星野源『しゃべくり007』出演とギャルの魅力を語る

星野源『しゃべくり007』出演とギャルの魅力を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で『しゃべくり007』に出演した際の模様についてトーク。番組内で話していたギャルの魅力について詳しく話していました。

(星野源)昨日、日本テレビの『しゃべくり007』に出演しました。さあ、メールを読みます。神奈川県の方。「昨日の『しゃべくり007』、見ました。僕もギャルの女性、好きです。ギャルの女性って大ざっぱな感じがして意外としっかりしているところにキュンとします。ギャル最高!」というね。

次の方。「『しゃべくり007』、見ました。マツコさんばりのたっくりをしゃべくりメンバーに浴びせてからのセット破壊に爆笑しました。私生活でムシャクシャしていたのですが、源さんのセット破壊を見てこっちもすっきりしました。他の番組でも毎回登場の際にセットを破壊してほしいです。ご多忙とは思いますので、お体に気をつけてください」。ありがとうございます。

17歳、女子の方。「『しゃべくり007』、リアタイと録画、両方しました。予告を見たという友達からは『なにしてんの、この人と思った』と言われました。私は源さんが物静かというイメージはこのラジオによってぶち壊されたので、『しゃべくり007』によって世の中の源さんに対するイメージが変わるのがなんだか新鮮でした。そして源さん、私だってにこるんさんと同じようにお風呂を出てすぐに乾燥ボタンを押しますよ!(何のアピール?)」っていうね。ありがとうございます。

そうそう。最近、「言うことが多すぎる」っていうのはちょっとあるんですけど。そのどん兵衛の試写会の時に思ったんですが、適当なことというかフリートークをずっとしていて。あれも台本がないですから。それが楽しくて。「そういえば、この番組であんまり最近、フリートークをしていないな」って思って。まあ、ここの部分はフリートークなんですけど、でも宣伝のこととか、感想とか、「ありがとう」っていう話をしているとどうしてもやっぱり「フリー」っていう話はなかなかできないなと思ったので。フリートークをしていこうって思っているんですけども。

もうこれ、フリートークみたいなことにしちゃいましょう。ギャル(笑)。ギャルについて。僕はその『しゃべくり007』に出ている時に話したことっていうのは、あの時には言語化をできていなかったんですよ。で、あれから「俺は言語化できていなかった」とすごく深く反省をして、それで考えたんです。「なにがいいんだろう?」って。そのきっかけとしてはにこるんさんが番組の中でお家紹介みたいな。「自分の家を紹介します」っていう中で、すごいきれいな部屋で。それでお風呂を番組の中で見せて、「いつもすぐに乾燥ボタンを押します」って言っていたのを見た時に、なんかキュンとしたんですよ。グッときたんです。

で、「なんでだろう?」って思って。そこから、そのギャルの人が非常に気になるようになって。その時点では言語化できていないんです。「なんで僕はこんなにみちょぱさんのことが気になるんだろう?」って。それでにこるんさんもそうだし。でもなんかね、いろいろと自分の中でまとまってきたんですけども。やっぱりギャルの人と、たとえばなにかのゲストに出た時とか。バラエティ……僕は少なかったですけども、たまにそういう人とかと一緒になったり。あとは友達から話を聞いたりとか。

あとは飲み屋さん、バーとかでみんなで飲んでいる時にそこにいるギャルの人とちょっと話したりする時があるわけですよ。話に入ってきたりとかして。で、そういう人と話すと、なんか「すごいしっかりしている」っていうイメージがあったの。で、「やっぱりギャルの人ってしっかりしている人が多いな」って。で、テレビとかそういうところではいわゆる「おバカキャラ」みたいになることが多いじゃないですか。でも、その中でやっぱりみなさん、すごくしっかりされていて。

すごくしっかりしている人が多い

ギャルの世界ってやっぱり友達とか仲間がすごく大事だったりするじゃないですか。で、後は結構家族のことをすごく大事にしていたりとか。あと上下関係がすごいはっきりとしていて、先輩は先輩。先輩を立てる。後輩に対しては先輩から教わったことを説くみたいな。そういう感じで非常にしっかりした人が多いなって漠然とした印象があった中でそのにこるんさんの番組を見て。「カビが生えないように乾燥ボタンを押す」っていう。それがたぶんカチッと確信に変わった瞬間なんだと思うんだよね。漠然と感じていた「なんかしっかりしている」みたいなのが。

で、それを見た時に「あ、やっぱりそうなんだ」って。まあギャルの人っていろんな種類の方がいますけども。いろんな方向のギャルの人っているじゃないですか。原宿系もいれば、渋谷系もいれば、ガングロ系もいれば。まあガングロ系の人は僕、あんまりよくわからないというか、知らないんですけども。あまり会ったことがないから。だから「ああ、しっかりしている人がいる。やっぱりそうなんだな」って思ったの。

あと思うのは、肌をしっかり露出したりとか、体のラインがしっかり見える服を着ている人も多いじゃないですか。で、僕はその「私の見せたい良いところはここです!」って言っている感じがすごい好きなんですよ。なんか隠していて、「よかったらこれをはいでみませんか」みたいな感じじゃないというか。よく、たとえばミニスカをはいているような人に対して「なんで男に対してそういうのをやっているのに隠すんだ?」みたいなことを言う人もいるけど、そもそもそれって男に対してやっているわけじゃないじゃないですか。

でも、かといって女の人とか自分のためだけにやっているというよりかは、全方位に向けて「私はここが素敵です!」って言っていることが僕は気持ちよくて好きなんですよ。で、かつ、しっかりしているみたいな。で、先日、非常に遊び人の知り合いができまして(笑)。「1日に1回、ナンパをする」っていう人にたまたま会って。飲み的なところで。「ああ、そうなんですか。1日に1回ですか? すごいですね!」みたいな。で、「1日に1回、電話番号を交換しないと気がすまないんですよ」「すごいっすね!」みたいな。

その人に、そのギャルの話をしたら「ああ、源さん。それは本当に合っています。ギャルの人は本当に固いです。全然うまくいかないです」っていう。それでまた確信が強まって。あ、寺ちゃんもいま、嬉しそうですけども(笑)。

(寺坂直毅)いやいや……(笑)。

(星野源)フフフ(笑)。いや、そういうので言語化できなかったなっていうのを非常に後悔していて。でも、「漠然と好き」みたいにはなっていましたね。すいません(笑)。そう。あとだから久しぶりにバラエティに出てすごく思ったのは、やっぱりバラエティ番組って強調をしますよね。たとえば高速紙芝居のAC部っていう人に出てもらって。すごい好きなんですけども。『ポプテピピック』っていうアニメで最初に見て。「これ、すげえな!」って思って。

その中で、「いまいちばん会いたい人」みたいな。どうしてもなるじゃない? で、この番組というか、僕のファンだけに伝わればいいことなんですけども。一応リテラシーとしてなんとなく思っていてほしいのは、大抵そういうのが出ている時……僕の場合ですけども、「普通に会いたい人」なんです。なんて言うのかな?(笑)。「いちばん会いたい人」っていうよりかは、普通に会いたい人を3つぐらい候補を出して。その中でスケジュールが合った人たちなんですね。だから、ぬーぼーで驚いていたのはいくつか挙げていた中のひとつでぬーぼーも出していて。それで「あっ、これ、できるんだ!」ってなってすごくテンションが上ったんだけど。やっぱりもう作っていないお菓子だから。

バラエティは強調をする

で、そういう中で、やっぱりどうしてもそういう風に強調をされるんですよ。あとは宣伝の中で僕が「ギャルの人が好きなんです」っていうのとか。あとは「星野源の危ない本性」みたいな。でも、それは本番を見れば「ああ、こういうことでセットを壊したいんだな」って思うけど、あれだけだと本当にヤバい人として……(笑)。あとは、いわゆる「星野源のドラマとかのイメージとは全然違いますよ!」っていうことをアピールして、見ている人に喜んでもらおうっていうことだと思うんで。

だから僕のファンの人たちには、そういう宣伝とか、あとはもう1個、1周回って知らない話とか。僕の「学校に行けなかった話を告白」みたいになっているけど、あれは全然メインじゃないんです。他の人のそういう話に付随して僕がしゃべって。ああいう風になると、あれをしゃべりに行ったみたいになるじゃない? でも全然そうじゃなくて、全然違うコーナー。僕のやりたいことが別にあって。それもすごく面白くて、番組としてはすっごい最高に楽しかったんですよ。

なので、「強調をしてすごくがんばって宣伝をしようとしてくれている」っていうことだと思うんですね。それをなんとなくわかっておいてもらいたいなっていうことは、バラエティに久しぶりに出て思いました。それは世間の人みんなにわかってもらいたいっていうよりかは、なんとなくファンの人だけに伝わればいいかなって。やっぱりどうしても「いちばん」っていう風になるとさ、ファンの人たちも「私もそうありたい」みたいな風に思ったりもするじゃない? だから、なんかそれを矯正するのはあまり好きじゃなくて。

あとはそのAC部の人たちに終わった後に挨拶をしたんだけども、すごいいい人たちで。しかも共通の知り合いがいて。すごい意外と近い人たちだったみたいな。すごいいい人たちでした。そういう感じでバラエティ、これからも出ますけども。楽しくなかった場所は1個もなかったですね。すごい楽しかったです。あ、岡村さんの番組とかも発表されたね。『過ぎるTV』も超面白かった(笑)。

あれもそうですよ。その、AVの話とかをしているんですけども、本当に付随して話しているんで。でも、それを強調すると面白いっていうことだと思うので。それはなんとなく頭の片隅に置いておいてもらうとより、面白くフラットに見れるのではないかと思っております。これからもたくさんテレビ番組に出ますので。『ぴったんこカン・カン』とかね、面白いですよ。『おしゃれイズム』も出ますよ。そんな感じでぜひ、これからも星野源のバラエティをよろしくお願いします!(笑)。

(中略)

(星野源)そうだ。さっきしゃべるのを忘れていた。『しゃべくり007』でアンパンマンを僕、書いたんですよ。絵心がないみたいな感じで。で……(笑)。実はもう1個、書いていて。そらジローを書いたんですよ。で、アンパンマンが怖いってなって。「アンパンさん」って言われちゃって。それ、すっげー面白いなって思ったんだけど(笑)。

星野源のアンパンマン

そらジローの方はもっと悲鳴が上がっていて。たぶんね、怖すぎて流せなかったんだと思う……(笑)。あれ、そらジローもどこかで出してほしいわー。結構個人的には自信作だったんですけども(笑)。そらジローが頭に全然浮かばなくって。どんなんだったっけ?ってなって。

漠然と書いたんですけども……悲鳴がすごかったですね。あれは。あと、そうそう。宣伝のことで言うと、『ぴったんこカンカン』でこの間、5分ぐらい流れたんですよ。僕が出るって。で、本当は今週だけ流れる予定だったんですけど、いいのがたくさん撮れたからって7分ぐらいかな? なんかながしてくれたんですって。で、いわゆるこっちでそれ、Twitterとかで告知をしなかったんですよ。なぜかっていうと、7分ぐらいで「星野源が出ます」っていうとやっぱり、今回はスペシャルだったんで2時間、見なきゃいけないじゃないですか。

それでいわゆる暗黙の了解で「○時×分から○分間出ます」みたいなことは言えないんですよ。ああいう宣伝って。それで2時間見てもらうのは申し訳ないんで、告知しませんでした。なので、そういう理由があると思ってください。で、こっちから宣伝しないものに関しては、何らかの理由があるんだなって思ってもらえれば。で、あと世間的に宣伝が出ているのに、なんでこっちでは出ないんだろう? みたいなの、あると思うんですけども。もちろん宣伝のタイミング、合わせたいと思っているんですけども、急に向こうで出ちゃったりっていうことがすごく、テレビの宣伝って多いんですね。

「えっ、ああ、もう出ちゃったんですか?」みたいな。「一緒に出しましょうね」っていう話をしていても、なんか部署が違うのか勝手に出てしまうみたいなことがめちゃくちゃ多くて。なので、星野源のオフィシャルTwitterとかで出ない。「なんで出ないの?」っていうのはちゃんと、こっちの人たちは考えてやってくれているので。まあ、本当のミスみたいなことももしかしたらあるかもしれないですけども。ほとんどの場合は考えてくれているので、そこを考えてくれるとやってくれているみんなもすごく気持ちいいと思いますので。ぜひそのように思っていただければと思います。

(中略)

(星野源)ええとね、ちょっとギャルのメールが来ているので1通、読みたいと思います。愛知県の方。「ギャルはしっかりしている人が多い。すごくわかります。私の旦那は元ギャル男だけど、ギャルだからって悪いように見られたくないからとにかくちゃんとお礼を言うし、子供からお年寄り、女性、男性、動物、虫、国籍を問わず優しいです」(笑)。「虫」って……虫が入っているの、いいね。

「……先日、私と3歳の娘が電車に乗った時、満員電車で娘に席を譲ってくださったのもギャルのお姉さん2人でした。『ありがとうございます』とお礼を言うと、娘のつけていたヘアゴムや服を『これ、かわいいね。似合っている』と褒めてくれて、娘を笑顔にさせてくれました」。わかる! この感じ、わかるぅ~~~! すげーわかる、この良さ! わかるわー! 「……ギャルは優しい人が多い。私もギャルが大好きです」。うわっ、すっげーわかる!

なんて言えばいいんだろうね? あのさ、森泉さんの話を『しゃべくり007』でもしたけども。やっぱりどうしても森泉さんって「ズケズケ言う」みたいなキャラクターにテレビだとどうしてもなるじゃない? まあ、そういうキャラクターの方が面白いキャラクターになるし、突っ込みやすいし。でもさ、そういう距離とかはしっかりしつつも、いいところを……「あ、これすげーかわいいじゃん。いいね」って言ってくれるのってすごい嬉しいじゃん?

理想的なコミュニケーションの取り方

なんかそのコミュニケーションの取り方ってすごく理想だなって思うんですよね。しかも、席を譲ってっていうのもすごいね。それ、すごい理想的だね。……好きですっ! フフフ(笑)。好きになりました。ねえ。これだよ。だから外見とかじゃないんだよね。だからその、そこなんだよなー。いやー、素晴らしい。いいメールをありがとう。これはちょっとグッと来たんで、ねぶり棒を差し上げます。

星野源 ラジオ番組新グッズ「ねぶり棒」への反響を語る
星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で番組の新ノベルティグッズ「ねぶり棒」に対する反響について話していました。

というか、最近思うんだけども。メールを読んでいる時に夢中になっているから、ねぶり棒って思っていても、それぐらい興奮しているんだけども、次に行っちゃう時っていうのがあるんで。番組が終わった後にねぶり棒だけ、「これはねぶり棒で」ってたまにやったりするので。たまにそういうことがあると思っていてください。

<書き起こしおわり>

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