佐久間宣行と千鳥『キングちゃん』・大悟の収録遅刻事件を語る

佐久間宣行と千鳥『キングちゃん』・大悟の収録遅刻事件を語る 佐久間宣行のオールナイトニッポン0

千鳥のお二人がニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』に出演。佐久間さんとテレビ東京『キングちゃん』の収録に不倫中の現場を写真週刊誌に撮られた結果、遅刻してきた事件を振り返り。さらには数々の大悟さんのお酒やらかしについても話していまいた。

(佐久間宣行)だって『キングちゃん』、僕が始めたの2、3年前でしたっけ? 3年前の時点で「深夜でこういう枠ができたけど、MCは誰にします?」「千鳥にします」って言ったら一応、テレビ東京のまだ知らない人は「えっ、千鳥でやるの? えっ、劇団ひとりとかじゃないの?」っていう風な感じになったんだけど。

(ノブ)そうですよね。オードリーとかね。

(佐久間宣行)オードリーとかね。あの時だったら。でも、ゴッドタンがスタジオだから、ロケでやるお笑い番組をやりたいなって思った時に千鳥がいちばん向いていると思って声をかけたんですけども。

(ノブ)なるほど、なるほど。

(佐久間宣行)でも、いまとなってはね。

(ノブ)いや、あれは英断やな。「ええっ!」って言いましたもん。「やらせてくれるんや!」って。

(佐久間宣行)そうそう。だってあれの時、大悟さんがロケの1本目と2本目で間があって、その2本目のロケに1時間遅刻してきたことがあって……(笑)。

(ノブ)フフフ(笑)。

(大悟)その話、する?(笑)。

(ノブ)ありました。『キングちゃん』といえば……ですよね。

(佐久間宣行)『キングちゃん』といえば(笑)。

(大悟)テレビやからじっくりしゃべらんでいいけど、これの場合、じっくりしゃべらんといかん……(笑)。その1時間を。

(佐久間・ノブ)フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)あれはテレビ史に残る事件があったのよ。1本目、外でロケをやって面白かったです。3時間か4時間空いて、次が学校でロケをやります。で、1時間ぐらい大悟さんが全然現れない。で、どうしていたんでしたっけ?(笑)。

(大悟)その1時間は、ばっちり週刊誌に撮られて……(笑)。

(佐久間・ノブ)フハハハハハハッ!

(大悟)で、その人とモメながら、「でもワシも仕事やから。もう、遅れる!」言うてタクシーに乗せて。もう何時間かもわからん。あのタクシーに乗っている空間(笑)。

(佐久間宣行)それで、ロケ現場に記者と一緒に来たんですよ(笑)。

(ノブ)フハハハハハハッ! これはないっすよね(笑)。だから、もうオープニングを撮りだしていたんですよね。来ないから。

(佐久間宣行)ゲストのケツがあるから。

(大悟)だからもうオープニングも撮っているし、オープニングに入った時にその言い訳もすっげー迷ったんすよ。まだこれが週刊誌に出てもいないし。言ったら、テレビ上ではそれを言うことになるし……みたいな。いろんなのがグルグルグルグルしながら。ほんならまた、企画が……。

(佐久間宣行)「ハートブレイク王」っていう、傷ついた話をするという企画で(笑)。

(大悟)ぴったりのやつで(笑)。

(ノブ)ホンマっすね(笑)。

(大悟)で、これはしょうがないっていうことでそれを言って、オープニングを撮り終わった後に佐久間さんに僕が言ったんですよ。「編集で使うか使わんかは任せます」って。

(佐久間宣行)……全部使った(笑)。

(大悟)なんか増やしてなかった?

(佐久間宣行)増やしてないよ(笑)。

(大悟)ワシが言った以上になんかいろいろ……(笑)。

(佐久間宣行)編集で増えること、ないよ(笑)。

(大悟)なんかいろいろバレてたよ?(笑)。

(ノブ)いや、だからそうやな。運ですよね。

(佐久間宣行)だから麒麟・川島さんとかみんながいる中、「大悟、どうした? どうした?」って言ったら「いや、ちょっといま、撮られて。記者がそこまで来てる」ってトークを始めて。トークを始めたら、「今日、嫁の両親が来ている」って(笑)。

(大悟)それだけで大爆笑(笑)。

(ノブ)いや、あれはマジですごかったな。マジで運ですよね。そう思ったら。あの時期にあんな事件って全然笑えなかったですよ。芸能界の風潮でしたよね。

(佐久間宣行)笑えなかった。

(ノブ)でも、なんかあの登場とかあの企画とかがたまたまバチンとハマって。なんか、1人だけ、こいつだけアルカトラズから生還してますよね?

(佐久間宣行)そうそう(笑)。不倫のアルカトラズ刑務所から(笑)。

(大悟)「不倫」言うな(笑)。

不倫のアルカトラズ刑務所から生還

(ノブ)ショーン・コネリーの『ザ・ロック』ぐらいに1人だけ泳いで生還してきたっていう。

(佐久間宣行)そうなんですよ。ベッキーとかもなかなか戻ってこれなかったのに(笑)。

(大悟)意外と岸が近かったんですよ。泳いでみたら(笑)。

(ノブ)だから前世で相当徳を積んでいると思う。それがなんか……飲んで失敗とかもちょいちょいあるんですよ。ロケに駅集合なのに全然、15分ぐらい現れなくて。その時、待たしていた人っていうのがヒロミさんですよ。

(佐久間宣行)うーわ!

(大悟)しかも初ヒロミさん(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(ノブ)初ヒロミさん共演で、これからロケ車で出るっていう時に。ヒロミさんが1人でスタバで「なんだよ、この時間?」ってなっていて。で、俺は「すいません! いま、相方が……」みたいになっている時に、こいつが現れたんですけど。たまたま、真冬だったんすけど、マフラー巻いてニット帽かぶってダウンジャケットを着てズボンを履かずに着たんですよ(笑)。

(佐久間宣行)えっ、ちょっと待ってください? ええっ? 真冬でしょう?

(ノブ)品川駅のあそこのロータリーに真冬にズボンを履かず、パンツだけで来たんですよ。

(佐久間宣行)ボケじゃないっていうことですよね?

(大悟)ボケじゃないです。もうベロッベロで。

(佐久間・ノブ)フハハハハハハッ!

(大悟)でもね、さすがに普通に酔っ払って遅れたらヒロミさん、ブチ切れたと思うんですけど。やっぱりズボンを履かない人には……(笑)。

(ノブ)で、ヒロミさんがそれで笑ったんですよ。「なんだよ、こいつ! おめえ、面白えな、マジかよ!(笑)」みたいになってくれて。そこからロケの中でも「こいつ、バカだよ。こいつ、アホだよ。でも、こんなやつがいねえとな」みたいな感じで。

(佐久間宣行)へー!

(大悟)初タカさんも遅刻したよな(笑)。

(ノブ)そうだ! ホンマや!

(佐久間宣行)初ヒロミだけじゃなくて、初タカさんも!?

石橋貴明さんとの初絡みでも遅刻

(大悟)そん時はさすがにスタッフが「お前、5年前だったら死んどったぞ?」って。

(佐久間・ノブ)フハハハハハハッ!

(佐久間宣行)ええっ?

(ノブ)そうそう。そうですよ。そん時もわけわからん……。

(大悟)その時もギリギリ耐えたのが、千鳥がはじめて石橋貴明さんと仕事をするっていう日だったんですけど、その1週間前に僕だけAbemaかなんかでタカさんとちょっと絡んで。その日、朝までタカさんと飲んだんですよ。で、その飲みがあったから「お前、酒好きだな。お前、どうせ遅刻とかすんだろ?」みたいなノリがその時にあったんで、それでその初絡みの時に遅れていった時も「またお前、飲んでいたんだろ?」になったんですよ。

(佐久間宣行)へー! 奇跡!

(ノブ)奇跡なんすよ。本当。わけのわからん……その奇跡で「ワーッ!」って美談でいっていますけど、待っとる俺のことを考えろよ!

(佐久間・大悟)フハハハハハハッ!

(ノブ)激ギレするかもしれないヒロミさんの対面で「すいません! もう来ます! もう来ます!」って言っている……。

(大悟)いや、ホンマに行った時の、あのタカさんの前でもうガリッガリになってるんすよ。その1時間ぐらいで(笑)。ナイナイの矢部さんかな?って思って。ちょっと遠くから見たら。矢部さん待たせたのかな?って。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(ノブ)だいぶ細いやろ、矢部さんやったら。そらあ怖いっすよ。もうやっぱりね、コンビってこういうことがあるから。

(佐久間宣行)だってその「ハートブレイク王」の時だって光浦さんにケツがあって。光浦さんだけはまだ事情を知らないから「どうしたの? なにがあったの?」って。結構ピリピリしてましたよね?

(大悟)そうそう。なんでこんな押してるの?って。理由も浮気やし(笑)。

(佐久間宣行)「なんでMCに浮気で1時間待たされなきゃいけねえんだ?」って(笑)。

(ノブ)いや、マジでコイツは前世で特を積んでいるか、親が相当いいか。運がやっぱりね。

(佐久間宣行)そうですよね。いろんなものを切り抜けてきて。えっ、志村さんとなんで仲良くなったんすか? 仲良くなってからしか知らないのよ。

(大悟)でも志村さんはシンプルに番組に呼んでもらって。で、「お酒、好きらしいね。飲みに行こうか」からですね。普通に。

(佐久間宣行)ああ、そうなんですね。

志村けんさんにハマる

(ノブ)志村さんがネタ番組かなんかで僕らの「おぬし」っていうネタを見てくれて。で、鶴瓶師匠から僕と大悟に電話がかかってきて。「いまな、志村さんと年1回のボウリングの特番を撮っているんやけどな、ずーっとわけわからん『おぬし』って言うねん。全然関係ないところで『おぬし』って言ってくるから『なんですの? 志村さん』とか言っていたら『いま、面白いんだよ、千鳥が』って。そればっかりやるから、なんだこれは?」って言ってくれていて。そしたら、『だいじょうぶだあ』かな? 『バカ殿』に呼んでくれて……みたいな。そこから、なんか大悟を気に入って。

(大悟)それも、それこそ「おぬし」っていうネタが何回も「おぬし」っていうだけのボケなんですけども。結構マジなトーンで酒を飲んでいる時に「あのネタを見たけど、かぶすっていうのは難しいんだよな……」みたいな。急に本当のトーンがたまに現れるんですよ(笑)。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(ノブ)いやいや、ありがたいっすよね。

(大悟)「あれができるっていうことは、力があるんだよな」みたいな。

(佐久間宣行)ああ、なるほど。「かぶせることが漫才の中であんなに上手くできるのはコンビの力があるからだ」みたいな。

(ノブ)「おぬし」としか言わないネタなんで。

(佐久間宣行)そうですよね。あれ、劇団ひとりも大好きなネタだって言ってましたよ。

(ノブ)ああ、言ってくれてましたよね。

(佐久間宣行)ゴッドタンのお笑いのことを語るバーで。

(ノブ)語るバーでね。

(佐久間宣行)「どのネタ番組でも何回こすってもネタを楽しそうにやるから。それ、なんでできるんだろうね? 台本に書いたらあのネタ、絶対につまらないのに、やると面白いのはなんでなんだろう?」っていう話をしていて。

(大悟)台本に書いたら1ページもないですからね。あれ。

(ノブ)あれ、オンエアーを見ましたけど、酒が美味かった……。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(ノブ)あの企画はいいよ、佐久間さん。あれは気持ちいいっすね。夜中、飲みながら見て。どこかで飲んでいるであろう大悟にグラスを掲げましたからね。

(佐久間宣行)フハハハハハハッ!

(大悟)ダセえな(笑)。

(ノブ)「大悟、ひとりさんが褒めてくれてるよ!」って。

(大悟)そんなやつ、そのうちつぶれるぞ!(笑)。

<書き起こしおわり>

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