星野源さんが2024年11月12日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でリスナーからの「ライブが終わって会場から出て、それぞれが帰っていく瞬間に少し寂しくなります」というメールを紹介。その後、自身がライブ後や観劇後に感じる寂しさについて話していました。
(星野源)これ、わかりますね。「いやー、よかったな!」みたいな高揚感もあるけどね。ライブの帰りとか、あと僕は高校生の時とか20代とか、演劇の帰りとかね、寂しかったね。非常にそれは寂しかったな。で、なんかその寂しさをね、すごい不安でしたね。なんか。何者でもない自分が何者である人たちの輝きを見て……。
もちろん楽しいんで、楽しく帰るんだけど。その帰り道、その楽しさがグラデーションで下がっていくのと同時に、不安がグーッと上がってくるっていう。何者かである人を見ていたところから、何者でないの自分がどんどん色濃くなっていくっていう感じが非常にして。
それで『らき☆すた』っていうアニメがあって。そのアニメの中でちょうどそういうシーンがあってですね。それで「ああ、これ、超わかる!」と思った記憶がありますね。あれはいい回でしたね、本当に。
星野さんがここで紹介しているらき☆すたは第15話「いきなりは変われない」という回で主人公の泉こなたが友人たちとライブを鑑賞したエピソードだと思われます。ものすごく見たかったライブを見た後の帰り道のなんだか切ない気持ちになってしまう感覚がたしかによく表現されていますねー。
らき☆すた 第15話「いきなりは変われない」
星野源さん、これまでもいろいろなところで『らき☆すた』については言及していて、20代の頃は『らき☆すた』のDVDを流しながらじゃないと寝れないという時期があったんだとか。いまだに『らき☆すた』話をしてくれる星野さん、やっぱり信頼できるお方ですね!