星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『さんまのまんま』で明石家さんまさんと共演した際の模様について話していました。
?#引っ越し大名! メディア情報?
本日20時〜?関西テレビ「#さんまのまん」に星野さんがゲスト出演!
明石家さんまさんと初共演?お楽しみに‼️※一部地域は 午後9時49分までの放送です。 pic.twitter.com/b9WGI59pS4
— 映画『引っ越し大名!』 (@hikkoshi_movie) September 12, 2019
(星野源)メールを読んでいきたいと思います。東京都、26歳女性の方。「『さんまのまんま』、見ました。あの芸能界のお笑い怪獣と源さんがついに対面。そして広瀬すずちゃんを交え、あのニセさんもやった伝説のビリビリゲーム対決。意外とビビってるさんまさんが面白かったです。『逃げ恥』『プラージュ』以来ひさびさのゆりちゃんとのあのゆったりした空気感に癒され、牛乳を飲んでいた源さんのお腹に心配しながらも、楽しいVTRでした。さんまさんから曲を作る代わりにレコード、いただきましたか? カットされてしまったところの裏話とかあったら是非教えてほしいです」。ありがとうございます。
続いて。「『さんまのまんま』、見ました。初体面と思えぬさんまさんのマシンガントークに爆笑しまくりでした。しかし所ジョージさんに『オンとオフのスイッチが壊れてる』と言わしめたさんまさんの深い闇を源さんは暴露してしまったのですね。最後の愛ある『はよ帰れ!』が清々しかったです。さんまさんの生々しい結婚したいトークが全開でしたが、源さんの最後のコメントでほっとしました。さんまさんとの初体面、印象的だったエピソードがあればぜひお聞かせください」。
そうですね、あのね、すごく楽しかったですね! 『さんまのまんま』。僕、さんまさんとお会いしてちゃんとお話しするのは初めてで。その『さんまのまんま』の中で、僕が「実は1回だけ、一瞬だけ本当に近くで見たことがあるんです」っていう話をして。それが、「あんなにテレビの中でも楽しそうで、いつも笑ってて明るくて。家でもずっとそうなんだっていうことをみんな言ってるのに、僕が見たさんまさんはめちゃくちゃ暗かった」っていう、そういう話をさせてもらったんですけども。その真相がちょっと面白すぎて最高でしたけども(笑)。まあ、一応ここでは言わないでおきますが。最高でした。
めちゃくちゃ暗いさんまさんを偶然見かけた
本当になんて言うんでしょう? さんまさん、なんだろうね? 僕はすっごく楽しかったです。なんか……(笑)。とある知り合いの人は「さんまさんとのトークは怖い。やっぱりさんまさんは厳しい。バラエティーのトークでも、俳優であろうがミュージシャンであろうが、誰彼かまわずそのルールとか面白さとか、見てる人に楽しんでもらおうっていうのがすごく強い人だから正直、怖いんだ」って。
それも多少脅されまして。「『さんまのまんま』に今度、出させてもらうんだ」っていう時に「大丈夫?」みたいな。だからちょっと怖いなと思ってたけど、なんとなくなんですけど……やっぱりなんか「構えて行っちゃダメだな」っていうのを思って。すごく、もう山ほど人間を見ている人じゃないですか。しかも、街を歩いてても「さんまさーん!」って山ほど声かけられて、いっぱい写真を撮るような人じゃないですか。
だから、その一般の人も見てるし。一般の人の面白く仕方も最高じゃないですか。だから、いわゆる芸能人じゃない人もいっぱい見てるし、かつ芸能人っていう人も音楽からテレビタレントさんからスポーツの人から、もう山ほどの人を見てて。そういう人に対してなにか作戦を立てて行っても絶対に意味がないって思って。とにかく、ただ自分で行こうっていう。それで、そういえばさんまさんのことを見たことがあって、すごいずっと気になっていて。あれ、さんまさんは本当に明るいのかな?って。俺が見たさんまさん、死ぬほど落ち込んでいたから。「俺は落ち込まない」みたいなこともさんまさん、よく言っていたので、そこを聞きたいなっていうのと、あとはビリビリゲームしたいなっていう、そこだけでしたね。
そしたら、すっごい楽しくて。あの時はたくさんの出演者の方、いたじゃないですか。で、長めに時間を取っている方と、一応予定では出の中で短めに取ってる方がいて。僕はそんな長くない方だったんです。だから、なんか楽しめたらいいな、ぐらいの感じで。さんまさんとも話せるから、さんまさんというものとちゃんとしっかり裸で触れ合おうと思って。で、そういう気持ちで行ったらものすごく楽しくて。ものすごくいろんな話をして。放送では流れなかった部分もたくさんあって。ものすごく長く話してくれたんですよ。楽しそうにしてくれて。
「はよ帰れ!」の意味
で、最後に放送で「はよ帰れ!」って僕が帰りましたけど。それはなぜかっていうと、すごく長くいたからなんですよね。すごく長く話が盛り上がったというか。で、その終わった後にプロデューサーさんから「ものすごくさんまさん、楽しそうでした。すっごく長かったです」って言われて。「さんまさんはタイムキープっていうのをすごく気にされる人なんで。だから『この人はダメだな』って思ったら、話を早く切り上げる人で。でも、そこがすごく長かったので、さんまさんも楽しんでおられたと思いますよ」って言われて。すごく嬉しいなと思って。
だからなんか所さんとお会いした時もそうでしたけど、やっぱりなんかそのすごいよね。フフフ、なんて言えばいいんだろう?(笑)。懐が深い方々というか。だから、人間で行くしかないんだよね。なんか、うん。
それがすごく……すごくいい思い出です。楽しかった。本当にさんまさんといろいろな話をしたし。放送されていないところでも僕、さんまさんの真面目な瞬間が結構好きで。たまーに「あっ……真面目?」っていうことを言うじゃないですか。そういうことも聞けたし。やっぱりなんかその画面を持たすのは大変なんだみたいな話が放送ではあったんですけど。その中でやっぱりそのお客さんを楽しませるっていうのは大変なんだっていう話を笑いながらされてたんですけど。やっぱりその話の中で凄みがあるっていうか。
何十年も楽しませてきたっていう人の思いみたいなのがあって。で、すごく前にニッポン放送の下のイマジンスタジオでこの収録があった日に、「上にさんまさんが来てます」っていう時、あったよね? で、「さんまさんにご挨拶しますか?」って言われた時に、なんとなくその時は「会わない方がいいな」って思ったの。なんとなく「いまじゃない」って思って。それ1年以上前だと思うんだけど。たぶん、そこで会っていたらあの『さんまのまんま』の感じはたぶんないんですよね。だから会わなくてよかったと思って。あの時に初対面であの感じになったわけだから、すごくよかったなと。
だからすごい楽しい思い出でございます。本当にさんまさん、ありがとうございました。また是非ね、お会いして。あと、レコードをもらえるっていう話だったけど、まだ届いてないので(笑)。フフフ、ください。ビギーのレコード。待ってます。
(中略)
(星野源)千葉県の方。「『さんまのまんま』、見ました。さんまさんと止まることなく会話をできる源さん、さすがでした。ビリビリゲームの件もめちゃくちゃ面白かったです。ノトーリアスB.I.G.のLPは届きましたか? さんまさんへの楽曲制作は取り掛かりましたか? 『ビッグ』と振られてすぐに話を返せる音楽家としての源さん、かっこよかったです。番組出演でそのトーク力がお茶の間にも届いたと思います。約1か月のバラエティ番組のプロモーション、お疲れ様でした」。ありがとうございます!
Notorious B.I.G.のレコードをもらう約束
そうね。そうそう。ノトーリアスB.I.G.の話が出るとは全く思っていなかったな! そう。そこでまたちょっと面白い話があるんで。それはなんかどこかで、エッセイかなにかで書こうかなと思っております。まさかさんまさんからビギーの話が出るとは思わないでしょう(笑)。面白かったなー。
Bad Boy (1994-09-13)
売り上げランキング: 784,581
続いて。「『さんまのまんま』、見ました。源さん、さんまさんの闇の部分を暴くとは……ヤバいよ。さんまさんが肩を落としてるところをそっと目撃するなんて、さすがです。人間味あふれるエピソード、その様を想像して笑ってしまいました。暗いところを見せたくないさんまさん、面白かったです」。ねえ。面白いよね。さんまさんって人間味があるよね。
あと、そうだ。すずちゃんとビリビリゲームをやったあれ、申し訳なかった。すずちゃんがバシッとなって(笑)。で、あれはよく壊れるのよ。だから「やりたいんですけど、壊れてる場合が多いんです。スタッフの方に用意していただいていいですか?」「じゃあ、テストもあるんでこっちで用意していいですか?」「ぜひぜひ。テストした方がいいと思います。壊れているかもしれないんで」って。それで2台ぐらい買ってくださって。
それで「テスト、めちゃくちゃ盛り上がりましたよ。よかったですよ!」「わかりました!」って。それで出して、あの時はすずちゃんがビリッとなって成功したんだけども。その後に改めてもう1回、やろうと思ったら1回も成功しなくて。でも、その様がめちゃくちゃ面白かったんだけど。成功しないっていうのも面白いんだけども。そう。だからあれはやっぱりダメだなって(笑)。 偽物が多いらしいですね。だから難しいですね。本当に。ありがとうございます。
<書き起こしおわり>