比寿のサッポロビール。あそこをスタートとゴール地点にして。そうやって「サッポロだ!」って言い張るっていう(笑)。

(一同)フハハハハハハハッ!

恵比寿・サッポロビールで開催案

(土屋伸之)IOC、それで納得するわけないですよ!(笑)。

(えのきどいちろう)「どうせわかんない」っていう(笑)。

(土屋伸之)IOCを騙して(笑)。「サッポロでやっていますよ」って(笑)。

(えのきどいちろう)コーツ会長も「Oh、サッポロ!」ってね。それでいいんじゃないの?っていうのもあったみたいですけどもね。まあ本当に札幌の市民の方は胸を痛めているので。あまりディスらないでいただきたいっていうことですね。

(土屋伸之)「東京で見たかった」という方がいるのもわかるけれども。

(塙宣之)札幌は本当にいいところですからね。

(えのきどいちろう)いいところですから。もともとオリンピック、サッカーはやるんですよ。

(土屋伸之)そういう開催もあるっていう。

(塙宣之)ああ、札幌でもやるんですか? じゃあ、いいじゃない。

(えのきどいちろう)「じゃあ、いいじゃない」ってどういうこと?(笑)。でも、オリンピックっていうものってたとえばワールドカップ……いま、ラグビーのワールドカップが今日までやっていますけども。それとの違いを言うとね、「ひとつの都市でやる」っていう建前じゃない? だから割と経済力のある国の首都とか。首都じゃなくてもたとえばロサンゼルスとかシドニーとか。そういう感じの割と大都市。もう先進国の大都市しか引き受けられないわけですよ。

会場を作ったりするのにもいっぱいお金がかかるし。で、やっているうちに……つまり近代オリンピックの歴史の中でグルグルグルグルと開催地が回っている状態で。これはもうそろそろ無理なんじゃないの?っていう議論は本当にあるんですよ。だから、東京はこうやって分散化する形に……サッカーの会場っていうのはもともと分散するんですね。どの大会でもいろんな都市で試合をやるんだけれども。

そういう感じで分けて考えるみたいなことも今後は流れとしては起こりうることな気がする。だって、ひとつの都市で、たとえばこれから東京都民の税金とか、どうなるの?っていうことじゃないですか。長野五輪だってそうでしょう? ずっとそれは背負っているわけですからね。

(土屋伸之)それこそドバイなんてね、都市としてはすごい発展はしているけども。今回、世界陸上でやっぱり暑さという問題はあったわけだし。

(えのきどいちろう)あと、大都市が割と本当に……次のパリがまた暑い。今後、これを東京でやって強行するっていうことになったら、パリはどうするんだ?っていうのが続く問題としてあるらしいんだよね。IOCとしては。だから本当にそういう意味ではいろいろと議論を投げかけているということですね。

(塙宣之)それで思ったのはM-1グランプリの敗者復活のあの外でやる寒さ。あれも意味がわからないですよね。芸人ファーストじゃないやつですから。あんな寒い中で「ユニクロから支給されたダウンジャケットをみんな着てください」って言われて。「最後までスポンサーかよ?」みたいな。外で音も全然聞こえないしさ。そりゃあ声を叫ぶコンビが敗者復活で受かるわっていう。去年のミキのように。でけえ声のやつしかあれ、勝ち上がれないんだから。

(土屋伸之)まあ、そうですね。M-1の敗者復活はちょっと1回置いておいて……。

(塙宣之)あれ、沖縄かなんかに変えれませんかね? 芸人ファーストで。

(土屋伸之)敗者復活からスタジオに来るのが大変だから。

(出水麻衣)間に合わなくなっちゃいますからね。

<書き起こしおわり>

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