ハライチ澤部 2019年NBAファイナルを語る

ハライチ澤部 2019年NBAファイナルを語る ハライチのターン

ハライチの澤部さんがTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で2019年のNBAファイナルについて話していました。

(澤部佑)NBA、今シーズンも無事終了しまして。この時期になると、昨シーズンも私、話しましたかね? NBAの話を。アメリカのプロバスケットボールリーグ。僕は好きで小6ぐらいの頃から見ているんですけども。今年がまたすごくてね。トロント・ラプターズっていうチームが優勝したんだけど、初優勝なわけ。

(岩井勇気)へー。聞いたことないもんね。

(澤部佑)岩井さん、NBAで知っているチームはある?

(岩井勇気)ええと、なんとか……バッファロー吾郎ズみたいな(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ! それは違いますよ(笑)。『ダイナマイト関西』のチーム戦とかでしょう?(笑)。

(岩井勇気)Aさん率いる……とか(笑)。

(澤部佑)それは違うわ、ないわ(笑)。

(岩井勇気)なんだっけ? バッファローみたいなの、なかったっけ?

(澤部佑)シカゴ・ブルズみたいな?

(岩井勇気)ああ、シカゴ・ブルズね(笑)。牛のイメージだけあったわ。

(澤部佑)ジョーダンね。で、今年優勝したラプターズっていうチームは創設24年目ぐらいかな? 比較的新しいチーム。それで初優勝を果たした。しかもトロントっていうカナダをホームとしているチーム。

(岩井勇気)へー。アメリカじゃないの?

(澤部佑)そう。いま、1チームだけ。他は全部アメリカのチーム。それではじめてカナダにチャンピオンのトロフィーを持っていったという記念すべきシーズンというか。で、さらにその相手……NBAファイナルっていう決勝みたいなので戦った相手というのがゴールデンステート・ウォリアーズっていうチームで。強くて、去年と一昨年のチャンピオンで三連覇を目指していたの。

(岩井勇気)うんうん。

(澤部佑)その強い強いウォリアーズに初優勝を果たしたラプターズが勝ったという、結構すごいシーズンでさ。ただ、そのウォリアーズが決勝、NBAファイナルに行く前にカンファレンス/ファイナル……準決勝的な試合があって。さらにその前の準々決勝的な試合があるわけ。そこでウォリアーズのエースというか、いちばん点を取るケビン・デュラントという選手が怪我をしちゃったのよ。

(岩井勇気)あらっ! なるほど。

(澤部佑)もうだからSLAM DUNKで言うと流川がいないみたいな。

(岩井勇気)流川がいなかったらもうダメだね。

(澤部佑)そう。なかなかの状態。でも、その次の準決勝とかもウォリアーズは勝ち進んで、なんとか決勝に来たの。で、方やラプターズというチーム。そこも準々決勝の試合で……NBAのプレーオフって先に4勝したチームが勝ち上がるの。だから最大で7戦まで行くわけよ。3勝3敗でタイになると7戦まで行く可能性があるんだけど、その準々決勝がまさに3勝3敗で7戦目まで行って。で、最後の最後にカワイ・レナードっていう選手がブザービーター。試合終了と同時にシュートを打って……っていう。

(岩井勇気)ああ、知ってる。

(澤部佑)知ってるでしょう? SLAM DUNKの最後とかで。

(岩井勇気)もう打っちゃえばいいっていうやつでしょう? 笛が鳴り終わるまでにボールが手から離れちゃえば。それが入れば点になるんだよね。バスケットって。

(澤部佑)そう。カウントされる。で、カワイ・レナードという選手がシュートを放って、そのボールがリングに4回跳ねて。トーン、トーン……トントーン!ってなって、入ったの。もう、映画、漫画でもないような。

カワイ・レナードの劇的なブザービーター

(岩井勇気)へー! 30点ぐらいになるっていうこと?

(澤部佑)30点ぐらいになって。「なんだよ、これ! じゃあ最後の1本だけ決めればいいじゃねえか」って……おいっ!

(岩井勇気)フハハハハハハッ!

(澤部佑)そんなんじゃない!

(岩井勇気)いやいや、そこまでじゃないのよ。澤部さん、そこまでのは求めてないのよ(笑)。

(澤部佑)そんなに入んないのよ、点は!

(岩井勇気)そんな渾身のボケじゃないから(笑)。

(澤部佑)多くても3点。3ポイントだから違うんですよ。それが入って、もう劇的な勝利で。そのカワイ・レナードっていう人もすごい人で。これも漫画みたいな話だけど、16歳の時に父親を殺されているのよ。ギャングかなんか、犯人はわかっていないんだけど、銃で殺されていて。そこから、まああんまり笑わないみたいなキャラというか。そういう風に言われていて。全く、本当にすごい会心の勝利をしても。さすがにその時は「うわーっ!」ってなっていたけども、本当に普段は勝ってもあんまり笑わないみたいなキャラなんだけど。

(岩井勇気)へー。

(澤部佑)で、またその選手がそうやって活躍してっていうのもすごくて。で、勝ち上がったその2チームが決勝。それで私、澤部は楽天TVさんで1戦目、2戦目生中継のMCみたいなのをやらせてもらって。で、始まって。1戦目、2戦目もすごいいい試合なわけ。1戦目、2戦目、ラプターズというカナダのチームの方の会場で行われる。ラプターズがホームで、ウォリアーズがアウェー。そこではまず、1勝1敗だったのね。2戦を終えて。でも、ウォリアーズはアウェーで1勝している。敵地で。これは結構いいんじゃないか? ウォリアーズのペースになるんじゃないか? みたいな感じだったんだけど。

(岩井勇気)おお。

(澤部佑)でも、その2戦目で今度はウォリアーズのクレイ・トンプソンっていう、この選手も点も取れてディフェンスもできてすごいいい選手なんだけども。その選手がまた怪我をしちゃう。ケビン・デュラントっていう流川みたいな選手もいないし、クレイ・トンプソンっていうすごい選手もまた怪我でいなくなっちゃうの。2人いない。すごいこれは大変。

(岩井勇気)だいぶ穴だね。

ケビン・デュラントとクレイ・トンプソンが戦線離脱

(澤部佑)だから岩井、ジブリが好きでしょう? だから『天空の城ラピュタ』で言ったらラピュタと城が出てこないみたいな。

(岩井勇気)えっ?

(澤部佑)『天空の城ラピュタ』で言ったら、ラピュタと城がないみたいな。

(岩井勇気)「シータとパズー」じゃないの?

(澤部佑)違う。ラピュタと城(笑)。

(岩井勇気)フフフ、ラピュタとなに?

(澤部佑)いや、俺は知らないよ。俺、見ていないから(笑)。

(岩井勇気)あのさ、天空の城っていうのの名前がラピュタだからね。

(澤部佑)えっ?

(岩井勇気)天空の城の名前がラピュタだから、城とラピュタとは同じ1個なのよ。

(澤部佑)いやいや、ラピュタと城が……(笑)。

(岩井勇気)どういうことなの? 俺、わかんない。「シータとパズー」って言ってよ。

(澤部佑)いや、わかんないよ。見てないから(笑)。あ、ラピュタっていう人がいるんじゃないの?

(岩井勇気)違うよ。ラピュタっていう人はいないよ!(笑)。

(澤部佑)ラピュタっていう人がいると思っていたから。ラピュタと……あとはなに? 好きな作品。

(岩井勇気)ええと、『魔女の宅急便』。

(澤部佑)『魔女の宅急便』だったらもう魔女と宅急便がない。

(岩井勇気)それじゃあ、ただの街じゃねえかよ(笑)。

(澤部佑)フハハハハハハッ!

(岩井勇気)魔女も宅急便もないんだから。

(澤部佑)それぐらい、面白くないでしょう? 弱いでしょう、それだと?

(岩井勇気)「宅急便がない」ってどういうことなんだよ?(笑)。

(澤部佑)物を誰かに運ぶのも全部自分で運んでいって渡すっていうね。

(岩井勇気)「キキとジジ」じゃないのね?

(澤部佑)キキとジジではない。わかんないけども。それぐらい、とんでもないことなわけ。いないというのは。で、そんな中で3戦目以降も続いていくんだけども。3戦、4戦と今度はウォリアーズの方のホームなわけよ。だからウォリアーズ有利なんだよ。めちゃくちゃね。ただ、そこでウォリアーズのホームなのにラプターズが勝つわけ。で、一気に3勝1敗でラプターズが有利ということになるわけね。次にラプターズが勝てば……。

(岩井勇気)4勝っていうことだね。

(澤部佑)そう。それで優勝っていうところまで来るわけよ。で、5戦目で今度はその流川ぐらいすごいそのケビン・デュラントっていう選手が帰ってくるわけ。

(岩井勇気)うわあ! 上がるね。

(澤部佑)上がるでしょう? これでまた一気に逆転もあるんじゃないか?って言っていたら、そのデュラントっていう選手がまた怪我をしちゃうわけ。アキレス腱を断裂しちゃうの、その試合で。

(岩井勇気)ええっ? 結構なやつじゃん。

(澤部佑)最初、登場して3ポイントをバンバン決めて、結構点を取って。でも、第二クオーターぐらいで怪我をしちゃって、また出てこないみたいな。ただ、なんとかがんばってその試合はウォリアーズが勝つんだ。3勝2敗になるわけ。で、次の試合。めちゃくちゃ楽しみになってくるじゃん? ウォリアーズもまた怪我しちゃったけど、勢いがついている。ラプターズは次勝てば優勝。どうなるか? 次で決まるのか? 最終戦に行くのか?ってうい第6戦目。これが試合が日本時間で朝9時、10時ぐらいからなんだけど、生では俺、見れなかったの。仕事が重なっちゃって。

(岩井勇気)うん。

仕事で第6戦が生で見られない

(澤部佑)で、夜に見ようと思っていて。で、その日の仕事現場に行ったら、うちのマネージャーのイムタさん。

(岩井勇気)チーフマネージャーのね。

(澤部佑)そう。そのマネージャーさんがいきなり「見た? ファイナル、見た?」って。テンションが上がっているの。「いや、まだ見てないんですよ。だから、結果はちょっと……」って言ったんだけども。でも、「ファイナル見た?」ってもう、ダメじゃん?

(岩井勇気)フフフ(笑)。そのテンションでなんかわかっちゃうよね。

(澤部佑)わかっちゃうでしょ? 「うわっ、もう優勝してるじゃん、これは……」って。イムタさん、いままでそんな好きじゃなかったんだけど、今回のでなんかハマったらしくて。結構見ているっていうことで話しかけてきちゃって。「ファイナル、見た?」「いや、見てないっす」「ああ、ごめん。ああ」って。いや、もう……結果出てるっぽいじゃん?

(岩井勇気)遅いね。

(澤部佑)で、またちょっと空き時間に俺は俺でエゴサーチを癖でやっちゃうからさ。時間があったら。

(岩井勇気)日課なのね。

(澤部佑)癖でエゴサーチをしたらもうトレンドみたいなので「ラプターズ」って……。

(岩井勇気)フハハハハハハッ! ああ、勝ったわ(笑)。

(澤部佑)「うわっ! これはもう、ラプターズじゃん! いやいや、でも待て。ラプターズがなにか衝撃的な負け方をしたとか、そっちでなんかしらトレンドに入る可能性もあるな。待ってくれ!」って。で、今度は現場マネージャー、女性の大原が「NBAファイナルの結果、知ってますか? ご存知ですか?」って聞いてきて。「いやいや、知らない。まだ、これからだから」って言ったんだけども。「結果、ご存知ですか?」はもうNBAファイナル全体の結果じゃん。もう結果が出ているっていうことだから。「ああ、もう終わった……なに、このマネージャー?」って。

(岩井勇気)結果が出てるし、ちょっとびっくりする方じゃないと、それって言わないもんね。

(澤部佑)「ああ、もうヤバい」って。で、その日、家に帰って「はあ……まあ、そうだろうけども。でも、まだわからない。まだわからない!」って。それで楽天TVでさ、うちはプレステ4で楽天TVを見ているの。で、プレステで楽天をやったら、なんか7戦目の告知みたいなのが出ているわけ。「あれ? あれ、待てよ? まだ、続いているのか?」ってなって。ちょっと望みが出てきて。「よしよしよし!」って見始めたら、うちのWi-Fiの環境のせいなのか、めちゃくちゃ突っかかるわけ。

(岩井勇気)ああー、ロードがね。

(澤部佑)バスケでドリブル、ドリブル……止まって。ドリブル、ドリブル……止まって。シュート……止まって。外してリバウンド……止まって、みたいな。

(岩井勇気)初心者だ。初心者のバスケだ(笑)。

イライラする再生環境

(澤部佑)で、「うわっ!」って。すごいいい場面。「このシュートが決まったら流れがどうなる?」みたいなところでまた止まって。で、俺はもうイライライライラして。お前の「チェイ!」だよ。「ううんっ!」って俺、思いっきりそのプレステ4のコントローラーを、投げない。さすがに。俺は中学でコントローラーを投げるのをやめたから。

(岩井勇気)フハハハハハハッ! お前、投げそうだよね(笑)。

(澤部佑)そう。でもそれは中学で卒業したの。「うーん!」って思い切り握って。握って壊してやろうと思って(笑)。

(岩井勇気)ギュッと(笑)。

(澤部佑)で、「うーん!」ってやったら、めちゃくちゃ試合が進んでさ。グーン!って(笑)。

(岩井勇気)なんかを押しちゃったんだ(笑)。

(澤部佑)押しちゃってるの。どこか。で、全然笑わないカワイ・レナードが笑顔で優勝トロフィーを持って喜んでいるみたいなシーンが流れちゃってさ。ふざけんなよっ! でも、おめでとう!って(笑)。ラプターズを応援していたので、結果はよかったんですけども。

(岩井勇気)ああ、そうかそうか。

(澤部佑)ちょっとじたばたしてしまいましたけども。ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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