安住紳一郎 古舘伊知郎『日曜天国』ピンチヒッターの仕事ぶりを語る

安住紳一郎 古舘伊知郎『日曜天国』ピンチヒッターの仕事ぶりを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で、前週にピンチヒッターを務めた古舘伊知郎さんについてトーク。代打放送を聞いた際の模様や感じたことを紹介していました。

(安住紳一郎)さて、私は先週休みをいただきましたので、2週間ぶりということになります。みなさん、お変わりはありませんでしょうか。先週、10月20日ですけども。フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんにピンチヒッターお願いいたしました。『古舘伊知郎の日曜天国』、お聞きいただけましたでしょうか。お楽しみいただけたんじゃないかなと自負していますが。中澤さん、いかがでしたか? 古舘伊知郎さんは。

(中澤有美子)そうですね。現実のことだったかどうか……というような感じがしております。そして今週はすごく……あ、安心しています(笑)。

(安住紳一郎)そうですね。慣れとは怖いもので。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)少しね、スタッフ全体にも緊張が走っていたと思いますけども。

(中澤有美子)そうですね。はい。でも、楽しかったです。素晴らしかったです。

(安住紳一郎)そうですね。人は年を重ねますと、変化を恐れる傾向にありますんでね。たまには思い切ってそういう刺激を受けてみたらいいんじゃないかというところもありますし。私自身にも刺激が足りないところがありますので。大御所にわざわざ足を運んでいただいて、私たちにムチ打ってもらったというところもあります。またね、ラジオを聞いてらっしゃる方も少し変化を恐れる年齢に差し掛かった方が多いかなというところもありますので。たまにはね、違う刺激を……というところ、ありますよ。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)いつも行くお店ではなくて、違うお店に行ってみるとかね。うん。普段は読まない新聞を読んでみるなどなど。当然、普段とはほしい情報が書いてある場所が違うので。新しい新聞、新しい週刊誌、新しい図書館、新しい本屋さん、新しい美容室。なかなかね、億劫なところがあるわけですけども。

(中澤有美子)そうですね。スーパーも。

(安住紳一郎)新しい刺激をね。スーパーマーケットとかね、変えると「ええっ?」っていうこと、ありますよね。そしてまた、これまで通っていたスーパーに対する感謝が生まれるわけですね。

(中澤有美子)フフフ、本当に(笑)。

(安住紳一郎)なので、いろんなものに感謝をする年に一度のチャンスっていうことですね。なかなか古舘伊知郎さん、ピンチヒッターを頼める方じゃあありませんよ。

(中澤有美子)本当に恐れ多い……。

(安住紳一郎)聞いたこと、あります? 古舘伊知郎さんがどこかのピンチヒッターをやっているって。聞いたことないでしょう? 私だって死ぬ思いで頼んでるんだから。

(中澤有美子)フフフ、死ぬ思いで(笑)。

(安住紳一郎)本当ですよ。かなり無理を言って引き受けていただきました。私にとっては当然、憧れというか、私たちの世代で古舘さんの影響を受けていないアナウンサーはいないので。私がいちばん古舘さんのラジオを楽しみにしていたというところもあるわけですが。私はかねがね、ピンチヒッターというのはただの空きを埋める人員補充ではなく、本当にその人にとって変わってヒットを打そうな人。レギュラーを脅かすくらいの人にお願いをするという気持ちを高らかに宣言してまいりました。ただ今回はですね、古舘伊知郎さん。もう知らない者はいない立志伝中の大ベテランですから。野球でいうと王貞治さんとか野村克也さんのような人でね。名球会。

(中澤有美子)殿堂入り。

(安住紳一郎)殿堂入りというような。古舘さんはバッとを持ってグラウンドに立てば、それだけで格好がつくわけじゃないですか。なので古舘さんにお願いをしたんですけれども。先週の放送を聞いた方はお分かりだと思いますけれども。古舘さん、バットをブンブン振り回していましたよね?

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)キャリア40年。たしか64歳ですよ。私はあそこまで本気でバットを振るとは思いませんでした。やになっちゃったね。嫌になっちゃった。

(中澤有美子)「やに」(笑)。

(安住紳一郎)やになっちゃって。本当に。名球会のOB戦の方な感じでやってくれればいいじゃない? あれだけキャリアがあるんだから、堂々と。素晴らしかった。本当に素晴らしかった。

(中澤有美子)ありがたかったです(笑)。

(安住紳一郎)ありがたい。はっきり私、言いますけども。古舘さんの仕事は私、結構つぶさに見ている方ですけども。古舘さん、先週のこの2時間がここ1年のベストですよ。たぶんあれ。

古舘さんの代打はここ1年のベストの仕事

(中澤有美子)フハハハハハッ! そんな……そんなことは……(笑)。

古舘伊知郎『安住紳一郎の日曜天国』代打OPトーク書き起こし
古舘伊知郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に休暇中の安住紳一郎さんの代打で登場。そのオープニングトークの書き起こしです。 (古舘伊知郎)古舘伊知郎の日曜天国! おはようございます。古舘伊知郎です。 (中澤有美子)おはようございます...

(安住紳一郎)この1年で……私は古舘さんの仕事であれがベストだと思いますよ。素晴らしかったもの! あれだけやられたら、後輩の立つ瀬がありませんよ。だから、嬉しかった。

(中澤有美子)まあ、そうですよね。

(安住紳一郎)私も古舘さんの心に火をつけたのかと思って、嬉しかった。ただ、あんなに燃えるとは思わなかった。しかも楽しそうにやってらっしゃったから。素晴らしい。しかも、番組開始の第一声の声のトーンを落として入ったでしょう。古舘さん。気づきました? まあちょっとね、うるさい見方かもしれませんけれども。私はもう、あれを聞いた時に「マズい!」って思いました。

(中澤有美子)「マズい」とは?

(安住紳一郎)「マズい」と思いましたよ。古舘さんはもともと第一声は比較的高めの声で入るアナウンサーなんですね。それでテンポも当然早めで入るんですけど、古舘さんが声のトーンを抑えてゆっくり目のテンポで話し始めましたでしょう? 私はもうあれを聞いて「マズい!」と思いましたよ。戦慄が走りました。

(中澤有美子)その一瞬で。

(安住紳一郎)「これは作戦を立てて綿密にやるつもりだぞ!」って思いました。ねえ。面白かったですね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)よかったですよね。私ももうニマニマしながら録音を聞きました。

(中澤有美子)「安住さんの普段の空気感を大事にしたい」っておっしゃってらしたですよ。

(安住紳一郎)そうですよね。なので、ちょっと低めのトーンで抑え目で入ったりしてね。そう。いろいろ、大先輩に心を砕いていただいて、お務めいただいて本当に光栄。私にとっては誉れ高き先週の放送でした。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

(中澤有美子)ありがとうございました。

(安住紳一郎)みなさんはどうか分かりませんけども、私が好きな古舘伊知郎さんはいわゆる東京、関東の言葉。大きく言うと「東日本の感覚で」と言ったらいいんでしょうかね? 東京、関東の言葉で街の様子や市井の人々の会話を話していくところが大好きなんですね。関西の芸人さんたちが大活躍していますけれども。関西の芸人さんでもなく、落語家でもなく、講談師でもなく、正当な関東の人々の言葉と言ったらいいんでしょうかね? ちょっと言い方は難しいですけども。先週、古舘さんが新潟の越乃寒梅の話をしてくださいましたけれども。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)上越新幹線が開通する前の昭和52年、53年くらいの新潟のお酒の問屋さんの話なんかが私、大好きなんですね。リクエストさせていただきましたけれども。よかったでしょう? なんかね。

(中澤有美子)はい!

(安住紳一郎)こう、「往来の突き当たりに間口の広いお店があって、ガラス戸を開けると奥さんが出てきて。小売店じゃないから『いらっしゃいませ』とは言わないんですね。問屋なんで『なにか?』と奥さんが聞くわけです」というような、こういう語り口なんですよね。「あら、あなた運がいいわね。何本持ってくの?」っていう、そういう古舘さんの口跡がいいんですね。生意気を言うと小津安二郎監督の『東京物語』とか『麦秋』みたいなね、ああいう……「やだ、もうお父さん、お帰りになったの?」みたいな、そういう感じの、いわゆる私が田舎者なので憧れるのかもしれませんが、古舘さんの東京言葉らしいところっていうのがね、すごく私は響くんですね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)もし録音をお持ちの方、いらっしゃいましたらそういう気持ちでぜひもう一度、聞いていただきたいなという風に思います。『Love Is Over』長州力事件もよかったでしょう?

(中澤有美子)最高でしたね(笑)。

(安住紳一郎)ただ私、お題を3つ、中澤さんに渡していったんですけど、いちばん面白いのは3つ目だったの。あれを聞いてほしかった。また今度ね、お願いしましょうね。

(中澤有美子)そうですね。そうかー!

(安住紳一郎)あれがね、面白かったんですよ。長州力『Love Is Over』事件まで聞いたんですよね。

(中澤有美子)はい。

ま貼ろ氏の長州力・耳元ささやき事件

(安住紳一郎)そうですよね。長州力・耳元ささやき事件っていうのがもうひとつね、あったんですね。これがね、秀逸なんですよ。もう本当に面白いんですよ。話の骨子だけ、紹介しましょうか?

(中澤有美子)いいんですか?(笑)。

(安住紳一郎)ダメだよね(笑)。

(中澤有美子)勝手に骨子だけ……アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)骨子だけ伝えちゃダメだよね。古舘さんから直接聞いた方が面白いもんね。

(中澤有美子)いやー、聞きたいなあ(笑)。

(安住紳一郎)いやいや、でもこうやってしゃべっちゃうとさ、ほらまたね、「先輩殺し」って言われちゃうから。でも3つ目が面白かったからさ。聞きながら「あっ!」って思って。中澤さんは3つ目に行こうとしたよね? すると古舘さんが「いやいや、もういい」っていう雰囲気を出してたから中澤さんがグッと引っ込めてメッセージテーマに行ったじゃない? でもね、あれは私からしたら古舘さんね、「嫌だ、嫌だ」って言いながらも「来て」っていう感じ、出していたよ?

(中澤有美子)ああ、待ってらしたか。ああーっ! 失敗しました……。

(安住紳一郎)またね、ぜひいつか、長州力・耳元ささやき事件っていうのがありますんで。ぜひ古舘さんの話を楽しみにしたいと思います。私は先週の日曜、月曜、そして即位の礼がありました火曜日と3日、休みをいただきまして。「長期休暇」という触れ込みの割にはただの3日の休みだったんですけど。一応、名目上夏休みをいただきまして。日曜日の午後に大阪で知人の結婚式がありましたので。ちょうどいいということで。むしろそこに合わせたということなんですけれども。大阪での披露宴に出席してまいりました。ぜひ参加したかったので、いい休日になりました。

(中澤有美子)そうでしたか。

(安住紳一郎)ちょうど大阪の梅田にホテルを取っていたので。披露宴に参加して夜、食事をして、ホテルに戻って一息ついて。それで古舘さんの日曜天国を聞こうと思って。Radikoをスマートフォンで……いまはね、録音が出先でもすぐに聞ける便利な時代になりましたので。Radikoでタイムフリーですか。散々、私自身が反対してきたにもかかわらず、「便利だな」と思って……。

(中澤有美子)フハハハハハッ! 「便利だな」(笑)。

(安住紳一郎)便利だなと思ってですね。ただ、なかなかこういう録音って聞こうと思っても気持ちを強く持たないと聞けないんですよね。わかります? この感覚。わかりますよね。自分と比べながら聞くっていうことになるわけだから当然、自分が下を行ってる場合は憂鬱なんてもんじゃないですよね。そうなんですよ。だからもう宝くじの当選番号を確認する的な、そういうドキドキ感もあるし。あとは先生に確実に怒られるっていう感じの、そういうような時間にもなるわけだし……っていうことでね、なかなか再生ボタンをグッと押すまではいかないんですよね。なのでお酒の力を借りたり。

そういうことがあるわけですけれども。で、「どうしたものかな」と思って。「でも1日空けて月曜、火曜に聞いたら古舘さんへのお礼のメールもできないし。これはいま聞かなきゃダメだものだろうな」と思って、強い気持ちで再生ボタン押そうかなと思ったんだけど、「まあお風呂から上がってからにしようか……」とかね。そういう、もう嫉妬の気持ちが半分燃えてるわけですから、どうしたものかと逡巡していたんですけども。「ちょっと待てよ? ここはどこだ? 大阪のホテルだな……」と思いましてね。「俺のこの気持ちを理解してくれる人が大阪にいるじゃないか」と思って。

(中澤有美子)はっ!

(安住紳一郎)心当たりはございますか? 大阪毎日放送の福島暢啓アナウンサーに電話をかけました。昨年、ピンチヒッターをやってくださった。古舘さんの1年前にピンチヒッターをやってくれた、関西のホープ。若手実力派。大阪、歴史のあるラジオを背負って立つ32歳かな? いま、たしか福島くんはMBSラジオで週に4本、ラジオやってるって言ってた。すごいよね。32にして「浜村淳さんの後継」って言われているんだからね。もうちょっと、二世代ぐらい飛んでるでしょ?っていう感じはするんですけども。おかしいよね?

(中澤有美子)フハハハハハッ!

(安住紳一郎)おかしくない? 32で「浜村淳さんの後継」だよ?

(中澤有美子)そうですね(笑)。数字はおかしいけど、でも、うん。納得。

(安住紳一郎)「いけるかな?」っていう気はしますよね。「おそろしい!」って思っちゃって。東京の感覚で言うと、「大沢悠里さんの後継、山形純菜」っていう感じよ。「ええっ?」みたいな。「ええっ? 四世代ぐらい飛んでない?」みたいな。そんな感じがしますけどね。で、「ああ、そうだ。福ちゃんがいるわ!」と思って電話したら……1コール目で出てくれました。

(中澤有美子)わあ!

(安住紳一郎)で、「ちょっと俺が嫉妬で狂っちゃうかもしれないから。福島くんと一緒にだったら古舘さんの録音聞けるから、一緒に聞かない?」なんて言ったら、「どちらのホテルでっか?」みたいな。

(中澤有美子)ああーっ! 嬉しい(笑)。

(安住紳一郎)「ああ、梅田なんだ」って言ってね。「ああ、すぐに伺います」ってなってすぐに来てくれた。ありがたい。本当に。去年渡した商品券の効用がまだ続いていたわ(笑)。

1年前の商品券の効力が続く

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)「本当に助かった」って思って。「こういう方法があるんだ」って思ってね。で、梅田のホテルの一室で一緒に録音を聞きました。狭い客室でね。福島くんは福島くんで去年、上手にやったっていう自負があるから。やっぱり少し嫉妬の心を持ってるわけよね。「今年は俺のところに来ないんだ」っていう気持ちをやっぱり持ってるわけで。うん。「今年は古舘さんがやらはるみたいですなあ」みたいな。

(中澤有美子)そんなでしたっけ?(笑)。そこまでコテコテじゃないですよね?

(安住紳一郎)コテコテじゃないよね(笑)。でも、そんな感じでしょう?

(中澤有美子)いや、もうちょっとさわやかな……。

(安住紳一郎)さわやかだった? で、「ああ、そうでっか!」みたいな感じで。ごめんなさい。関西の方、すいません。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)でも、緊張とか嫉妬の感情を隠すためにもうおっさん2人がしゃべり倒してるんだよね。ホテルの一室で(笑)。

(中澤有美子)聞く前に?

(安住紳一郎)聞く前に(笑)。それぞれ緊張しているから。ちょっとね、唇とかプルプル震わせながらね。「ままま、古舘さんもあれでさあね。まあ、64ですから新しい果実を取りに来るっていう感じじゃねえですわね」みたいな。「あ、そ、そ、そうだよね? まままま、まあ、本気は出さないと思うけどさ……まあ、ちょっとなんか、うんうん。置かれたところで咲くみたいな感じでやるんじゃない?」みたいな。「そそそ、そうだよね? あ、ああ、たぶん配られたカードで勝負するだけだと思うよ?」みたいな。

(中澤有美子)アハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「そ、そうだよね?」なんて言って。それで2人で聞くんだよね。でも、よかった。2人で聞いて。再生ボタンをスッと押せたからね。で、ほら。トーンを抑えて入ったでしょう? そしたらやっぱり福島くんも反応してたね。「安住はん! 古舘先生、頭トーンを抑さえて入りましたな、これ! 本気でっせ、これ。アカンのちゃいます?」「福ちゃん、来てるね、これ! 古舘さんがトーンを抑えるっていうことはこれ、本気だよ!」なんて言って。

(中澤有美子)フフフ(笑)。

(安住紳一郎)「新潟の話、エエですな。安住さん、これ振り損ですわ!」みたいな。「静寂、往来、間口……いいねえ。漢語を並べてきてる。古舘さんのお父さんは弁論部だったから、こういう漢語の並びが得意なんだよね」「ああ、そうですかー!」なんてね。「布広はんはさばいてにち10、古舘さんだと元気になりますな!」「気づいた、福ちゃん? さばいてにち10の布広くんはね、実は結構強めの論調を持ってるんですよ」って。朴訥な口調なんでみなさん、気付いてないと思うんですけど、布広くんは結構論調が強い。で、みなさんは誤解してるけども、私が布広くんをけしかけてるように聞こえるかもしれませんが、実はあれは私が抑えに回っているんです。

(中澤有美子)フハハハハハッ!

(安住紳一郎)危ないんだ。あの子は。きれいにトスを上げるとね、結構右に左に鋭いスパイクを打っちゃうから、危ないなって思う時は俺がツーで相手のコートに返しているんだよね。それで「ああ、安住さんが先に入っちゃった」とか思うかもしれないけど、あれは変なスパイクがみなさんのところに行かないように私がツーで返しているんだっていうことを福ちゃんにも説明してきました。

(中澤有美子)ああ、そうですか?(笑)。

(安住紳一郎)お酒飲んでギャーギャーやっているからね、もうコマーシャルなんかも福ちゃんと一緒にずーっとやっていたね。(モノマネで)東京カリントは、大阪で食べても東京カリントなんですか?」って。本場の人だから上手なんだよね。(モノマネで)「はーい! 東京カリントは大阪で食べても東京カリントと言うんですね」って言ったら「安住はん、違います。違います。『東京カ↑リントと……』」って直されたりして。「リラリラリーラ、足リラ(フー、フーッ♪)」とか。一緒にね、放送をしていると気づかないんだけども。私たちの番組に入っているコマーシャルはすっごくね、ミュージカルなのよ。「かんのーん、おんせん♪」って。いやー、本当に楽しかった。たぶんね、ラジオを聞いているみなさんも「ああ、そうそう!」って。3つ続くからね、楽しいんだよね。

(中澤有美子)フハハハハハッ! ミュージカル(笑)。

ミュージカルなラジオCMたち

(安住紳一郎)で、ギャーギャーやっていて、ハイボールの缶とか、チューハイとか、おつまみとかガーガー食べてね。で、2時間聞き終わって。「いやー、福ちゃんありがとう。1人で聞く勇気がなかったから助かりました。改めてお礼を言います。ありがとう!」なんて。もう1時ぐらい担っていたんですけどもね。そしたら福ちゃんがまた「ジャラジャーン、ジャラジャーン、ジャラジャンジャンジャンジャーン♪」って「どうした?」「もう1回、聞きまひょ!」って。「えっ、もう1回聞くの?」って言ったら「私は先輩の仕事はかならず3回聞くようにしているんです」って。「本当? 俺は1回だよ?」「いや、3回です。もっかい聞きましょう!」って。「緊張しすぎてドーキドキ♪ ちょっと呼吸がハーハーハー♪」って2人で歌って。「いっただきます♪ おいしいね! ロピア♪」って。

(中澤有美子)アハハハハハハッ!

(安住紳一郎)そしたら2回目の途中から福ちゃん、完全に寝ているんですよ。で、「福ちゃん、もう眠いんでしょう? 終わりにしよう」「いやいや、まだ起きてます!」「聞いてないよね?」「聞いてます!」とかって。結構ね、あの子酒癖悪いんだよ。で、結局3回聞いて。朝の4時半ぐらいまでかかった。

(中澤有美子)ええーっ!

(安住紳一郎)ねえ。全然最後、聞いてない。もう本当に。ねえ。もうひとつの『Love Is Over』事件がね、大阪でも起きていたということですね。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)今年は大阪の後輩と2人で聞いたので、嫉妬の炎が2倍の大きさで燃えました(笑)。改めまして古舘伊知郎さん、ありがとうございました。

(中澤有美子)ありがとうございました!

(安住紳一郎)また来年もね、私たちの嫉妬の炎を燃やすような方たちをお迎えできたらなと考えております。楽しみにしていてください。長くなりました。今日のメッセージテーマ、こちらです。「私の気分が上がる時」。

<書き起こしおわり>

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