☆Taku TakahashiさんがWREP『LUCHTIME BREAKS』に出演。ZEEBRAさん、渡辺志保さんとインターネットラジオ局であるblock.fmやWREPのコンテンツについて話していました。
#WREP にお邪魔しました〜!さすが、お二人のトークは濃くてずっと聞いていられる!というわけで、22時からの @blockfmjp #inside_out でも引き続き @zeebrathedaddy @takudj 両氏をお招きして生放送でクロストークをお届けします? pic.twitter.com/gfv8MBnX4c
— Shiho Watanabe (@shiho_wk) 2019年4月22日
(渡辺志保)今日、私も是非お二人に伺いたいなと思っていたのは、実際に開局されていま、もう8年目ですよね。block.fmに至っては。
(☆Taku Takahashi)8年目です。
(ZEEBRA)すごいよ!
(渡辺志保)本当そう。っていうか、私もずーっとヤナタケさんとね、開局当時から番組をやらせていただいて。恐ろしい! 気づいたら8年っていう感じなんですけども。お互い、メディアを開局されてリスナーからの手応えを感じるのはいったいどういう時ですか?
(ZEEBRA)どうですかね?
(☆Taku Takahashi)良い質問ですね。うーん。
(渡辺志保)他のメディアと違って、やっぱりリスナーの方と触れ合う場所が多いじゃないですか。
(☆Taku Takahashi)なんかね、こうやってTwitterでいろいろと書いてくれると嬉しいし、ツイートが多い時も嬉しいけど、やっぱり知らない場所とか、東京でもどこでもよくて。「block.fmを聞いてますよ」って直接言われる時は、やっぱりなんか僕らって仕事をしている以上、その人数ってすごく大事だし。少しでも多くの人に聞いてもらいたいし、もらわなきゃいけないし……っていうのはいろいろとあるんだけど。でも、1人の人間がそうやって「僕、block.fmのこの話を聞いてこうなったんですよ」とかっていうのを聞ける瞬間っていうのがいちばん嬉しい。
(ZEEBRA)間違いない。それは本当にその通りだと思う。もちろん、だからこうやってたとえばヘビーリスナーもいっぱいいて。で、毎回ね、ツイートしてくれるとか、そういう人たちに勇気づけられるのもものすごいデカいんだけども。それと同じぐらいに、普段はあんまりそういうことをツイートしたりとかしないんだけど、「聞いてますよ」みたいなのをポロッと言ってくれたりとか。
だからこの前、ここに来る途中のタクシーの運転手さんが「ZEEBRAさんですよね? お昼、聞いてます。いまからですか?」とかって。「そうそうそう。だから時間ないから急いで!」って(笑)。そういうのとか、すごい嬉しいじゃない? だからね、やっぱりどんどん、そういう風になればなるほど我々も、なんか自分たちがやってることがみんなの生活の中に密着してるんだな、根付いているだなって感じをさせられるし。そのためにやってるところがすごいあるから。本当に皆さん、よろしくお願いします。声かけてください。フフフ(笑)。
(渡辺志保)じゃあやはり、直にリスナーの方から直接「聞いてますよ」と言われるのがいちばんの活力でもあるっていう感じですかね?
(ZEEBRA)うん。やっぱりそうだと思うな。
(渡辺志保)ちなみに、まあこれからも、今後も5年目、10年目、20年目……と続けていくことを目指していくにあたって、自分が思う理想の番組とか、こういうコンテンツがもっとあったらいいなというのはお二人、それぞれありますか?
(☆Taku Takahashi)ああー。ZEEBRAさん、どういう風に……番組ってどうやって決まっていくんですか?
WREPの番組編成方針
(ZEEBRA)番組は、まあなんとなく枠をある程度……うちの場合なんか24時間、ある程度コンスタントにみたいなのが初めから、ラジオ局風みたいなことをやろうっていうのがあったから。なんか「○時から○時までは番組を入れる枠」っていうのを考えていて。で、そこにじゃあ誰に頼もうか?っていうのをこっちであれして。オファーをかけてうまくいった場合は……って。それでたとえばそこが抜けるとなると、「こういう番組が抜けるから、これに変わる番組としてどうだろうな?」みたいな。そういう感じで。
まあ、俺としては将来的にはもう少しアーティストの番組が減っていいのかなとは思っていて。なんていうのかな? アーティストはもちろんゲストでバンバン来てもらいたいけども、それだけじゃなくてWREPだけでももっと求心力のある局になってほしいなとは思ってるから。将来的にはね。ただまあ、いまのうちはやっぱり皆さんのそうやってお力を借りて。あと、やっぱりみんなもほら、日本のラジオとかってやっぱりそういうパーソナリティー・システムみたいな感じだと思うから。ここでで練習して、慣れてもらって。で、またJ-WAVEとかいろんなところに羽ばたいていってくれたら嬉しいなとも思うし。
(☆Taku Takahashi)いや、もうJ-WAVEを超えちゃいましょうよ(笑)。
(ZEEBRA)フハハハハハハッ!
(渡辺志保)逆にね、向こうからオファーが来るかもしれないですからね(笑)。
(☆Taku Takahashi)いまはね、もちろんJ-WAVEっていう歴史がある……僕らは「J-WAVEっていう生まれたてのFM局があってさ」っていう世代ですけども。でももう、めちゃくちゃすごい大ベテランじゃないですか。しかもいろいろな信頼も勝ち取ってるし。すごい日本の文化を作った、日本のポップカルチャーを変えた存在で、もちろんすごいっていうのはあると思うんですよ。でも、これからの時代って、それこそ(通信が)4Gから5Gになっていく。それで電波のスペースもいろいろ空いてくるとも思うし。
あとはメディアがコンテンツが作れる人たちがみんな同じ……いずれかは、同じ土俵で相撲ができる。もうすでにそれが始まっているんじゃないかなって思っていて。だから、老舗のそういうメディアとか、それはリスペクトはしつつも、やっぱり僕らとかそういう新しいものを作る人たちがどんどんどんどん、もっとすごいもの作って行くみたいな時代に徐々に徐々になってきていて。そこにすごい本気でガチで勝負していけば、いろいろなものが変わってくるんじゃないかなと思ったりしていて。
過剰コンプラ時代のコンテンツ
(ZEEBRA)うん。間違いない。やっぱりどうしてもね、いまってたとえばまあ、コンプラ時代。この世の中自体が。で、それはまあある種、当たり前で。もちろんスポンサーさんとかいろんなものがあったりして、できるだけ問題は無いに越したことがないのはそれは当たり前のことなんですよ。でも、それがやっぱり一般メディアがちょっと厳しくなりすぎてる状態もあるような気がちょっとするんで、そのへんをやっぱり我々はもう少しインディペンデントとして精査しつつ、フットワーク軽くやれることがより楽しいものを供給できる状況になるんじゃないかな?っていう気もしてるんで。
(☆Taku Takahashi)ちょっとみんなね、そのピリピリしたら社会に対して疲れを感じていて。「やっぱり面白いものを見たいじゃん」っていう人たちもすごい増えてきてると思うから。
(ZEEBRA)絶対にそうで。たとえば、フリースタイルダンジョン。あれはなんであんなものが……「あんなもの」って言ったら悪いけど、MCバトルが一般的になったかな?っていうところは俺は逆にそこだと思っていて。世の中がみんなもうギュウギュウになって、文句とかが言えないようなやつがみんな、あれでスッキリするっていうのはすごくあると思うのね。だからもうやっぱりそういう意味でも「別にこれはこれでいいじゃん」って。あれは別に本当にケンカしているわけでもないし(笑)。
(渡辺志保)まあ、そうですよね(笑)。
(ZEEBRA)あれはあれで、ルールの中でやっているわけだから。
(☆Taku Takahashi)競技的なところもありますからね。
(ZEEBRA)だから我々も民放とはちょっと違うルールだけども、まあ我々のルールを作って。そこをちゃんとしっかりやっていけばいいのかなって思うというか。
(渡辺志保)本当、そうですね。なんか過激なことをやる必要はなくって、いかにエンターテメントとして面白いものを、情報でも作品でも届けていくことができればな……っていうのは私もパーソナリティーの立場ですけど、思いますよね。
(☆Taku Takahashi)なんかフタをしちゃうのはちょっと嫌ですよね。「それがあるんだよ」っていうことぐらいは話させてよっていうね。
(ZEEBRA)うんうん。そうだね。まあ適当に議論をするべきだと思うし、その議論の場として何かができるっていうところというのは必要かな。俺はHot97とかを見ていて、「誰と誰がモメてるよ!」とかさ。それでどうなったとか。その当事者の片側を呼び出して……とかさ。あるじゃない? あんなのはもうバンバンやったらいいのかなとは思っていて。
もちろん、あくまでもそれもヒップホップというエンターテイメントの中でのレベルだとは思うけども。それによって誰か殺されるとかは最悪なんでやめてほしいですけども。そうではなくて、本当にヒップホップのビーフレベルなんだったら、そんなのも俺はありなのかなとも思ってるし。なんかそういうことでね、他のところがやれないことを臨機応変にやっていけたらなっていう風に思いますけどね。
(渡辺志保)おっしゃる通りだと思います。で、この話は本当にこのままずっと続けることができそうなので、なんと以前からお知らせしている通りですけれども今日、この後にまた時間が進んで夜10時から、今度はblock.fmに場所を移して、引き続き☆Taku TakahashiさんとZEEBRAさんのクロストークが聞けるというね。こちらももちろん生放送でお届けしますので、皆さん夜10時からは今度はblock.fmの方にですね。あの、デバイスが2つ以上ある方はWREPも引き続き聞いていただきながら(笑)。
(ZEEBRA)フフフ、右と左でね(笑)。
(渡辺志保)片チャンずつ楽しんでいただけるのがいいかなと思いますね(笑)。
(ZEEBRA)そこで俺たち、後ろのBGMを完全にBPM合わせてやったりして(笑)。
(渡辺志保)フフフ、そこもクロスする(笑)。
(☆Taku Takahashi)それ、いつかやりましょう(笑)。
(ZEEBRA)いつかやろうね(笑)。電波の状況によってはどうしてもズレるみたいな。「北海道はダメです! ズレます!」なんて(笑)。
(渡辺志保)ぜひそういった企画も引き続き発信していければと思いますけども(笑)。
<書き起こしおわり>
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