PUNPEEさんがJ-WAVE『SOFA KING FRIDAY』の中で地元板橋の仲間たちについて話していました。
(PUNPEE)はい。お送りしたのはWATTER feat. 5lack、TAMUくんで曲名は知らないですけども、かけさせていただきました。
なんかこれ、WATTERのアルバムにシークレットトラックで入っていた曲です。WATTERっていうのは板橋の友達で5lackとずっと中学の時から同級生のお友達でございます。はい。メッセージ。東京都の方。「PUNPEEさん、こんばんは。いつも聞かさせていただいております。『AVALANCHE 9』、お疲れさまでした。1日目のCreativeDrugStoreで『Buddy』の客演で出てきた時は『全て持っていってしまった。かっけーな!』って思って見ていました」。マジですか? あんまり喉の調子がよくなかったんですけども。ありがとうございます。
「……RYO-ZさんやSTUTS氏、OMSB氏も出てきてすごく豪華なライブでしたね。クリエイティブのメンバー、彼らは自分より年下なんですが、かっこいい音楽とアパレルを作っていて本当にすげえなと思ってます。今回見て気になったのは、PUNPEE氏から見てクリエイティブのみなさんは後輩にあたると思いますが、各メンバーにはどんなイメージをお持ちでしょうか? あまり聞く機会がなかったので聞いてみたいと思うのです」。ありがとうございます。ステッカーを送っておきます。
後輩感はあんまり特になくて。がんばっている、いろいろやっている、ただ年齢が下っていうだけで、友達っていう感じでございます。たまに「後輩」とか言っちゃうんですけども。そういう寄りは割とレーベルの友達っていう感じて見ております。はい。で、その1日目の『AVALANCHE』、自分のお世話になっているレーベル、SUMMITの毎年やっているイベントなんですけども。
2日目はちょっといろいろとあって行けなかったんですけど。1日目にはそれに出てBIMの『Buddy』っていう曲をやって。裏ではじめてっていうか、わりかし長くRIPSLYMEのRYO-Zさんと話をして。昔、IRC(板橋録音クラブ)っていうPSGの前にやっていたグループの時は4MCだったんですよね。その時って割とジュラシック5っていう、そんなに昔じゃないですけど……まあ20年前か。だけど、オールドスクールっぽい掛け合いをやっている、それも4MCのグループがあって。それはUSのグループなんですけども。それでRIPSLYMEの方々も4人だったんで。
結構当時、自分たちが始めた2001、2年ぐらいは4MCで。割と模範にしていた人たちがジュラシック5だったりRIPSLYMEだったりしたので。その話をしたりとかして。で、うちのメンバーで1人、すごいヘッズがいて。「その人と昔、新宿のizmっていうクラブでしゃべった気がします」なんて。「あ、それ覚えてるわ。アロハシャツ着てたでしょ?」なんて。服装まで覚えていてすげえな!って。「たぶんそうです」っていう話をしたりとかして。いろいろと話せて嬉しかったです。はい。メッセージ、ありがとうございました。
板橋録音クラブ
で、当時、板橋録音クラブっていうクルーでやっていたんですけども。最初、ちょっと前にかけたWATTERっていう地元、板橋のモブの話なんですけども。板橋録音クラブっていう名前でやっていて、板橋なんですけども。PSGの前に。で、今日、弟が今度板橋の文化会館でやるライブのリハーサルとか、文化会館の下見をしてきたりしたんですけども。先ほどまでメシを食ったりしておりました。
WATTERは2枚かな? 『ブジサキワタル』っていう、まあほぼ本名っすね。「フジサキ」なんで。そういうアルバムと、WATTERの『WATTER』っていう……まあ、自分の名前のアルバムしか出していないやつですね。
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そんなアルバムを出しています。5lackの同級生っすね。ずっと中学生の時から一緒です。見た目はあれですね。5lackの『NEXT』っていうので変な緑色のお腹にしまった服を着た、メガネかけてボウズの謎のオタクみたいな。チャリにずっと乗っているやつ。あれがWATTERです。普段はあんな感じじゃないですけども。それがWATTER。
で、その周りにもう1人、トシロウっていう、それも板橋の友達がいて。ずっといつもニコニコして踊ってるやつですね。そのトシロウがビデオに出ると「この人はいったい誰なんですか?」って結構コメント欄がざわついたりするんですけども。それも5lackのずっと幼馴染であります。
昔、板橋のローカルエリアでスケボーやってたんですよね。自分と弟と何人かで。そしたら、常に遠くの方でスケボーをやってこっちを見てる2人組がいたんですよ。ちょっとサーファーの方っぽい格好をして。言ったら、あれですよね。ドラクエでいうと「仲間になりたそうな目でこっちを見ている」みたいな感じで見ていたのがWATTER。それが中学1年生の時。そしてその時に一緒にいたトシロウも、当時流行っていた平井堅さんのツンツンしてるツイストみたいな髪型をしていて。ずーっとトシロウも仲間になりたそうな目でこっちを見ていたので。ずっと20年以上知っているっていう感じです。
だいたいミュージックビデオに出ています。それと、もてっちゃんっていうさらにスケーターの友達と割と最近加わったカズくんっていう人たちがだいたい板橋のモブですね。板橋モブ。あと、『お嫁においで』っていうビデオにも出ています。GAPPERが洗濯の叩くやつでバッと殴るシーンがあるんですけど。そこでナイフをナメているのがWATTER。それでもう1人いる赤い小さいキャラクターがトシロウです。
お嫁においで 2015 / 加山雄三 feat. PUNPEE https://t.co/mggAXxowuZ @YouTubeさんから
左からGAPPER、トシロウ、WATTER pic.twitter.com/fcoiavkgnn— みやーんZZ (@miyearnzz) October 12, 2019
だいたい板橋に行くとこの人たちがいて、たまにライブでしゃしゃり出てくる。5lackのライブで出てきて謎に1曲か2曲踊って帰るっていうキャラクターです。ヒップホップの文化っていうのは仲間を舞台に上げるっていうカルチャーが昔からあって。別にそれを真似しようと思ったわけじゃないですけども。なんとなく、気づいたらそうなっていたっていう感じですね。うん。
ライブに出てくる謎の人たち
この前、ハーレムでライブした時もトシロウとWATTERが出てきて謎に踊って帰っていくっていう。そういえば自分も割とキッズ地代というか、いろんな人のライブを見にいっていた時に「あの人、ステージに上がっているけど何なんだろう?」って。何をやるわけでもなく踊ってるだけみたいな人とか、結構いたと思うんですよね。謎みたいな。でも、その謎な感じがいま自分で「ああ、これだ!」っていう感じをやっているのかなっていう気がします。
言ったら親戚にいるじゃないですか。「なにやってんだろう、このおじさん?」みたいな。たぶん、自分たちもそんな感じで兄弟とか友達の子供に、なんかなにやってるかわからないおじさんがいつも親戚の会をやるといるみたいな。そういう感じのあれで「なんでこの人たち、いるんだろう?」みたいなのを地で行っている板橋クルーですね。全ては謎に包まれているっていう感じの人たちでございます。ふと、さっき板橋のクルーみんなとメシを食っていて。「ああ、これを紹介してみよう」っていう感じで思いました。
あと、WWっていうGAPPERがいたグループの『One Thing』っていう曲にもみんなだいたい出てくる感じっすね。うん。コミ、コミクリニックは最近いたりいなかったりっていう感じなんですけども。そんな彼らもきっといるであろう板橋の文化会館でもライブは11月21日になります。チケットはおかげさまでソールドアウトしておりますが、まだ何が起こるかわからないのでよかったら引き続きチェックしておいてもらえたと思います。
WATTERの伝説な……これはたぶん前も話したと思うんですけども。CDを買ったら「これ、飛んでる!」っつって。ジェイ・Zの『The Blueprint』の『U Don’t Know』っていう曲で「You don’t know what you’re doing, doing, doing…」っていう曲があるんですけども。それを「これ、飛んでる!」ってタワレコに返品しに行って。「じゃあ、変えます」って店員さんから新しいのをもらったら、それもまた「You don’t know what you’re doing, doing, doing…」ってなっていて。「あれっ?」って。
https://music.apple.com/us/album/u-dont-know/1440935272?i=1440935366— Jamalapeño (@hotjamalle) October 8, 2019
結局、そういう曲だったんですよね。それをWATTERはわからないでCD屋に返品しに行ったっていう。割と面白いストーリーをお持ちの方です。なのでよかったらチェックしてみてください。というわけで、最後はそのWATTERが出ている5lackの『NEXT』という曲をかけようと思います。というわけであなたの親愛なる隣人の凡人、板橋区のダメ兄貴がお送りする退屈しのぎの退屈な30分間。次回も適当によろしくお願いいたします。台風が来ておりますので、くれぐれもあまり外に出ないように。家の中でやれることをやりましょう。さよなら、さよなら、さよなら……。
5lack『NEXT』
<書き起こしおわり>