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ZEEBRAと☆Taku Takahashi WREPとblock.fm開局の意図を語る

ZEEBRAと☆Taku Takahashi WREPとblock.fm開局の意図を語る WREP
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☆Taku TakahashiさんがWREP『LUCHTIME BREAKS』に出演。ZEEBRAさん、渡辺志保さんとインターネットラジオ局であるblock.fmやWREPの開局の意図などについて話していました。

(渡辺志保)先ほど、タクさんからもご説明がありましたように、今週はblock.fmの『MASSIVE WEEK』ということで。今日はちょっとお邪魔しているわけなんですけれども。やっぱりリスナーとしても、あと私は本当にありがたいことに両局で番組をやらせて頂いているんですけど。そもそもなぜ、アーティストであるお二人が自分のオウンドメディア、しかもラジオを立ち上げたのか?っていう話をお伺いしたいなと思います。

(ZEEBRA)それはまあ、先にblock.fmさん……。

(☆Taku Takahashi)たぶんジブさんと近いところと、まあ近くないところもあるのかもしれないけど、単純なところでいうと、「なかったから」。ここはたぶん共通しているんじゃないかなって。

(ZEEBRA)うんうん。ねえ。それは間違いないでしょう。

(☆Taku Takahashi)アメリカとかだったら、そういうヒップホップ専門ラジオもあるし、あとダンスミュージックをプッシュする専門のチャンネルっていうのもイギリスにあったりするし。僕の場合はすごいBBC……イギリスのラジオ局で。そこですごいいろいろな新しい……いまよりもクラブでかかってるものがさらにもっと実験的な時代があったんですよ。エレクトロが生まれてきて……とか。

あとダンス、インディー・ロックとか、そういうのがいろいろと混ざってる時代で。で、面白いものがかかっている。それがイギリスでガンガンかかっている。しかも日本のアーティストも面白いアーティストがどんどん生まれてきている。でも、それが日本の民放はでかかんない。そうなると、じゃあもう自分らでやってみっかな? みたいなので始まりましたね。

(ZEEBRA)いや、やっぱりね、もう我々はそもそもたとえばはじめに洋楽から音楽にどっぷりハマッていったタイプだと思うんだけど。2人とも。やっぱりその「洋楽の新しいものとか、いいものをチェックするのは、ラジオだ」っていうのは基本中の基本だったじゃない? 昔は、まずは。ミックスだってラジオでミックスをやってて。それをそれこそニューヨークのラジオのミックスとかをテープに録ってもらったやつが送られてきて……とか。

(☆Taku Takahashi)友達に送ってもらったりとか、路上で売っているのを買っちゃったりもしたり。僕も、昔。

(ZEEBRA)そう。だからそういうのを……前もね、タクとも話したことがあったんだけど。タクのちょっと上の先輩のゴウシがさんざんニューヨークから送ってきれていたし。

(☆Taku Takahashi)うんうん(笑)。

(ZEEBRA)だからそういうので、「そこでかかってるこの曲はなんなんだ?」みたいな、そういう感じ。だからいちばん、なんて言うのかな? もちろん最近はMVとかもあるから、その音楽も聴感上だけじゃなくて、いろんなことでアピールできるとは思うんだけれども。そもそも音楽は聞くものだったじゃん? みたいな感じで。だからまずそれだけでどれだけ強いかっていう。

たとえば、お金のあるコンテンツだったらすげえお金をかけて超いいPVが作れたりするわけじゃない? でも、お金がない人はちょっとPVがボロいかもしれなくて。でも、曲自体はもしかしたらPVがボロい方がかっこよかったりする場合もあったりして。そのへんがやっぱり、ものすごくフラットに聞ける。そんなに印象かな?

(渡辺志保)うんうん。たしかにそうですね。でもそれで、「こういうメディアがないな」って思っても、「自分で作っちゃえ!」って作っちゃうっていうところがやっぱり、そこにタクさんのMore Than an Artistっていうか。ただのアーティストっていうだけではない、その責任感とか行動力を非常に感じます。

(☆Taku Takahashi)責任感はすごいあると思います。いまもあると思うんですけど。最初はでも、あれだったんですよ。「自分の番組を作る」っていう。局を作るっていうよりも、番組を作って。友達を呼んで、それをパイレーツで。完全にマイスペースで勝手に自分の名前も隠してやっていたのが始まりで。それでいろんなクリエーターの人たちと繋がっていって。で、「自分だけじゃダメだな」って思ったんですよね。

要は日本を変えるには。日本ってなんかすごいいい、すごい才能とか……それこそラッパーもいるし、シンガーもいるし、あとはクリエイター。トラックを作る人もいるし。いっぱいいい、素晴らしい世界で戦える才能がいるのに。それで言語の壁を越えて戦える人たちがいるのに、日本のレコードメーカーとか、頑張ってもなかなかうまくいかない。どうやってうまくやればいいのか、わからない。どうやってそういう曲を紹介するかわかんないっていうのを変える場合には、もうアーティストがいろいろと集まって。

みんな、かならずしも仲がいいのか悪いのかはわからないけど。でもそうやって同じ物が好きなんだから、一緒に集まってどんどんどんどん集合体としてやっていったら、それが本当にムーブメントになるんじゃないかな?って思って。でもその気持ちをみんなに伝えて始めたっていうのが当時の思い出ですね。

(渡辺志保)なるほど。でも、ZEEBRAさんも今年開局2周年を迎えたWREPですけども。まだ2年前ってフレッシュな記憶だと思うんですが、開局に至る経緯とか当時の思いっていうのはどういう感じでしたか?

(ZEEBRA)そうだな。俺も本当にだから全くさっきの話じゃないけど、まあ(日本にそういうものが)ないし。本当はあるべきだなと思ってたから……っていうところが、もうずっと、いちばん初めはね、たぶん15年前ぐらいに。

(☆Taku Takahashi)それこそ、WREPを始める前に、これは僕らの業界内で言われていたのは「ZEEBRAさんがラジオをやるよ」って結構前から聞いていたんですよね。しかも自分で番組をやっていたじゃないですか。

(ZEEBRA)ああ、Ustreamとかでね。

(☆Taku Takahashi)やっていたじゃないですか。

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ニューヨークのHot97の24時間ヒップホップ放送

(ZEEBRA)あれはなんか、そもそも24時間……それそこHot97が完全ヒップホップコントロールになった時。たぶん90年代後半だと思うんだけども。あの時にニューヨークに行って。「マジか!」って。ほら、時差があるわけじゃない? で、ちょっと早めに寝ちゃって、朝たまたま5時半か6時ぐらいに目が覚めたわけ。で、「Hot97は何がかかってんだろう?」ってパッとつけたら、『It Takes Two』がバリバリでかかっていて(笑)。

(渡辺志保)フフフ(笑)。

(ZEEBRA)もうすごくて。「マジかよ! これ、24時間ヒップホップなんじゃん!」って。

(渡辺志保)たしかに。もう朝の6時、7時にはモーニングショーが始まりますからね。ヒップホップの。

(ZEEBRA)そうそうそう! だからそれがやっぱりすげえなと思って。この感じって何だろう? たとえば、俺は海外にいると、その若い子たちはたとえば車に乗ったらラジオをつける。家に帰ってきたら、もしかしたらMTVをつける。BETをつける。みたいな、そういうの、あるじゃない? とにかく、日本で言うところのテレビの民放を普通にパッとつけるみたいな、あの感覚と同じような感じに。

(渡辺志保)まあ、生活にめちゃめちゃ馴染んだ存在なんですよね。

(ZEEBRA)そう。ラジオをつけるっていうことがすごいあって。で、あの感じを……その「戻ってくる場所」みたいな。あの感じがほしいなっていうのがまずはいちばんでっかくて。で、2000年の初めの頃かな? 2002年ぐらい、キングギドラをもう1回やった時ぐらいのタイミングの時に「とにかくそれが必要でしょ!」みたいな話をしてて。で、なんかその時に建築家の丹下さんがやってらっしゃる、日本デザイン会議とかなんとかっていう、年に1回、開催都市が変わっていろんなところでやるやつがあって。

で、その年がたまたま東京で開催で、国際フォーラムで。その時に中尊寺ゆつこさんが絡んでいて。で、中尊寺さんが「そこに都知事なんかも来たりするから、ちょっと行ってギドラにカマして来てほしい」って言われて。俺ら、ボードメンバーみたいな感じでそこに参加して(笑)。

(渡辺志保)すごい!

(ZEEBRA)当時、あの感じで(笑)。

(渡辺志保)ドゥーラグとか巻いちゃってね。

(☆Taku Takahashi)ちょっとその現場ではいかつい感じに見えますよね?

(ZEEBRA)完全にいかつい(笑)。ほんで、ただ結局、副都知事がその時はいらっしゃって。他にもいろいろとそういう方々がいる中で、「日本のカルチャーになにが必要か? やっぱりラジオはおかしい!」っていう。調べたら日本で普通に民放ラジオ局を作るには10億円近い資本金みたいなものを、しかも10年ぐらいキープできる資本力が必要だ、みたいな。なんかそういうのも聞いているし。とにかくほら、軍が結構FMのラジオの周波数をいっぱい持っているじゃない? それによって使える周波数の幅が狭くて。で、その干渉も避けるために、1つの都市で5個までしか作っちゃいけないとか。

(☆Taku Takahashi)アメリカとか、もう何チャンネルもありますよね。

(渡辺志保)もう無限にね。

(ZEEBRA)本当に0.2ずつぐらいでブワーッてあるじゃない? だから「ああいうのができないっていうその日本のルールがおかしいから変えてくれ!」って言ったら、その時に平沢勝栄さんがいて。最後、俺らがすげー言ったら……その時もケーダブが「これは郵政省からの……」とかってまた告発みたいな(笑)。

(☆Taku Takahashi)フハハハハハハッ!

(ZEEBRA)「これは○○だっ!」なんてやったら、最後に平沢さんが慌てて俺らのところに来て。「君たちね、これからはインターネットラジオをやりなさい!」って。「でも、家でネットがつながっているところでしか聞けないんだったら意味がなくて。外で聞けなきゃダメなんですよ!」って言ったら、「いや、もうちょっとで外でもインターネットがつながるようになるから! いまのうちに作っておいたら大丈夫だから!」みたいな感じで言われて。で、「えっ、そうなの?」ってなって。そうすると、今度はそれが気になるじゃないですか。

(渡辺志保)はい。

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平沢勝栄のアドバイス

(ZEEBRA)「インターネット、そんなに使えるようになるの?」って。「じゃあ、これはちょっとどこかに相談するしかねえな」ってことになって。たまたま知り合いのツテで、孫正義さんの弟さんが友達の友達で。そこをつなげてもらってご飯を食べに行ったのね。で、「実はこういうこと考えてて。そしたら平沢勝栄さんにこんなことを言われたんだけど……」って言ったら、「いや、いま本当にそれ、動いているんですよ」って言われて。「ああ、そうなんだ」って思っていたら、それが(携帯電話の)4Gなの。

(渡辺志保)ああ、いまのモバイルのインターネット回線の。

(ZEEBRA)そうそう。だからその頃から俺はとにかく「ああ、じゃあネットなのかな?」みたいな風にはだいぶ意識もなっていて。それでやっぱりまあ、この世の中は本当にYouTubeとかがもう完全に世の中をガッと変えていったし。サブスクでも本当に変わっていっているこの時代で、やっぱりネットだろうなというところに落ち着いたっていう感じかな。

(渡辺志保)ああ、なるほど。私も開局当時にいちばん課題だった点。いちばん大変だったところは何かな?ってお伺いしようと思ったんですけども。そういうだから、いままでのラジオの概念とか規制っていうものはやっぱりいちばん大きい課題でしたか?

(ZEEBRA)そうなんじゃないですか? 実際問題はね、まだまだのクリアしなきゃいけない課題がね、俺とかタクはわかっているところがいくつかあったりするけども。でも本当に、それもね、変わりつつあるっていう話も聞いてるし。なんかそういう兆しが見えてるいる。いろいろと権利の問題なんかもね。だからそのへんで、どんどんなっていけばいいんじゃないかなと思うし。やっぱり大切なのは、もう本当いまの時代、言うたらたとえばAbemaTVとかができたことで、テレビも随分と勢力図が変わってきたた気がするし。

(☆Taku Takahashi)ねえ。すごいですよね。

(ZEEBRA)だから民放とかインディペンデントとか、そこらへんのあれがもっと変わっていったらいいのになって。

(渡辺志保)うんうん。タクさん、block.fm開局の時にいちばんのハードルって何でしたか?

(☆Taku Takahashi)いちばんのハードル、なんだったろう? 金!

(渡辺志保)金。ああ、まあそりゃそうよね(笑)。資本金がね。さっきもZEEBRAさんが何億なんておっしゃってましたけども。

(☆Taku Takahashi)ずっとアーティストをやっていて。まあ、block.fmもいろんな人たちが参加してくれているひとつのアート作品のような感じ方を僕はしているんですね。その「発信をする」という意味で。でも、同時にやっぱり自分が個人でm-floっていうアーティストだったり、DJ ☆Taku Takahashiっていうアーティストをやっている中、その自分の活動をしてたら、そのままそのプロジェクトって回っていくんですよ。でも、初めてその改めて何かを持続させる、文化を持続させる、何か伝えたいもの、やりたいことをやる。そういったものを全て含めて、お金ってすごい大事なんだっていうのを……僕、もともとめちゃくちゃボンボンなんですよ。

(渡辺志保)ああ、フフフ(笑)。それはなんとなく……みたいな(笑)。

(☆Taku Takahashi)ボンボン育ち。

(渡辺志保)フフフ、ボンボン生まれ、ボンボン育ち(笑)。

(ZEEBRA)フフフ(笑)。

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お金ってすごく大事

(☆Taku Takahashi)ボンボン生まれ、ボンボン育ち、金持ちのやつはだいたい友達……みたいな(笑)。そんな中で育ちました。すごいめちゃくちゃ幸福なところで、親にもすごく愛情を注がれて育ってきました。なんですけど、そこで改めてそういう、自分が本当にやりたいことをするためにはお金っていうのがすごく、自分でちゃんとしっかり作っていかなきゃいけないっていうのを感じられたっていうか。

(ZEEBRA)いや、その通りですよ。

(渡辺志保)だって、使い道がちょっと違ってきますもんね。そのラジオ開局して運営していくことに関してはね。

(ZEEBRA)背に腹!(笑)。

(渡辺志保)アハハハハハハハッ!

(ZEEBRA)本当に。もうね、手を変え品を変え……(笑)。なんとかやっていくことなんだろうなって思うけども。そもそもでも、そういうのもね、どんどん変わっていくべきだと思うし。なんて言うのかな? 我々がだから他じゃできないことをとにかくやっていくこと。

(☆Taku Takahashi)本当、そうですよね。ジブさんもそうだし、常に日本がどれだけすごいいろいろと面白いことが起きれるか。そしてそれを求めている人たちが実際にいるし。そういう人たちもみんなもっと楽しめる、日本を変えていくっていうのがすごいいいライフワークですよね。

(ZEEBRA)間違いない。そういう意味で言ったら最近俺はDOMMUNEの炎上とかはもう「素晴らしい!」みたいな。

(渡辺志保)ああ、電気グルーヴさんのね、放送に坂上忍さんが。それで坂上忍さんの特集放送で返すという。

(ZEEBRA)あれはあれである意味、我々のやっているようなインディペンデントメディアっていうものが結構お茶の間にまで注目された瞬間でもあるなと思うし、どんどんみんなで結託をして、いろいろと進めていけたらなと思いますけどね。

(渡辺志保)はい。ありがとうございます。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/56540

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