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星野源 ブレネー・ブラウンから受けた影響を語る

星野源 ブレネー・ブラウンから受けた影響を語る 星野源のオールナイトニッポン
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星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で雑誌『MUSICA』で受けたインタビューやブレネー・ブラウンさんの研究から受けた影響について話していました。

(星野源)そして『MUSICA』という雑誌が発売中でございます。メール、すごい来てます。すごいインタビュー、好評ですね。僕もインタビューしながら「ああ、話が面白いなあ」と思って。自分が思ってるけど言語化できていなかったようなこととかもちょこちょこと話せたりとか。あとは思っていたけども話さなかったこととか。なんかそういうこととかもいろいろ話せたので、よかったですね。メール、読みます。神奈川県の方。「『MUSICA』、手に入れました。読み応え、もう最高です」。たしかに、めちゃくちゃ長いインタビューをやったからね。

「……ブレネー・ブラウンの研究から影響を受けているというお話がとても面白かったです。自分にとっても『まさにこれだ』という内容でストンと腹に落ちました。彼女の講演をいくつか見て、本当の強さや勇気があるからこそ源さんは無防備で自然体なんだろうなと改めて感じました。何度も読みます」という。ありがとうございます。

そうですね。ブレネー・ブラウンは本当に影響を受けていますね。まあ、ちょっと詳しくは調べてみてくださいっていう感じなんですけども。今日はほら、箱番組が3つあるから。ねえ。そっちが本番だから(笑)。でも、その方の研究で恥とか、人が幸せを感じれるように……幸福感を感じるとか、そういうものを感じないとか。そういうものを研究してる方なんですけど。その人の講演がすごく面白くて。

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ブレネー・ブラウン:傷つく心の力

で、やっぱり強くなりたいし、ハッピーに生きたいわけじゃないですか。そういう風にするためにはどうすればいいのか? 強くあるにはどうしたらいいのか?っていうのを研究していったら、本当に絶望的な答えにぶち当たったという。で、それの答えが……本当に何度も何度も研究して突き詰めた答えは、「無防備になること」。それはなぜかというと、たとえば嫌なこととか、苦しいこととか、そういうものがあった時に、やっぱり人は自然とそれをブロックしようとする。辛いから。

でも長年の研究でわかったことは、人間はひとつだけ、ある特定の感情だけをブロックすることはできない。たとえば悲しいことがあったら「悲しさ」だけをブロックすることができないんです。で、それをすると「嬉しい」とか「楽しい」っていう感情も同時にブロックしてしまう。だから「楽しさ」とか「嬉しさ」を感じるためには「悲しさ」や「苦しさ」を感じないといけないという。だから……「悲しみを感じないようにするにはどうしたらいいんですか?」っていうのの答えは「悲しみを感じてください」という。それしかないっていう。

でもその分、楽しさを感じるようにしてくださいという。だから「楽しく生きるためにはどうすればいいんですか?」っていうのは、「悲しさを感じてください」っていう、そういう答えになるんですっていうのを見てすごく「それだ!」って思って。だから自分はそういう悲しさとか苦しみみたいなのを自分で感じることも多いけど。たとえばニュースとか、本当に人のこととか、そういうことでもがっつり食らってしまうタイプなので。だからそういうことでよく落ち込んでたんですね。

で、それが「自分が子供なんじゃないか?」とか。テレビのニュースでイライラしたりとか。「なんでこんなことが起こるんだろう?」って思ったりとか。で、「そうなるのは自分が子供だからなんじゃないか?」とか「自分の感情が抑えられていないんじゃないか?」っていう風に思っていたけども、そうじゃなくていまの世の中は本当に大変な世の中で、そういうことが日常的に……怖いこととか悲しいことがいっぱい起きて。

そういう社会の中の仕組みとして、たとえば今日、「明日からあなたはクビです」とかそういうことを言わなきゃいけないし、言われなきゃいけないような。それが普通に行われるような社会なので、悲しさみたいなものは感じて当たり前で。すごく普通なことなんだと。なので、喜びも悲しみも同じ質量というか。それはどっちも感じていいんだっていう。だから「悲しさとかをたくさん感じてるから、なんか自分は子供なんじゃないか。大人じゃないんじゃないか。精神的に未熟なんじゃないか」って思うんじゃなくて、それが当たり前っていう風に……それを見た時に本当に救われた感じがして。

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「ああ、これでいいんだ」と救われた

「ああ、これでいいんだ。ということは、すなわち僕は喜びをたくさん感じれるんだ!」っていう。たしかに、嬉しい時は「うひょーっ!」みたいになるから(笑)。「ああ、これでいいんだ」っていうのはすごく嬉しかったです。だからその『Same Thing』っていう曲の歌詞の根本はそういうところにすごく影響を受けていて。「愛もファック(くそったれ)も同じだよ」っていうのはその「どっちもある」っていうことで。だからそういうことを『MUSICA』で話せたりしたんですよ。なのでね、そうそう。ブレネー・ブラウン、みなさんもよかったらチェックしてみてください。

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大阪の女性、41歳の方。「『MUSICA』、読みました。すごく深い内容で何回も何回も読みました。その中でも特に印象的だったのは『Same Thing』はリリースする予定がなかったというところです。『Same Thing』のEPが出てから毎日聞いていて、体にこの曲を染み込ませています。最初は英語の歌詞っていうだけで日本語に比べてイメージのわきにくさがありました。

でもミュージックビデオで日本語訳が字幕で流れたり、今回は収録曲も含めてビデオが2つのもあるので、その映像を見ながら音楽を聞くことで曲の素晴らしさがますます伝わってきました。源さんがリリースをしない選択をしていても、私が源さんのファンであることに変わりはない自信がありますが、でもこのリリースはファンのことも思ってくれての選択だったと感じました。改めて素敵な作品をありがとうございます。源さんがこの曲をリリースしていなかったらここまで聞き込むことはしなかったかもしれません」。ああ、ありがとうございます。嬉しいですね。

そうですね。「そういえば言ってなかったわ」って思って。『MUSICA』の時に話して「そういえば、言ってなかったわ」って思ったんだけども。もともと『Same Thing』のこの4曲って売らないつもりだったんですよ。「ミックステープ」っていう文化がありまして。売らない、値段をつけないで無料公開みたいな形なんですけど。昔は本当にカセットテープですよね。それを配って自分の知名度を上げたり、逆にそれをやることによって名作が生まれたりみたいなことがあったんですけど。

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「ミックステープ」という文化

で、いまはそれがサブスクリプション……AppleMusicとかね、SpotifyとかYouTubeとか、そういうところで公開して。CDをとかあとはダウンロードでお金を取らないで、そういうところだけで発表する。あとはタダでも聞けるようにするみたいな、そういう文化があるんですよね。で、「ああ、それをやったらすごく面白そう!」っていう。なんでか?っていうと、自分の音楽がいろんな……それも『MUSICA』を読んでもらえたらいちばんいいので。それは読んでください(笑)。

なので、いろいろとドームツアーも終えて、「次に何しよう?」ってなった時に、いつもだったらなんかもうなにかひとつを終えるごとに次のアイデアが浮かんでるんですよね。「もうこれをやろう」って決まってるんですけど。もうあまりにも、いろんな達成で。それがなにも思いつかなかったんですよね。「だったらこれはもうしばらく休もう。1年ぐらい音楽やらないっていうのもありかな?」なんて思っていたんですけども。その「コラボレーションをする」とか、いままでやってなかったことにふと気付いた時に……しかも「これ、売らないでやるのも面白いな」っていう。

なんでかって言うと、いままで日本の音楽のビジネスのサイクルの中で一切、自分のモチベーションとか音楽への愛というか。「音楽、大好きなんだよね!」っていうその小学生、中学生の頃から続いてるものみたいなもの。「音楽、面白いんだよな!」みたいな気持ちを一切絶やさずにアイデアを持って表現していくっていうのを必死にやってきたわけですけど。そういうたくさんの荷物を背負ってずっと山を登っていたみたいな、そこの頂上に行ってちゃんと荷物をその頂上にポンと置けたみたいな。なんかそういう形があったので。

ひとつやりきったものがすごくあって。で、次に何しよう?ってなった時に、もうそのビジネスサイクルじゃなくて、ただ音楽をやるっていうことをやりたいなって。なので本当に中学生の部活で「自分でオリジナルを作ってみたんだけど?」「おっ、なんだよ。やってみなよ?」みたいなのでやってみて。「おお、なんかいいじゃん!」みたいに言われて「うひょーっ!」ってなっているみたいな。なんかあの感じというか、そういうのをやれないかな?って思って。

で、その本当に日本も海外も垣根もなく、知り合って友達で「なんか一緒にやろうよ」って自然発生的に生まれたもので。本当に売る予定なく、いつリリースするとかも全然決めずにただ作ったんですよね。だから「売れなきゃ」とか「テレビでかかることとかを考えなきゃ」とかじゃなくて、本当にただ「最高だね! これ、めちゃくちゃいいね!」みたいなところだけで作った4曲なんですよね。

なんかそれで……ただ、そうなんですけど、完成していくたびに「あまりにもいいな!」っていう。「あまりにもいいぞ、これは!」っていう。それでいちばん最初は全部自費でやろうとしたんです。自分のお金でやって。で、そのミックステープとして出そうとしたんだけど、あまりにも日本にそのミックステープの文化が根づいていなくて。たたの無料楽曲みたいになっちゃうのがあまりにも伝わらないっていうか。ちょっとそれは難しいなって思ったのと、あとは「手に入れる」っていう。ダウンロードっていうのは自分のものになるっていうことですから。

サブスクリプションではいくら聞けても自分のものにはならないですから。だから「自分のものにできるよ」っていう、なんかその選択肢をわざわざなくすという行為なので。ミックステープという行為は。で、いまは僕はレコード会社にもしっかり所属してますし、音源が出せないようなタイプの人間ではなく、しっかり音源が出せるし。「最近デビューしました!」っていうことでもないので。「無料楽曲でのし上がらなきゃ」っていうことでもない。

だから、ちゃんとそういう選択肢を加えた方がいいよね。わざわざ閉じる必要なないよねっていうことで、やっぱり売ろうよっていう。そういう経緯なんですよね。なので、そういう経緯だということを『MUSICA』のインタビューで思い出したっていう(笑)。「そういえば、そうだったな」っていう。だから、そういう話もしております。なのでぜひ、面白いと思います。『MUSICA』。みなさん、読んでみてください。インタビュワーの有泉さん、本当に僕のことをすごい前から見てくれていて。僕が暗い歌しか作れない時からずっと応援してくれていた方なんで、いろいろとしゃべれたのかもしれないですね。

<書き起こしおわり>

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