渡辺志保 2018年スーパーボウルパフォーマンスと「#FreeMeekMill」を語る

渡辺志保 2018年スーパーボウルパフォーマンスと「#FreeMeekMill」を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中で2018年の第52回スーパーボウルについてトーク。ジャスティン・ティンバーレイクのパフォーマンスやイーグルスの「#FreeMeekMill」のアピール、そしてカイリー・ジェンナーの出産について話していました。

(渡辺志保)この後ろでかかっているシンコペーティックなグルーヴ感あるトラックで「あっ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本日。日本時間の朝ですけど、第52回スーパーボウルが行われたと。でもって、ジャスティン・ティンバーレイクが素晴らしいパフォーマンスをしたというのはすでに報じられている通りなんですけども。私もジャスティンの生のライブっていうのを結構デカい規模で……ラスベガスのツアーを見に行ったこともありまして。彼の、しかもその時に見ていてずっと涙が止まらないぐらいすごい感動をしたんですけども。ただ、今回のジャスティンのパフォーマンスは結構賛否両論みたいなところもあって。

アメリカのハフィントンポストなんかはこき下ろすみたいな。「Daddy Pop(お父さんみたいなポップス)を歌う歌手になり下がってしまった」みたいなことが書かれていたり。あと、「衣装がダサかったんじゃないか?」みたいなことが書かれていたり。そして、ちょっと一部で物議を醸しているところが、プリンスの追悼のシーン。で、試合が行われたのがミネアポリスというところ。もともとプリンスはミネアポリスサウンドを作り上げた偉人ですから。もともとホログラムをバーッと映し出して、一緒に擬似デュエットするという話があったんですけど、プリンスと親交の深いというか、彼とずっと一緒に音楽を作っていたシーラ・Eなんかが「ホログラムだけは絶対にやめてくれ。プリンスが生前から、『あれだけはダサい』って言っていたから絶対にやめてくれ」っていうようなこともあって。

で、土曜日の夜に直接ジャスティンに電話したみたいなことも報じられてますけども。それで結局、プロジェクターにプリンスが歌っている姿を投影して。それでトリビュートを行ったというところなんですけども。それもまあ、私がフォローしているアメリカの黒人のライターの方なんかは、「お前がそこでプリンスを追悼するな!」みたいなことを言っていたりとか。「私たち、ブラックアメリカンのプリンスなのに、なんでそこでジャスティンが追悼するの?」みたいなことを言っていたりとかで。まあなんか、そこでネガティブな意見が多く目立ってしまうというのはなんか寂しいなっていう気持ちもありますけども。まあでも、ジャスティンの衣装はダサかったなっていうのもありますよね。

?? Two minute warning. ?? @jumpman23 #SBLII

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(DJ YANATAKE)フフフ(笑)。それ、すごい難しい意見だよね。じゃあ、グラミーの時とかは「黒人が取れない!」って。今度、逆のことを言うのか?っていう感じもしちゃうから、一概にいえないですけどね。でも、なんかやっぱり毎年結構サプライズゲストみたいなのがいたりしたからさ。そういうのも期待していて。でも前の日に、「イン・シンクとジャネット・ジャクソンは出ません」みたいなのがあったりしたから。「じゃあ、誰が出るんだろうな?」みたいなので……ちょっとニューアルバムが出たばかりだったから。ファレルとかさ、そういうのも若干期待はしていたんだけども。意外とそういうのもなかったというのも、盛り上がりきらなかった理由なのかなとも思いましたね。

Justin Timberlake『Pepsi Super Bowl LII Halftime Show』

(渡辺志保)で、まあちなみにゲーム自体はフィラデルフィア・イーグルスとニューイングランド・ペイトリオッツ。イーグルスとペイトリオッツなんですけども、フィラデルフィア・イーグルスが勝った。しかも、それこそヒップホップ的にクッソ胸熱だったのは、フィラデルフィアと言えばいますごい重い刑を課せられそうになって、まだまだ収監されているミーク・ミルがおりますけども。その「#FreeMeekMill」運動。ミーク・ミルはフィラデルフィア出身だから。で、選手のみなさんたちが入場する時の曲にミーク・ミルの代表曲を使ったりとか。

で、後ろに「Free Meek Mill」って書いてあるユニフォームを着ていたりとか。

「うおおおーっ!」って。グラミーとかアカデミー賞もそうだけど、アメリカでいちばん視聴率が高いのがこのスーパーボウルだったりするじゃないですか。

(DJ YANATAKE)毎年50%以上行くっていうからね。アメリカが3.2億人とか人口がいて、50%以上……でもひとつのテレビで何人も見ていたりするじゃん?

(渡辺志保)かつ、日本でもね、今日もライブ・ビューイングとかされているところもありましたし。

(DJ YANATAKE)フーターズでやってましたね。

(渡辺志保)フーターズでやってましたねー。見ました、見ました。Twitterで。

(DJ YANATAKE)だからアメリカだけでも2億人とか見てるんじゃないの? みたいなものですからね。

(渡辺志保)そこに「#FreeMeekMill」がスポットライトが当たるという。マジで泣いちゃう! みたいな感じでした。そんな感じで今日、スーパーボウルが行われて、スーパーボウルが開幕するちょっと前にはあのカイリー・ジェンナーが女児を出産したと自分で報告をして。で、それで、意地悪な意見ですけど。たとえば「2016年のスーパーボウルのハーフタイムショーはコールドプレイ、ブルーノ・マーズ、ビヨンセ。去年はレディ・ガガ。そして今年はカイリー・ジェンナーだった!」みたいな意見を言っている人もいまして。だから、ジャスティンとかスーパーボウルにももちろんスポットライトは当たったけど、無事に女の子を出産しましたカイリーとプラス、カイリーはずっと自分で妊娠をひた隠しにしていた。なんで隠していたか?っていうメッセージをInstagramに綴り……。

カイリー・ジェンナーの出産

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かつ、これまでの出産に至るまでの9ヶ月間、10ヶ月間を10分間にまとめた、お友達が作ったビデオをYouTubeに上げので。そこには、妊婦健診に付き合うボーイフレンド、トラビス・スコットとか。あと、ベイビーのファーストシューズ。ナイキのスニーカーをプレゼントするトラビス・スコットとか。分娩の直前に病室でちょっと不安そうにしているトラビス・スコットとか。普段我々が知り得ないトラビスの側面の姿とかね。あと、娘・ノースと遊ぶカニエの様子とかも映っていましたけども。

(渡辺志保)そういった意味でも、ヒップホップ的には、先週もグラミー賞はありましたけども。今週の月曜日の朝も非常に忙しい気分で1週間の幕が開けたという。

(DJ YANATAKE)ミネアポリスといえば、2月2日。我々も連載がスタートしました。ローリングストーン・マガジンプレゼンツのね、『Live Minneapolis』っていうのがあって。それとか、ミーゴス、21サヴェージ、T・ペイン、DJキャシディーみたいな。だからミネアポリス、この時期に行ったらすごかったんだろうね。

Tune in to @TIDAL to watch our performance at @RollingStone TIDAL.com/RollingStoneLive #TIDALXRollingStone

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(渡辺志保)ねえ。もうみんな大集合をしていたんでしょう。

(DJ YANATAKE)あと、1個行っておきたいのはローリングストーン・マガジンプレゼンツでも、ヘッドライナーがもうミーゴス、21サヴェージですよ。ミーゴス、表紙になっていましたしね。

3 K I N G S @rollingstone C U L T U R E I I 01.26.18

Migosさん(@migos)がシェアした投稿 –

(渡辺志保)ああ、素晴らしいカバーでございました。まあ、そんな感じで今週も1週間、バタバタとお送りしていきたいと思いますが。

<書き起こしおわり>

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