渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でJ・コール率いるDreamvilleのレーベルコンピレーションアルバム『Revenge of the Dreamers III』を紹介していました。
(渡辺志保)今日のオープニングチューン、お届けしましょう。週末こればっかり聞いてたっていう方、多かったんじゃないでしょうか? 待ちに待ったニューアルバム……まあ制作自体はかなり前から報じられておりましたけれども。Dreamvilleの連中が『Revenge of the Dreamers III』を見事にリリースしてくださいました。
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で、言ってみればレーベルコンピなんだよね。レーベルコンピなんだけど、すごいたくさんゲストの方がいらっしゃいまして。前も『INSIDE OUT』ではここから『Down Bad』って曲をかけた時に説明しましたけど。J・コールと仲間たちがアトランタのスタジオをがっつり貸し切って。総勢100名以上のアーティストがそこに集って。
だからDreamvilleの連中もいれば、Dreamvilleじゃない人たちもウワーッと集まって。ヴィンス・ステイプルズが来たり、DJキャレドが来たり、リュダクリスが来たりとか。そういった状況で制作をして。もう100曲以上ができたという風に語ってましたよね。そんなこんなで出来上がったのが全部で18曲入りのコンピレーションアルバムということで。なのでDreamville以外のメンツもたくさん参加していて、私は結構そこにしびれました。
Dreamville以外のメンツも多数参加
しかもさ、Key!とかさ、あとはReese Laflareとかね、もうアトランタのマジでストリートの人たちもたくさん参加して。ヤング・ヌーディとかはなんかわかるけどさ。そのKey!とかReese LaflareとかMaxo Kreamとか、そのへんが参加するとなかなか濃いなという感じがします。で、そういう組み合わせがね、「私はこの曲の組み合わせがいちばん好き」って……「私は『Costa Rica』の組み合わせがいちばん好き!」とかね、あとは「『Wells Fargo』のみんなのフロウとビートが好き!」とかいろんな聞き方ができると思うんですよ。
で、今日はどの曲をかけようかすごいすごい悩んだんだけど、まずね、18曲目。最後の『Sacrifices』っていう曲がありましてね。これはJ・コール、スミノ、サバ、そしてアースギャングが参加してるんだけど、これまたJ・コールのリリックが本当に最高なの。で、奥さんにね、「自分が愛すべき家族を与えてくれてありがとう」って謝辞を述べて。「俺らには子供がいる。そして2番目の子供もOn the Way(She gave me the gift of my son, and plus we got one on the way)」っていうことで。いまね、すくすくと奥さんのお腹の中で育っているよっていうようなリリックがありまして。もうそういうところにもすごいキュン! みたいな感じで来るんですけども。
今日、ここ『INSIDE OUT』でかけたいのは1曲目、『Under the Sun feat. J.Cole, Lute and DaBaby』です。LuteっていうのはDreamvilleの新鋭ラッパーなんですけども、J・コールもLuteもダベイビーもノールカロライナ出身。同じ地元で。この『Under the Sunっていう曲なんですけど、クレジットされてないんだが、なんとフックのコーラスを担当しているのはあのケンドリック・ラマーということで。
わざわざケンドリックがアトランタまで来て、このビートに乗っかったそうですね。というわけで、ちょっと早速聞いてみてください。フックのケンドリックの声、わかると思います。では今日の1曲目、紹介しましょう。『Under the Sun feat. J.Cole, Lute and DaBaby』。
Dreamville『Under the Sun feat. J.Cole, Lute and DaBaby』
(渡辺志保)はい。お届けしましたのはDreamvilleのコンピレーションアルバム『Revenge of the Dreamers III』から『Under the Sun feat. J.Cole, Lute and DaBaby』でした。クレジットはされていないけど、コーラスがケンドリック・ラマーということですね。
<書き起こしおわり>